と、まあちょっとした個人的な愚痴です。ちょっと付き合ってもらいありがとうございます。すみません。
では第7話です。
この前の蜂型のドーパントのでは風舞希のおかげでドーパントは倒せたが、数名の怪我人が出てしまった。だが、警察や魔防隊のおかげで数名に抑えることができるとも言える。そしてガイアメモリをしようしていた人物は身体や精神に異常が見られ警察病院へ送られたそうだ。この人だけではなく、ガイアメモリをしようしていた人達は身体や精神に何らかの異常が見られ、全員警察病院へ送られている。こうなったのはやはりガイアメモリが原因ではないか魔防隊や警察は考えている。だが、ガイアメモリの解析が全くできていない状況である。
そんな時、横浜で数人の女性が行方不明になっている。その行方不明事件の事で組長会議が行われた。だが、会議の場に山城恋の姿は無く、恋は今はワシントンにいる為、会議にはリモートで参加していた。
恋『東八幡とその仲間やドーパントも対応も必要だけれど、まずはこっちの対応よ。横浜にクナドがある貴方の組の担当よ美羅』
美羅「おう」
恋『討伐隊は極小数で編成するわ。魔都を手薄にはできないわ』
美羅「ってか俺なら、一人で余裕にぶっ潰しッス!」
木乃実「かっこいい」
恋『敵の数が不名よ。あと誰か1人組長を連れていきなさい』
夜雲「はいはーい!夜雲さんがついて行ってあげる!」
恋がそう言うとすぐさま反応したのは五番組組長蝦夷夜雲だった。
美羅「お前の風で横浜が壊れたらどーするんだコラ!」
だが夜雲の能力で横浜が余計に危害があると判断した美羅それを拒否する。
美羅「俺と踊るとはお前だ」
美羅そう言って魔防隊の帽子クルクルと回し指名した組長へと飛ばす。飛ばされた人の名は…
美羅「京香」
京香「望むところだ」
七番組組長である羽前京香だった。京香は美羅から飛ばされた帽子を片手で受け止め、同行を承諾する。
りう「鬼門と裏鬼門。両方の組長が抜けて大丈夫なのかい」
そう魔都には鬼門と裏鬼門がある。そこは醜鬼が沢山出る為、その区間の組長が抜けるのは危険なことだ。
恋『他がフォローする。そういう訓練もしてきたわ』
天花「その通りです。問題ありません」
その言葉でりうの心配は消え去った。
恋『ということで美羅、京香、よろしくね。それと現れるか分からないけど、ミュージアムとドーパントの方にも注意してね』
美羅「ああ」
京香「了解」
すると美羅は風舞希の方へ視線を送る。
美羅「あの風舞希さん」
風舞希「何かしら」
美羅「もし、貴方の息子さんが現れたら、容赦なくぶっ飛ばします。良いですね」
美羅は八幡が現れたら躊躇なくぶっ飛ばす事を宣言する。
風舞希「…ええ、問題ないわ」
少し間があったが風舞希はそれを承諾する。
恋『できるのなら拘束してちょうだい』
美羅「おう、もちろんだ!あんな得体の知れないものをばら撒きやがって。横浜もそれの被害出てるしな」
ドーパントの被害は日本全国に広がっている。今はそれを止める手段は魔防隊には無い。主犯格でもある八幡やその仲間を拘束出来れば、被害も抑えられると考える。
美羅「よし、会議終わったらソッコーで行くゾ」
京香「ああ、これ以上好きにさせん!」
こうして美羅と京香、そして優希は横浜へと向かって行った。早速、美羅達は警察と情報共有をし、誘拐の主犯格である八雷神が潜行の他に空を飛ぶ能力もあるとわかった。そして、誘拐された被害者達の居場所もすぐに特定出来ることを知った。だが、特定にはまだ時間がかかる為、京香と優希は横浜の土地勘が無い。その為、美羅に横浜を案内してもらうことにした。
優希「わぁ!これ初めて乗りました」
京香「私もだ」
美羅「横浜を一周すんぜ。地形踏んどけ」
優希と京香は美羅に連れられロープウェイに乗って横浜の地形を確認しながら一周していた。その後も美羅に横浜を案内され続けた。
京香「賑やかで洒落ていていい所だな」
美羅「ああ、俺も気に入ってる。けど、許せねぇよな。こそこそと人をさらう奴とか、ガイアメモリって言ったか?あんな物をばら撒く奴もよ」
