スリザリンの末裔 ~Silver-Haired Wizard’s Legacy~   作:如月斎

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第2章 第24話 寮杯の価値/完結話 胸の奥に灯されし

 

寮杯の価値

 

寮杯が決定する晩餐(ばんさん)の夜、大広間は既に緑と銀の装飾で彩られていた。

 

天井から垂れ下がる横断幕が、蝋燭の光を受けて鈍く光っている。各寮の巨大な砂時計には、去年と同様にスリザリンの緑の宝石が圧倒的に多く詰まっていた。

 

それを見上げ、スリザリンの生徒たちは珍しく声を上げて喜んでいる。普段は冷静沈着を装う彼らにしては賑やかな光景だったが──この瞬間ばかりは仕方がないのかもしれない。

 

その喧騒の中で、セリクスはコーウェンとぽつぽつと話をしていた。

 

「今年もスリザリンが取ったねぇ。砂時計見てよ、ギッチギチ。セリクス1人でいったい何点稼いだの?」

「数えてないな」

 

セリクスは無関心に応えながら、グラスの水を一口含んだ。そんなセリクスを見て、コーウェンが呆れたように笑う。

 

「寮杯の功労者なんだから、もっと誇らしげにすればいいのに」

「そもそも寮杯に価値を感じていない。むしろ、寮同士の構造的対立を助長する仕組みだと考えている」

 

コーウェンが眉を上げた。意外だと思ったのだ。

 

「……グリフィンドールと仲良くしたいの?」

「そうは言っていない」

 

途端に眉をひそめ、不機嫌そうな顔を見せたセリクスに、コーウェンは肩を震わせて笑いを(こら)えた。スリザリン生はほとんど皆グリフィンドール生が嫌いだが、セリクスも似たようなものらしい。まぁあれだけ双子に嫌がらせされていれば、それも頷ける。

 

セリクスとコーウェンが話していると、大広間にゴーストたちも壁をすり抜けながら入ってきた。やはりゴーストたちもそれぞれの寮の砂時計を見上げ、落ち込んだり憤慨(ふんがい)したりと忙しそうだ。

 

遠くの方で『灰色のレディ』が『ほとんど首なしニック』を冷たく(にら)み、ニックが気まずそうにおろおろとしているのが見える。『太った修道士』はハンカチを噛み締めながら泣いていた。

 

その中で1人、スリザリンのゴースト『血みどろ男爵』がすーっとセリクスたちの元へ近寄ってきた。

 

少し上からセリクスの顔を見下ろし、無言のまま満足気に何度か頷くと、またすーっと離れていってしまった。男爵の行く手にいた他のゴーストたちが、慌てて道を開けている。

 

「……何、今の……」

「……おそらく私のことを褒め称えたのかもしれないな」

「だ、男爵が……? え、すごくない?」

「というか男爵もそういうことを気にするんだな。そっちの方が意外だ」

「た、確かに……」

 

そんなやり取りの最中、いつもの5人組が現れ、ぽっかり空いていたセリクスの周りの席へ自然と腰を下ろした。珍しくブレッチリーが真っ先にセリクスの真向かいに座る。

 

「ゴーント君、特訓ありがとうございました」

 

ブレッチリーが丁寧に頭を下げた。

 

「おかげで去年より点数が上がりました。悔しいことにディゴリーも上がってて同点2位でしたけど……」

「学年2位でなんで落ち込むんだい」

 

ブレッチリーの横に座ったピュシーが肩をすくめる。

 

「君もテレンスも、去年より上がっててびっくりしたよ。ゴーントに秘密の特訓付けてもらったの? どうして僕たちを呼ばないんだ。友達甲斐のないやつらだな」

「エイド、ごめんって」

 

ヒッグスが申し訳なさそうに手を振った。

 

「急遽決まったことだから話す暇がなかったんだよ。来年はきっとゴーントも君たちに教えてくれるさ」

「何故私が?」

 

セリクスが無表情で問い返すと、ヒッグスがキョトンとした。

 

「だって僕たち友達だろう?」

「……」

 

無言のまま瞬きを繰り返すセリクスに、コーウェンは内心で顔を覆いたくなった。

 

(だからその、"私たちは友達だったのか"って顔やめてってば……)

