モンスター相手に拳銃とナイフ……まぁキツイっすね/最弱モンスターになった俺は可愛がられるしかあるまい   作:梅雨空 蒼穹

1 / 1
プロローグ

どうも皆さん、暇すぎて皆さんと言う虚空に話しかけています。

黒崎(くろざき)カオルです 。

皆さんはモンスターと言われたらどんなのを思い浮かべますか?

モンハ〇の様なモンスター達?それともドラ〇エの様なモンスター達?

何故そんなことを聞くのかって?

何故なら私の世界にはモンスターと呼ばれているバケモン共が居るからです。

こんな虚空に話しかけている時間でも、モンスター達は構わずに忍び寄ってきます。

 

ガサガサ

 

あっほら、すぐそこの草むらから音がしましたよ。

音を立てた草むらから出てきたのは、肉体が楕円を描いている、水色の半透明の物体。

スライムですね。

スライムって言ったら、ザコ敵みたいな感じじゃないですか。

でもここじゃ違います。

物理攻撃は効かず、あらゆる物体を溶かす程の酸性を持った粘液を出す、そこそこ強いモンスターです。

物理攻撃だけだったら勝てませんね。

でも弱点もあります。

それは、火をつけるとよく燃えることです。

だから基本は、その唯一の弱点を突いて倒します。

私は、刃が燃えたナイフを”生成して”スライムへと投げます。

とゆうことで、早速倒しちゃいましょう。

 

カオルが地面へと寝転がりながら、右腕を少し上げる。

右の手のひらが少しブレると、刃が燃えたナイフが出現した。

手首のスナップを効かせ、綺麗な線を描きながらナイフがスライムへと飛んで行く。

スライムへと刃が突き刺さると、ボッという音と共にスライムの体が一瞬で燃え上がる。

スライムは焼ける時、香ばしい匂いが広がる。

その匂いを嗅ぐ度に、美味しいものにありつきたいと思考が引っ張られる。

 

(焼肉食べたいなぁ……)

 

今のカオルの様に、香ばしい匂いと同等のものを欲する様になる。

カオルは、すっと立ち上がり、家へと向かっていく。

 

「今日は唐揚げにしよ」

 


 

誰も聞いちゃいないだろうし、聞いてもいないだろうが、とりあえず名乗っておく。

俺の名前は葛場 銀(かつらば ぎん)

もう少しでアラサーを迎えようとしているおっさんだ。

いつも通り、ブラックな仕事から退勤時間を何時間も過ぎさせて終わらせ、さっさと家に帰った。

それで風呂に浸かっていた時、あまりにも眠くて少し目を瞑ったんだ。

そしてそのまま眠ってしまい、目を覚ましたらどういうことか、森の中に居た。

何を言っているのか分からないって?俺にもわからん。

それにやけに視点も低く、何故か立てなかった。

そのまま四つん這いで移動していたんだが、途中で鏡が落ちていた。

劣化した上に汚れてはいたが、何とか自分が見えた。

体は小動物の様に小さくなり、ふわふわな毛を全身に纏った茶色と白の毛玉。

そして右目が青色の、モルモットが映っていた。

それを見た俺は気付いた。

()ルモットじゃん……と。

俺の居た世界には、プレジションファンタジーと言う、個人制作のオープンワールドRPGがあった。

そのゲームの完成度は、個人制作の枠を超え、大企業のゲームおも超える。

そのゲームの代表的ザコキャラというのは、今俺がなっている()ルモットである。

元々のモルモットと同じで、全く戦闘能力を持たず、警戒心も薄いため、狩られる対象と言うよりは、可愛がられる存在であること。

この世界にはモンスターを狩る狩人が居る。

その狩人にも種類があり、服従者と言う、いわゆるテイマー的存在が居る。

その服従者の初心者の練習相手として、よく()ルモットが相手になる事がある。

そのくらい、()ルモットは弱いのだ。

そうとなったら俺はどうするべきか……答えは簡単。

この愛くるしい見た目を使って女の子に飼ってもらう事だ。

それによって生きる為に働かなくていいし、可愛い女の子撫でてもらえるチャンスがある。

ならばと早速俺は行動に移った。

……一先ずはこの森を抜けることだがな。

 

「ぷいぷ〜!」

(待ってろ幸せ生活!!)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。