逃走中@グランセル   作:紅波

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いよいよ後半戦始まります!


section7

~東街区:残り時間65分

 

逃走者:エステル、ヨシュア、リシャール、アガット、レーヴェ、レン、ルシオラの計7名

ハンター:クローゼ、ジョゼット、ミュラー、ユリア、リース、ブルブラン、カシウス、モルガン、ティータの計9名

 

 東街区にいたアガットとレーヴェ、南街区にいたエステル、ヨシュア、リシャール、西街区にいたレン、ルシオラの順に、王立競技場(グランセルアリーナ)に集まって来た。ブルブランの言葉通り、飛び猫が大量にいる。

 

「これで逃走者が全員集まったわけね。」

 

「あら、エステル。敗者復活戦を勝ち抜いたのね。」

 

「!!レン、何か文句でも~?」

 

「いやよ、怒っちゃ。」

 

 レンの揶揄するような言葉にエステルは口をつぐんだ。

 

「……ヨシュアか。」

 

「よかった、レーヴェも生き残ってたんだね。」

 

「お前もな。」

 

 ヨシュアとレーヴェも互いの姿を見つけて語る。こちらは平和である。

 

「…………」

 

「…………」

 

 一方、彼らのやり取りからはじかれたアガットとリシャールは若干ジト目で見ていた。

 

「ふふ、今は敵ではなく味方同士だから、お互いに協力し合いましょう。」

 

 同じくはじかれたルシオラがまとめた。

 

 

 

 

 

「太極輪!」

 

「秘技・幻影奇襲!」

 

「ふっふふんふふーん……よぉし!」

 

「サテライトビーム!」

 

「秘技・桜花残月!」

 

「ははははは……さらばだ!」

 

「奥義・鳳凰烈破!」

 

「ドラゴォォン…ダァァイブ!」

 

「チェストォォッ!」

 

 逃走者とハンターのSクラフトが入り乱れる。ここには、ハンターもやって来て、逃走者の妨害が出来るようだ。ハンターが来るおかげで、飛び猫がなかなか倒せない。

 

 飛び猫が少しずつ減ってきて、残り20匹くらいになった頃、ようやくハンターが1人――ティータが戦闘不能になった。アガットは膝をついたティータの様子が気になるようだが、それでも飛び猫と残りのハンター達を攻撃していく。

 

 クラフト以外にもアーツを使いもした。

 

「カラミティブラスト!」

 

「シルバーソーン!」

 

「ロストメビウス!」

 

 もちろん、ハンターもアーツを使ってくる。アリーナの地面がボッコボコになっているわけだが、修繕費の話は……大人の事情というヤツだろう。

 

 ミッション終了まで残り時間1分。エステルとヨシュアの目が一瞬合った。

 

「行くわよ、ヨシュア!」

 

「分かった、エステル!」

 

 2人の連携技のようだ。

 

「「奥義・太極無双撃!」」

 

 その場に残っていた飛び猫たちが全て倒された。

 

 その時、逃走者全員のビーコンが一斉に鳴った。

 

《諸君、よくぞ50匹もの飛び猫を倒した。新たなるハンターの放出はせず、今いるハンターを1人減らそう。ただし、今この時より、西街区への立ち入りを禁ずる。また、これ以降のミッションはないだろう。》

 

 メッセージを下まで読むと、退場するハンターはどうやらカシウスのようだ。俺はまだ戦えるぞおお!と、何やら悲痛な叫びが聞こえてきたのはきっと気のせいだろう。

 

「エステル、お疲れ様。」

 

「ありがと、ヨシュア。ヨシュアこそ、ナイスファイト!」

 

 エステルとヨシュアは互いに労い合っている。いちゃついているように見えなくもないのは……これも気のせいだろう。

 

「レーヴェーっ!」

 

 レンはレーヴェの元に走って行った。

 

「レンも頑張ったな。」

 

 レーヴェはレンの頭を撫でた。それを見たエステルは不満そうな顔をした。

 

「む……。」

 

「え、エステル……。」

 

 ヨシュアは苦笑いしている。そして、アガットとリシャールとルシオラはやっぱりはじかれた。

 

「…………(かなり不満そうな顔をしている)」

 

「……?ああ、お前も構いたいのか?」

 

 アガットを見て何をどう勘違いしたのか、レーヴェがそんなことを聞いた。

 

「は!?」

 

「違うわ、レーヴェ。赤毛のお兄さんが構いたいのはティータよ。」

 

「そうそう、レンの言う通りよ。」

 

「なるほどな。……ロリコンめ。」

 

「納得するなああ!エステル、それにそこのマセガキ!変なことを吹き込むんじゃねぇ!それからレーヴェ、納得すんな!」

 

「マセガキだなんて……レーヴェ、あのお兄さんが酷いこと言ってるわ。」

 

「そうだな。後で冥皇剣を食らわせておこう。」

 

「……ちっくしょおおおお!」

 

 アガットは思わず叫んだ。

 

「――君たち、戯れているところ悪いが「これのどこが遊んでるように見えるんだ!」…………」

 

 アガットに話を遮られたリシャールは、アリーナの隅っこに行って壁に向かって体育座りをしてしまった。

 

「あら、拗ねちゃったじゃない。……で、あの玉ねg……玉ねぎさんが言っていたことなのだけど……。」

 

 ルシオラがリシャールの話を引き継ぐ。玉ねぎ発言が1番リシャールをえぐっているようだ。

 

「「「「「(容赦ない……ルシオラさん、容赦ないです……)」」」」」

 

 さすがは、ドSと言われるシェラザードの姉貴分といったところか。玉ねぎを二度も言うところがまた……。

 

「ほら、ここよ。…これ以上のミッションは『ないだろう』って。」

 

「「「「「………………え。」」」」」

 

 リシャール以外の5人は驚いた。先ほど読んだ時は気づかなかったようだ。

 

「ってことは……まだミッションがあるかもってこと!?」

 

「ルール違反になるんじゃ……。」

 

「それであのオッサンを退場させたのか……!」

 

「気前がよ過ぎると思っていたが……。」

 

「ふふ、ブルブランったら……やってくれるじゃない。」

 

 それから7人は別れた。

 

 

 

 

 

――ティータ・ラッセル、戦闘不能、カシウス・ブライト、退場 Mission Complete――

 

――残り時間:45分――




オリジナルで……

アガットとレーヴェのコンビクラフトを作りたいのですが、どうでしょう?
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