 

セリクスの友達になるには、中々にハードルが高いらしい。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

7人でわいわいと話していると、ダンブルドアが壇上に立った。途端に、大広間が静寂に包まれる。蝋燭の炎だけが僅かに揺れていた。

 

ダンブルドアが大袈裟な身振りで生徒たちを労う演説を行った後、寮の得点を読み上げ始めた。

 

「4位、ハッフルパフ、422点」

 

ハッフルパフのテーブルから、控えめな拍手が聞こえる。生徒たちは「いつものこと」とでも言うような顔をしている。嘆き悲しんでいるのは『太った修道士』だけのようだった。ペラペラのハンカチを噛んでいる。

 

「3位、レイブンクロー、434点」

 

レイブンクローのテーブルから溜息とまばらな拍手が上がった。『灰色のレディ』はとっくに退出したようで姿が見えない。

 

「2位、グリフィンドール、471点」

 

グリフィンドールのテーブルから溜息が漏れた。2位なのに落ち込んでいるのは、1位が大嫌いな寮だからだ。中には歯を食い縛り、こちらを睨み付けている生徒もいる。八つ当たりも(はなは)だしい。

 

「1位、スリザリン、568点!」

 

瞬間、スリザリンテーブルから爆発的な歓声が上がった。騒がしいのが嫌いなセリクスは、腕を組んだまま嫌そうに目を(つむ)る。

 

手を叩き、足を踏み鳴らし、ゴブレットを叩きつけて喜びを露わにするスリザリン生たち。去年よりも更に点数が上がっている。

 

他の3寮は、結果が明らかだったとはいえ、やはり落胆を隠せない様子だった。特に男子生徒の一部は、セリクスを睨み付け小声で何かを囁き合っていた。その多くは──単なる嫉妬だった。

 

「なんだよあいつ。スカしやがって」

「全然喜んでませーん、って顔が逆にムカつく……」

「今度また作戦練るか?」

「いいね、俺この前考えた悪戯を応用するのはどうかなって思うんだ」

「あーあれね。いいとも、兄弟。練り上げようぜ」

「ちょ、ちょっとやめなよ。フレッドとジョージ。またやり返されても知らないよ?」

「なんだよ、ケネス。怖気付いたか? お前それでも騎士道の寮生かよ」

「そうだそうだ。そんなんじゃグリフィンドールの風上にも置けないぜ」

「いや君たち、ゴドリック・グリフィンドールに1回土下座してきた方がいいよ!?」

 

一方、女子生徒たちの声は、違う方向で盛り上がっていた。

 

「またあの子のせいみたい」

「格好いいよねぇ」

「顔だけじゃなくて頭もいいんだって」

「ちょっと近寄り難いのが逆にミステリアスじゃない?」

「ゴーントってあの聖28一族のゴーント家よね? っていうことはお貴族様よ」

「彼と結婚出来たら玉の輿ってこと?」

「無理よ。あんたの顔じゃ絶対付き合えないって〜」

「何それ、ひどーい!」

 

そんな無邪気な声を聞きながら、ますます陰気な顔をする男子たちの姿が、テーブルのあちこちにあった。セリクスはそのどちらにも気付かない。

 

「今年もクィディッチ優勝カップはスリザリンじゃ」

 

ダンブルドアの発表に、歓声は更に高まった。

 

マーカス・フリントなどは雄叫びを上げながら立ち上がり、腕を振り回している。比較的近くに座っていたセリクスは、耳を塞いで迷惑そうに眉をしかめた。そんなフリントの首に、何故かチョークスリーパーをかけているのはプルヴィス・ヒッグスだ。フリントの顔が赤紫色になり、テレンス・ヒッグスが慌てて止めている。そして次のターゲットは弟のテレンスになったらしい。何故嬉しいと暴力に走るのか、セリクスには理解不能だった。

 

クィディッチ優勝カップと寮杯が、ダンブルドアの手からスネイプ教授の手に渡される。普段は不機嫌そうに引き結ばれている口元は、今日ばかりは多少緩んでいるようだった。

 

そしてダンブルドアの号令と共に、テーブルの上には豪勢な料理が魔法で並ぶ。

 

