ドラゴンタイプジムリーダー。ただし自称。   作:ロクロー

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二話には庭ににわかが居る


紺と朱のその骨格は俺の心をくすぐり(以下省略)

ガラル地方上空

雷雨が轟く真夜中の夜を一匹のリザードンが目にも留まらぬ速さで翔ける。

まるで何かそちらにあると疑わぬように夜の闇を裂き飛んで行く。

その背にはギラギラとした笑みを浮かべる青年が乗っている。

 

思い立ったが吉日精神で飛び出してきたは良いが……少々都合が悪かった。時間もそうだが特に悪いのは天候だ。雷雨の中をその身一つでリザードンの背に乗り飛んでいる。

雨がざぁざぁと身体を打ち付け視界を潰し、すぐ隣を雷が奔る。リザードン的にも相当参るような天候の中、1人と1匹は躊躇もなく飛び続ける。

 

目線の先、夜の闇の中妖しく美しく光る朱色の光に向かって

 

「ウッハハハハハハハ!!見つけた見つけたァ!!やっぱ俺のドラゴンセンサーに狂いは無いなァ!!」

 

リザードンは慣れたようにはいはいという反応を返す。

この男名をリュウ、ドラゴンタイプが好きすぎるあまりに超能力とも言えるの第六感を身に着けてしまっている。ソレがドラゴンタイプか否かを判断し、ドラゴンタイプが居るであろう場所を嗅ぎつけることが出来る。日常生活で役に立ったことは無い。

以前パルデアへと向かった際にはまだ捕まえていなかったセグレイブを一日でそれも勘のみで見つけ出しゲットした過去を持つ。

 

「リザードン。今のうちにりゅうのまい限界までやっといてくれ。ニトロチャージで接敵。」

 

目標を定めたリザードンは急加速しながらムゲンダイナに迫り……空中で一回転しリュウを上空へと弾き飛ばす。そのまま炎を纏いながら突撃し、自身よりも遥かに巨体のムゲンダイナを弾き飛ばす。そしてその背に自由落下するリュウが着地する。

 

ムゲンダイナはいきなり吹き飛ばされた事、先の挑戦者らに負けず劣らずのダメージを与えてきたことに驚愕しながらも、そのリザードンを敵とみなし視界に据える。

そして……………敵意を放つ

 

その敵意は物理的干渉力があるか錯覚するほどの圧力を生み出しリュウらを襲う。

声が喉に引っ込み思うように指示が出せない。

それに対して1人と1匹は………不敵に笑って息を吸う。

 

「謎のドラゴンッ!!お前は……俺のモンだッ!!」

 

リザードンの咆哮!!それを合図に両者の攻撃がぶつかり合う。

ムゲンダイナはりゅうせいぐんを放ち迎撃の耐性。

リザードンはそれを潜り抜けドラゴンクローをお見舞いする。

がしかしいまいち効いていないようだ……あまりに硬い。

ムゲンダイナの放つりゅうせいぐんはドラゴンクローを受けようとも止まらない。振り続けるそれを回避し続けるのは普段のリザードンなら出来なくはないが……生憎悪天候、りゅうせいぐんの弾は雲に隠れ格段に避け辛くなっている。そんな事言ってたら一撃被弾し堪らず距離を取る。

 

一撃食らったリザードンは……敵を見据え不敵に笑っている

対するムゲンダイナもこちらの出方を伺っているようでじっと待っているようだ

いくつか手はあるが……やはり天候が厳しい。雨にさらされ炎技の出力が下がっているのに加えて

状況を打開するべく、リュウは手札を1つ切る。

 

「リザードンッ!!舞台が悪いよなァ舞台がッ!!出し惜しみなしで行くぞォ!!」

 

リュウが右腕を掲げると、橙色の宝玉が輝き光る。

それに呼応し咆哮1つ、呼応するようにリザードンの胸元の石が光る。

 

「リザードンッ!!メガシンカァ!!」

 

