もし未来悟飯がシャーレの先生だったら   作:ひーくんmark2

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というわけで、第12話です。

ここからは本格的に『気』を戦闘に使用するようになるので、本編とはかなり違った雰囲気の戦闘が多くなると思います。良ければ、そこの辺りの違いも楽しんでいただけると嬉しいです。

それでは、第12話、お楽しみください。


第十二話「怪しい気配」

―――アビドス高校、校庭にて。

 

ドッゴオオオンンン

 

便利屋68とアビドスの生徒たちの修行は、いよいよ組手の段階に入っていた。互いに気を纏い、気弾が飛び交っている。

 

悟飯「…よし、そこまで!」

 

キキーッ

 

アル「…ふう。」

 

シロコ「…ん。」

 

フ…

 

悟飯の一言で、お互いに気を抑え、辺りの空気の震えが止まる。

 

アル「…はあ、はあ…ど、どうかしら?強くなったでしょう?私たちも。」

 

悟飯「ああ。こんな短時間で強くなるなんて、俺も驚きだったよ。」

 

シロコ「…こんなに早く強くなるとは、思わなかった。」

 

ノノミ「ですね~。うかうかしてると、私たちも追い抜かれそうです~。」

 

アルは、鼻高々、という感じで、自信に溢れていた。

 

アル「言ったでしょう!貴方たちなんて、すぐに追い越してみせるって!」

 

ハルカ「さ、流石はアル様です!」

 

カヨコ「…また調子に乗ってる…。」

 

ムツキ「あははっ!まあいいんじゃない?こっちの方がアルちゃんっぽくて!」

 

すると、悟飯は、身体を解すように、グ~ッと背伸びをした。

 

悟飯「…よし!今日はこのくらいにしよう。休むのも修行の内だからね。」

 

アル「分かったわ!それじゃ、今日はここまでね!」

 

アルは、便利屋68の面々を引き連れ、校門の方へ向かっていく。

 

アル「…ふっ。次に会うまでに、私たちはもっともっと強くなるわよ。楽しみに待ってなさい!」

 

セリカ「それはこっちのセリフよ!私一人でアンタらを倒せるくらい、強くなってみせるわ!」

 

アル「上等よ!だったら私たちは、それよりも更に強くなってやるわ!…それじゃあね!」

 

便利屋68の面々を引き連れたアルは、爽やかな顔をしながら帰っていった。

 

セリカ「…先生!この前撃ってた、『魔閃光』って技、後で教えなさいよ!ついでに、空の飛び方も!」

 

シロコ「私も。もっと効率の良い気の使い方、知りたい。」

 

ノノミ「私は、気の探り方を知りたいですね~。便利そうですし。」

 

アヤネ「…先生。私も気弾の使い方をマスターしたいです。後で、教えてくれませんか?」

 

悟飯「ははは。皆、やる気十分だな。よーし、皆で、強くなっていくぞー!」

 

セリカ、アヤネ、シロコ、ノノミ「「「「おーーー!!!!」」」」

 

ホシノ「うへ~。皆、修行熱心だね~。おじさんはもう疲れちゃったから、もう寝ようかな~。」

 

便利屋68という、ライバル(?)の登場により、アビドスの生徒たちは、修行により一層気合が入ったのだった。

 

そして、翌日。アビドス校門前にて。

 

銀行員「…お待たせしました。変動金利等を諸々適用し、利息は788万3250円ですね。すべて現金でお支払いいただきました、以上となります。カイザーローンとお取引いただき毎度ありがとうございます。来月もよろしくおねがいいたします」

 

ブロロロロ…

 

シロコ「…ん。何とか、今月分も返済し終えた。」

 

セリカ「アヤネちゃん。完済まで、あと何年かかりそう?」

 

アヤネ「…309年くらいかな。」

 

全員、少し黙ってしまった。

 

悟飯「…先は長いけど、頑張っていこう。皆。」

 

セリカ「…そうね。クヨクヨしてても始まらないわ。先生!今日も、また修行を…!」

 

シロコ「…セリカ、最近それしか言ってない。先生と修行するの、そんなに楽しいの?」

 

セリカ「ちょっとシロコ先輩!何よその言い方!私がただの修行バカみたいじゃない!」

 