京香「ああ、私もそう思う」
優希「確かガイアメモリの被害も全国に広がっているんですよね」
京香「ああ。全国に広がっていて、突然どこかで現れる。醜鬼とは違って中々見つけることができないし、決まってドーパントは現世に現れる。その為、駆けつけるのに遅れてしまうことがある」
美羅「遅れた分、被害も広がる恐れもある。まったく厄介な奴らだ」
本来なら醜鬼達はクナドを通って現世に現れる。だが、ドーパントは人や動物にガイアメモリを使用する事で現れる姿。だから、どの人がガイアメモリを持っているのか分からない。わかっているのは、ガイアメモリを持っている人は決まって男性であること。それ以外に何も分からない状況である。
美羅「それとミュージアムだったか?そいつら全員ガイアメモリを持っているんだろ?」
京香「ああ、そうだと思う」
美羅「その中でも素顔見せたのは、あの風舞希さんの息子なんだろ」
京香「ああ」
美羅は八幡の事は東の晩餐の時の映像でしか見た事ない。けど、何故八幡がそんな事をしたのかは魔防隊全員に知らされている。
美羅「京香はソイツと一戦交えたんだろ?」
京香「ああ。ほんの少しだが戦った」
美羅「ガイアメモリはあんな姿にもなれるなんてな。それで?どれくらい強いんだ?」
京香「一瞬だけしか戦ってないから確かなことは言えない。だが、今まで戦ったドーパントよりも遥かに強いことしか言えない」
美羅「お前が言うんならそうなんだろうな」
京香「スピードもパワーも桁違いだ。あの時は何とか受け止めることはできた。だが、あれはまだ本気ではないと感じた。本気を出した時の事を考えると…」
美羅「なるほどな」
優希(京香さんがそこまで言える相手。確かに俺はあの時、反応する事ができなかった。もしあの時、俺も戦っていたらどうなってたのだろ……。深い傷を負っていたかもしれない。……でも、それでも勝たなきゃいけない。京香の役にたつんだ!)
優希はそう決心するのだった。
翌日、警察から連絡があり、行方不明になっている人が監禁されている場所を突き止めたと情報が入り、京香達はそのアジト前に来ていた。
京香「ここがアジトか」
優希『すごい豪邸ですね』
美羅「全くだぁ、お上品気取ってんなァ」
優希と美羅の言う通り、敵のアジトは豪邸だった。そして、そんな話をしているとアジトから醜鬼の姿を現したのだ。
美羅「へェ…?番人ってか」
京香「強いぞ」
美羅「誰に言ってんだコラ。俺の能力は出ちまえば確殺だぜ!」
そして美羅は番人の醜鬼へと歩いて向かっていく。すると醜鬼は美羅に向かって拳を振りかぶる。だが、その拳を美羅は軽々と躱していく。
美羅「なかなか良いパンチだが、てめぇにゃ足りねーモンがある。それは!」
ダンッ!と足を踏み込み、右のストレートが醜鬼の土手っ腹へとめり込み、醜鬼を吹き飛ばしたのだ。
優希(す、すごい!素手で醜鬼をあんな簡単に!)
京香「美羅!もう一体いるぞ!」
美羅「あ?」
美羅は京香に言われ、視線の先を見るとそこには4本足に、もう2本の腕の内1本には剣を持ち、もう片方のには行方不明になっていた女性を持っていた。その人を人質のようにして、剣で首元に近づけていた。
美羅「何か企んでいると気がしたが……ダセェ真似しやがって」
そう言った瞬間、美羅は剣に貫かれていた。
優希『っ!美羅さん!?』
その光景を見た醜鬼はニヤッと不敵に笑みを浮かべていた。だが、体を貫かれた美羅の体が霧のように消えたのだ。それを見た醜鬼は驚きを隠せていなかった。そんな中、醜鬼は腕を誰かに蹴られてしまい人質が手放してしまう。そして、空に舞った人質を受け止めたのは、さっき姿が消えた美羅だったのだ。その光景を見て優希は驚きを隠せていなかった。優希は驚きながらも目の前の醜鬼を倒す事ができた。そして、再び美羅の方を見るとさらに驚くことが見に入る。そこには美羅が何人も現れたからである。
美羅「攫われた人は全員いたぜ。息もある」
美羅「肝心の誘拐犯は見当たらねぇが」
美羅「まずは被害者の安全確保だな」
優希(み、美羅さんがあんなに沢山!?一体どんな能力なんだ?)
