シャドウロード   作:POLO ()

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オリキャラ、オリグッツ、オリ敵出てきます


14話

「はあ、今日もこれっぽっちか」

男は受け取った銀貨を一つ一つ数えながら小袋に入れた。

 

男は170あるかないかの背丈に皮の防具と所々鈍く光る銀装飾を身に着けている。

黄色の髪は短く刈り揃えており顔は人込みにまぎれたら忘れてしまうような人相をしていた。

 

四人掛けのテーブルに座る男、【カーン】は一緒に座る三人にちらりと視線を向ける。

 

「いやよ、もうあなたにはかさないんだから。」

 

赤い髪の女性がその視線に気付き素早く反応する。

 

その声に残りの二人もカーンを見つめため息をついた。

 

「あれほど計画的に使えといっただろう」

 

「まあ、カーンならすぐ使うと思ったけど」

 

茶髪の男と金髪の男はサッと手元にあった銀貨を懐にしまう

 

「そ、そんな・・・」

 

ガックシとうなだれるカーンに赤髪の女性【リン】はため息をつき、茶髪の男【ジュン】と金髪の男【キラソ】は苦笑いを浮かべる。

 

「大体、もらった金をすぐ女に使うのが悪いわ。あなたの装備くたくたじゃない。」

リンの指摘にぎくりと表情を強張らせそっぽを向くカーン

 

そんな二人をいつものことと流すジュン達はしばらく二人が静かになるのを待つ。

 

数分後、説教から抜け出したカーンは次の依頼についてしゃべりだした。

 

「次の依頼なんだが、いつもより少し奥へいってみないか?」

 

「どうして?」

 

「最近とあるモンスターが移動してきたせいで、ほかの依頼が受けにくい状況見たいなんだ」

 

そういうと一枚の依頼用紙を見せるカーン

 

「これって・・・惑乱の歌姫(ハルピュイア・ベアラー)?なんでここにきてるの?」

 

「さあ?それより、この報酬うまくないか?一頭当たり20銀貨でるぜ」

 

「ほんと、これかなりいいわね!」

 

「そうかな?もうちょっと慎重に考えようよ」

 

「ジュンは少し考えすぎなんだよ!カーンやリンみたいに気楽に考えようぜ」

 

 

依頼について考える4人。しばらく話し合った結果この依頼を受けることにした。

 

「よし!じゃあジュンはこのモンスターについて調べてくれ!俺は先輩たちに聞いてみる!」

 

そういうと、じゃあ!と飛び出すカーン

 

「あの顔は、また女だな。」

 

その表情を見て女と言い当てるキラソ達は残った飲み物をグイっと飲み干すと続々と席を立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「よし装備は大丈夫だな!」

先頭でカーンが仲間を見渡しながら訪ねる

「ええ!」

そういうと指につけた指輪をキラリと見せる

 

「この戒めの鉄枷指輪、思ったよりしましたね。」

 

「まあしょうがねえ、先行投資だと思えばいいじゃねえか!」

 

ぼそりとつぶやくジュンにキラソは肩を組みながら答える

 

そんな仲間の様子を見ていたカーンはうんうんといつもと変わらない様子で見ていた

 

「じゃあ進むからな!」

 

戦士のカーンを先頭に、弓兵のキラソ、魔法使いのジュンが続き戦士のリンが最後尾にいる形だ

 

進むこと数十分途中休憩をはさみながら進んだカーン達はようやく目当ての魔物を見つけた

 

少し先に開けた岩肌の場所がある、その岩の中腹に巣を作るように群れがあった。

 

「よし、あれなら問題はないな。作戦通りジュンとキラソが遠距離から魔獣を落としてその隙に俺とリンが詰めて確殺する。これでいいな?」

 

メンバーの目を見て確認を取る、みんなの強い返事が返ってきた。

 

カーンと一緒に前線に行くため前に出たリンと一緒にゆっくりジュン達の魔法を待つ。

 

 

「ん?」

 

違和感にきずいたのはカーン、敵に気付かれないように小さく詠唱するので耳を澄まさなければ聞こえないが聞こえるはずのジュンの詠唱が聞こえない。

 

それどころか弓を弾く音さえ聞こえない。

 

バッと振り返ったカーン。それにつれリンも振り返る。

 

「がぁあ、んあ」

 

そこには蔓に首をつられ宙に浮いたジュンとキラソがいた

 

