1:管理者4
それで、なにがあったわけ?
2:管理者3
単刀直入に言えば、一柳梨璃が転生者である疑いが浮上した
3:管理者5
まじか、そう来たかよ
4:管理者7
これはこれは、今までも原作キャラに転生した者たちは居たがよりによって主人公とはね
5:管理者2
まああり得る可能性ではあったけど、ソレでも現実になって欲しくはなかったなー
6:管理者1
仕方あるまい、もとよりこの世界は似ているだけの別世界と思わなければならん……人類の破滅を回避し、転生者たちを生かすためには臨機応変な対応が必要となる
7:管理者5
はー全く、あんたは相変わらずお優しいことで
8:管理者4
あなたはすこし杜撰すぎるけどね
9:管理者7
まあいいか、それで?具体的な対策はどうするつもり?
10:管理者1
暫くは、百合ヶ丘にいる転生者たちの報告を待つ
11:管理者7
了解、つまり僕らが動くことはほぼ無いってことね
12:管理者2
ある意味では、いつも通りだね
13:管理者4
じゃあ6にも伝えとかないとね
14:管理者5
じゃあ、こっちも動く準備だけはしとくぜ
◆◆────────────◆◆
346:名無しの転生者
暫く無視してたらイッチからの応答が無いんやが
348:名無しの転生者
やっべこれホントに死んだか?
349:名無しの転生者
不謹慎だけど普通にあり得るかもね
350:名無しの転生者
ま、まだ見てないだけの可能性もあるし
351:名無しの転生者
自分から助け求めてきたのに見ないとかある?
353:名無しの転生者
……やっべーホントにやらかした?
354:名無しの転生者
イッチ!返事をしろ!(カツランザラ)
356:名無しの転生者
ヅラじゃない桂だ!
358:名無しの転生者
ふざけてる場合じゃないぞ
360:名無しの転生者
まじでふざけんな
361:名無しの転生者
スンマセン……
362:イッチ
なんか百合ヶ丘に拘束されたんだが……って何このレス
364:名無しの転生者
い、イッチ!!
365:名無しの転生者
生きてたんかワレェ!!
366:名無しの転生者
感動の再会
368:名無しの転生者
いうほど感動か?
370:名無しの転生者
勝手に無視して勝手に喜んでるだけじゃね?
371:名無しの転生者
良かったくたばったかと………まて今なんつった?
372:名無しの転生者
は?
374:名無しの転生者
おい、おいお前おい
376:名無しの転生者
ま、まさか……!挟まったのか……!?
377:名無しの転生者
エイメンンンンンン!!!
379:名無しの転生者
イスカリオテステイ
380:名無しの転生者
コロス
381:イッチ
まだ捕まったしか言ってないわ
383:名無しの転生者
じゃあただの犯罪者か
384:名無しの転生者
ただの?
385:名無しの転生者
犯罪者はただのじゃねえのよ
386:イッチ
お前らが話してた梨璃って子と会っただけだよ
387:名無しの転生者
ギルティ
388:名無しの転生者
遊びは終わりだ、殺してやるよ
389:名無しの転生者
その生命を以って、罪を償え!!
390:名無しの転生者
楽には殺さん
392:イッチ
やっぱこうなったか………
393:名無しの転生者
なぜわかってたのに接触した
395:名無しの転生者
さすがに読めただろこの展開は
396:イッチ
なんか勝手に身体が動いて
398:名無しの転生者
それで許されるのヒーローだけだから
399:名無しの転生者
多くのトップヒーローが逸話をこう括る、考えるより先に身体が動いていたと!!
400:名無しの転生者
オールマイトが言ったことは正しかったのか
401:名無しの転生者
ヒーローじゃなくてクソヴィランだけどな
402:名無しの転生者
てか俺達がこいつを捕まえたいのはわかるけど、なんで百合ヶ丘が捕まえんの?
404:名無しの転生者
今のところただの遭難した一般人ってだけだもんな
406:名無しの転生者
捕まえる理由がなくね?
408:イッチ
まあそこは色々あって
409:名無しの転生者
おいなんか隠してるだろ
410:名無しの転生者
ぜってぇヤバイやつだこれ
411:名無しの転生者
セクハラでもしたんか
413:名無しの転生者
それだったらその場で八つ裂きだろ
414:名無しの転生者
じゃあなにがあったんだ?
415:名無しの転生者
いや俺達からは確認できんし、わからんわ
416:名無しの転生者
うーんやっぱりなんか隠してるよな
417:名無しの転生者
まあ百歩譲ってそれはいい、問題は
419:名無しの転生者
百合に挟まったかどうかだ!!
420:イッチ
ごめんて
421:名無しの転生者
許さん
422:名無しの転生者
地獄へいけ
423:名無しの転生者
慈悲がなさすぎんか?
424:名無しの転生者
一応イッチ遭難者なはずなのに……
425:名無しの転生者
死人に鞭打つどころか銃ぶっ放すような所業
426:名無しの転生者
そこまでではないかもだけど、まあ追い打ちではあるか
428:イッチ
あ、なんか誰か来たわ
429:名無しの転生者
へ?
