闇のゲーム
「万世教」は【万物を黄金に変える魔法】の変形法と「
そう、私は遂に夢の穀潰し生活を手に入れたの。これ程嬉しい事は無いわよねぇ?
さぁ、【
《ソリテールさま、たすてけ!》
いよいよ以て「万世極楽教」の門出を祝おうとした時、私の脳裏に潜伏させておいた
『……アウラ、ちょっと来て頂戴』
『何よ?』
「何処行くんだ?」
『ちょっとウ○チをしに行くのよ』
「『お花を摘みに行くって言え!』」
何よ、皆まで聞こうとするのが悪いんじゃない。
――――――その必要はありまセ~ン!
しかし、私が無理矢理席を外そうとした瞬間、空間が書き換わる。
『……「
『何なのよ、これ!?』
不気味な闇に閉ざされた空の下、私とアウラは復元された
そして、目の前には見覚えのない男が決めポーズを取っている。鈍い銀髪のロングに白い肌、鼻筋の通った精悍な顔立ちをしており、身長もかなり高い為、一目で外国人と分かる。その癖、赤い羽織を着流しているので、和洋折衷具合が半端ない。「日本文化に憧れた外国人が和服に着られている」ようにしか見えなかった。しかも、何故か左目が「ウジャトの眼」を思わせる義眼になっている。
とりあえず、誰よアンタ?
『フフフフフ、ワタシは「
『『なぁにそれぇ?』』
『もっとマシな反応をしなサ~イ!』
『『そう言われても……』』
質問したら知らない単語がいっぱい出て来たわ。先ず「十二鬼月」って何よ。闇のゲームも知らないし。ただ、「鬼」って単語が入っている事から、おそらくは
『断る事は出来ませンヨ? ワタシの「
『うぅぅ……』『バゥ……』
すると、闇の中から、檻に閉じ込められた零余子と
ともかく、折角手に入れた零余子を見捨てるのは勿体無いし、何より「万世極楽教」が締結された祝いの場を荒らされたのは単純にムカつくから、買ってやるわ、その喧嘩。
『……良いでしょう。掛かって来なさいな』
『勘違いしないで下サ~イ! 挑戦者はアナタたちの方デス! それを今からお見せしましょう!』
と、夜行が指をパチンと鳴らせば、私たちの前に無数の
『“ルール”も送り付けてあげましょう!』
さらに、夜行の義眼が光ると、私の脳裏にこのカード“ゲーム”のルールが読み込まされた。なるほど、分かったわ。即興だけどデッキも組めたし、闇のゲームとやらを始めましょう!
『アウラ、
『何で!?』
『さもないと、あたなの排泄口を上の口と繋がった状態で固定させるわよ?』
『
『掛かって来なサ~イ、ソリティアガール!』
そして、あっと言う間に闇の
◆十二鬼月
無惨が用意した十二人の精鋭鬼。どいつもこいつも厄介な「血鬼術」を持った粒揃いなのだが、月に因んでか「上弦」と「下弦」という階級で半分に分かれており、「上弦」と「下弦」の間には超えられない実力差がある。もちろん、鳴女や黒死牟、玉壺は上弦の鬼。