美羅「とりあえずてめぇから始末だな。もうてめぇはフクロだ!」
沢山の美羅は醜鬼に向かっていき攻撃していく。まさに袋叩きのように。そして、醜鬼は大量の美羅の攻撃に耐えれなくなり消滅した。こうして、誘拐された人達全員無事保護された。
そしてそんな光景を遠くの方から見ている人影がいた。
八幡「あれが上運天美羅の能力、
材木座「うーむ、なかなか厄介な能力だのぅ」
葉山「だが、分身を出せば出すほど体力は消耗していくようだ」
戸塚「それじゃあ分身を大量に出させれば良いかもね」
葉山「そうだね」
八幡「それにしても、見てる感じ誘拐犯は居なさそうだな」
材木座「そのようだのう」
戸塚「どこに行ったのかな?」
葉山「外出中なのかもしれないね」
八幡「誘拐された人達が助かっても、誘拐犯が捕まってない以上、また誘拐が続くだろう」
戸塚「確かにそうだね。でも、一旦は解決みたいな感じじゃないかな」
八幡「…そうなるか。とりあえずここを離れるか。いつ見つかるか分からない」
葉山「そうだね」
そう言って八幡達はその場を離れた。こうしてその場を去る八幡達の姿は京香達と警察達、誰1人見ていなかった。
その後…
八幡「うめぇなこの料理」
材木座「うむ、我もこの料理気に入ったぞ」
八幡達はあの場所を離れて中華料理を堪能していた。魔防隊が被害者の救出まで、ずっと見ていたので腹が減っていた4人。全員美味しそうに食べていた。
八幡「この炒飯うめぇ」
材木座「このエビチリも最高だある」
戸塚「うん、確かに美味しい」
葉山「まったく、君達はもっとゆっくり食べなよ。料理はまだあるんだし逃げなよ」
そう言いながらも葉山も料理を堪能していた。
それから時間が経ち、外はもう夕日の景色が広がっていた。
戸塚「あれから探索しているけど、手掛かりらしい物はないね」
葉山「そうだね。これだけ探しても見つからないとは」
材木座「うむ、流石潜行の能力を持つだけはあるのう」
八幡「まったく…かくれんぼ得意な八雷神だな」
八雷神の手掛かりを探し回っているが何一つ手掛かりを見つけることができず、ただただ時間が過ぎていくだけ。
八幡「はぁ……ん?」
「ねぇ、ママ?」
「ん?どうしたの?」
「今日の夜ご飯はなに?」
「今日はね、カレーだよ」
「カレー!?やったー!私も手伝うね」
「ほんと?うれしい。じゃあ一緒に作ろっか」
「うん!」
視界に入ってきたのは、小さい男の子とその母親だった。その親子は夜ご飯の話をしながら仲睦まじく、手を繋ぎなら歩いている姿。そんな光景を見ていると、昔の記憶が蘇ってくる。
八幡『お母さん』
風舞希『ん?どうしたの?』
八幡『今日の夜ご飯なに?』
風舞希『今日はカレーよ』
八幡『カレー!?やったー!』
風舞希『フフッ、嬉しそうね』
八幡『だって、お母さんが作るカレー美味しいもん!』
風舞希『そう、ありがとう』
八幡『ねぇ、何か手伝れることある?』
風舞希『手伝ってくれるの?』
八幡『うん』
風舞希『そっか、じゃあお願いしようかな』
八幡『うん』
麻衣亜『母様、私もお手伝いしますわ』
八千穂『私様も手伝います』
風舞希『なら、2人にもお願いしようかしら』
麻衣亜『おまかせください』
八千穂『任せい』
昔、まだ家にいた頃の記憶。家族でカレーを一緒に作った記憶。
八幡(チッ…忘れたと思っていたが、案外覚えているもんだな)
八幡自身、この事を忘れているつもりだった。だが、記憶というものは、何かしらのキッカケで思い出すこともある。今の八幡の様に。
八幡(ったく…なんでこんな時に思い出ししまったんだろうな)
そんな事を思い、夕日でオレンジのような色をした空を見上げる。カラスが数羽が空を飛んでいる。空に浮かぶ雲もゆっくりと動いている。そんな空を見あげていると、何か空から落ちてくる。それも1つだけじゃない。黒いなにかが複数落ちてくる。その黒いなにかはどんどん大きくなってくる。それがなんなのか確かめようとするも、まったく分からない。そして、黒いなにかはとうとう落ちてきた。落ちてきたと同時に土煙のようなものも舞い上がる。
戸塚「な、なに!?」
材木座「一体何が降ってきたというのだ!」
土煙のようなものが晴れると俺達は驚愕した。なぜならそこには、白い仮面のような物を被り、人よりも遥かに巨体な見た目をした化け物。本当なら魔都にしか現れない筈の醜鬼だったのだ。
葉山「なぜ醜鬼が突然現れるんだ!?しかもこんなに大量の醜鬼が!」