431:名無しの転生者
あーそういや捕まってるから
433:名無しの転生者
ホントに何やったんだ
435:イッチ
簡単に言うと
「お前何もんやワレェ」
「はよ白状しようや」
「実はカクカクシカジカで」
「……は?(何言ってんだこいつ)」
「だからカクカクシカジカで」
「………」
という感じ
解放はしてくれませんでした
436:名無しの転生者
一番聞きたいのはカクカクシカジカの部分なんだが?
437:名無しの転生者
そこ省略すんな
438:名無しの転生者
やっぱこいつわかってやってるだろ
439:名無しの転生者
そらそんな返答なら解放するはずないだろ
441:名無しの転生者
もっと真面目に答えくれん?
442:名無しの転生者
百合に挟まらないならそれでいい
443:名無しの転生者
百合に挟まるなニキしつこすぎだろ
444:442
ネキだが?
446:名無しの転生者
ネキかよ!
447:442
まあTSだけど
449:名無しの転生者
TSなんかい
450:名無しの転生者
このリズム感すき
451:442
あと百合ヶ丘所属
453:名無しの転生者
まじかよ
455:名無しの転生者
百合ヶ丘所属集まりすぎじゃない?
456:名無しの転生者
なんかこの掲示板話題になってるらしいからな
457:イッチ
えなんで?
459:名無しの転生者
なんかもしかしたら初の転移者かもしれんって
460:名無しの転生者
あーそっちか
461:名無しの転生者
まあイッチ見るからに怪しいもんな
463:名無しの転生者
絶対になんかあるもん
465:名無しの転生者
もしかしたら異世界からの転移者かもな
467:名無しの転生者
なわけねえだろ
468:名無しの転生者
さすがに考えすぎだとは思うけどな
469:名無しの転生者
でもありえなくは……ない、かも?
470:イッチ
あっなんか呼ばれたわ
471:名無しの転生者
は?
472:名無しの転生者
ひ?
473:名無しの転生者
ふ?
475:名無しの転生者
変なことすんな
476:名無しの転生者
へが続いてる!
478:名無しの転生者
お前で途切れたが?
480:イッチ
とりま行ってくるわ
◆◆──────────────◆◆
先ほど掲示板で語った通り、自分はあのあと百合ヶ丘に連れて行かれ普通に拘束された。
いや、あのピンク髪の子(多分梨璃という子)は抗議してくれていたみたいだが聞き入れられなかったらしい。
まあ普通に怪しまれるのは想定内だが。
武器は没収されたが。
そこまで酷い扱いでもないし、しっかりとした部屋なため不審者にしては上等なものだろう。
そうこう考えていると、扉が開いた。
「出てください」
そう茶髪の子が言い、隣に控える
そうして、自分は部屋を出た。
来たときは少ししか見れなかったが、随分と立派な施設だろうことは内装でわかる。
これが掲示板の民が言っていた、百合ヶ丘の内部。
人類の迎撃の最前線なのだろう。
「これから、理事長代行と会談をしてもらいます」
「理事長代行?」
「最高責任者と考えてもらっても相違ないです」
「なるほど……」
そう言って事務的に口を開くその茶髪の子は、こちらを自然を装いながらも警戒し続けている。
なるほど、かなりの手練れだろう。
流石は人類の守護者、リリィということか。
一方、白髪の子の方はなんというか。
こちらを警戒するだけではなく、困惑に近しいものがあった。
いやこんなやつが現れたら困惑するのが普通だとは思うが、なんというか
「ここです」
茶髪の子がそう口にすると、なかなか豪華な扉が見える。
内装も先ほどの近未来的な感じとは違って、扉だけ見てもかなり洋風の装飾だということがわかる。
キャメロットの城の内装みたいな感じだ。あっちは白かったけど。
そうして、二人が扉を開けていく。
そこは、周りの景色が一望できるような、そんな場所であり。
そして書斎のような机には、おそらく理事長代行と思われる人物が座っていた。
「ごくろう」
「はい……しかし、よろしいのですか?その、このような人物を────」
「本当にゲヘナの間者ならば、もっとやりようはあるだろうて」
「………わかりました」
理事長代行とさっきの二人が話をする。
取り敢えず聞かなかったたことにしておこうと思う。
ここで口挟むと余計なことしか起こらなそうだし。
「さて………すまないの、
「いやいや、大丈夫ですよ。俺が怪しいのは分かってるので」
まあおそらく、この人はあの話をしたくて呼んだのだろう。
先ほど拘束された場所で話した、あの話を。
「もう一度、聞いてもよいかの?」
「はい……俺は──────
──────恐らく、異世界から来ました」
それを聞き、さらに眉間の皺を寄せ難しそうな顔になる理事長代行。まあ仕方ないだろう、俺だって同じ立場なら頭を抱えるだろうから。
「それを……証明できる手段は」
「ありますよ」
そう言って、自分は空に文字を書いていく。
もちろんただの文字ではない。
