シャドウロード   作:POLO ()

10 / 12
今回AIマイモンというサイトで挿絵を作りました
何かあれば消します

今回は感想に出たスカマを登場させてみました



10話

 

冒険者組合に依頼を受けに来た水篠

 

提示された依頼はどれも高レベルの依頼ばかりである

冒険者最高のアダマンタイト級冒険者にはモンスターの討伐や異変が起きた地域の調査など様々な依頼が持ち込まれてくる

 

その中でエ・ナイウルの近郊の森の様子がおかしいと冒険者組合に依頼を出されていた。

討伐の依頼以外が珍しいと水篠は受付嬢にこの依頼について聞いてみる

「はい,この依頼はエ・ナイウルの領主様が出された依頼です。森の異変の調査,さらに解決したら追加の報奨金も出るそうです」

 

少し気になった水篠はこの依頼を受けることに決め近くの主要都市エ・ナイウルに移動するのであった

 

 

 

 

 

数日後

無事にエ・ナイウルに到着した水篠は鼻に香る磯の香りと眼前のゆうだいな海に少し感傷に浸っていた。

(昔母さんと妹と一緒に海へ初日の出を見に行ったことを思い出す・・・元気にしてるかな皆は。)

センチメンタルになりながらもここに来た理由を思い出し早速宿を取り冒険者組合へ情報収集しに行くのだった。

 

 

 

 

(得られた情報は少ないな…)

日が暮れ夜になったエ・ナイウルの宿の中1人水篠は今日情報収集してきた内容を整理していた。

 

曰く森の浅瀬に普段奥の方にしか出ないモンスターが出てきた

曰く、強力なモンスターが現れて森の生態系が壊れた

曰く,竜ではないか、巨人だ、アンデットだ。

などなど噂はバラバラだがここら辺の情報が集まった

 

要約すると強力なモンスターが森を荒らし、その影響で奥にいた強いモンスターどもが森の浅瀬に出てきて困っているということらしい

 

ちなみに何度かエ・ナイウルの冒険者も捜査に出したところ何人かは戻ってこず、ほか数名も奥に行く前に引き返したらしい

 

 

(ってことは強力なモンスターがいることは確定でそいつをどうにかすればいいのか)

 

そう結論ずけた水篠はお腹も空いてきた頃合なので近くの店え食事をしに行った。

 

 

ガヤガヤ

皆食事の時間なのだろう扉を開ければ騒がしい騒音と共に一気に食欲を唆るいい匂いが充満してきた。

 

店は満杯で座れる場所が見当たらなかったが、1人が「ここ座ってもいいわよ」と誘われたので相席をすることになった。

 

「こんにちは、私はスカマ・エルベロこっちがリリネット・ピアニ、ニグラス・マットソン、コニー・ロヴネルよ。四武器って名前で活動しているわ、よろしくシュン」

そう言って手を差し出すスカマ。

「俺の事知っているのか?」

少し警戒しながらも、同じように手を握る水篠

 

「ええ、黒髪に黒目、それにそのアダマンタイトのプレート。誰がどう見ても《黒の疾風》のシュンミズシノでしょ」

 

ニコリと笑うとがっしり握手してきたスカマ

少し頬をひきつるように笑う水篠

それも《黒の疾風》などという激痛2つ名が勝手に着いた水篠は知った時にはもう既に遅し王都中に広がっておりいくら否定しようと定着した名前はそう安安変えられないのだった。

 

「お待たせしました! ナイウル焼きです!」

水篠とスカマが握手をかわすと店員がこの街の名物ナイウル焼きを持ってきた

香ばしい醤油の匂いと焼けた魚の匂いが混ざりあったとても美味しそうな匂いがする

 

「どうぞシュン、この街名物ナイウル焼きだよ熱いうちに食べな」

 

そう言われ口に入れた瞬間、口に広がる魚の味、噛み締める度醤油と

はちみつの混ざりあった濃厚なタレがさらに美味しさを醸し出す

 

「美味しい」

「だろ!ほかも食べな!ここは新鮮な魚が取れるからどれも上手いんだよ」

進められるまま食べる水篠

 

