暗殺教室 地球外生命体と超生物を殺す   作:ぐちロイド

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ヒロアカ、マジで良かった。

それと新しい小説を投稿するか悩んでいます、そこでアンケートをやります。期限は決めていませんだいたい一週間ぐらいと思っていて貰えれば投稿頻度は思いです…作品の内容は呪術廻戦にブラクロの反魔法をクロスオーバーさせた物です。


第8話 蒸血の暗殺者? vs マッハ20の超生物

深夜二時。暁邸の静寂を切り裂かないよう、連は異空間からマシンビルダーを直接ガレージの外へと召喚した。

 

厚い雲が月を隠し、裏山へと続く道は濃密な闇に包まれている。だが、マシンビルダーの放つ蒼白いヘッドライトは、まるで夜そのものを切り裂くレーザーのように山道を照らし出した。

 

殺センセー「……行くぜ、エボルト。寝不足でハザードレベルが下がらなきゃいいがな」

 

エボルト『クハハハ! 案ずるな。俺の意識が表に出れば、眠気など微塵も感じさせんよ』

 

連はスロットルを回し、夜の静寂を置き去りにして加速した。マッハ20で動く「標的」が待つ場所へ。

 

---

 

 

 

旧校舎の広場にバイクを止めると、そこには不自然なほど明るい空間が出来上がっていた。

殺せんせーが、どこから持ってきたのか優雅なテーブルセットを広げ、月明かりの下でハーブティーを啜っていたのだ。

 

殺センセー「ヌルフフフ……。おやおや連君、バイクで深夜の山を駆け抜けるとは、実にかっこいい登場ですねぇ」

 

殺せんせーはティーカップを置き、エプロン姿で連を手招きした。

 

殺センセー「ですが連君。中学生がバイクを運転してはいけませんねぇ。無免許運転は校則以前に法律違反。先生として、厳重な指導が必要……」

 

連「うるせえよ、タコ」

 

連はヘルメットを脱ぎ、ワインレッドの髪を荒っぽくかき上げた。

 

連「烏丸には許可をもらってる。学校に来る時や、この校舎の敷地内なら特例で乗っていいってな。特殊公務員補助……とかいう名目らしいぜ」

 

殺センセー「おや、烏丸さんも甘いですねぇ。まあ、あの山道を毎日歩くよりは効率的ですが」

 

殺せんせーは少し残念そうに触手を丸めたが、すぐにその瞳を細め、真剣な色を宿した。

 

殺センセー「それで……わざわざメッセージまで送って先生を呼び出した理由を聞きましょうか。昨日放課後に言っていた『試したいこと』とは?」

 

連は不敵に笑い、自分の胸に手を当てた。

 

連「今日は、俺が戦うんじゃない。……あんたがずっと気にしてた『もう一人』…エボルトに人格の主導権を一時的に渡す。こいつが、あんたの動きをどう『攻略』するか……見せてやるよ」

 

その言葉が終わるか否か。

連の紫の瞳が、どす黒い紅の色へと染まり、口角が吊り上がった。

立ち振る舞い、空気、放たれる殺気の密度。そのすべてが、一瞬で「別物」へと変質する。

 

エボルト「……よお、マッハ20。待たせたな」

 

連の口から出たのは、低く、愉悦に満ちたエボルトの声だった。

殺せんせーはティーカップを置き、ゆっくりと立ち上がった。

 

殺センセー「なるほど……。これがあなたの『本性』というわけですか。以前の連君とは、プレッシャーの質が違いますね」

 

エボルト「ヌルフフ……なんて笑ってられるのも、今のうちだぜ?」

 

エボルト(連)は虚空から、重厚な紫色の銃――**トランスチームガン**を取り出した。

そしてもう片方の手には、禍々しいオーラを放つ**コブラロストフルボトル**。

 

『COBRA!』

 

ボトルを装填し、トリガーを引く。

 

エボルト「蒸血」

 

『MIST MATCH... COBRA... CO-BRA... FIRE!』

 

噴射される紫の煙が連の身体を包み込み、煙の中から現れたのは、コブラの意匠を持つ邪悪な戦士――**ブラッドスターク**。

 

エボルト「さて……死ぬまで遊ぼうぜ、先生?」

 

 

 

 

 

スタークは瞬時に背中の**スチームブレード**を抜き放ち、地を這うような抜刀術で殺せんせーの懐へ潜り込んだ。

 

殺センセー「速いッ!」

 

殺せんせーは驚愕しつつも、マッハ20の回避行動をとる。

だが、スタークの攻撃は「速さ」だけではなかった。

 

シュバッ、という音と共に、スタークの周囲に紫の毒煙が立ち込める。

 

殺センセー「ヌッ!? 煙で視界が……」

 