二人は苦しそうに口から泡を吹いて白目をむきかけている

 

「ジュン!!キラソ!!」

 

すぐさま剣を抜きかけよるカーン

 

「這い寄る絞殺蔦(ストラングル・バイパー)よ!二人に当てないように蔦を切って!」

 

後ろから魔物の情報を叫びながらも走って攻撃しようとするリン

 

「分かった!」

 

二人の蔦を切ろうと狙いを定めるカーン。しかし、魔物もわかっているのか二人を人質にするかのようにうまくかわす

 

「クソ!この蔦野郎!!」

 

仲間に当たるためうかつに剣を振れないイライラが声を大きくする。

 

 

「バカ!!そんなに大きい声出したら・・・」

 

「キエエエエエエエエエエエ!!」

 

今回の依頼の魔物がこちらに気付いたようで、こちらへ向かってくる。

 

「まずい!」

 

「カーン!多少の傷は仕方ないわ!二人を下ろすことを優先して!」

 

 

「わ、分かった!」

 

カーンは二人を盾にする蔦に苦戦しながらもなんとかジュンを開放することに成功する

 

「よし!リン!そっちは!」

 

「こっちもキラソ助けたわ!」

 

口から泡わ吹いているものの何とか命に別状はないように見える

 

「キエエエエエエエエエエエ!!」

 

「クソ!次から次へと!」

 

襲ってきた魔物にキレながら振り向きざまに剣をふるう

 

「お前なんか混乱がなければ、そんな強くないんだよ!!」

 

その通りに魔物をゆっくりと押していくカーン達

 

(このままだとこの数の魔物は少しきつい、早く二人とも起きてくれよ!)

 

縦横無尽に駆け巡る魔物たちを後ろへは行かせないとカーンはいつも以上に気合をいれる

 

魔物の詰めが皮装備をかすめ鋭い傷跡が生まれる

 

さらに高所へと逃げ込むため決め手が足りない

 

剣を握る両手にかすかな痛みを覚え、最悪な想像が一瞬浮かぶもすぐさま振り払う

 

激闘の数分、カーンとリンの奮闘により魔物を抑えていたその時、

 

「すまない、二人とも!もう大丈夫だ!」

 

意識を失っていた二人が起き上がり弓と杖を構える

 

「おお!起きたか!それじゃ、いったんてったい」

 

ドン!!

 

カーンの真横を魔法が通り抜ける

 

「は?」

 

「きゃ!」

 

リンには矢が飛んできており何とか避けている

 

「おい!二人とも何やってるんだ!!今すぐ逃げるぞ!!」

 

「マジックアロー」

 

魔法の矢が地面に突き刺さる

 

「なんだこれ!?お前たちどうした!」

 

前方の魔物を抑えながら二人を見るカーン

 

すると出発前と今との違いに気付く

 

「!指輪!どうしたんだ!」

 

カーンは知るよしもないが這い寄る絞殺蔦(ストラングル・バイパー)は相手の装備品を奪いとる習性を持っている。

 

二人とも今回持っていた装備品が指輪と数種類と少なかったためすべて取られてしまっていた。

 

「畜生!こいつら魔物の混乱で敵味方関係なく攻撃しやがる!」

 

「どうするのカーン!!もうそろ限界よ!!このままじゃ私たちも!!」

 

グルグルと考え込むカーン。仲間を捨てるかそれとも少ない希望を胸に敵と戦うか

 

(もうなんでもいい、何か!何かないか!)

 

辺りを見渡すも何もない森林

 

 

絶望が二人を飲み込もうとしていた。

 

「あっ」

 

モンスターの攻撃にとうとう手がしびれ剣を落としてしまったリン。

鋭い爪が彼女に迫る

 

その声にカーンは素早く彼女のに駆け寄るが間に合わない

 

(クソ!!!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャ!