何故かセリクスの皿には、勝手に彩りよく料理が盛られていた。ローストビーフ、グレイビーソース、温野菜、そして薄切りのパンまで。セリクスは当たり前のような顔をして、それらを食べ始める。

 

その様子を見てコーウェンは肩をすくめると、自分の料理を取り分け始めた。

 

こうして素晴らしい晩餐の夜は過ぎていくのだった。蝋燭の光が踊り笑い声が響く中、セリクスだけは相変わらず静かに、しかし確実に自分の道を歩み続けていた。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

胸の奥に灯されし

 

列車の窓から差し込む午後の陽光が、コンパートメントの革張りシートを暖かく照らしていた。ホグワーツ特急の単調なリズムに身を委ね、セリクスは半分だけ開けた窓から流れ込む初夏の風を感じている。

 

「君、今年もぶっちぎりの首席だったね」

 

向かいの席からセドリックの明るい声が響く。彼のダークブラウンの髪が、窓辺の光を受けて煌めいて見えた。

 

「また満点超え。特にDADAはすごかった。最後の《アレスト・モメンタム(減速魔法)》と《リナベイト(蘇生魔法)》、あれが決め手だったのかな?」

 

セリクスは窓の外に視線を向けたまま、素っ気なく答える。

 

「……流れで仕方なく」

「《アレスト・モメンタム》はともかく蘇生呪文なんてどんな流れで習得するの?」

 

セドリックの声に含まれた純粋な好奇心を感じ取りながらも、セリクスは表情を変えなかった。ありとあらゆる魔法を習得するのは、ゴーント家の後継者としてごく当たり前のことだった。

 

「我が家の教育方針だ」

 

セドリックが肩をすくめる気配が伝わってくる。それ以上追求しないところが、彼らしい気遣いだった。

 

隣に座るコーウェンが、持っていた羽根ペンを膝の上に置く。彼はいつものように何かをメモしていたのだろう。薄いブルーの瞳に、僅かな迷いを浮かべながら口を開いた。

 

「今年も……もし良ければ遊びに行ってもいいかな? それか、僕の家に来る?」

 

恐る恐るといった様子のコーウェンの声に、セリクスは初めて窓から視線を外した。腕を組み、しばらく黙考する。コンパートメントに静寂が落ちた。列車の車輪が軌道を刻む音だけが響いている。

 

コーウェンの自宅。少し行ってみたい気もするが───

 

「来るのは構わない」

 

セリクスの口調は相変わらず淡々としていたが、その後に続く言葉には僅かな温度があった。

 

「……が、私が行くのは父上が許可しないかもしれない。確認しておく。どちらにせよ去年と同じ頃でいいか?」

「うん!」

 

コーウェンの顔がぱっと明るくなる。ワクワクとした様子でセドリックと計画を立て始めた。

 

「また3人で遊ぼう! またダイアゴン横丁で買い物もしたいなぁ」

「僕、クィディッチ用品店行きたい! あっ、あと魔法動物ペットショップも外せないな」

 

セドリックの弾んだ声に、セリクスは鷹揚に頷いた。

 

「いいだろう」

 

その仕草に、コーウェンは小さく苦笑した。なんだかセリクスの所作がマウリシオによく似てきている──そんなことを、ふと思ったのだ。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

ゴーント邸の重厚な扉が開かれた瞬間、セリクスの足音は屋敷しもべ妖精たちの歓声にかき消された。

 

「半年ぶりでございます、セリクス様! アゼルはこの日を待っておりました!」

「お背が少しお伸びになりましたね! ホグワーツに負けないお料理をご用意いたしますです!」

「まあまあまあ! またご立派になられて! 奥様がお知りになったらきっと喜ばれます!」

 

アゼル、ティフル、ノクティの3体が騒ぎ立てながらセリクスの周りを跳ね回る。セリクスは立ち尽くしたまま、困ったような表情を浮かべていた。彼らの純粋な喜びに、どう反応すればいいのかわからない。

 

「……ありがとう」

 

ようやく絞り出した言葉は、いつもよりどこか柔らかかった。

 

「ぼっちゃま〜!!」

 

屋敷しもべ妖精たちが更に大きな声で感激しだすと、それまで黙って様子を見ていたマウリシオが、低く鋭い声を投げた。

 

