「失礼します〜茶をお持ちに……あら?」
その直後に開き、現れたのはカエデだった。彼女の手にはお盆とコネルコ達5人分のお茶が乗せられていた。彼女が扉開けて飛び込んできた光景は、黒髪の少女に抱きついて眠りについている少年とそれを見守っている残りの3人と言ったものだった。それを見て一瞬笑顔から何か珍しい物を見た表情に変わったが、直ぐに笑顔に戻した。
「もそやけどもてお邪魔でした?」
「いえいえお構いなく。少ししたらこの子を起こしますので。そういえばカエデさんってもしかしてシュガードールですか?」
コネルコがそう聞くと少しだけ驚いた顔をした。
「あら、そうなんどす。うちはユメミドリっちゅう種類でして、何処で気づきました?」
「イシジマさんが私達……あぁ、私とラヴァベルちゃんもシュガードールなんです。それと同じような人が住んでいると小耳に挟んでいたので。それと、眼ですね」
「眼……ですか?」
首を傾げるカエデ。コネルコは笑顔を崩さないまま話しを続ける。
「そう、大きくて綺麗な眼をしていたので、もしかしたら。と、思って……あぁ成る程ね。イシジマさんもそれで見分けたのね」
「あら、あの人に見破られとったんどすなぁ」
「えぇ、普通に受け入れられているので忘れていましたが、私達の眼は人間とは違って水晶みたいな物ですからね」
眼を瞑り少しだけ困ったような微笑みを浮かべたコネルコ。それがどこか本当の人間との乖離性に気付いたかのような表情に見える。
「確かに、そうどすなぁ……所でお二方はどの種類の人形なんどすか?」
「私がスノーフレークでラヴァベルちゃんが」
「レインドロップです」
「あら、意外どすなぁ。その種類の子ぉに活発なイメージがあまり無かったもので」
本当に意外そうな顔をするカエデ。それも無理もない。スノーフレークもレインドロップも最初は人見知りが激しい事が多い。
だが、育ち方次第で彼女達のように外交的な要素を持ち合わせる事も十分あり得る話でもある。最もコネルコのような、具体的な夢を持った
「最初は私たちも、人見知りをしていたけれど。色々と経験しているうちに、すっかり慣れちゃったみたい」
笑顔で答えるコネルコにカエデは心の底から満足しているような、そんな様子が見てとれた。
「ええ人に買われたんどすなぁ」
「えぇ、本当にね……」
コネルコは今の生活を振り返ると彼の後押しがあったからこそ、今の暮らしがある事を噛みしめる。今度の休みの日に何かプレゼントでもしようかと考えていると、いつの間にか膝枕の体勢をされていたヨシキから呻き声のような物が聞こえてきた。
「ぅ……あれ?ここは?」
「おはよう、ヨシキくん。ここはイシジマさんのお宅よ」
「え?……そっか泣いた後に……。ん?柔らか……うわぁ⁉︎」
ラヴァベルに膝枕されているという状況を理解した彼は勢いよく起き上がる。そのまま起き上がるとなればラヴァベルの顔面と激突してしまうのも当然の帰結であろう。
「べへッ⁉︎いったぁ……!」
「ゴゥ⁉︎っったぁ……」
顔面をさする2人、ラヴァベルはまだ子供だと思っているが、ヨシキも男の子である。女の人に膝枕されていたら少なくとも恥ずかしく感じるお年頃である。
そんな彼の様子を知ってか知らずか、コネルコはとりあえず話しを進める事にした。
「じゃあ、ヨシキくんが起きた事だし人形を埋めた人物を推理しようかな」
「推理……ですか?」
首を傾げて聞き返すラヴァベル。他の人達も何をしようとしてるのか分からないような様子を見せた。
「そう、とは言っても学校の誰かなんだけど、誰かにヨシキくんの流した噂話を誰かにしたかしら?」
子供達に話しを振る。情報が無ければ絞り込みも何も無いのだ。そこで噂話を話した側に注目する事にした。何故なら埋めた犯人であるならば、わざわざ広めようとはしないだろうという考えだったからだ。