エボルト「視界を奪うだけじゃねえ。この煙は、お前の感知能力を狂わせる『ノイズ』だ」

 

煙の中から、無数の斬撃が殺せんせーを襲う。

殺せんせーは分身を作り出して回避を試みるが、スタークは冷静にスチームブレードを銃形態に変形させ、正確無比な射撃で「本体」だけを狙い撃った。

 

殺センセー「……おっと! 分身を見破るとは、流石に目の付け所が違いますね!」

 

殺せんせーは触手を一本犠牲にして弾丸を防いだが、その瞬間、スタークは既に背後に回り込んでいた。

 

エボルト「『先読み』の精度が、連の時とは違うんだよ。……そこだ」

 

スチームブレードの刃が、殺せんせーの背中のタイを切り裂く。

対先生用物質の成分が含まれた特製の刃が、超生物の肉体を僅かに削り取った。

 

殺センセー「ヌルフフ……! 痛いですねぇ! ですが、先生もやられっぱなしではありませんよ!」

 

殺せんせーは怒りの赤色へと顔を変え、全触手を使った超高速打撃を叩き込んだ。

一秒間に数千回の打撃。常人なら肉片すら残らない暴力の嵐。

 

だが、スタークはトランスチームガンのバルブを回し、特殊な蒸気を噴射して自身の身体を霧のように分散させた。

 

エボルト「無駄だ。俺を捉えたければ、もっと次元を上げな」

 

殺センセー「ならば、これでどうです!」

 

殺せんせーは空中に飛び上がり、自身の身体を回転させて巨大な竜巻を作り出した。

 

殺センセー「『お手入れ:深夜の暴風雨』!」

 

周囲の木々がなぎ倒され、猛烈な吸引力がスタークを襲う。

スタークは地面にスチームブレードを突き立てて耐えるが、殺せんせーはその隙を見逃さず、マッハ20の体当たりを敢行した。

 

――衝突の瞬間。

衝撃波が旧校舎の窓ガラスを震わせる。

 

殺センセー「……捕まえ……ましたよ?」

 

殺せんせーの触手が、スタークの腕をがっしりと掴んでいた。

しかし、スタークのバイザーの奥で、紅い瞳が嘲笑うように輝いた。

 

エボルト「……捕まったのは、どっちだ?」

 

スタークの腕から、無数のコブラの影が這い出し、殺せんせーの巨体を拘束した。

エボルト特有の、空間と物質を操る超越的な力。

 

殺センセー「なっ……動きが……封じられた!?」

 

エボルト「チェックメイトだ、タコ」

 

スタークはトランスチームガンにボトルを再装填し、銃口を殺せんせーの至近距離に突きつけた。

 

『STEAM ATTACK!』

 

エボルト「消えな」

 

放たれた紫の極大エネルギーが、殺せんせーを呑み込んだ。

轟音と共に爆炎が上がり、校庭に巨大なクレーターが穿たれる。

 

 

 

 

 

煙が晴れると、そこには……。

服の一部をボロボロにしながらも、何とか「完全防御形態」の水晶体に包まれる直前で回避した殺せんせーが、ハァハァと荒い息をついて立っていた。

 

殺センセー「……ヌルフフ……。あ、危なかった……。もう少しで、本当にクリアされるところでしたよ……」

 

スターク……いや、エボルトは、変身を解除し、元の暁連の姿に戻った。

瞳の色も紫へと戻り、連は膝をついて大きく息を吐き出した。

 

連「……ハァ、ハァ……。ったく、エボルト。無茶させすぎだろ」

 

エボルト『ククク……。だが、あのタコの「底」が少し見えただろう? 奴は極限状態になると、計算にない動きをする。そこが攻略の鍵だ』

 

殺せんせーはボロボロになったアカデミックガウンを払い、感心したように連を見つめた。

 

殺センセー「連君。あなたの中に眠るエボルトさん……彼は『暗殺者』というよりは『捕食者』ですね。ですが、非常に勉強になりました。あなたたちのコンビネーション、これからの成長が楽しみでなりません」

 

連はふらつく足取りでマシンビルダーに歩み寄り、ヘルメットを被った。

 

連「……次こそは、完全に『詰み』まで持っていくぜ。じゃあな、無免許運転の説教は、来週の学校で聞いてやるよ」

 

殺センセー「ヌルフフ! 忘れませんからね、反省文三枚ですよ!」

 

朝焼けが山際を白ませ始める中、連はバイクのエンジンを咆哮させ、再び下界へと駆け下りていった。

エボルトという異物、そして殺せんせーという超生物。

二つの理外の存在の狭間で、連の「ハザードレベル」は確実に、そして危険な領域へと上昇し始めていた。

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