ドラゴンタイプジムリーダー。ただし自称。   作:ロクロー

6 / 10
続きから


Q:伝説って? A:あぁ!!

あれからお互い消耗し、

リュウの残り手持ち4 ゼインの残り手持ち2の状況となった。

ちなみにボーマンダはラプラスのフリーズドライで凍って敗けた。こいつの手持ちいっつも凍らされてんな

 

リュウの次の1手はフライゴンだったのだが……3タテという大善戦をしたのだが、目の前に立つポケモンにボコボコにされてしまった。それもそのはず相手は……

 

「頑張ったな、エンテイ!」

 

ジョウト地方に伝わる幻のポケモンやんけ!!!

速度負けし一撃与える事も出来ず聖なる炎でヨガファイアを受けたような状態になったフライゴンは泣く泣くリタイアである。

大人げないが俺の切り札パート1を出すとしよう。

 

「任せた、キングドラッ!!」

 

「キングドラ……?」

 

ゼインは眉を顰める。目の前に出て来たのはただのキングドラ。タイプ相性的には有利だが、地力が違いすぎる。速度で上を取っている以上こっちが先に一撃入れて有利な状況を作れるのは向こうも分かっている筈。それに今の天候は別に雨ではない。すいすい発動の為に天候を変える技をキングドラは覚えない。予想が出来ない。

それに対してリュウがニヤニヤしながら答える。

 

「グハハハハハハ!!ウチのポケモン、ポケモン同士で色々と技術交流しててさァ~」

 

「……?」

 

「このキングドラはなぁ~~最初のボーマンダの師匠なんだよ」

 

「ボーマンダの……?ッ!!?」

 

ゼインは最悪の事態を考え顔を真っ青に染める。

 

「まもれッ!!エンテイ!!」

 

「キングドラァ!!」

 

キングドラの口元に通常のハイドロポンプ用の水に加えて空気中の水分までもが集中・圧縮されていく。

 

エンテイは防御態勢を取りキングドラに視線を向ける。

エンテイは恐怖を感じていた。同じような存在であり、恐らく放たれるであろう技に酷似したレーザー状の技を放ってくるスイクンと対峙した時でさえこのような恐怖を感じたことが無い。アレは駄目だ、アレを食らえば気絶じゃすまないかもしれない、かもしれないじゃない。確実に気絶じゃ済まない。

 

水が完全に圧縮され、小さな、本当に小さな水の粒一滴だけがキングドラの眼前に浮かぶ。

極限まで圧縮された水の粒が太陽の光を反射しきらりと輝いた一瞬

 

「ハイドロポンプッ!!」

 

明らかにハイドロポンプから逸脱した水のレーザーが放たれた。

初速は音速を超え、気づいたときには眼前にハイドロポンプが迫っている。

ここでエンテイ、恐怖に耐え切れなくなる。本能がエンテイを逃避の道に進めた。

その瞬間、エンテイの身体をハイドロポンプが穿つ。

 

「……ッ!!ダメだエンテイッ!!」

 

当たり前のように……急所に当たった。

 

「……戻れ、エンテイ。……まさか……一撃でやられるとは…スナイパーですね?」

 

「グハハハハ!!正っ解ッ!!それに加えてカイリューのはかいこうせんとかまァ……色々な要素の組み合わさった一撃だよ。」

 

「………まさか、エンテイが……」

 

「ワッパァ!!戦意喪失か?」

 

「まさか。最後の……相棒が残っているッ!!」

 

少年は最後のボールを投げる。

その中から……ピカチュウが現れる。

 

ピカチュウが鳴き声を上げると、静寂が訪れる。

それに対してシェリィが困惑の声を上げる。

 

「え、えっと……最後にピカチュウ…ですか?」

 

「…別に舐めてるわけじゃない。俺にとって、このピカチュウが相棒で……切り札なんだッ」

 

ピカチュウが元気に返事をする。

それに対してリュウは……トラウマ刺激され戦意喪失しかけていた。

この男名をリュウ、ピカチュウが大の苦手すぎて見るだけで戦意喪失しかける。

以前とある雪山にドラゴンを探しに向かったところ謎のトレーナーと出会い、そのトレーナーのピカチュウに3タテされて目の前が真っ暗になったことがある。

その経験が今、フラッシュバックした!!