それは、世界が認める神秘そのものであり、とうに現代では失われたものだ。
ある大神が創り出し、かのアイルランドの光の御子も使ったもの。文字自体が魔術的意味を持つそれ。
俺の世界でははるか未来に蒼崎橙子という魔術師が魔術基盤を復元し、再生させるまで過去の遺物となっていた。
もちろん、出力としては蒼崎橙子のそれを遥かに上回る神代の代物だが。
即ち─────ルーン魔術だ。
「………なるほど、確かにこれは常識外れだ」
彼が言う通り、これは魔術のなかでもかなりの高等なものであるが、それでも魔術的なものにも精通しているのか理事長代行にもどれほどの代物かを分かってもらえたようだ。
まあ初めからわかってもらえる前提で披露したものだが。
なかなかの手練れであると認識していた理事長代行は、この世界の魔術にも通じていると考えたからだ。
それと照らし合わせて、どれほど常識から外れているかを分かってもらいたかったのだ。
「実を言うと、自分はこの世界でやりたいことは特にありません」
「なに……?」
「俺はただ、元の世界に帰りたいんです」
「もちろん、そう簡単には行かないものの帰る手段も分かっています」と説明すると、理事長代行は少し悩ましい表情をした。
はて?なぜそんなに悩むのだろう。
自分で帰れるため心配しないでほしいと言ったのだが。
「一つ問おう……それには、どのような手段が必要かね?」
「………莫大な資金……ですかね?」
それを聞き、理事長代行は意を決したように。
そして自分に言ってきた。
「涼真殿、こちらと取引をしないか?」
「理事長代行!?」
「ッ!?」
二人の少女が驚愕する。
かくいう自分も驚いた、まさかそんな提案をしてくるとは。
精々は危険性が自分にないことをこれから説明し、早くここから離れるつもりだったのだが。
「………すこし聞きましょう」
ほんの少し悩んだ末に聞くことにした。
「君に依頼を回す、その変わりこちらは報酬を君に支払うという契約だ」
「……その依頼の内容は?」
「ヒュージの討伐、そして捕獲など。場合によってはリリィの護衛を頼みたい」
なぜそんなに下手に出てくるのか分からなかったが、悪くはない契約だと思う。
正直言って、資金はどれだけあっても足りないと考えているからだ。現代の魔術師のレベルが神代に比べ下がっているとはいえ、あれだけの大金持ち達があれだけの労力を費やしても届かない領域に届かなければならないのだ。
想像を絶するものだろう。
「正直に言って、儂らでは君に勝てん」
「代行!何をいうのです!!」
「儂は感じ取れた……君のその雰囲気は南極戦役で感じた恐怖を凌駕する威圧感を放っている」
「君たちもわかっているだろう?」と理事長代行が二人の少女に問いかける。
それに言い返すことをせず、少女たちは押し黙った。
ちょっとまて、なんだ威圧感って。
今はそんな殺気もなにも放っていないが?普通に過ごしているだけだ。そんな人を怪物みたいにいうほど人は外れていないと思うが。
「………なんでそう思ったのかも、否定せず押し黙った二人に関してもスルーしますけど。俺そんな怖いですか?」
「……立ち姿だけで感じるほどの威圧感だからのぉ」
そっかあ……なるほど。
つまりあんなに警戒されていたのは、強さを隠しきれていなかったということか。
だからさっさとあそこにぶち込んだわけだな?
ほかの生徒を不用意に警戒させない為に。
「さて、では答えを聞こうかの」
そう聞いてきたが、その目には強い決意が宿っていた。
断られ、敵対した場合ここで命を賭けてでも止めるという決意。さすがに敵対はしたくないが、向こうがやる気ならば無力化ぐらいはするかもしれない。
まあだが、答えはすでに決まっている。
「いいですよ、その取引受けましょう」
そういうと、直接は顔に出さないが安堵したような雰囲気を感じた。
その後は、契約書だなんだと色々書いて会談は終わりを迎えた。ギアスクロールなどの便利な魔術的契約ではなかったが普通の口約束よりは安心できるだろう。
これから、自分が寝泊まりする場所に案内されるらしい。
さて、どんな場所なのやら。
◆◆──────────◆◆
「……さて、姉上に報告をせんとな」
そう悩ましそうにため息をつき、理事長代行は仕事を再開する。自身の姉のこともあるが、やはり目下の問題は彼のことだろう。
先ほど言ったことに一切の間違いはない。
恐らく戦いになれば百合ヶ丘の全戦力でも勝てない───どころか手も足も出ないとさえ言える。
それほどまでにあの青年の力は圧倒的だった。
しかし、それと同時に別の感情も湧き上がってきていた。
それは、安心感。
この者に任せておけば何とかしてくれるといういいもしれぬ感覚と、まるですべてを救うと実感させるような力強い目。
こんな感覚は、感じたことがなかった。
まるであの青年は─────
「英雄、か」
英雄のようだったとさえ思った。
ちなみに主人公の魔術的な師匠はマーリンともう一人の魔女です。