(完結)世にもストレンジなワールド   作:埴輪庭

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第7話「俺とダチ 」

 ◆

 

 狩る、狩る、狩る。

 

 魔物連中にとって俺は極上の餌らしい。

 

 普段は隠ぺいしていた魔力を垂れ流すと、どいつもこいつも俺を喰おうと目の色を変えて襲い掛かってきやがる。

 

 銀肌騎士蜥蜴(シルバー・リザードロード)嵐熊(ストーム・ベア)、他にも色々と化け物の中でも最悪の部類の化け物共が襲い掛かってくる。

 

 が、俺はそんな連中が束になってるってのに全く怖くなかった。

 

 当たり前だ。

 

 だって死なないんだから。

 

 ほら、現に今首を撥ね飛ばされただろう? 

 

 銀肌騎士蜥蜴が振るう剣っていうのはやたらめったら速くって、なかなか見切れたモンじゃない。

 

 だが俺は吹っ飛びそうになる頭を、掴んで切断面にくっつけた。

 

 これで元通り。

 

 頭を完全に破壊されたらどうなるかって? 

 

 そりゃあ生えてくるよ、当たり前じゃないか。

 

 これにはさすがの化け物連中も驚いたようで、一瞬隙を見せたところを俺が撫で斬りって寸法よ。

 

 もちろん無傷とは言わない。

 

 腕も足もぶっ千切れたし、首も飛ばされた上に燃えたり凍ったりした。

 

 でも大丈夫。

 

 不老不死だからね。

 

 そう、俺は年を食わないし、死んだりもしない。

 

 そんな俺にとってスタンピードに一人立ち向かうなんて、泣いてる赤んぼをあやすよりずっと簡単なことなんだ。

 

 不死とはいえ痛くないのかって? 

 

 もちろん痛い。

 

 でも大分鈍くなってるからな、余り気にならないんだ。

 

 そう、俺は随分と鈍くなってしまった。

 

 体も心も。

 

 人間に寿命があるってのは、死ねるってのは幸せなことなんだなってよぉく分かった。

 

 ◆

 

 好きでこんな体になったわけじゃなかった。

 

 確かそう、あれは何千年か前、いや、何万……? 

 

 とにかくずっとずっと昔、俺がまだまともだった頃の話だ。

 

 俺は当時、友人と一緒に冒険者ってのをやってた。

 

 もうどんな奴だか覚えてないんだけどよ、とにかく友達だったんだそいつは。

 

 それでどっかの遺跡のなんとかとかいう宝を手に入れて──そこまではよかったんだ。

 

 いまでもはっきりと覚えているのはその時聞こえてきた“声”だ。

 

 ──『我が永遠の安息を乱す狼藉者よ。汝らにそれぞれ悠久を生きる罰、悠久を巡る罰を下す』

 

 呪いって奴なんだろうな。

 

 今だからわかるが、俺が受けた呪いは悠久を生きる罰だ。

 

 そしてダチが受けた呪いは悠久を巡る罰。

 

 当時は俺もダチもよくわからなかったけどよ、今ならわかる。

 

 この罰ってのがどれだけ辛いかってのが。

 

 楽しかったのは最初の200年くらいまでだ。

 

 500年を過ぎた頃、俺はもう限界だった。

 

 死のうとして、でも何をしたって死ねないんだよ。

 

 ただ生きているだけで辛い──そんな風に感じるなんて想像もできないだろう? 

 

 そして生きる屍みたいになってよ、1000年くらいが過ぎた頃。

 

 俺はふと思ったんだ。

 

 ダチが、もしかしたらこの世界のどこかにいるんじゃないかって。

 

 そうしたならなんだか生き返ったような気がした。

 

 だが──早速ダチを探そうってそう思ったのは良いんだけどよ、一つ問題があった。

 

 どうやって探すんだ? 

 

 この広い世界から。

 

 ましてや、ダチは俺を覚えているとも限らねえのに。

 

 挙句の果てに俺もダチの事を忘れかけているってのに。

 

 俺の心はもう一回死んだ。

 

 それで100年か200年か──うだうだと落ち込んで、ふっきれたんだよ。

 

 有名になってやろうってな。

 

 世界一のナニカになって、俺の名前を、顔を、姿をこの世界にとどろかせてやろうってな。

 

 そうしたらほら、ダチのほうから俺に気づいてくれるかもしれないだろ? 