「お前たち、仕事はどうした」

 

瞬間、3体の屋敷しもべ妖精たちは姿をくらませた。玄関ホールに静寂が戻る。

 

セリクスは父の表情を窺った。マウリシオの口元に、ほんの僅かだが悪戯な笑みが浮かんでいる。

 

(父上もお人が悪い)

 

セリクスは無意識にマウリシオそっくりな微笑を浮かべた。残念なことにマウリシオは気付かなかったが。

 

「さあ、荷物を整理したら食堂に降りて来なさい。2年生での話を聞かせてもらおうか」

「はい、父上」

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

夜が更けた自室で、セリクスは左手首のバングルを見つめていた。アクアマリンと琥珀の宝石が、穏やかに光っている。今頃彼らも家族と団欒しているのかもしれない。セリクスが想像しているとエメラルドまで仄かに明度を上げた気がした。セリクスはなんとなく気恥ずかしくなってきたので、気分を切り替えて日記を書くことにした。

 

深緑色の革のブックカバーをかけた日記帳を開き、星屑を散らしたような深い藍色のインクで文字を綴り始める。万年筆が紙の上を滑る音が、静寂に微かに滲んだ。

 

 

 

✒︎───────❖───────✒︎

コーウェンとセドリックが、また我が家に来てくれることになった。今度は何をしようか。セドリックに湖で泳ぎたいと言われたら、なんと言って話を逸らすべきか。

半年ぶりの帰宅に、ハウスエルフたちが大袈裟に喜んでいた。ノクティなんて泣いていた。たかだか半年間しか離れていなかったのに。

ティフルが用意してくれた夕食は相変わらず豪華だ。ホグワーツよりも何倍も美味しい。

ロブスターのテルミドールは久しぶりに食べたが、濃厚な香りが良かった。

ノクティが淹れてくれる紅茶は、何故あんなに香り高いのだろう。特にアールグレイが美味しかった。

父上から2年連続の学年首席を褒められた。

寮杯については、父上がホグワーツ出身ではないこともあり、不思議そうな顔をしていた。私もあれの存在価値がよく分からない。

魔法薬学、呪文学、変身術は興味深い。教授たちの癖が強いが。

DADAは教授が変わっている人だと言ったら、少し笑っていた。彼だけで何点加点されただろうか。

選択授業の話は、全履修しないのかと聞かれたが、分身の魔法は使えないのでやめておいた。だけど何か他に手があったかもしれない。早計だった気がしなくもない。しかし占い学はやってもあまり意味はないかもしれない。本当に才能がないから。でも外してしまったせいで、コーウェンと履修が1つ離れてしまった。

✒︎───────❖───────✒︎

 

 

 

文字を綴るほどに、この2年間で自分の中に生まれた感情の複雑さを実感する。色々なことがあった。人間関係の煩わしさ、嫉妬や敵愾心(てきがいしん)の重苦しさ。寮間の軋轢(あつれき)。そして同時に、友情がもたらす胸の奥の暖かさ。

 

 

 

✒︎───────❖───────✒︎

来学期からホグズミードに行ける。

コーウェンとセドリックに言われて、父上から外出許可書に忘れずサインをもらった。

きっとコーウェンは菓子店に行くだろうし、セドリックはクィディッチ用品店に行きたがるだろう。それと魔法動物ペットショップも。

私は特に行きたい場所はないが、噂で聞いた叫びの館の探索は少ししてみたい気がする。でも実際に行ったらコーウェンが泣いてしまうかもしれない。

コーウェンの瞳が涙で濡れるのは、何故だかあまり見たくない。

✒︎───────❖───────✒︎

 

 

 

ペンを止め、セリクスは窓の外を見上げた。夜空に散らばる星々が、まるで日記帳のインクのように深い藍色に輝いている。

 

「いつもより長くなってしまった……」

 

呟きながら日記帳を閉じる。来学期は何が起こるだろう。自分の計画に支障はないだろうか。

 

漠然とした考えが頭の中を巡る中、廊下から足音が聞こえてきた。

 

「ぼっちゃま、お夜食はいかがですか? 紅茶のおかわりは?」

 

ノクティの心配そうな声に、セリクスは我に返る。

 