がしかし、すぐに冷静になる。そうだよ、あんなピカチュウが何匹も居るわけ無いやんけ。

 

「き、きききキングドラッ!!りゅうせいぐん!!」

 

「ピカチュウッ!!ボルテッカー!!」

 

降り注ぐりゅうせいぐん、それをピカチュウは難なく躱す。

 

「ジュカインと言いりゅうせいぐん避けれる奴多くないか…?ハイドロポンプッ!!」

 

回避行動を取り中空へと放り出されたピカチュウを確認し、口元に水滴を生成、ノータイムで発射。

りゅうせいぐんが降り注いでいる最中に放たれるハイドロポンプを避けられるはずも……

 

「ピカチュウッ!!アイアンテールッ!!」

 

アイアンテールが音速を超える速度で迫るハイドロポンプを弾いた

 

「はァァァァ!?」

 

「ピカチュウ………ッ!!10万ボルトォォォォ!!」

 

「えんまくッ!!足元!!」

 

キングドラがえんまくで目くらまし、10万ボルトから逃れる為後方へと下がる。

10万ボルトは外れ、キングドラが居た場所に照射され続けている。

 

「逃がすなっ!!10万ボルト、出力上げろッ!!」

 

「10万ボルトの出力上げるって何ッ!?」

 

10万ボルトがピカチュウを中心に広がっていく。キングドラはフィールドの端まで退避するものの………フィールドの全域に無作為に広がる10万ボルトが奔る。逃げられない。

そして広がる10万ボルトはキングドラを捉え一撃で気絶させる。

 

リュウは震えた。まただ。またピカチュウだと意識を手放しそうなる所をなんとか踏み留まる。

 

「ッスーーー……もう怒ったぞォォォォォォ!!来いッ!!ガブリアスッ!!」

 

「うわ………」

 

ガブリアスが着地し、ピカチュウと対峙する。

 

「ピカチュウ、ボルテッカーで加速ッ!!アイアンテールで撃墜するぞッ!!」

 

ピカチュウは加速し隙を狙う。対してガブリアス、指示をただ待つ。ただその目には期待が映っていた。リュウに対し『俺前さんざんな目に遭ったし今回は活躍させてくれるよね!!?』と言ってるかのような目だ。

そしてリュウはその期待に応えることが出来る。そんな目をされたら応えたくなってしまう。

 

「ガブリアァス!!」

 

右腕を天高く掲げると、その腕に付いたバンドから光が放たれる。

呼応して、咆哮1つ。リザードンの胸部の石が輝く

 

「……ッ…何を……」

 

「メガシンカッ!!」

 

ガブリアスが光に包まれ……腕の形が変形し身体が一回り大きくなる。

 

「フォルムチェンジ!?」

 

「グハハハハハハハ!!!メガシンカという。進化を超えた進化とも呼ばれる。」

 

「進化を超えた……ッ…だからなんだっ!ピカチュウは止められない!!アイアンテールッ!!」

 

「ガブリアス……ッ!!げきりん!!」

 

ピカチュウがボルテッカーで引き出したスピードをそのままアイアンテールに乗せ、ガブリアスの死角から襲い掛かる。狙うは……後頭部。

確実に当たる。首に触れる寸前そう思ったピカチュウだが……

ガブリアスは首を傾け、その動きだけで回避を行う。空振り、首の真横を通るピカチュウ。

真横を通過する直前、ガブリアスと目が合う。

 