 

 俺は今でもダチに逢いたいって思ってる。

 

 ダチだってそう思ってる筈だ──多分、きっと。

 

 なら逢えばわかる。

 

 分かってくれる、分かってほしい、でないと俺はもう本当にダメになっちまう。

 

 そうして俺はこんな事をやってる。

 

 世界中の災害やらなにやらに首を突っ込んで、有名になるようなことを率先してやってる。

 

 魔物の大暴走──スタンピードに一人で突っ込んだってのもそれが理由さ。

 

 ◆

 

 そんなある日、俺は“邪竜”の噂を聞きつけた。

 

 国の討伐隊を壊滅させ、自警団を瞬く間に焼き払った最悪の竜。

 

 名を上げるにはうってつけだ。

 

「よし、ここで一発、世界に名を轟かせるか」

 

 俺はそう呟き、単身邪竜の棲み処へ向かった。

 

 周囲は自殺するようなものだって俺を止めようとしたが、自殺できるもんならさせてくれよって感じではあったな。

 

 邪竜の住処は王都から大分離れていた。

 

 王都西方に広がる大森林を抜け、“不帰の荒野”へと俺は進む。

 

 焦げた地面、焼け落ちた木々。

 

 荒涼とした谷には灼熱の残り香が立ちこめている。

 

 上空を見れば、黒い影が大きく旋回していた。

 

 あれが邪竜か。

 

 普通なら震えが走る光景だが、俺は怖くない。

 

 一応声を張り上げてみる。

 

「おい、邪竜! てめぇが暴れ回ってる張本人か! 迷惑かけやがってよ! 降りてこいや! ぶっ飛ばしてやるぜ!」

 

 すると邪竜はゆっくりと降下し、地面に降り立った。

 

 俺の言葉が理解できているのか? 

 

 まあ竜種は言葉を解するとは聞く。

 

 ただ、あくまでも解するだけだ。

 

 連中はやたらとプライドが高く、自分ら以外を劣等種族と見下している。

 

 だからこんな事を言われたらソッコーで炎の吐息でお出迎えってなもんなんだが──

 

 邪竜は炎を吐くわけでもなく、ただ俺を見つめていた。

 

 その赤い瞳の奥に、何か戸惑いの色が見える。

 

「こりゃ意外だな……」

 

 俺も剣を構えつつ様子を探るが、妙な既視感が胸を掠めた。

 

 ──初めて会うはずなのに、何故か懐かしい

 

 すると竜が低い声で唸った。

 

 ──『……貴様は、何者だ』

 

 敵意を感じない。

 

 むしろなつかしさがあった。

 

 胸の奥がじんわりとあたたまるような、そんな感覚。

 

 まさか、と思いながら口を開く。

 

「お前、もしかして……俺のダチか?」

 

 邪竜が大きく目を見開いた。

 

 ──『何を、言う』

 

「何を、ってお前多分俺のダチだよな!? ほら! 昔! ずっと昔によ、二人で遺跡に忍び込んだじゃねえか! なんとかって遺跡によ! それで二人そろってやらかしちまって──」

 

 俺は必死で昔の事を思い出そうと、言葉を紡いでいく。

 

 ただもう忘れている事が多すぎてろくな説明にもなっていなかったと思うが──

 

 ダチにはそれで事足りたらしい。

 

 ──『あ……思い出した……』

 

 やっぱりな! 

 

 俺もアレだけどよ、お前も本当に大変だよなあ。

 

 が、問題もある。

 

 ダチは思い出したはいいが、今度はウダウダと悩み始めた。

 

 竜としての破壊の衝動に逆らえず、多くの町を襲ってしまったことを後悔しはじめたのだ。

 

「……これ以上暴れるのはやめろよ」

 

 俺が言うと、ダチは申し訳なさそうに視線を落とす。

 

 ──『分かってる……でも、オレは……ん? 私は? どっちだ……まあ私でいいか……。とにかく償わなければならないんだ……。なあ、頼む。私は多分生きては帰れない。だから、また私を探してくれないか……? こんな姿になった私を見つけてくれたじゃないか、頼むよ』

 

 俺はダチの頼みを断れなかった。

 

 羽ばたき、去っていくダチを見送って俺はうなだれる。

 

「くそ、せっかく逢えたってのによ……まあいいさ、希望は見えた。次も見つけてやるぜ」

 

 ◆

 

 そうこうしているうちに、また三百年ほど過ぎた。

 

 今度は“魔王”が復活したという報せを耳にする。

 

「ああ、魔王ね」

 

 俺は余り驚きもしない。

 

 魔王なんてのはちょっと強い魔物が勝手に名乗ってるだけの場合がほとんどだからだ。

 

 どうせ今回もそうなんだろうと思う。

 

 それでも世間は大騒ぎだ。

 

「まあせっかくだし行ってみるか」

 

 俺はそう決める。

 

 邪竜の件でダチは俺の事を触れまわったらしく、俺の名は一時的に上がったものの、時が経つにつれてまた人々の記憶から薄れていってしまったからだ。

 

 どうせナンチャッテ魔王とはいえ、魔王は魔王。

 

 そろそろダチも転生しているかもしれないし、ここらでいっちょ名をあげておくか。

 

 そう考えた、俺は魔王城へ向かう。

 

 しかし安直なネーミングだよな。

 

 各国のエライ王様連中が名付けたそうだけど。

 

 ◆

 

 魔王城は“果ての大陸”と呼ばれる孤島にある──ってのを俺はとある人物から聞いていた。

 

 そこへたどり着くためには何百何千ものとんでもなくやべえ魔物をぶったおして、とにかくもうハードらしい。

 

 でも俺には関係ない。

 

 死なないし、この何千年だかの日々でクソ強くなってるから。

 

 邪魔する魔物どもを適当にひっぱたいて、寝かせて──ひたすら先へ進む。

 

 殺さないのかって? 