ノノミ「しかも、毎回先生を修行に誘いますよね。そんなに先生と二人きりになりたいんですか?」

 

セリカ「ち、違うわよ!そういうんじゃないから!」

 

数分後。

 

アヤネ「では、これより報告を始めます。一つ目は、昨日の、便利屋68の襲撃についてです。」

 

セリカ「…そうだった。すっかり忘れてたけど、アイツら、アビドスに襲撃してきてたのよね。」

 

ノノミ「一緒に修行しましたし、敵って感じはもうないですよね~。」

 

アヤネ「私の調べによると、彼女たちはゲヘナ学園に所属しているようです。そこでは、かなり素行が悪い生徒として知られているようで、便利屋という、依頼なら何でも請け負うサービス業者をしているので、妙な噂も多いそうです。実際、ゲヘナ学園においては、指名手配もされています。」

 

アヤネ「リーダーは陸八魔アルさん。自らを『社長』と称しています。その他にも、ムツキさんは『室長』、カヨコさんは『課長』、ハルカさんは『平社員』と、それぞれの肩書があるそうです。」

 

ホシノ「わざわざ肩書付けてるなんて、本格的だねー。」

 

ノノミ「社長さんだったんですか☆凄いです!」

 

悟飯「…うーん。そんなに悪い子達には見えなかったけどなあ。」

 

セリカ「先生が、一緒に修行しよう、だなんて言うからよ。私だって、あれだけ組手したら、アイツらが悪い奴には見れなくなるわよ。」

 

アヤネ「…まあ、確かに一緒に修行はしましたけど、便利屋68が、アビドスを襲いに来たことは変わりありません。なので、我々も、より一層気を引き締める必要があります。」

 

セリカ「そうね。そのためにも、もっともっと強くならなきゃ。先生みたいに、必殺技も考えて…。」

 

シロコ「…セリカ。また修行の事考えてる。」

 

セリカ「はっ…!ち、違うわよ!私は修行バカになったつもりは…!」

 

ホシノ「誰もセリカちゃんが修行バカだなんて言ってないよ、セリカちゃん。」

 

話がズレてきていたので、アヤネが、咳払いをした。

 

アヤネ「…続いての報告です。以前、セリカちゃんを誘拐した、ヘルメット団の黒幕が分かりました。」

 

アヤネ「先日の戦闘にて、ヘルメット団が使用していた銃火器の部品を調べたところ、現在は取引されていない型番であることが判明しました。」

 

ホシノ「なるほど。つまり、もう生産してない、違法な銃火器ってこと?」

 

セリカ「それをヘルメット団が持ってたってことは…。」

 

アヤネ「はい。恐らく、『ブラックマーケット』にて入手した物かと思われます。」

 

悟飯「…ブラックマーケットって?」

 

ホシノ「端的に言うなら、違法な物品、食物、果ては武器や戦車まで取引されてるような、言ってしまえば、表に出回らない、『闇』っぽい物が取引されてる場所のことだよ。普通の人なら、まず近づかないかなー。」

 

アヤネ「更に言うと、中退、停学、退学…他にも、様々な理由によって、学校を離れた生徒が集団を作っていて、連邦生徒会が認可していない部活も数多くあるそうです。」

 

アヤネ「便利屋68も、ここで何度か騒ぎを起こしているようです。もしかすると、便利屋68の情報も掴めるかもしれません。」

 

ノノミ「とすると、そこが重要ポイントになりますね!」

 

ホシノ「よーし。それじゃ、ブラックマーケットに行ってみますかー。」

 

悟飯「皆。今の皆なら大丈夫だと思うけど、気を引き締めていこう。くれぐれも、油断しないように行こう。」

 

―――数十分後。アビドス郊外、ブラックマーケット。

 

悟飯「…凄いな。妙な気がいっぱいだ。」

 

ここ、ブラックマーケットでは、表向きはクリーンな商売をしているような会社が、様々な違法事業や違法取引も行っている。

それだけでなく、知られてはいけない取引や、賭け事も頻繁に行われており、不良生徒も、そこによく出入りしている。

 