「俺はカジタともう1人、イイノって奴に話した」
「ナギハラには話したな」
「ん?イイノって名前どっかで聞いたような?」
カエデが名前を聞いて反応する。ただ割と曖昧で確たるものでは無いようだが、それでも手掛かりには変わりないとコネルコは思った。ならばそこを起点にして何か証拠を掴めないかと考えると、ふと無理筋ではあるが思い浮かぶものがあった。
「あの、カエデさん。いつに誰が買ったかが分かるものってありますか?」
「んーそういうの見せちゃダメと言われてますから」
当然の反応が返ってきた。いわゆる顧客名簿のような物を見せてもらおうかと思ったが、当然プライバシーや信用問題になる為見せてはくれなさそうだ。
「ごめんなさいね変な事を聞いてしまって。そういえば、イイノくんに話した時に何か変わった事とか無かったかしら?」
無理な物は仕方がないのでとりあえず、何か違和感が無かったかを話しをしたヨシキに聞く事にした。
「んー怖がってはいたのは覚えている。あとは……あぁそうそうそうそうそう、なんかもし見つかったら祟られるんじゃないか、なんて言ってた」
コネルコはその一言で確信した。埋めた犯人はイイノであると。見つかったら祟られるなんて、まるで見つけてほしくない様な言い方をしている事からそうだと確信した。それに矛盾した発言でもあった。
「もし見つかったら……妙ね」
「妙って?」
「普通何も知らなければ
少年たちはたちは少し考えるとまだ腑には落ちないが頷いた。ある種、感覚の話になって普段意識しない事だからか曖昧になっているのだとコネルコは判断した。
「もし
コネルコは自身でも感覚で話しているので100%そうとは言いきれていない。だが確かなのはその言動に大きな違和感を抱いている事だ。その違和感こそがイイノが犯人であるという確証になっていた。
だが証拠が無い。知らぬ存ぜぬを貫かれたら引かざるを得ない程に弱い証拠しか手元に無いのだ。それに動機もまだ分からない。そんな状態で本人に話しても逃げられるだけであるのは容易に想像出来た。
だからかふと頭の中で考えている事が口に出てしまった。
「イイノくんが埋めたのをどうやって認めさせればいいのかしら?そして何故もらった物を埋めたりなんて……」
「館長さん……もしかしたらだけど理由は分かるかもしれない」
「本当?」
ヨウタの一言で顔をそちらに向けるコネルコ。思わぬヒントについ勢いがついてしまい少し驚かせてしまった。
「イイノはシュガードールの事をジーッと見てる事が結構あるんだよ。なんか羨ましそうな感じで見てた」
「あぁ思い出しました!そういえば人形を貰っても少し浮かばない顔をしていた子供がいたのが……そうそう半年前に…あれ、もしかして……?ちょっと失礼しますね」
カエデは慌ただしく部屋を出た。その様子から彼女の中で何かが繋がったようで、それを確かめに行ったのだろう。コネルコはこれで証拠も動機も大体の察しがついた。一つだけ、今回の事に関わる些細な疑問は残るが、それは本人に聞けばいいだろう。
そうと決まれば、早めに決着をつけなければならないとコネルコは考えた。恐らくはヨシキの噂によって大きく焦っているだろうそれは、土の上に放置していた人形を地面に埋めるという行動を起こした。もしこのまま噂が1人歩きしだしたら、もっと別の行動に移しかねないと考えたからだ。
「みんな、今からいう事をよーく聞いて欲しいの」
コネルコの言う事を彼らは真剣に耳を傾けた。
翌日午後、誰かが土を大きなスコップで掘っている。非常に焦った表情を浮かべながら、何かを必死に探して掘るが見つからないようで焦りが増していくのが目に見えて分かる。
「探しているのはこれか?」
その声によって動きをビタッと止めてゆっくり振り返る。すると目を見開いて瞳孔が一気に狭まる。その先には
