星殺しの英雄   作:Castella

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5話目です、よろしくお願いします。


【雑談】最近の事件のことを教えてくれ【しようぜ】

 

1:超絶有能記者

というわけで情報提供オナシャス

 

3:名無しの転生者

まーた記事作る気かよ

 

5:名無しの転生者

これももはや恒例行事と化しているけれど、マジでなんで飽きないんだよ

 

6:名無しの転生者

それが記者としての性なんでしょ

 

8:名無しの転生者

にしては名前の自己主張激しすぎん?

 

10:名無しの転生者

まあそれはいいんじゃないか

 

12:名無しの転生者

最近あった珍しいことといえば、やっぱり梨璃ちゃんのことか

 

13:名無しの転生者

ん?なんかあったっけ?

 

15:名無しの転生者

アレだよあれ、梨璃ちゃんが転生者かもしれないっていうアレだ

 

17:名無しの転生者

えまじ?そんなことになってたの?

 

19:超絶有能記者

ほうほう、なるほど?

 

21:名無しの転生者

未だ確認中だけど、今のところは可能性はあるらしい

 

22:名無しの転生者

それがマジなら結構やばいよな

 

24:名無しの転生者

つまり梨璃さんのカリスマに頼れなくなる可能性があるってことだからな

 

26:名無しの転生者

ストーリー的にもないと詰むからな

 

28:名無しの転生者

うわぁそう考えると結構ヤバイ?

 

30:名無しの転生者

普通にヤバイ

 

32:名無しの転生者

まあ考えるのは上層部の役目だから

 

34:名無しの転生者

あとは……型月転移者の話かな?

 

36:名無しの転生者

転移者?

 

38:名無しの転生者

は?転移者!?

 

39:名無しの転生者

転移者なんていたんだ、初めて知った

 

41:名無しの転生者

というか初じゃね?

 

42:名無しの転生者

というか待って型月って言った?

 

43:名無しの転生者

えっまじ?型月の転移者かぁ

 

45:超絶有能記者

転移者!???しかも型月だって!?!?!?

 

46:名無しの転生者

めっちゃ食いついた

 

48:名無しの転生者

あー、あいつのことか

 

49:名無しの転生者

百合に挟まりクソ野郎のことな

 

51:名無しの転生者

ヒッデェ言い草www

 

53:名無しの転生者

草に草を生やすな

 

55:名無しの転生者

と言ってもあいつがなにか特別なやつでは────いや、まあ仮にも転移者だから特別ではあるんだが

 

57:名無しの転生者

あいつ自体が図抜けて強いとかそういうわけでもないからな

 

58:超絶有能記者

いやもう転移者って言うだけで記事にできるわ

 

60:名無しの転生者

まあそうなるよな

 

61:名無しの転生者

あいつもご愁傷さまだな

 

63:名無しの転生者

自業自得だがな!!

 

65:型月解説役

いや、そうでもないかもしれないぞ

 

67:名無しの転生者

解説ネキ!?

 

69:名無しの転生者

どしたん、そのコテハンで現れるとか珍しいじゃん

 

71:名無しの転生者

普段はふつうだもんな

 

73:名無しの転生者

それで、そうでもないかもしれないとは?

 

74:型月解説役

あいつ、まだ隠し事してるかもしれんってこと

 

75:名無しの転生者

へ?

 

76:名無しの転生者

マジでか

 

77:名無しの転生者

その根拠は?

 

78:型月解説役

前にあいつが言ってたこと覚えてるか?

「俺の時代はまだ魔術師はそこまでドブカスじゃなかったから」

ってさ

 

80:名無しの転生者

あーそういえば言ってたな

 

81:名無しの転生者

確かに言ってたけど……

 

83:名無しの転生者

それがどしたん?

 

84:型月解説役

普通に魔術師はドブカスじゃない時は神代に近しい場合だってこの前言ったけど、神代に近いほど強くなるのは魔術師だけじゃないんだ

 

86:名無しの転生者

ほーん?

 

88:名無しの転生者

あー、確かに

 

89:名無しの転生者

そうだな……英雄とかも神秘の濃い時代に生まれたほうが強かったからな

 

91:名無しの転生者

ヘラクレスとか、クー・フーリン

アーサー王とかな

 

92:型月解説役

有名どころだとそこら辺だよな

それにあいつは魔術師ではないとは言ったが、魔術使いであるとも明言していない

 

93:名無しの転生者

まーた隠し事ですか

 

95:名無しの転生者

あいつどれだけ隠してんだよ

 

96:型月解説役

いや、勘違いして欲しくないんだけど

あいつはそこまで悪いやつではないと思うぞ

 

98:名無しの転生者

は?なんで?

 

99:型月解説役

あいつ、なるべく誠実にいようとしてたからさ

その証拠に、あいつは答えなくていいことに答えてたし

最初から隠すつもりなのなら転移者であることも答えなきゃいいし

俺はそこまで悪いやつだとは思っていないぞ

 

100:名無しの転生者

なる……ほど?