結果として、市場という枠組みを超え、もはや街になるまで成長していた。そのせいで、連邦生徒会ですら、そうそう手が出せない。

正に、触れてはいけない、闇の市場。それこそが、ブラックマーケットだった。

 

悪そうな商業人A「さあ皆さん!今回は新商品!別世界から流れ着いたとされる、珍しい機械だよ!」

 

悟飯「…!?」

 

商業人が売っていた商品は、どう見てもスカウターだった。

 

セリカ「…?先生?どうしたの?」

 

悟飯「い、いや、何でもないよ。」

 

悟飯(今のって、どう見ても…いや、そんな事はないはずだ。見間違いだ、きっと。)

 

ホシノ「まあ、ここは珍しい物が多いからねえ。噂だと、『食べるだけで気が膨れ上がる木の実』とか、『めちゃくちゃ頑丈なのに、着やすい戦闘用の服』なんてのもあるらしいよ。」

 

悟飯(…なんか、どれもどこかで聞いたことがある様な…。)

 

そんなこんなで、悟飯とアビドスの生徒達は先へと進んでいった。

 

タタタタッ!

 

悟飯「…!」

 

銃声が響き、悟飯が振り向いた。

 

シロコ「…先生。」

 

悟飯「ああ。分かってる。一つの気が、右往左往して動いているのを感じる。行こう!皆!」

 

悟飯とアビドスの生徒達が、気を感じる方向に向かうと、そこでは、一人の少女が、チンピラたちに追い回されていた。

 

ヒフミ「う、うわあああ!!来ないでください~!」

 

アヤネ「…あの制服は…。トリニティ学園…?どうしてこんなところに…。」

 

そして、悟飯は、いち早くヒフミの前に立っていた。

 

ヒフミ「わわっ!」

 

キキーッ

 

悟飯の前で急ブレーキをかけたヒフミだったが、止まり切れず、悟飯にぶつかってしまう。

 

ヒフミ「あ痛たたた…。」

 

悟飯「ごめんね。大丈夫だったかい?」

 

ヒフミ「だ、大丈夫です。…って、そうだ!早く逃げないと…!」

 

タッタッタッ…

 

何人かのチンピラが、悟飯達の前に集まってきていた。

 

シロコ「…そこそこの数がいるね。」

 

チンピラA「…ああ?なんだテメエら!アタシ達はそのトリニティの生徒に用があんだよ!」

 

ヒフミ「あ、あうう…。私の方は、特に用はないんですけど…。」

 

チンピラ「お前みたいなトリニティのお嬢様を攫えば、身代金をたんまりと貰えそうだからな!テメエらも、痛い目にあいたくなかったら、とっととそこのトリニティの奴を引き渡せ!」

 

悟飯「…君は皆の所まで下がってて。ここは俺が何とかする。」

 

悟飯は、ヒフミをシロコ達の方まで下がらせた。

 

悟飯「皆!少しの間だけ、目を瞑ってくれ!絶対こっちを見ちゃ駄目だぞ!」

 

ヒフミやシロコ達は、言われるがまま目を瞑った。

 

悟飯「…太陽拳!」

 

カッ

 

悟飯が額に片手をかざすと、眩しい光が発生し、チンピラ達の視界を奪った。

 

チンピラA「ぎゃああ!目が!目が!」

 

チンピラB「な、何だ!?何が起きたんだ!?」

 

悟飯「…よし。もう目を開けていいよ、皆。」

 

ヒフミやアビドスの生徒達が目を開けると、そこには、既に悟飯に気絶させられたチンピラ達の姿があった。

 

ヒフミ「…え!?」

 

―――暫くして。

 

ヒフミ「た、助かりました、皆さん。皆さんがいなかったら、学園に迷惑をかけてしまうところでした…。…それに、こっそり抜け出したのも、バレるところでした。」

 

ホシノ「ふ~ん。何か事情がありそうだねえ。こんな危ない所に、トリニティのお嬢様が一人で来るなんて。」

 

ヒフミ「あ、あはは…。実は、探し物がありまして…。正規の手段じゃもう買えないので、ブラックマーケットに来るしかなくて…。」

 

ヒフミは、バッグから人形を取り出した。

 

