酒寄研究所の禁止リスト   作:白鷹泉

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超かぐや姫!に脳を灼かれ続けているので初投稿です。

今更だけど、処女作が禁止リストパロディでいいのか私……?


第1項〜第10項

 

 

 

 

 

1.研究所敷地内において、酒寄所長は如何なる人物に対しても、粉と水のパンケーキを与えてはいけません。あまりの不味さに月見ヤチヨが気絶した事による「ツクヨミサーバーシャットダウン事件」は、二度と繰り返されるべきではありません。

 

─前回は油断してただけ、始めから美味しくないと分かっているなら大丈夫、の筈……/月見ヤチヨ

 

─……(咀嚼中)/月見ヤチヨ

 

─……クソマジィ……/月見ヤチヨ

 

 

 

 

 

2.月見ヤチヨが「彩葉の為」と称して、ツクヨミ内でマタタビを栽培する事は認められません。

 

 ⅰ.そもそも酒寄所長は狐、つまりイヌ科である為マタタビは効きません。その『ヤッチョ式彩葉特効電子マタタビ』なるデータは即刻削除しなさい。

 

─いや、猫でも狐でもなく人間なんだけど……/酒寄所長

 

 

 

 

 

3.KG型アバターボディ稼働実験にあたり、◯×ゲームのような引き分けが最適解のゲームを行う事は禁止されました。負けず嫌いのかぐやが結果を認めるまでに、実に一週間もの時間を要しました。

 

─いや〜、ごめんね〜? どうにもあの体だと思考が『あの頃』に寄っちゃうのか、抑えが効かなくってさ〜/実験終了直後の月見ヤチヨ

 

 

 

 

 

4.当研究所で定められた終業時刻以降に、酒寄所長が研究所敷地内に留まる事は許されません。

 

 ⅰ.但し、外部からの訪問がある場合は、 客人がお帰りになる迄はこれを例外とします。一切の例外はありません。残業の正当化の為だけに呼び出されたご友人達が、怒りを露わにした結果何が起きたかを我々は忘れません。

 

─いやなんでよ。私仮にも所長なんですけど? /酒寄所長

 

─他の職員は定時に帰らせておいて、平気な顔して翌日の深夜まで寝ずに篭ってたのは何処の誰でしたっけ? /研究員A

 

─……うっ、そ、それは……いやいや、それにしたって所内での寝泊まり禁止とかでいいじゃん。なんで残業そのものを禁止するのよ……。/酒寄所長

 

─それは……ほら。/研究員A

 

─ ∩_∩ /月見ヤチヨ

 

─我々はここの職員である前に神々なので。ヤチヨさんには逆らえませんし逆らいません。/研究員A

 

─いや逆ー!? /酒寄所長

 

 

 

 

 

5.KG型アバターボディを稼働中の「かぐや」に対し「ヤチヨ」と呼称してはいけません。また同様に、YC型アバターボディを稼働中の「ヤチヨ」に対して「かぐや」と呼称してもいけません。

 

 ⅰ.YC型アバターボディとKG型アバターボディの使用者は本質的には同一ですが、二人を区別する事は無意味ではありません。アバターボディ製作に関わった者として、酒寄所長と志を同じくする者として、何より彼女のファンとして、我々は彼女『達』の在り方を尊重すべきです。

 ⅱ.但し、月見ヤチヨが「私、もうおばあちゃんだから」などと宣いはじめた場合はその限りではありません。

 

─だってさ、(ヤチヨ)? /かぐや

 

─みたいだね、(かぐや)。/月見ヤチヨ

 

─みんな、ありがとう! /二人(かぐや・ヤチヨ)

 

 

 

 

 

6.全ての研究員に対して8000年の追体験をさせようとするのはとても恐ろしいアイデアです。

 

─冷静に考えてくださいね? 所長ですら一瞬自我が上書きされかけた程の膨大なデータを、私達如きの脳で受け止め切れる訳無いじゃないですか。/研究員B

 

─いや、あれはそもそも、ヤチヨが起きるまでに猶予があるか分からなかったから一度に叩き込んでもらっただけで……私も二度は耐えられる自信ないし。皆には安全を考慮して、100年毎に区切ったものを全80回に分けて見せる予定だったんだけど。/酒寄所長

 

─……それ、常人だと年齢との差で押し負ける事に変わりないのでは……考慮とは……? /研究員B

 

 

 

 

 

7.酒寄所長の正気を疑うなど、実にナンセンスな事です。

 

 ⅰ.疑うまでもなく、あの人に正気などありません。「恋人が推しで電子の歌姫だから、現実に肉体を手ずから作ろう」という発想に大真面目に至るのは、狂気以外の何物でもありません。