瞬間、大気が震えた

雷雨を引き起こしていた雲がはじけ飛び空一面に星空が広がる

頭部が変形し、一回り体格が大きくなる

 

ムゲンダイナは身構える。

自身の目の前で抑制されているはずのダイマックスのような変化が……いや、違う

アレはそういうのとは違う、より敵を狩るのに特化した生物的進化だと理解し構える。

 

「第二ラウンド開始ィ!!かえんほうしゃ!!」

 

リザードンのかえんほうしゃに対して、ムゲンダイナは力を一点に集中させ……ダイマックス砲を放つ。

放たれた二つの技はかち合い、衝撃波を放つ。

一瞬均衡したように見えたが……ダイマックスほうのが幾分か出力が高いようで、じりじりとかえんほうしゃを押し削る。

対してリザードン、特に焦る様子もなく。ちらりとリュウを見る。

リュウはそれに答えるように指をぴんと上に突き立てる。

 

それに答えるリザードンはかえんほうしゃを圧縮し、レーザーのようにして放つ。そのかえんほうしゃはダイマックスほうの中心を穿ち一瞬でムゲンダイナのコアにまで届き命中する。

 

ムゲンダイナは悲鳴のような声を上げながら仰け反る。それを見たリザードンはその隙を逃さず詰める。ニトロチャージにより炎を纏い加速、一撃お見舞いしようとして……ムゲンダイナが態勢を瞬時に戻す。

そのムゲンダイナの口元には……ダイマックスほうの構え。

 

「ッ!!早いなチャージが!!下に潜って回避!!」

 

咄嗟の判断で軌道を逸らしムゲンダイナの下を潜り抜ける。

潜り抜けた先に見えたのは、空から降り注ぐ隕石群

 

「りゅうせいぐん……やってくれる……が、問題なしッ!!ニトロチャージィ!!」

 

リザードンは更に炎を纏い加速する。舞うようにりゅうせいぐんを避け、ドラゴンクローで弾き凌ぐ。同時に放たれるダイマックスほうを避け接近を試みる。

ここでリザードンの判断が鈍る。追加でニトロチャージを発動したことにより炎を纏っているがそれにより背中のリュウも少なくないダメージを受けているのをリザードンは理解している。それにより決着を急いで接近してしまった。

そこを突けないムゲンダイナではない。

 

リザードンの左右からヘドロばくだんが迫る

 

「馬鹿野郎ッ!!上に回避!!」

 

リザードンが上へと急上昇すると……それを読んでいたかと言わんばかりにダイマックスほうが発射される。

リザードンは避け切れず被弾する。

それによりメガシンカが解除され……リュウを投げ出し自由落下を始める。

 

「きゅうしょに当たったァ!?リザードンッ!!!」

 

リュウは空をなんとか泳ぎリザードンに近づく。

そして首を掴むと懐からオボンの身を取り出し口に放り込む。

 

あと30秒も落ちたら地面に叩きつけられるというところでリザードンはカッと目を見開きリュウを背に乗せもう一度翼をはためかせる。

 

「お前が落ちるレベルって相当だな……久しぶりでワクワクするよなぁリザードン?」

 

リザードンは鼻息1つで戦闘狂が……と呆れたように返事をする。その口元はニヤけているが。

 

先ほどの位置へと戻ると、ムゲンダイナはちょうどじこさいせいを終えたところのようだ。

こちらに気づくとダイマックスほうを構える。

それに対してリュウはメガストーンの取り付けられたネックレスを服の内側から取り出す。

 

「フーっ…………………リザードンッ!!奥の手行くぞォ!!メガシンカッ!!」

 

瞬間、ダイマックスほうが放たれる

 

 

 

ムゲンダイナは見た。蒼い炎を纏ったソレがダイマックスほうを避け自身の目前に爪を突き立てる竜を

 

 

 

