~王都グランセル・グランセル城
ある日のこと。かなりの人数が何らかの目的でグランセル城に集められた。集めた者は、リベール王国の王太女クローディア・フォン・アウスレーゼ、親しい者たちからはクローゼと呼ばれている。何かパーティーを開くのかというと、どうやらそうではないらしい。というのも、今の彼女の格好は正装のドレスではないのである。よく見てみれば、集められた者たちも、正装ではない。
彼らがこれからやることは、『逃走中』と言われる一種の娯楽のようなものだ。1,000,000ミラを賭け必死にハンターから逃げ延びるゲームだ。ちなみに、今回は主催者であるクローゼもハンターとして参加するようだ。
おっと、説明している間にクローゼがハンターを紹介するようだ。まず1人目は、エレボニア帝国軍第七機甲師団所属のミュラー・ヴァンダール少佐。続いて、カプア宅急便のジョゼット。七耀教会の従騎士リース・アルジェント。リベール王国軍からは将軍のモルガン、准将にしてエステルの父、カシウス・ブライト。《
一方逃走者は、まず遊撃士協会からエステル・ブライト、ヨシュア・ブライト、シェラザード・ハーヴェイ、アガット・クロスナー、アネラス・エルフィード、ジン・ヴァセック、カルナ、グラッツ。ツァイス支部受付のキリカ・ロウラン。R&Aリサーチのリシャール大佐「だからもう大佐ではないのだが……」おっと失礼、アラン・リシャール。身喰らう蛇の執行者、No.Ⅱ《剣帝》レーヴェ、No.Ⅵ《幻惑の鈴》ルシオラ、No.XV《殲滅天使》レン。七耀教会の《
紹介が終わると、リベール王国の女王アリシアⅡ世が自ら15色の鎖を持ってきた。この逃走中、女王公認のイベントらしい。しかし、女王にそんなことをやらせてもいいのだろうか。
20分にも及ぶジャンケンの結果、最初に鎖を引くことになったのはアネラス。ちなみに、順番はアネラス→ヨシュア→ルシオラ→リシャール→キリカ→アガット→ジン→オリビエ→カルナ→グラッツ→ケビン→レン→レーヴェ→シェラザード→エステルの順番になった。
「むっ、なんであたしが最後なのよ~!」
エステルは文句を言って頬を膨らませた。
「あはは~。じゃあ、あたしが最初に引きま~す!」
アネラスが選んだのは、ピンク色の鎖。総員が固唾を呑んで見守る。ハンター達が入った檻の扉は……。
開かなかった。
「やった!それじゃあ、お先に~。」
この後、キリカまでは無事に開かずに終わり、それぞれ思い思いの場所へ行った。