それからいくらか時間が過ぎ、相手のことを呼び捨てで話すほど仲良くなった頃改まった感じでスカマにある提案をされる

 

「実は私達もこの近郊の森の調査の依頼を受けたの。ねえシュンさえ良ければ一緒に森の調査行かない?」

 

そう言われた水篠。まじかでほかの冒険者の活躍を見たこと無かった水篠はこれを承諾後日ちゃんとした打ち合わせを行うと共に一緒に森の調査を行うことを報告するのであった。

 

 

 

 

街外れの道

5人の人物が話しながらも足を進める

日は高く登りそろそろ昼食時頃、森の入口に着いた水篠達は昼食を取ったあといよいよ森の調査に向かった

 

 

森の頂上を目指しながら進む水篠達、途中確かにここには居ないようなモンスターも出てきたがそこはプラチナトアダマンタイト一瞬で方をつけスムーズに進行することができた。

 

 

山の頂上水篠達が登り切る頃そこには1匹の大きな影があった

 

「なんだこいつは、ドラゴンか?」

「でけえ、森の異変は間違えなくこいつのせいだな」

 

{IMG245282}

 

そこには体調8mにも及ぶ大きさの竜に似たモンスターがいた

 

遠目から観察していた水篠達はこれからどうするかを話し合っていた

 

「森の異変の原因は分かったし一旦帰還するのがいい」

とニグラス

四武器のほか2人も賛同しているようだ

だがスカマは1人まだ悩んでいた

 

(本当にいいのか?確かに依頼内容的にこのモンスターを報告しに行った方が安全でもあるし確実だろう。だがその後はどうだ?きっとアダマンタイト級冒険者の、シュンに討伐依頼が来るだろう。私たちはそのシュンといる。これは絶好のチャンス何ではないか?今自分たちがどの辺にいるか測れる最も良い機会じゃあないか・・・)

 

スカマは仲間のみんなに目配せをする。すると何かを察したのかリリネットが嫌な顔をするがそれを無視してシュンに尋ねる

 

「シュン、もし君が一人であのモンスターと戦うとして、勝てると思うかい?」

 

「ああ、あの程度なら勝てる」

 

「そうか・・・」

 

「よし、シュン申し訳ないが私たちのわがままに付き合ってくれないか?」

スカマは考えていた事を水篠に伝える

「?ああ、そのくらいなら問題ない、じゃあ俺からも1つ、倒した後数秒間後ろを向いていてくれないか?」

「それなら問題ない」

「なら大丈夫だ」

 

四武器の皆はササッと武器を装備し直すとゆっくりとモンスターの前に出ていく。

 

先程スカマが話したことそれは最初に四武器があのモンスターと戦いたいということだ

狙いはいくつかあるが自分らが今どのくらいの強さか測るため、それにアダマンタイト級冒険者の実力を見るためでもあった

 

 

 

 

 

二重(ドッペル)

半透明のトマホークが実物の後ろに現れ振るった軌跡をなぞるようにモンスターへ向かう

キン

「硬っ」

 

「ファイアーボール」

飛行(フライ)の魔法で飛んでいたニグラスからの攻撃もまるで通じない様である

 

キン

 

「足もダメか」

姿を隠し足を狙ったコニーの攻撃もいとも容易く弾かれる

 

「ホーリーライト!」

光の玉がモンスターにあたるも効いているようにはみえない。

「やっぱダメかー」

 

 

「セイ!!やああ!!」

スカマが絶えずトマホークでの攻撃を行うが相手は微動だにしない。

 

それでもうざくなったのかうずくまっていた巨体を持ち上げゆっくりと起き上がるモンスター

喉をゆっくりと開き大声を上げる

 

「クッなんて大声」

標的を定めたのかゆっくりと近ずく

 

それに対してこちらも応戦するがなんの効果も得られない

 

「スカマー!これ無理だよー」

 

「確かにかすり傷もできませんねっと」

 

振り下ろされる腕をすんでで避ける

 

「これ以上は無理かしら」

 

既に武技も使い魔法も効果がない以上自分らにできることはないと悟ったスカマ

 

これ以上の戦闘は諦め水篠へと交代のジェスチャーをすると共に

 

「サンライト!」

 