 

 まあ俺も丸くなったのさ。

 

 魔物って言ったって俺よりだいぶガキだしな。

 

 それにダチっていう希望が出来たせいで、俺の精神状態は大分良い。

 

 昔みたいにブチ切れたバーサーカーみたいな真似はさすがにもうやらん。

 

 で、魔王城だ。

 

 魔族の兵が門を固めているが、構わず突破する。

 

 どうせ死なない身体だし、力づくでも押し通れる。

 

 玉座の間へ踏み込むと、黒い翼に紅い瞳の魔王がいて、杖を構えてこちらを睨んでいた。

 

「……貴様、何者だ。勇者ではあるまい。だのにその恐ろしいまでの力──」

 

 どこか落ち着きのない雰囲気に、また胸にひっかかるものがある。

 

 おいおいまさか。

 

 いや、間違いない。

 

 一目見て、「逢いたかったぜ」と抱きしめたい思いがブワーッときたからな。

 

 ブワーッとな。

 

「お前……もしかして、俺のダチじゃねえか? 俺らずっと前から友達だっただろ?」

 

 一応尋ねてみる。

 

 人違いだったらただの変態になってしまう。

 

 魔王はどう見ても男だ。

 

 美青年っていったらいいんだろうか、女にみえなくもないがとにかくオスなのだ。

 

 自分は男だってのに、いきなり知らない男が抱きしめてきたらどう思う? 

 

 怖いだろやっぱり。

 

 だからまず確認しないとね。

 

 魔王の表情が強ばった瞬間、漆黒の奔流が俺を飲み込む。

 

 肉が抉れ骨まで浸食されるが、数秒で再生する。

 

「へっ、残念だったな。俺は死なねえんだよ」

 

 だが攻撃されたってことは人違いだったか……? 

 

 俺は不安になったが──

 

 魔王は杖を下げ、俺をにらみつけたままそれ以上攻撃してこようとはしなかった。

 

「……友達、だと……? 馬鹿な……」

 

 何かを思い出せずに苦悩しているような様子──俺は確信を深める。

 

 俺は口出しせず、ダチが思い出すのを待っていた。

 

 そして──

 

「思い出した!!」

 

 突然魔王がそんなことを叫び、俺に走り寄ってくる。

 

 そして、当然の様にハグ! 

 

 男と抱き合う趣味はないのだが、今回は別だ。

 

 俺も力いっぱいダチを抱きしめ返す。

 

 ◆

 

 ここまでは良いんだ。

 

 だが──結局、この時代のダチも自己嫌悪に陥り、なんというか病んでしまった。

 

 まあいくつか国も滅ぼしちゃったもんなあ。

 

 俺はもうそういうの気にしないんだけど。

 

 ただ、ダチはとんでもなくやばい魔王として恐れられているらしい。

 

 誰に聞いたのかって? 

 

 勇者だよ。

 

 魔王ぶっ殺し装置といってもいい、神の先兵だ。

 

 特に今代の勇者は歴代最強らしく、ダチとぶつかればもう国とはいわず大陸が吹っ飛ぶくらいのヤバい戦いになるんだとか。

 

 俺はそこに目をつけたのさ。

 

 で、ダチを引きずって勇者の陣営に乗り込み、強引に話し合いをさせた。

 

 拍子抜けするほど簡単に休戦が成立し、俺の“名声”はさらに広まる。

 

 勇者陣営も戦わずに済むなら、って事らしいな。

 

 そしてダチは人類サイドと色々調整をして、しばしの平和が訪れたって寸法さ。

 

 ──「邪竜を退け、魔王をも改心させた聖者がいる」

 

 俺はいつしか人々から“聖者”と呼ばれていた。

 

 ◆

 

 その後、五百年が経った。

 

 魔王のダチはとっくに死に、もちろん勇者も死んだ──老衰でな。

 

 俺はまだ生きてる。

 

 この頃になると俺も半ば神格化されて、天界から地上に降りた神々の一柱みたいなことを言われていたりする。

 

 人々の間ではすっかり“伝説の聖者”なんて呼び名も定着しているらしい。

 

 もっとも俺自身はたいして変わってない。

 