その人形は、ニワトリ…とも言えないような、奇妙な生物の口に、アイスをねじ込んだような人形だった。

 

シロコ「……。」

 

ヒフミ「どうですか?この人形、限定のコラボ商品で、100体しか作られてない、貴重なグッズで、もう販売中止になってるから、ここにしか出回ってなくて…!」

 

ノノミ「わあ☆モモフレンズじゃないですか!私も大好きですよ!私、ミスター・ニコライも大好きです!」

 

ヒフミ「分かります!ニコライさんも良いですよね!私、最近出た『善悪の彼方』も買いまして…!」

 

同じ趣味を持つ者同士だからか、ヒフミは、饒舌になっていた。

 

ヒフミ「どうです、ぺロロ様、可愛いですよね!先生!」

 

悟飯「うん。独特なデザインしてるけど、結構可愛いと思うよ。」

 

セリカ(…先生の場合、気を使って言ってるのか、それとも本心からそう言ってるのか、分からないのよねぇ…。)

 

ホシノ「…う~ん。流行りってのは、よく分かんないねえ。」

 

セリカ「…そんなに年の差ないでしょ。二歳か一歳くらいしか変わらないじゃない。」

 

ヒフミ「…あはは。まとめますと、グッズを買いに来たら、チンピラに追い回されて、皆さんが助けてくれて、今に至ります。ホントにありがとうございます。助けてくれて。」

 

ヒフミ「…ところで、アビドスの皆さんは、どうしてここに?何か、探し物ですか?」

 

ホシノ「まあそんな所かな~。今は生産中止になってて、ブラックマーケットでしか売ってない物を探しに来た…みたいな感じ。」

 

ヒフミ「なるほど…。私と同じ感じですか。」

 

悟飯「ヒフミ。良かったら、この辺りを案内してくれないかい?俺たち、この辺りには詳しくなくてさ。」

 

ヒフミ「えっ!?わ、私も、そこまでは詳しくないんですけど…。」

 

ヒフミ「…でも、皆さんには、助けてもらいましたし…分かりました!私が案内をしますね!」

 

そうして、ブラックマーケットを案内してもらっている間、悟飯やアビドスの生徒たちは、色々な話を聞いた。

 

ブラックマーケットは、違法な物を売りさばく企業、団体、事業者が、常に利権や土地を取り合う睨み合いを続けていて、時には本当に抗争が起こることもある。それ故、ブラックマーケット専用の治安組織もあり、もはや一つの街に収まりきらない規模感になっている…とのことだった。

 

悟飯「…なるほど。かなり危ない場所なんだね。」

 

ヒフミ「最近は、『気』を利用しているせいで、抗争の規模も上がっているそうです。前の抗争では、不良集団の気が暴発して、ブラックマーケットの一割が消し飛んだとか。」

 

ホシノ「うへ~。怖いね~。気を操れないと、そんな事になっちゃうんだ。」

 

シロコ「…私たちには、先生がいてよかった。」

 

ヒフミ「…え?もしかして、皆さんは、気を扱えるんですか?」

 

シロコ「うん。先生が、扱い方を教えてくれた。」

 

ポワァ…ン…

 

シロコは、手のひらの上に、気弾を作り出してみせた。

 

ヒフミ「…!凄いです!そんなに綺麗な形の気弾が作れるなんて…!」

 

ノノミ「また機会があったら、気の使い方、私たちが教えましょうか?」

 

ヒフミ「ホントですか!…ありがとうございます!ぜひ!」

 

そんなこんなで、悟飯とアビドスの生徒たちは、ヒフミの案内で、ブラックマーケットにて、手がかりを探していた。

 

…一方その頃。

 

…プルルルル。

 

便利屋68の事務所にて、アルは頭を抱え、中々電話に出られずにいた。

 

ムツキ「アルちゃん?電話出ないの?」

 

カヨコ「…クライアントからなんでしょ、その電話。だから出れずに…。」

 

ムツキ「…あー。なるほど。まあ、まさか、『ターゲットと一緒に修行して帰った』なんて言えないもんねえ。そりゃあんな表情にもなるか。」

 

ムツキ「…アル様…。」

 

アル「…ふーっ…。よし。」

 

ガチャ

 

アル「…はい。便利屋68です。」

 

