~東街区:残り時間29分
逃走者:エステル、ヨシュア、アガット、レーヴェの計4名
ハンター:クローゼ、ジョゼット、モルガン、リース、ブルブラン、クルツの計6名
~side:Agate and Lowe
「やあ、レーヴェに……誰だ?」
「おい!」
空港の近くでブルブランに遭遇した。関わりがほぼなかったため当然といえば当然だが、ブルブランはアガットのことを全く覚えていなかった。
「……ああ、王立学園で、姫殿下といたヤツか。しかし、姫殿下ではないとは。実に残念だ。今日こそ我が手中にと思ったのだが……。」
「悪かったな。というか、クローゼはお前と同じハンターだろうが。」
「…………。……!な、なんだと……!」
「今更気付いたのか。」
レーヴェも呆れている。
「それはともかく、だ。」
「そんな軽々しく言うな!」
ブルブランは言うが、アガットは無視して話を進める。
「ハンターに見つかったら、倒すしかねえよなあ?」
「そうだな。――かかってこい、ブルブラン!」
「ああ、受けて立と……って、いきなり過ぎるだろう!」
再びブルブランの言葉を無視し、アガットが重剣を振りかざしブルブランを斬る。しかしブルブランの方が身のこなしが軽く、アガットの攻撃をことごとく避ける。
「おい、変態「怪盗紳士だ!」どっちでもいいだろう!避けてないで「よくないわ!」防ぐか反撃したらどうだ!?」
「フッ、君こそどこを見ているのかね。きちんと当てればいいだろう。」
互いが互いを挑発している。一方、レーヴェは懐をゴソゴソとしていて、何かを探しているようだ。
「「おい!真面目にやれ(よ)!」」
その様子を見たアガットをブルブランは思わず同時に叫んでしまった。しかしレーヴェはいたって真剣そうである。
「いや、さっき拾ったこれが気になってな……。」
と、懐からまるでオーロラのように美しく光る不思議な色の玉を出した。
「お、おい、バカ、それは「……それっ!」うわあああああああああああああやめろおおおおおおおおお!」
レーヴェは真顔のまま、不思議な玉をアガットとブルブランの方に投げた。爆発音がし、やはり不思議な色合いの煙がもくもくと出た。煙がおさまると、アガットとブルブランが涙目になって咳き込んでいた。
「こいつはともかく、俺を巻き込むな!」
「す、すまない……。」
レーヴェは本当に申し訳なさそうにうなだれた。アガットは不機嫌そうに戦いを再開した。ブルブランは直撃したようで、しばらく斬られ放題だったが、先ほどの玉――オーロラ不思議玉が直撃したショックから立ち直るとティアラの薬で回復していた。そして何事もなかったかのように反撃し始めた。
しばらく斬撃と奇術の応酬が続き、膠着状態になるかと思ったその時。
「我が僕たる漆黒の竜機――蹴散らせ!」
レーヴェがそう唱えると、見覚えのある機体が空から現われ、そしてブルブランに体当たりを食らわせた。
「……さすがにそれはずるくないか?」
「そうか?レンもパテル=マテルに乗っていたし、大丈夫だろう。レン以外にも、ティータ・ラッセルもオーバルギアに乗っていたようだし。」
「じゃあいいか。」
「…………」
予想通りの返答にレーヴェは絶句した。
「だったらとどめだな。」
アガットは高く跳び上がった。
「これで決まりだ!だああああっ!行くぜっ!ドラゴオォォンダアァァァイブ!」
体当たりを食らって動けないブルブランにアガットは容赦なくドラゴンダイブをお見舞いした。
「いや……お前も似たようなものじゃないか……?」
レーヴェはぼそっと言った。
「何か言ったか?」
アガットは心底不思議という体で聞く。
「いや何でもない。――おい、上だ!」
「隙ありじゃああぁぁぁっ!」
聞き覚えのある声とともに2人が知る男性が上から降って来た。その男性はハルバードを振りかざし、着地とともに振り下ろす。2人ともサイドステップで避けるが、アガットにはかすってしまった。
「――チッ!」
「む、お主ら……。」
上から降ってきたのは、モルガン将軍だった。
時系列がメチャクチャになっております……。
か、感想お待ちしてますっ……!