 相変わらず不死身のまま、この世界をぶらぶらしながら、どこかに転生してるダチを探してる。

 

 幸いにもと言っていいのかは知らないが、世界はまた乱れ始めていた。

 

 そんな折、辺境の町で災厄が起きているとの噂を聞きつけた。

 

 まあ災厄といってもよくあるアレだ。

 

 魔物が増えたとかそんな感じ。

 

 で、近くの村やら町を襲ってるみたいな。

 

 ひとまず町に足を運ぶと、住民たちは聖者と呼ばれる俺の到来にわいていた。

 

「聖者様、お助けください!」

 

「ああ、いいけど、何があった?」

 

 詳しい話を聞く間に、ふと視線を移した先に一人の少女を見つける。

 

 薄汚い襤褸着を纏った、まあ14、5くらいのガキンチョだ。

 

 服装から見て孤児か何かだろうか。

 

 そう思っていると例のアレが来た。

 

 ビビッとね。

 

 とはいえ、邪竜、魔王ときて今度は少女というのはにわかには信じがたい。

 

 俺の予想では邪神か何かだと思ったんだが──

 

 俺がそう思った時、少女と目が合った。

 

 すると向こうもこちらを見つめ返す。

 

「やっぱりか」

 

 思わず口をついてしまう。

 

 ◆

 

 説明もそこそこに、俺は少女を連れ出して町外れへ向かった。

 

 従者に取り立てたいと伝えたのだ。

 

 最初は周囲が身分不相応だと猛反対したが、そこはもう聖者の一喝よ。

 

 ──「この少女には運命(さだめ)がある。それを導くのも俺の役目の一つだ」

 

 なぁーんていってむりくり連れ出した。

 

 もちろん同意は取ったぜ。

 

 というか孤児院で結構ひどい扱いされてたみたいでな。

 

 変態に売られる寸前だったとか色々きいて、相変わらず波乱万丈な人生いきてんなぁと感服してしまった。

 

 人目のない場所で向き合うと、少女は不安げに俺を見上げる。

 

「聖者様、その私──あの、怒らないでほしいんですけど、実は」

 

 もう何度目になるんだろうな、これ。

 

「生まれ変わっても友達だって言ったよな。というかお前今生でも俺の事忘れてた? いや、完全に忘れてるわけじゃないからいいけどさぁ」

 

 言ってやると、少女の瞳がぐらりと揺れ、涙が溢れる。

 

「あ……思い出した……! ごめん、いつも忘れちゃって……。邪竜の時も、魔王の時も……」

 

 俺は微笑んで頭を撫でる。

 

「いいんだよ。おこちゃまだもんな、忘れやすいのは仕方ない」

 

「頭なでないで……」

 

 そんなこんなで俺たちは旅をした。

 

 世界中で目覚めた災厄を鎮めるためとかなんとかいいながら、実のところはダチとの旅行気分な俺ではあったが。

 

 ◆

 

 時が経つうちにダチは成長し、すっかり大人の女性になり、そしてさらに年齢を重ねていった。

 

 俺は変わらない姿のまま、そばでそれを見守るしかない。

 

 やがてダチは初老を迎え、白髪が増えて、杖にすがるようになった。

 

 それでも俺と過ごす日々を大切にしてくれて、たまに笑ってこう言う。

 

「ほんと、不思議なものね……あなたはずっと変わらないのに、わたしはすっかりお婆さん……」

 

 俺は苦笑するしかなかった。

 

 悲しいと思ったのは何千年ぶりだろうか。

 

 そして、その日がやってきた。

 

 彼女──俺のダチは、いつの間にか呼吸が浅くなり、寝台に横たわったまま動けなくなっていた。

 

 誰もが“聖者様の伴侶”だとか勝手に思い込み、最期を看取ろうと集まってくる。

 

 けれどダチは「最後は二人にさせてほしい」と、弱々しく手を振って、みんなを下がらせた。

 

 そして俺の手を握り、か細い声で笑う。

 

「……また、私を探してね……」

 

 何を当たり前の事を、と俺は思った。

 

 探すにきまってる。

 

「おう、今度は忘れるなよ……?」

 

 ダチは微かに笑みを浮かべて、最後の息を吐いてそれから動かなくなった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 こうして、幾度目かもわからない別れを迎えた。

 

 自分がどんなに嘆いても、不老不死のこの身体が死を迎えることはない。

 

 きっとダチはまたどこかで生まれて、俺が見つけるまでずっと待っているだろう。

 

 だから、俺は歩き続ける。

 

 世界中を回って、次に生まれ変わったダチを探すために。

 

 どうせ次も俺の事を忘れているんだろう。

 

 それでもまあいいさ。

 

 何度生まれ変わっても、俺たちは友達だ。

 

 何回でも思い出させてやるさ。

 

(了)

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