「いや、大丈夫だ。もう寝る」

 

蝋燭の炎を吹き消し、セリクスは立ち上がった。胸の奥に、本人も気付かない程の僅かな期待を抱きながら。

 

新しい学期への、静かな想いとともに。

 

第2章・[完]

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

登場人物紹介

 

◆ ホグワーツ生徒:スリザリン

 

✦ 氏名:マーカス・フリント

(Marcus Flint)

✦ 生年月日:1975年(セリクスの2学年先輩)

✦ 髪色/瞳色:黒/暗褐色

✦ 血統:純血(聖28一族) ✦ 所属:チェイサー

✦ 性格・特徴:負けず嫌い、ビッグマウス、頭が悪い、ガタイが良い

✦ 好きなもの:クィディッチ、勝利、ステーキ

✦ 嫌いなもの:グリフィンドール、オリバー・ウッド、勉強

 

✦ 氏名:プルヴィス・ヒッグス

(Pulvis Higgs)

✦ 生年月日:1973年(セリクスの4学年先輩)

✦ ビジュアル:長身でスタイルが良い、明るい茶髪

✦ 血統:純血 ✦ 所属:チェイサー

✦ 性格・特徴:熱血漢、クィディッチ馬鹿、教えたがり、涙脆い、プロレス技が得意

✦ 備考:優秀な得点王、勉強よりもクィディッチに熱中して弟(テレンス)にツッコまれてキレる

✦ 名前の由来:テレンス→テレンティウス→プブリウス・テレンティウス・アフェル(共和政ローマ時代の劇作家)→プブリウス→プルヴィス(ラテン語で「塵・粉・灰」の意)

 

◆ ホグワーツ生徒:他寮生

 

✦ 氏名:ロジャー・デイビース

(Roger Davies)

✦ 生年月日:1978年5月21日、双子座

✦ 髪色/瞳色:ダークブルーがかった黒髪、軽いウェーブ/濃い青

✦ 血統:半純血(父が純血、母がマグルの天文学者)

✦ 寮:レイブンクロー ✦ 成績:学年4位

✦ 性格・特徴:理性的、完璧主義、観察力が高い、気遣い屋、面食いの恋愛上手

✦ 得意科目:天文学、飛行術、呪文学、DADA

✦ 苦手科目:魔法史、魔法薬学

✦ 備考:3人兄弟の真ん中っ子

 

✦ 氏名:ケネス・タウラー

(Kenneth Towler)

✦ 生年月日:1977年(セリクスと同学年)

✦ 髪色/瞳色:ライトブラウン/ヘーゼル

✦ 血統:純血(一般庶民家系)

✦ 寮:グリフィンドール ✦ 成績:学年23位

✦ 性格・特徴:少し気弱で真面目な性格

✦ 備考:フレッドとジョージの悪戯を度々諌めるが効果は全くない。それどころか自身がその悪戯の被害者になることも多い

規則や校則をちゃんと覚えているタイプ。ただし注意する勇気はあっても、押し切る強さがない

 

✦ 氏名:オーウェン・ハニーカット

(Owen Honeycutt)

✦ ビジュアル:可愛らしい顔立ち、くりくりの丸い瞳、カフェオレ色の髪

✦ 寮:ハッフルパフ ✦ 成績:学年16位

✦ 性格・特徴:明るいおっとり系男子、実は嫉妬深い、家が貧乏なのがコンプレックス

「セド、今日も笑顔が眩しいよ」とか言って周りを和ませる天然

ただし怒ると地味に怖い、「スリザリンらしい卑怯者め……!」は彼の台詞

✦ 備考:薬草学が得意で、ハッフルパフの畑のお世話係

 

✦ 氏名:エディ・ホプキンス

(Eddie Hopkins)

✦ ビジュアル:ひょろい、もやし、ちび

✦ 寮:ハッフルパフ ✦ 成績:学年32位

✦ 性格・特徴:ちょっとビビり、ハッフルパフの"庶民派代表"、仲間想い

モンタギューやブレッチリーに絡まれた時に「セドリックに敵わないくせに!」って叫んだのは彼

スリザリン嫌いを公言してるけど、セリクスには一目置いてる(ビビってるとも言う)