そう、普通ならクナドを通って現世に現れるのに、突然大量に現れるとは。そして、突然醜鬼が現れた事により周りの人は驚き逃げ惑う。幼い子供を抱きかかえながら逃げる人、知人らと一緒に逃げる人、だが醜鬼あちらこちらに現れ、どこに逃げて良いのか分からない状況になり、パニック状態になっている。
八幡「こりゃあ地獄絵図だな」
材木座「だのう」
戸塚「関心してる場合じゃあないよ」
葉山「戸塚の言う通りだ。今は逃げよう。ここで変身すると誰かに見られる可能性ある」
八幡「ああ、そうほうが良さそうだな」
俺達はほかの人達と一緒に逃げることにした。醜鬼達が壊した建物の瓦礫などが散乱している。逃げている中、ふと醜鬼が親子を襲おうとしている光景が視界に入ってきた。醜鬼が腕をその親子に振り下ろそうとした時、上から醜鬼を潰した者がいた。それは……
美羅「大丈夫か!?」
「は、はい!」
美羅「よし、なら早く逃げろ!」
「はい!ありがとうございます!」
上運天美羅だった。それも1人だけじゃない。何人もの上運天美羅の姿があった。さっきの親子だけではなく、他にも醜鬼に襲われそうになっている人達を助けたり、お年寄りや小さい子供達を避難させている。
八幡「あれが上運天美羅か」
戸塚「生で見るとすごいね」
葉山「本体って言われても信じてしまうね」
材木座「確かに」
八幡「それよりも、さっさとここから離れるぞ。バレないとは思うが、万が一バレたら厄介だ」
葉山「だな」
上運天に見られないようにこの場から離れる。さっきの場所からかなり離れると、自分達以外の人の影は見当たらない。どうやらこの辺の人はいないみたいだな。人はいないが…いるのは
『グオォォォ!』
ここら辺にいるのは醜鬼だった。複数匹の醜鬼は俺らを見るとこっちへ近づいていく。
八幡「一丁前に殺意向けてきやがって。ここら辺には人はいない。さっさと終わらせるぞ」
その言葉に戸塚達はガイアドライバーを取り出す。
戸塚「まさかこんな事になるなんて」
葉山「仕方ないさ。こんな状況になってはね」
材木座「うむ、ではひと暴れするとするかのう」
俺もロストドライバーを取り出し腰に装着する。
八幡「さぁ、始めるぞ。死神のパーティータイムだ」
《エターナル》
《アームズ》
《ウェザー》
《ナスカ》
八幡「変身」
《エターナル》
俺達はそれぞれ変身し醜鬼達へ立ち向かう。いつもは魔都で戦っていたが今回は現世。まさか、現世で醜鬼と戦うとなるとは思っていなかった。この場から離れているが魔防隊がいる。こっちにまで来られたら面倒だな。早く終わらせたいが、こんなに沢山いると早く終わらせるのはむずいな。
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醜鬼をあらかた倒しここら辺にいる醜鬼達はほぼいない状況になった。さっきまで夕日が広がっていた外はもう暗くなってきていた。
葉山「もう、この辺には醜鬼はいないみたいだし、ここを離れよう」
八幡「その方が良さそうだな」
これだけ暴れたんだ。魔防隊から援軍が来るかもしれない。そうなれば厄介だ。さっさとここから離れようとした時だった。
戸塚「見てみんな!あれ!」
戸塚が指を指した方向を見る。そこには、空に大きなクナドのような門が開き、そこから巨大な醜鬼の顔が現れたのだ。
材木座「な、なんなのだあのデカさは!?」
葉山「今まで見たことの無い大きさだ」
八幡「おいおいなんなんだあの大きさは……。顔だけであの大きさ。なら、全身となるとどんだけデカくなるんだ」
材木座「分からぬ。だが、今までとは違う大きさになるに違いない」
八幡「だよな。あれが出たら横浜以外にも被害が出てしまう」
材木座「そうなってしまうと商売ができる範囲が狭くなってしまうのう」
そうなってしまうとしばらく商売ができなくなってしまう。あれを魔防隊が処理してくれるのを待つか。いや、もしあれを処理できなかったらどうする。
八幡「……チッ、あれを使うか」
その言葉を聞いた葉山達は驚いていた。俺の言ったあれがなんなのか察したようだ。
戸塚「本気なの八幡?」
八幡「ああ」
戸塚「わかったよ」
そう言って戸塚達は少し離れていく。戸塚達が離れたのを見た後、俺はエターナルローブを脱ぎ捨てる。
八幡「久々に使うな。さぁ、地獄を楽しみな!」
《ゾーン》
ゾーンメモリを起動し腰についているマキシマムスロット差し込む。ボタンを勢いよく押す。
《ゾーン!マキシマムドライブ!》
こんな感じにしてみました。ではまた会いましょう。