カイザーPMC理事≪…ふむ。なるほどな。奴らを利用し、更なる『気』の扱い方を習得した、と。素晴らしい判断だ。…それで?いつその習得した力を使うんだ?≫

 

アル「…え…。あ、はい!もちろん!修行で得たこの力を使って、すぐにでも、襲撃を…!い、一週間以内には…!」

 

ムツキ・カヨコ「「!?」」

 

アル「…ええ。もちろん。お任せください。…。依頼は、必ず達成します。」

 

ガチャ

 

―――キヴォトス某所、理事室。

 

カイザーPMC理事「…奴らのデータでは、アビドスの生徒たちは、『気』など扱えなかったはず。…だが、今の奴らは、確実に『気』を使いこなせる実力があった。…何か、計算ミスが起こったのか?」

 

黒服「…お困りのようですね。」

 

そこに現れたのは、真っ黒なスーツに身を包んだ、長身の男だった。その男の顔は、真っ黒であり、どこかヒビが入っているようにも見えて、目と思われる場所からは、白い炎が揺らめいていた。

少なくとも、人間とは思えないような不気味さが、確かにあった。

 

カイザーPMC理事「…いや。困ってなどいない。少し計算にエラーがあっただけだ。アビドスの奴らが、気を扱えるのは想定外だった。」

 

黒服「…便利屋68。彼女らだって、気を扱えますよ。彼女らの様に安定した気弾を生成できる生徒なんて、キヴォトスには数えるほどしかいません。」

 

黒服「…なので、これはただ単に、アビドスの生徒達が更に強くなった、解釈すべきかと。」

 

カイザーPMC理事「…気を扱えるようになるような、何か特異な出来事があったと?」

 

黒服「確認してみましょう。アビドスに、どんな変数が紛れ込んだのかを。…では。」

 

黒服が、ほとんど音も立てずに理事室から去っていった。

 

―――一方、便利屋68、事務所にて。

 

アル「…はあ。」

 

ムツキ「お疲れだねえ、アルちゃん。」

 

カヨコ「…社長、また戦うの?正直、かなり厄介だよ、アイツら。」

 

アル「…それでも、引くに引けないのよ。詳しくは私も知らないけど、今回のクライアントは、超大物なの。…失敗は許されないわ。」

 

ムツキ「でも、私たち、多分『気』の扱い方に関しては、完全に独学だったじゃん。だからこそ、アビドスの連中とか、あの孫悟飯って大人から色々と学べたわけだし。」

 

ムツキ「だから、次戦う時には、私たちが身に付けてない技術を使ってくるだろうし、勝ち目は薄いよ?どうするの?」

 

ハルカ「わ、私が、バイトして、お金をかき集めれば、前みたいに、傭兵を雇えるはず…。」

 

カヨコ「…それだと、私たち全員が働いても、一年はかかるよ。」

 

カヨコ「…こんな高いオフィス借りてるから、お金がいつまで経っても溜まらな…」

 

アル「う、うるさい!ちゃんとしたオフィスじゃないと、会社っぽくないでしょ!雰囲気とか、案外大事なのよ!」

 

ムツキ「私は前みたいに、公園でテント張る感じでも構わないけどー?」

 

アル「黙ってなさい!今はそういう話じゃない!」

 

アルは、少し悩んだ後、覚悟を決めたような表情をした。

 

アル「…融資を受けるわ。」

 

カヨコ「は?アルちゃん、ブラックリスト入りしてたでしょ。」

 

アル「違うわよ!指名手配されて、風紀委員に口座が凍結されただけ!」

 

アル「…だから、最終手段よ。この手だけは、使いたくなかったけど…。」

 

アル「…待ってなさい、アビドス。今度こそ、私たち便利屋68のミッションは、これからよ!」

 

カヨコ「…はあ。」




ブラックマーケットにて、ヒフミと出会った悟飯達。
そして、アビドスの皆と修行した便利屋68も、次の動きを見せる。
その裏で動いている、黒幕の目的とは…?

現在のイベントでも大活躍なヒフミさん…もとい、ファウストは次回をお楽しみに。









うおおおおおおおヒフミと130連以内で確保できたああああああ!!!!
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