「なぁ。イイノ」
市松人形を持ったヨシキとその友達であろう2人の少年、それとイイノにとっては一切見知らぬ女性と少女が立っていた。
「なっ、よ、ヨシキくん……知らない、そんな人形」
「とぼけるんじゃねっ⁉︎」
明らかに動揺しきった様子で否定するのを、ヨシキは大きな声で強く否定しようとしたがコネルコに肩を優しく乗せられた事で驚き、少しだけ冷静さを取り戻した。コネルコは頷くと彼の前に出る。ラヴァベルもそれに合わせて彼女の横に立った。そしてコネルコがそのまま話しを引き継いだ。その表情にはいつもの微笑みを浮かべていたが、いつもとは雰囲気が違うとヨシキ達は思った。
「この人形を知らない、と言いましたね?」
「う、うん」
「では、なんでその土を掘っているのかしら?」
「っ……!」
何も言えず苦虫を噛み潰したような顔をするイイノ。コネルコは表情を崩さないまま話しを続ける。
「では質問を変えましょうか、あなたは恐らくヨシキくんからこの場所に人形が埋まっていると聞いてここに訪れたのでしょう?」
「そ、それは……」
やはり言い淀むイイノ。実は昨日の時点である作戦が行われていたのだ。
-昨日-
コネルコはヨシキにある事をしてもらおうと目線を合わせた。
「ヨシキくん。今日イイノくんにある話しをして欲しいの」
「何の話?」
「人形塚に最近も人形が埋められているっていう話しをして欲しいの」
「いいけど、それだけでいいのか?」
「えぇ、もし付け加えるならこの服の色の市松人形が埋まっている話しまではしていいわ。ただし、イイノくん以外の人にはしないでね」
「うん、わかった。でもどうして?」
「捨てた人形の特徴を言い当てられたら、流石に確認しに行かないという選択肢は取れないわ。出来るとすれば、よっぽど慣れている人でないとね」
「ふぅん、まぁとりあえずやってみる」
-現在-
それにまんまと引っ掛かったイイノはこうして人形塚にやって来たという事だ。
「……興味があったから、来た……じゃダメですか?」
「それもありえるかもしれないわ。でも、今貴方の手には大きなスコップを持っているでしょう?どうして?」
目を瞑り首を横に振って彼の主張を否定するコネルコ。実際ただ来るだけならば要らないであろう物を持っている。これだけでも否定出来る材料になる。
「いや埋まっているって聞いたから」
「だからと言っていきなり掘り返そう、なんて普通は思うかしら?いえ、思ったとしてもそんな大きなスコップを最初から持ってくるかしら?」
コネルコの話す事に反論出来ずに黙り込むイイノ。自分達もにたような事を半分興味本位でやっていたが彼女達自身は手ぶらで来て、後から来た子供達に持って来させたので事情は少し異なる。
「それでも……それ、でも…その人形は、僕のじゃない……」
半泣きになって否定を続けるイイノ。説得力が皆無ではあるが。ここまで行ってもあくまでも自分の人形では無いと主張するその姿に、コネルコとラヴァベルは人形として無責任さを感じざるを得ない物であり、怒りの感情を抱かせるに十分な物だった。
コネルコは冷静に努めつつも、ここはどうしようかと思ったが、証拠を突きつける事にした。
「いえ、これは貴方の人形で間違いないわ。作った人の所で半年前に貴方のお父さんが買った事を覚えていたわ。この写真がその証拠よ」
コネルコは懐からある写真を取り出して見せる。そこにはイイノと彼の両親が一体の市松人形を囲んで撮られた物が写されていた。その市松人形は今ヨシキが持っている物と瓜二つ、いや全く一緒といって過言でない物だった。写真はイシジマの所で記念撮影した際の写しを借りていた。
イイノは無言で俯く。何も言葉が出なくなってしまっていた。ここでラヴァベルが声を上げた。
