【闇の
◆初期
◆メインデッキ枚数は四十枚、
◆
◆EXデッキのモンスターやフィールド魔法は、それぞれのプレイヤーに一ヶ所ずつある特別枠に出す
◆場を離れたカードは、基本的に墓地へ送られる
◆一ターンは六つのフェイズ(ドロー、スタンバイ、メイン1、バトル、メイン2、エンド)を経て終了する
◆通常召喚は一ターンに一度までで、☆5以上は一体、☆7以上は二体の生け贄が必要
◆特殊召喚は条件さえ満たせば、一ターンに何度も出来る
◆負けた奴は死ぬ
◆細かい事は考えるな、感じろ
※ルールとマナーを守って楽しく
◆◆◆◆◆◆
『ワタシのターン!』
有無を言わさず夜行が先攻を取った。こういう場合ってジャンケンとかじゃないの?
『ワタシはこのカードゲームの
『神を気取る割に小物ねぇ』
『黙りなサ~イ! ……かつてのワタシは、何の変哲もない田吾作でシタ』
さらに、聞いてもいないのに自分の過去を語り出す夜行。彼曰く「人間だった頃の自分は絵画や遊戯を考える事は得意だったが、周囲に認められる事は無く、どうしようもない穀潰しと揶揄され失意に暮れていたものの、無惨様のおかげで力尽くで分からせる事が出来るようになり、この「
『まぁ、研究肌の私にも共感出来る部分はあるけど、それで田畑の仕事をサボっていたのなら、穀潰しと言われても仕方ないんじゃないかしら?』
『喧しいデ~ス! 勝てば官軍なのデ~ス! さぁ、決闘を続けますよ! ワタシは手札から、あるカードを発動しますが……ユーはカートゥーンは好きでスカ? ワタシは大好きデ~ス♪ 1000LPを支払い、永続魔法【トゥーン・ワールド】を発動しマ~ス!』
夜行の場に、デフォルメされたモンスターが描かれた絵本が出現する。
『さらに、【ファニー・ダーク・ラビット(☆4 闇属性 獣族 攻/守=1100/1500)】を召喚し、効果で手札から【トゥーン・ヂェミナイ・エルフ(☆4 地属性 魔法使い族 攻/守=1900/900)】を追加召喚! それから、【(☆4 風属性 鳥獣族 攻/守=1300/1400)】を自身の効果により特殊召喚しマ~ス!』
しかも、表紙と同じタッチをした、擬人化兎、双子のエルフ姉妹、美人なハーピィが、絵本のページから飛び出して来た。何よ、このふざけたモンスター群は。
『ワタシは過去に、一度だけ「鳥獣戯画」を見る機会がありまシタ! 動物たちを人に見立て、生き生きとした動きを見せるあの絵にワタシは感動を覚え、あの世界観を自分の思い描く形でアレンジしたくなりまシタ! この「トゥーン」たちは、その集大成とも言えるモンスターデ~ス! 彼らは
『……私、持って無いんだけど?』
『ハッハッハッハッ! トゥーンだから無敵デ~ス!』
『普通にズルいんだけど……』『最低ね』
何なんだ、この男は。
『最後にカードを二枚伏せ、ターン終了デ~ス! さぁさぁ、あのお方ですら一目置くという、アナタの実力をお店下サ~イ♪』
そして、二枚のカードを伏せてから、夜行はターンを明け渡す。実にウザったい態度だ。
ま、良いわ。そうやって「ぼくのかんがえたさいきょうカード」で良い気になってなさいな。私は私の選んだカードで勝負させて貰うわよ。
『私のターン! ドロー!』
という事で、私のターン。
『先ずは【魔法効果の矢】を使うわ!』
『ふざけるんじゃありまセ~ン! カウンター罠発動、【トゥーン・テラー】! 【魔法効果の矢】を無効化しマ~ス!』
『チッ……!』『何よ、防がれてるじゃないの!』
早速ドローした【魔法効果の矢】で【トゥーン・ワールド】を吹き飛ばそうかと思ったが、流石に妨害札を用意していたか。
だけど、そんな物は囮に過ぎない。本命はここからよ。
『ならば、手札から【スカイオニヒトクイエイ(☆3 風属性 海竜族 攻/守=600/300)】を召喚!
『ノォォォウッ!?』
これが私の可愛いペットちゃん壱号よ!
『そして、【スカイオニヒトクイエイ】は次の私のスタンバイフェイズまで除外される!』
『直接攻撃能力に加えて回避能力まで持つとは、卑怯でスヨ!』
『『お前が言うな』』
何が「トゥーンだから無敵デ~ス」だ。なら最初から相手にしてやらないわよ。
『さらに、カードを一枚伏せ、ターン終了! さぁ、決闘は始まったばかりよ?』
『シャラァァァプッ! ならばワタシのターン、ドロー! 先ずは【ファニー・ダーク・ラビット】の効果で【トゥーン・キングダム】をサーチしつつ、デッキトップ三枚を裏側で除外して即座に発動! それから、魔法カード【トゥーンのもくじ】により【ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン(☆8 光属性 ドラゴン族 攻/守=3000/2500)】をサーチし、場の【トゥーン・ハーピィ・レディ】及び【ファニー・ダーク・ラビット】とバウンズ融合! 出でよ、【ブルーアイズ・トゥーン・アルティメットドラゴン】!』
すると、夜行がまたしてもインチキ効果で超ド級のモンスターを召喚して来たわ。首が三つもあって大変そうね。
『食らいなサ~イ! 【ブルーアイズ・トゥーン・アルティメットドラゴン】の攻撃! 「アルティメット・バースト」!』
『……リバースカードオープン、【波紋のバリア-ウェーブ・フォース-】。相手の場のモンスターを全てデッキにバウンズするわ』
『オーマイガーッ!?』
だが、無意味だ。破壊耐性なんて、バウンズの前では無力よ。
『さぁさぁ、もっと愉しませて?』
何度でも言うわ。決闘はまだ始まったばかりよ?
◆トゥーン・ワールド
ペガサス・J・クロフォードが使っていたインチキ永続魔法カード。発動瞬間から自分の場に出ているモンスターをカートゥーンな奴らに書き換え、戦闘及び効果への破壊耐性を付与し、“本の中に逃げ込む”という意味不明な回避能力まで追加する。しかし、これはあくまで【トゥーン・ワールド】が存在する時のみで、場を離れた瞬間、モンスターたちは元の姿に戻り、能力も失われる。
OCG化に辺り、物凄いデメリットを背負わされた挙句、トゥーン・モンスターたちは【トゥーン・ワールド】が破壊されると一蓮托生で墓地へ行ってしまう。もちろん、破壊耐性や回避能力なんて無い。
言うなれば「時代が早過ぎた」カードだったが、後にカードが追加される事で色々と強化された。