✦ 備考:2学年下にウェイン・ホプキンス(Wayne Hopkins)という弟がいる

 

✦ 氏名:ローレンス・フェン

(Lawrence Fenn)

✦ ビジュアル:中肉中背、銀縁眼鏡、翡翠色の瞳

✦ 寮:ハッフルパフ ✦ 成績:学年8位

✦ 性格・特徴:真面目で几帳面、理論派、図書館常連

戦術やルールに詳しくて、クィディッチの作戦ノートとかも付けてる

セドリックが感覚派だから、いいバランスを取ってる参謀役

✦ 備考:あだ名はロー、オーウェンの顔を気に入っている

 

✦ 氏名:サミュエル・グリーブス

(Samuel Greaves)

✦ ビジュアル:デカい、いかつい、少し猫背

✦ 寮:ハッフルパフ ✦ 成績:学年52位

✦ 性格・特徴:力持ち、動物好きで優しい、温和、弱腰、面食いで惚れっぽい

✦ 備考:クィディッチの補欠選手、ビーター(向いていない)、あだ名はサミュ

 

◆ ゴーント家:関係者

 

✦ 氏名:オミニス・ゴーント

(Ominis Gaunt)

✦ 生年月日:1874年

✦ 髪色/瞳色:アッシュブラウン/白濁がかったエメラルドグリーン

✦ 血統:純血(聖28一族) ✦ 寮:スリザリン

✦ 性格・特徴:人見知りで皮肉屋、人間不信の気質はあるが根は誠実で繊細、盲目、パーセルマウス

✦ 好きなもの:親友、妻子、昼寝、リンゴ

✦ 嫌いなもの:魔法薬学、生家、闇の魔術、ゴーント家の歪んだ純血主義

 

◆ 魔法省・その他の魔法使い

 

✦ 氏名:エドモンド・セルウィン

(Edmund Selwyn)

✦ 生年月日:1946年

✦ 髪色/瞳色:薄いミルクティー色/琥珀色

✦ 血統:純血(聖28一族) ✦ 寮:スリザリン

✦ 所属:魔法省 記録管理部 次長

✦ 性格・特徴:温厚で控えめ、知識人タイプ、社交界や目立つのが苦手、愛妻家

✦ 備考:異母妹、シルヴィラ・セルウィンに対して複雑な感情を抱いている

守りたいものは家名と家族

長男には厳しいが次男のコーウェンのことはついつい甘やかしてしまう

 

 

 

 

 




【あとがき】
寮杯について、セリクスが作中で「寮同士の構造的対立を助長する仕組み」と言っていますが、これは私自身の感想だったりします。
1年かけて寮同士で対抗させるってどういうこと? 仲良くさせる気ある? ないよね? みたいな(笑)
まぁ物語を盛り上げる装置に、そういうのは野暮ってもんですかね( ̄▽ ̄;)

今回、チョイ役で初登場したケネス君ですが、実は彼オリジナルキャラじゃなくて原作に出てくる公式キャラクターです。
そのうちまた再登場します。何せセリクスと同学年の生徒って、ほとんど名前が分かりませんからね……。

最後にセリクスに料理を取り分けてあげてるのは、ホグワーツの屋敷しもべ妖精です。
彼らはしょっちゅう命令してくるセリクスが大好きだったりします。なのでセリクスが何も言わなくても、よくサービスしてます。

セリクスは普段無口な方ですが、日記の中だけは驚く程饒舌です。本人以外には誰も読めないようになっていますが、でももし読めたら「こんなこと考えてたんだ!」ってめちゃくちゃびっくりしそうです( *´艸`)
無口なのは本当にあまりお喋りな気質ではないせいもありますが、単純に人見知りしているだけの部分もあるので、学年が上がるにつれて少しずつ台詞が増える予定です。
まあセリクスの周りの人間はお喋りが多いので、バランスが取れてるかもしれませんね。

セドリックは原作だと、フレッドから「2つの言葉をつなげる頭もない」と悪口を言われていましたね。でも本当に無口にしてしまうと話を動かすのが大変なので、本作では明るく頭の良い、お喋りな人として描いています。原作の印象とは少し違うかもしれませんが、スリ末ではこのセドリックでいかせてください(・ω・)_ _)ペコリ
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