ニタァと口を裂いたガブリアスは、腕を振り上げ……無防備なピカチュウ相手に叩きつける。

ピカチュウは地面に叩きつけられ、衝撃でフィールドに亀裂が入る。

 

が、ピカチュウまだ倒れない。ボルテッカーで一気に上空に飛ぶと再度アイアンテールを発動、落ちてくる。

ガブリアスはそれを見て迎撃の構えを取る。

 

自由落下の速度を乗せ、アイアンテールで確実に仕留めるという意思を持ちガブリアスの頭に振り下ろす。

ガブリアスはそれに対して大きく仰け反り……

 

「へっ?」

 

「ッ!?」

 

メガシンカを解除する

 

ガブリアスが元の姿に戻る。同時に仰け反った態勢を戻しアイアンテールに対して頭突きをお見舞いする。

 

「なぁッ!!」

 

「何やってんだガブリアァァァス!!」

 

ガブリアスは頭部を弾かれながらも……なんとか2本の脚で立った姿勢を維持する。

ピカチュウはというと……完全に伸びている。

 

「なん……ッで……!!まさか…さめはだッ!!削り切ったのか……?」

 

ガブリアスは右腕を掲げ勝利を宣言しながら、シェリィに目を向ける。

 

「あ、あ~……しょ、勝者リュウさん!!」

 

周囲から大歓声が巻き起こる。

指笛なりどっから持ってきたのかクラッカーまで鳴り響いている。

リュウはドヤ顔のリザードンに一撃入れるとボールにしまう。

 

「クソ……強かった……!!」

 

「グハハハハハ!!ドラゴンタイプジムリーダーとしてこの勝利は必然ッ!!だが…………ワッパァ…中々やるな。誇れ、お前は強い。」

 

「……はぁ…慰めにならないよ。」

 

お互いにポケモンを仕舞うとまたやろうと連絡先を交換し手早く分かれる。

え?感想戦?出来ないよ。

 

だって……目の前に長蛇の列ができ始めちまったから。

ゼインとの戦闘を見た人らが次は俺だと次から次に集まってきている。

その列は……どこまで伸びてるんだ?終わりが見えない。日没までに終わる気がしない。

 

「や、やりましたねリュウさん!!さぁ次の相手が来てますよ!!」

 

「……やってやらぁぁぁぁぁぁ!!!次!!来いッ!!ドラゴンタイプジムリーダーが相手……」

 

相手してやる…と言おうとしたところで方にポンと手を置かれる。

 

「そこのあなた。」

 

ジュンサーさんだぁ!こっちのせかいにもいるんだなぁ!!

 

「ジムリーダーを騙ってストリートファイトやってるようだけど………許可、取ってないわよね?お話、聞かせて貰えるかしら?」

 

リュウはキングドラとリザードンを後ろ手に取り出しえんまくを使用、シェリィの首根っこを掴んでひこうジムまで逃亡する




リュウ
フリーのドラゴンタイプジムリーダー
ジムリーダーとしてふるまう時は出来るだけ敵っぽく、舐められないような言動を気にかけることで威厳が出ると思っている。

キングドラ
絶対きゅうしょに命中するスナイパー
他の手持ちと意見を出し合って魔改造ハイドロポンプを完成させた。えんまくからの一撃で必ず相手を葬る。
最古参の1体

ガブリアス
おちょうしもの
最後のずつきは完全に指示無視
しばらくおやつ抜き

シェリィ
弱気なお嬢様トレーナー
初めて空を飛んで恐怖から意識を飛ばした。

ゼイン
少年トレーナー
次は勝つため特訓を開始

ピカチュウ(ゼイン)
ボルテッカーで加速しアイアンテールで沈めるのコンボで相手に何が起きたか考える猶予も与えず意識を刈り取るのが得意。
特訓はバックレる

ピカチュウ(3タテ)
赤い人のピカチュウ。ボーマンダ、ウネルミナモ、相性不利のはずのガブリアスを撃墜した。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。