何もない暗闇から意識が蘇ってくる、そして点のようだった光が徐々に広がると、私は蘇っていた。
「これが契約か?しかしこれは…」
明らかに異常だ、中には確実に脳を潰されたのに生き返っている者もいる。
本来であるならば即座に爪や調律者が来てもおかしくない、
しかし時計を見ても私が死んでから確実に10分は経っているし、会話の様子からして彼らが蘇ってから暫くたっているのだろう。
であるならば、この技術は禁忌に反していないのか?
理解に苦しむことばかりだが、このような技術は私の領分ではない。
無論仕事柄多くのことを知る必要はあったのだが、今となっては無力な知識だな。
ポケットの手帳も時計も無事なことだし、義体の彼を抱えバスへと戻るとしようか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
元居た席へ座ると自己紹介の時間のようだ。
私の勘がこの契約は長くなると告げている。この人たちとは交友を深めるのもよいのかもしれない。
長くなるので個人の主観でまとめるが
イサン 無気力なようだが、経験上このような者は自分の領分だとよく話す。自分から話しかけることが苦手なようだから私から話しかけるべきか
ファウスト 私をここまで招いた者だが個人的にはあまり信用のおけない風貌ではある、しかし其の偉業は私ですらよく知っている
ドンキホーテ かなりのフィクサーファンで元気な子である、話が長くなるようだがしっかりと聞くのが礼儀であろう
訂正 フィクサーの話は避けるのが賢明であった
良秀 自分の中にはっきりとした芯が見られる、芸術傾向は理解しがたいが
根は真面目というか責任感?を感じられる
ムルソー 自我がないように思われる、あまり書くことがない
ホンル 常に微笑みを維持しているようだが、あまり本心とは思えない。かなり裕福な出身らしく常識の乖離が見られる。
ヒースクリフ 粗暴な雰囲気が慣れないが、義理人情には厚いタイプなのかもしれない。彼の指輪には何か意味があるのだろうか、私のとは違い機能は無い様だが
イシュメール 言葉の端々に皮肉が垣間見えるが、常識があり頼りになるだろう
ロージャ ムードメイカーのようだ、このような人間は私のいたところでも知らないところで助けられたものだ
シンクレア ただの少年に思われるが、彼もこのバスに乗るからには何かがあるのだろう、私が手助けできたならよいのだが
ウーティス なぜか敵対心を感じる、義体のもの(以下管理人)に異常に胡麻をすっているのを見るに私が彼の横に来るのを警戒しているのだろうか。しかし能力は確かなようだ
グレゴール 片腕が虫になっているのを見るに旧G社の者なのだろう、しかし本人は気さくな人となりに見える
まとめるとこのようになるだろうか、無論その途中には私の番がくるわけで
『じゃあ自己紹介よろしく』
管理人の言葉が理解できるのにわずかな驚きを感じるとともに、おそらくバスの中では外れ値ともいえるほどの年をした私への関心か全員がこちらを見ている
「私の名はロレンス・ヴォーグレイヴ、経験は人一倍ある自覚がある。ティータイムにでも交友を深められたら幸いだ。こう見えても軽食とデザートはかなり好評だったのだよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意事項
特定の行動への注意/所持品への執念
実力や経験から考慮しても管理人の大きな助けになる囚人でしょう。よくティータイムに誘われるかもしれませんが管理人は現状食事ができないので適当に受け流して構いません。また彼が「耳鳴り」を訴えたときは、決して何もせず安静にさせてください。
注 この囚人の持ち物である金時計と槌に関しての質問や詮索は許可されません
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
軽い自己紹介だが、まあこれからお互いを知っていけばよいのだ。
杖へと変形した槌を支えに再び席へと座る。
こうして私たちの旅が始まると思っていたのだがなぁ
なんか読みにくくないですかね。改善点とかは優しい言葉でお願いします。