カッと眩い光がモンスターの目を潰す

 

目が慣れた時にはそこには4人の姿わなく水篠ただ一人目の前にたっていたのだった。

 

 

 

 

(なるほど、冒険者たちはああやって連携を取るのか、勉強になった)

1人モンスターの前にいた水篠は先程行われた戦闘を振り返っていた

普段1人の任務が多い水篠にとって冒険者の連携は見たことがなくそれ故に新鮮に写ったのでる

 

そしてモンスターは先程とは違い1人の男を前に動けないでいた

この男の醸し出すオーラが自身の経験からとても危険であると理解していたからである

 

だがそれでもモンスターであるが故に抗えない闘争心を刺激され先程とは比べられないほどやる気に満ちている。

 

小手調べに先程とは比べ物にならないスピードで振られた爪が水篠を襲うが

キン

いつの間にか持っていた短剣で綺麗に止められる

 

ならばと1度大きく下がり地面をドタドタと蹴り上げ正面からの突進を繰り広げる

 

それをスルリと交わしすれ違う瞬間モンスターの体に短剣を突き立てるが

 

バキ!

 

水篠の持っていた短剣は根元から折れてしまった!

 

「このレベルのモンスターにはあの短剣は持たないか」

 

そう冷静に分析しながら懐から新しい短剣を出す水篠

 

後ろでは木々をなぎ倒しながら止まったモンスターが再度突進してきた

 

今度は突進するモンスターのしたえ潜り込み腹部を短剣で刺す

 

ブシュ!

 

「グラアアア!!」

 

鮮血を出したモンスターは鋭い目つきで水篠を睨みつける

 

そんな事も気にせずさらには煽るように指をふる水篠に今度はしっぽを生き良いよくぶん回す

 

水篠はそのシッポを掴むとグルングルンと回しぶん投げた

投げられたモンスターはフラフラと立ち上がりまだ水篠を睨みつける

 

モンスターがシッポをゆっくり揺らしながら見つめている

 

すると水篠の周りに相手を麻痺させる粉が飛んでいる

 

これはモンスターのしっぽの先の効果であり尻尾を振って鱗粉をまいていたのである

 

しかしいつまで経っても効果が現れないことにモンスターは焦りを覚える。

 

モンスターは再度体当たりをしようと加速する、が

 

「それはもう見た」

 

と水篠の一瞬の攻撃で右足を吹き飛ばされる

 

「ギャアアアアアアアア」

 

のたうち回るモンスター。奥の手がないかと警戒する水篠は一応距離をとった

 

血走った目で水篠を見るモンスターは口を大きく開け魔力を込める

 

最後まで見ようとした水篠はしかし背後に四武器のみんながいることを思い出し万が一がないようにモンスターに近ずき一閃

 

首を落とされたモンスターはそのまま動かなくなりこれにて森の調査の依頼は完遂されたのでした

 

 

 

 

 

 

 

森から帰った水篠達。任務完了の報告とモンスターの死骸を持ち帰ったことで街では大騒ぎになっていた

 

そこに四武器の目撃談も広まり〈黒の疾風〉の名はエ・ナイウルの皆に認知されて行った

 

 

「シュンさんありがとうございます。おかげで目指す所の強さがわかりました」

 

依頼を終えて王都に帰ろうとする水篠に四武器のスカマが話しかける

 

「いえ、自分も冒険者との連携に仕方がわかったのでお互い様です」

 

そういいお別れをして立ち去る水篠

 

その後ろ姿を見たコニーがスカマに聞く

 

「それでどうでしたシュンの実力は、俺はもうさっぱりでっせ」

 

「無理ね、私にもさっぱり。でもはっきりしてることはあれでも本気じゃなかったってことかしら」

 

「ええーアダマンタイトってそんなのしかいないの?」

 

「違うわよ。一部が規格外なだけ、私達は私達らしく活動していけば問題ないわ」

 

「そうよねー、じゃあお腹すいたしご飯食べよー」

 

そう言って街に戻る四武器

その様子を静かに影から見守っていた兵士は水篠の元へ戻るのであった

 




折れた短剣はこの世界で買った短剣です
2本目はシュン専用の短剣なので性能は天地ほどあります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。