 

101:名無しの転生者

まあ一理あるか

 

102:名無しの転生者

まあただの怪しいやつではないとは思うけど

 

104:名無しの転生者

それでも信用するのはちょっと難しいよな

 

105:型月解説役

まあこんなに弁明したのはあいつが責められすぎるのもなんか居た堪れなかったからだし、これからの信頼はあいつに期待だな

 

106:超絶有能記者

なるほどね、まだまだ謎の多い人物であることはわかったよ

 

108:名無しの転生者

うわ、そういえばこいついたんだった

 

109:名無しの転生者

あいつ完全に目をつけられたじゃん

 

111:名無しの転生者

ご愁傷様だな

 

112:名無しの転生者

もつ逃げられないねぇ

 

113:名無しの転生者

ガチで地の果てまで追いそうなんだよなー

 

 

 

◆◆───────────◆◆

 

 

朝に自身の部屋を出発し、その依頼の集合場所へ向かった。

もちろん人目に付かないように気を配りながら。

そして着いたそこにいたのは9人の少女たちであり、これからの依頼の協力者でもあるそうだ。

 

まあ普通に歓迎されているとは言いがたかったが、それでも見るからに怪しんでは居ないようだったのでまだマシだろう。

互いに少し自己紹介をして、そのまま目標の場所まで向かうことになった。

 

大っぴらにできない任務のため、ガンシップ(リリィ専用の移動機体のようなもの)は使えないため途中までは車両で行くことになった。

内装は軍用車のようであり、なおかつ不審に思われないように偽装している特殊車両とのことだ。

 

車両に乗り込み、9人(+1人)の場所からなるべく離れて座る。いや男なのもあるが、あまり信用されていない人物が近くにいたら少し気まずいと思ったからだ。

決して女子と話すのが難しいという訳では無い、普通にブリテンでは話してたし。

 

「………」

「「「「………」」」」

 

いやこうなんのはわかってたけど気まずい。

走行中の車両の内部は沈黙に包まれていた。

自己紹介から1回も口を互いに開かないため、なにか会話が発生することもない。

神楽幸さんがなにか話題を振ってくれればいいのだが、まあそっぽを向いて無視を決め込んでいる彼女には頼れないだろう。

 

そんなこんなで時間は過ぎていく。

まだまだ目的地にはつかないようで、ひたすらに沈黙が続いていく。というか少しこのままだと困るのだが。

仮にも共同で任務をこなすのだ、連携とまでは行かなくともいざというときに頼れないというのは少しまずい。

故に打ち解けるとまでは行かなくとも、少しは話をしたいのだが難しいだろうか。

 

「………すこし、いいかしら?」

「ん?ああ、はい。大丈夫ですよ」

 

そう考えていると、話しかけてきた人がいた。

銀髪に碧眼の美しい顔立ちの少女────ロザリンデさんだ。本名は長いので省略する。

 

どうしたのだろうか、いや話しかけてくれるのは嬉しいのだが。

 

「貴方、異世界人って本当なの?」

「え?まあホントですよ」

 

そういうと、ロザリンデさんは少し難しい顔をしながらもこちらを見てきた。

その表情は少し困惑しているようでいて、なにかを決心したように見える。

 

えっなにか間違っただろうか。

 

「……単刀直入に聞くわ、貴方はこの世界をどう思っているの?」

「どう……とは?」

「そうね、簡単に言うなら───────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───この世界を、どうでもいいと思ってる?」

 

それを口にした瞬間、車両内の警戒度がすこし上がった気がした。空気が重く、鈍重になったような。

見れば、周りのリリィたちの表情も硬くなっている。

 

……ああ、ようやくわかった。 彼女達は自分がこの世界に於いて身内に害をなさないか───ひいては百合ヶ丘に害をなさないのかを心配しているのだろう。

そうだと答えた場合、なんとしてでも止めるために。

 

大した覚悟だと、そう思う。

この年齢で背負うには重すぎるものだとも感じるが、それがこの世界の現状なのだろう。

最大の戦力は年端のいかぬ少女たちであり、まだまだ多感な年頃だろうに最前線に立たせる。

それを嬉々として行なう人種がかなりいるほどに、この世界は終わりに瀕しているのだ。

 

非常に度し難いけれど、それが現実なのだ。

 

「……確かに、そう見えるのも無理ないかもね。所詮はどこまでいっても余所者だから」

「………ええ、そうね」

「けど─────」

 

ならば、自分が取る選択は一つしかない。

もともとこんな生き方しか知らないが、それでもそれでこの子たちが少しでも安心できるなら。

 

まだ遊んでいたっていい年齢の少女たちが、無駄な苦労をしなくてもいいように。

守られているべきものであるというのは、命懸けで戦っている彼女達への侮辱になるから言わないけれど。

 

「無辜の民たちを傷つけることは、絶対にないと誓う」

 

「もちろん、貴女たちのことも」と付け加えて言う。

できる限りの誠意を込めて、真剣に言葉を放った。

果たしてどれだけ信じてもらえるかはわからないけれど、俺ができるのはそれくらいだから、後は行動で示すしかない。

彼女達が余計な心配をしないように、あとは信じてもらえずとも行動あるのみだろう。

 

「………わかったわ、それなら一旦は信じてみましょうか………それでいい?伊紀、碧乙」

「ええ、ロザリンデお姉様がそう言うなら」

「………私も」

 

どうやら、少しは信じてもらえたようだ。

未だ信頼とまではいかないが、先ほどよりも空気が軽くなったようだ。

これからは俺の行動次第だろう。

 

「ありがとう」

「流石にまだ信じられるわけじゃないけれど、それでも先ほどの言葉に嘘はなかったから。あの言葉に免じてあげるわ」

 

そうして、目的地に着いたことを知らせるように運転手が言う。どうやらここからは徒歩らしい。

普通なら徒歩はかなり掛かるが、リリィの身体能力なら問題ないらしい。

 

さて、ここからは仕事の時間だ。気を引き締めて行こう。

 

「行くか」

 

 

 




ロスヴァイセの面々の口調が全然わからん。
最新の舞台に伊紀さん出てるらしいけど見に行けないから不明なまま。御典医さんとかイラストビジュ良くて気になるのに……
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