激しい金属音を立てムゲンダイナの頭部が下方に大きく突き飛ばされる。

咄嗟に態勢を立て直したムゲンダイナは、自身の頭上にあまりの高温に蒼くなった炎を纏った黒い竜を見る。

 

「リザードンッ!!ニトロチャージッ!!そのままドラゴンクローで斬り刻めッ!!」

 

リザードンは蒼い炎を纏う。それと同時に恐ろしい速度を出しムゲンダイナへと突撃する。

ムゲンダイナは反応が遅れ回避は……間に合わない。せめても相打ちを取ろうとヘドロばくだんを繰り出す。

 

結果は……リザードンの爪が一寸足りなかった。

リザードンの爪は深く傷を残したが、ヘドロばくだんにより完全に気絶する。

メガシンカが解け、地上へと堕ちる。

それを見たムゲンダイナは一安心しようとして……凍り付く。

背に乗っていたはずの人間が居ない。

 

気づいたときにはもう遅い。

 

「食らえッ!!昔拾った尖った石アタァァァァァック!!!!!!」

 

頭部目掛けて上空から落ちてきたリュウが尖った石を振りかぶった。

それが最後の一撃になったのか、ムゲンダイナも堕ちていく。

 

それを確認したリュウはムゲンダイナに捕まりながらモンスターボールを起動しリザードンを回収する。

その後、ムゲンダイナにモンスターボール……はちょっとアレだから、以前奮発して買ったゴージャスボールを当てる。

 

ドキドキの待機時間の後、しっかりとゲットしたことを確認する。

 

「ッシャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!ドっ……あッ……お前名前何!?ゲットだァァぁぁぁぁァああああああああ落ちるぅぅぅぅぅああああ!!!」

 

そのまま自由落下を始めるリュウは飛べる手持ちを取り出そうとして……間に合わず、目をぐっとつむり衝撃に備えて湖に落ちた。

 

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リュウは目を開ける。

 

「あれ、普通に大けがか死ぬかと思ったんだが……」

 

リュウの視界には青く渦巻く背景や浮遊する足場が映る。あまりにも常識からかけ離れた光景に困惑しながらでも、ここがガラルではない事は分かる。

 

「………もしかして死後の世界?」

 

そんなことを考えている間にゆったりと身体が流されていく。空間に流れる歪な重力の流れに逆らおうとしたが、身体に激痛が走る。ニトロチャージで身体をジリジリ焼かれ空中に放りだされで九死に一生スペシャルを繰り返しすぎたせいで身体が限界を迎えていたのである。

 

「これは俺を何処に連れていく気なんだよ(困惑)」

 

そのままゆーったりと、花畑広がる草原は映し出されている鏡面の前に辿り着く。

 

「………もう、ちょっと疲れてるし……眠いし……どうにでも……な……!?」

 

身体を投げ出そうとしたところで、リュウの視界にポケモンが映る。

ムカデのような形をしているが違う!!アレは!!

 

「ドラゴンだッ!!!!!!」カッッッッ

 

気づくと同時にすーっと鏡面へと吸い込まれていく。

 

「まっ!!待ってくれ!!オイお前ドラゴンだろ!?なァ!!オイ!!ドラゴンッ!!まだ見ぬドラゴンンンンンンァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

じたばた抵抗しムカデのようなドラゴンに手を伸ばすが……何もできず鏡面へと吸い込まれる。

と同時に、意識を暗闇に落とす。

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ニューグン地方 アサイの平原

和服の女性が日課の昼寝をしようと平原へと辿り着いた所

 

「あら?あらららら?」

 

どうやら先客が居た様だ。




リュウ
ドラゴンタイプジムリーダー(非正規)

リザードン
まだ形態を3つ残している

ムゲンダイナ
キョダイマックスしたかったけど先の戦いにて相当消耗していたからしゃーない
名前は図鑑を見てようやく知ってもらえる

ニューグン地方
架空の地方。設定甘いけど許して欲しい。
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