「この写真を撮った日、君は浮かない顔をしていたと聞いてね。最初は男の子だから人形よりも、もっと違う物が欲しかったのかなと思ったけど、違ったみたい。人形は欲しかった。でもただの人形ではなく
聞かれても何も答えないイイノ。ラヴァベルは構わず続ける。
「普通の人形で誤魔化された君は、内心哀しく、そして怒った。だけどすぐに捨てたり壊せば両親に今度こそ買ってもらえなくなる。そう思った君は捨てるに捨てられなかった。
そんな時に1ヶ月前にある事を知ったんだよね。人形作りの村の事を。それで……えぇと」
ラヴァベルの言葉が詰まる。どうして人形を埋めるに至ったのかを彼女は忘れてしまったようだ。コネルコは詰まるラヴァベルの代わりに話しの続きをする。
「人形を埋めたら復讐しに来る。調べていくうちにそういう伝承を知ったイイノくんはあえて人形を捨てる事で動いてくれる。そう思い人形をあの場所に捨てたの。だけどここで想定外の事が起きた」
視線をラヴァベルに移すとそれに気付いた彼女が頷いて推理の披露を引き継いだ。
「捨てた2週間後、人形塚の噂が学校で広まった。それをヨシキくんから聞いて君は焦り、人形の様子を見に行った。そしてまだそこに置かれている事に安心したが、このままでは見つかってしまうから、深く掘って埋め誰にも見つからないようにした。見つかって焚き上げられたり、もっと別の場所で捨てられないようにね。ただそれも無駄だったようだけれども」
ラヴァベルの視線の先にはヨシキが持っている人形があった。何も物言わぬ筈なのに、どこか影が落ちているような気がした。
2人の推理を聞いたイイノは全て諦めたかのように項垂れた。
「あんな噂が無ければ、アイツは動いたんだよ……あんな噂のせいで!全てが台無しn」
「いい加減にして!」
イイノの言葉を遮ってラヴァベルは怒りの声を上げた。自分のせいでは無いと言わんばかりの主張についにラヴァベルの怒りは頂点に達した。
「捨てられた人形の心を理解しようとせずに、何がシュガードールが欲しいって?ふざけないでよ!噂があっても無くても、君には買う資格なんて無い!」
たじろぐイイノ。他の少年達も普段は目にしないラヴァベルの怒り心頭な様子に目を白黒させてビビっている。コネルコもイイノの発言に怒りを感じてはいたが、眉間にシワを寄せる程度ではあった。その上でラヴァベルがキレているのを見てると逆に冷静になれた。ラヴァベルはそのまま畳み掛ける。
「なんで雑に捨てられた人形が復讐するか分かる?痛くて辛くて苦しくて、こんな目に合わせた人間を許せない。ただこれだけだよ、そして復讐を遂げた人形が行き着く先はどうなるか分かる?」
首を横に振るイイノ。コネルコは目を瞑り他の3人は首を傾げた。
「どこにも行けないの。そこまで行った後はどこにも、誰かに拾われなければ天国に登ることも出来ないし、地獄へも行けない。その人形はずっとずっと苦しむ事になるんだよ。君は何が気に入らないのか知らないけど、そうさせようとしてた。そんな人に
話しをしてるうちに俯いていき、涙声になるラヴァベル。彼女自身はそう言う経験こそ無いが、以前に主と死別した人形と知り合ったからこそ、無造作に捨てるイイノの事が許せなかった。
イイノはそれを聞いても涙を堪えるばかりで何も答えない。そんな彼にコネルコはある疑問をぶつける。
「イイノくん、何故君は普通の人形ではなくシュガードールが欲しかったの?」
「………………欲しかった」
首を傾げるコネルコ。彼の発言の意図がわからなかった。
「友達が、欲しかった」
どう言う事なのか分からないコネルコは顔をヨシキ達の方へ向ける。彼らの方が詳しい事情がわかるかもしれない。
「友達が欲しいって、まずは人間の友達を増やせよ」
「…………」
「お前はまずは人と話しをしてみろよ。まずはそっからだろ」