 

─酷くない!? /酒寄所長

 

─残当ですが!? /研究員一同

 

 

 

 

 

8.酒寄所長が自身を『普通』や『凡人』などと形容する事はもはや認められません。自身を過小評価しているとみなされる言動はすべて禁止されました。

 

 ⅰ.『器用貧乏』もです。むしろ何故罷り通ると思ったのですか。

 ⅱ.『中途半端』もです。自認を少しは改めた事は評価しますが、未だ過小である事実は変わらないのに、会心の笑みを浮かべられても困ります。

 ⅲ.第8項は改定されました。謙遜は確かに美徳ですが、貴女はいい加減に自身が類い稀どころか、実在を怪しまれる程の非凡である事を自覚すべきです。

 

─というわけで、こちらをどうぞ。酒寄所長。/リスト編纂担当者

 

─なにこの紙束。/酒寄所長

 

─『酒寄彩葉/いろPのこれまでの偉業リスト』です。毎朝鏡の前で復唱してください。御自身の成果を一度に列挙すれば、否が応でも自己肯定感は上がっていくでしょう。/リスト編纂担当者

 

─嘘でしょ、自己暗示掛けなきゃいけないくらい重症だと思われてるの、私……? /酒寄所長

 

 

 

 

 

9.「もと光る竹」は新人にみだりに見せていい代物ではありません。

 

 ⅰ.上記オブジェクトは、酒寄研究所及びツクヨミ運営における最重要機密事項に該当します。よって新たに入所した人員は、1年間に亘る素行調査を受けた上で、酒寄彩葉・月見ヤチヨ両名の承認を経て、秘密保持契約を結ばなければ、関連情報へのアクセスは許可されません。

 

─水槽の中に、筍……? これは、いったい……。/新人研究員D

 

─ありゃりゃ、きちゃったんだ。/月見ヤチヨ

 

─……貴女は……何故、ここに。いや、そもそも()()はなんなんですか!? こんな何の変哲もない筍に、これでもかとコードを接続して……ここはVRと義体開発の最前線じゃなかったのか!? 貴女達は、ここで何の研究を──ッ!? /新人研究員D

 

─あーあ、残念だにゃぁ。君、能力だけはそこそこ素養あったから期待してたのに。ここに入り込むまでにも色々と嗅ぎ回ってたみたいだし、やっぱり好奇心が悪い方にいくタイプの子だったかぁ〜……。/月見ヤチヨ

 

─……なんで、体が、動かなっ……/新人研究員D

 

─残念だけど、探偵ごっこはこれでおしまい。『好奇心は猫をも殺す』って、聞いたことなかった? この世にはね、知らなくてもいい、知らない方がいいことだってあるんだよ。勉強になったね。……まぁ、すぐに忘れちゃうから意味無いんだけど。/月見ヤチヨ

 

─俺をどうするつもりだ! その手に持ってるのはな、ん……、……ウミ、ウシ……? /新人研究員D

 

FUSHI、お願いね。/月見ヤチヨ

 

 

 

─……あれ。俺、なにしてたんだっけ。/大学院生D

 

 

 

 

 

10.人体、或いはアバターボディに、十全に機能する異性の生殖器を取り付ける事は技術的に可能ですが、許可されません。

 

 ⅰ.かぐやが渾身のおねだりをしていてもです。

 ⅱ.おねだりしてきたのが月見ヤチヨであっても同様です。むしろかぐやが駄目だったのに何故通ると思った。

 ⅲ.綾紬芦花であってもです。むしろ貴女からその発言が出た事に驚きを隠せません。ついに吹っ切れましたか。

 ⅳ.駒沢乃依が恥を偲んで依頼してきたのであれば、それは一考の余地があります。誰が何と言おうとも、科学的・法的・倫理的に問題ない事が完全に証明されるまでは許可される事はありません。安請け合いして稟議書を無理矢理通そうとしていたあさのい推しの研究員は反省しなさい。事の顛末を知ってしょんぼりしているのいきゅんに、どう落とし前をつけるつもりですか。

 

─お兄ちゃん的にはどうなん? やっぱり産んでほしい? /酒寄所長

 

─……まぁ、技術的に可能なんて言われたら……なぁ? /酒寄朝日

 

 

 

 

 




一応パロディ元と同じ項目数に達するまでは続ける予定です。
ただ今話書いてて、自分はだいぶペースにムラがあるという気付きを得たため次回投稿日は未定としておきます。(一週間後までには書きあげられたらいいなぁ……)
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