イイノから涙が溢れかえって溢れ出す。ヨシキの発言が何かの地雷を踏んでしまったようだ。
「……ダメなんだ」
「え?」
「話をしたってみんな聞いてくれない!それどころか皆は僕を避けている!お前もそうだろ!」
さっきまで意気消沈だったのが、いきなり怒りを露わにした。コネルコとラヴァベルは目を細めて驚く。
「どうせ、僕の事を知ってくれるのは人間じゃなくて人形なんだ。ちゃんと聞いてくれるのはもうシュガードールしか」
「無理だよ」
怒りに任せて捲し立てるイイノに一言、ラヴァベルが口を挟む。その声はただただ平凡で無機質に近い物になっていた。
「君はシュガードールだから話しを聞いてくれると思っているけど、全然そう言うことはないよ。感情がある限り、もしかしたら君の事を否定する事もある。だから君にはシュガードールを愛する事が出来ないよ。本当に欲しかったのは友達じゃなくて、何もかも自分を受け入れてくれる人形……それこそが君が望んだ物だったんだよ」
ラヴァベルのこの言葉でイイノは膝から崩れ落ちて大きく泣き出した。それを抱き留める者はこの場には居ない。ただただ1人の少年の泣き声が響くのみだった。
数日後、ラヴァベルとヨシキ、ツエジ、ヨウタのいつも遊ぶメンバーに加えて、コネルコを交えてキャッチボールを遊んでいた。
ゆったりとした弾道で投げ合って回していくと、いつぞやのように会話も回していくようになっていた。そんな中でラヴァベルから、ある質問がボールと共に投げられた。
「そういえばヨシキくん、あの人形はどうしたの?」
ラヴァベルからのボールをヨシキはミットで受け止める。
「綺麗にして、お焚き上げをしてきたよ。んで今は噂は嘘だったって触れ回ってる。なぁツエジ」
ヨシキからツエジに向けてボールが投げられると、ツエジは難なくキャッチした。
「嘘っていうか、館長さんの言っていた伝承のが正しいって言っただけだけどな。それで言ったらイイノの奴、あの一件が堪えたのか、あまり前よりも喋れなくなったらしい。所で本当にお焚き上げる為の神社があったのか?」
ツエジからコネルコに向けられたボールを、彼女はなんとかキャッチした。コネルコはあまりボール遊びをしないが故に不慣れだったりする。
「おっとっとと、本当にあったわよ。逆に神社以外は無かったぐらいだから」
何処に投げようか迷うコネルコ。それにヨシキが手を挙げる。
「こっちこっち!てか俺たちも連れてってくれよ」
「また今度いく時に……ね!」
ヨシキはコネルコから投げられた軌道の逸れたボールをなんとかキャッチする。
「うわぁっとと、そういえば最初に俺があの人形見た時、マジでめっちゃ目が光ってたんだけど、アレなんでなんだ?」
その疑問にコネルコが手を挙げると、ヨシキはボールを彼女の方へ投げた。思わぬパスに慌てたがなんとかキャッチ出来た。
「っとと。あれはイシジマさんの作った人形の目と雨と日差しが合わさった物だと思うわ。目の煌めきを雨がより輝かせて、そこに日差しが当たって光った……という感じね」
コネルコはそう言いながらも誰にパスを回せばいいのかわからなくなっていた。するとヨウタが手を挙げた。
「こっちに投げてくれ!」
「分かった……わ!っあぁっ⁉︎」
ヨウタにそう言われてコネルコから放たれたボールはあらぬ所に飛んでいってしまった。ヨウタは急いでボールの方へ向かう。
「ごめんね!」
「いいっての!」
こうして少女達の平穏な1日が過ぎていくのだった。
かくして、人形塚という謎の噂は直ぐに廃れた。子供の優しい嘘と、身勝手な振る舞いが起こした事件であった事と共に。
人形を埋めた犯人を突き止めた。けど本当に伝わったのかしら?
話し相手としてたまーに人形が欲しくなる今日この頃です。
実はヨシキ達は賑やかし担当にする予定だったのがなぜかこの回のサブメイン的な立ち位置になってました。