 

 

 

 

 

 

 

一斉にあたりに響く音

 

先ほどまでうるさかった喧騒が嘘のように、森林の元の静けさが辺りを、支配していた

 

 

カーンは信じられなかった。

 

たった今自分を含む仲間の危機的状況

 

そのすべてを一瞬にして覆した目の前の男に

 

 

 

 

「大丈夫か?」

 

 

 

 

 

目をつむっていたリンは何が起こったのかわからなかった。

確実に自身の頭をとらえていた爪が一向に来ないことに

そして聞こえてきた声に、体温に。

 

「あ、え」

 

その漆黒の瞳は誰もを捕え離さない魅力があった

 

 

 

 

 

 

 

周りにある魔物の死体、自身でやったにもかかわらずそのことに一切の興味を示さず、見覚えのある冒険者の様子を見つめる

 

こちらに手を伸ばすように固まる青年になぜかこちらをじっと見つめる腕の中の女性。

 

支配者の権能により抑えている茶髪の青年と金髪の青年

 

静寂が場を支配し一切の音が聞こえなくなったようだ

 

 

「あー、大丈夫か?」

 

再度問いかけにようやく動きを取り戻した青年、カーンはぎこちなくうなずく

 

「君も、大丈夫?」

 

「え、はっ!はい!!!」

 

どこにそんな体力があったのかパッと体を放すリン

 

「とりあえず、無事ならよかった。この二人は?何か掛かっているみたいだけど」

 

 

「あ、はい!すいません!!リン!指輪!!」

 

「え!指輪!?早いわよ!!それに私なんかが・・・」

 

「何言ってんだよ、二人に指輪して混乱治すぞ」

 

「あ、ああ。そうね、分かったわ」

 

そう言うと二人はつけていた指輪を固まっている二人につける。

 

「はっ!俺は・・・」「うーん・・・」

 

着けた瞬間正気に戻った二人

 

記憶はあるようで混乱中のことを二人に謝っていた

 

「あの!もしかして・・・シュンさんですよね!アダマンタイトの!」

 

一段落ついたカーン達はこちらの様子を見ていた水篠に声をかける

 

「「「「ありがとうございました!!!」」」」

 

綺麗に並ぶと一斉に頭を下げるカーン達

 

「ああ、たまたま通りかかったまでだから、そんなかしこまらなくていいですよ」

 

「いえいえ!アダマンタイト級冒険者、それに命を助けていただいたので、感謝するなんて当たり前です!」

 

うんうんとうなずく四人

 

困った顔をしながらどうしたものかとほおを掻く水篠

 

「それで、報酬の件なんですが・・・」

 

気まずそうに切り出すカーン、カーン達の状況を分かっている水篠はどうしようかと悩んでいた

 

「じゃあ、貸しひとつってことでいいですか?」

 

「え!そんな!それじゃ釣り合わないですよ!!」

 

「いえ、俺的にはこれでいいのですが。」

 

その後両者話し合いをしたが結局水篠の提案を飲むことになった

 

「ありがとうございます、本当に!何もかも!」

 

「それ何回目ですか、もういいですよ。」

 

依頼の帰りだった水篠と一緒に帰ることになったカーン達

 

何度もお礼を言うカーン達にあきれていた水篠は自己紹介をすることに

 

「なんかあったら俺たち【サニー・イエローズ】に言ってください!」

 

 

 

 

 

 

「ってことがあったらしいよ」

 

昼間の冒険者ギルド。ガヤガヤとした喧騒の中、端っこのテーブルに座る蒼の薔薇

イビルアイから聞いていた話に各々の反応を示す

 

「いいわね!おとぎ話みたいでわくわくしちゃう!」

目をキラキラさせて話を聞いていたラキュース

そんな反応とは裏腹に「まあ、ありきたりだな」と言う表情で聞いてるガガーラン達

話していたイビルアイもまたありきたりと思いながら、水篠にされたらと顔を赤面させる

 

その隣では、今話題のサニー・イエローズの面々が水篠と話していた

 

 

 

 

「おはようございます!シュンさん!」

「お、おはようございます!」

元気に挨拶するカーンと身なりを整えながら挨拶するリン

ジュンとキラソも頭を下げながら挨拶をする

 

「ああ、おはよう。あいからわず元気だな」

 

水篠が少しあきれたように話すと、そんなことないというように反応するサニー・イエローズ

 

「それで、シュンさん。この後時間ありますか?もしよろしければこの後稽古お願いしても・・・」

 

「ああ、すまん。この後あいつらと用事あるんだ」

 

後ろを指さす水篠

 

「ああ、それなら大丈夫です!考えてくれてありがとうございます」

 

その後近状報告をしあい、サニー・イエローズは依頼掲示板に移動した

 

「ちらっと聞こえたが、シュン。稽古してるのか?」

 

蒼の薔薇と合流後、イビルアイに意外そうに聞かれた水篠

 

「ああ、何回か交流もった際にお願いされてな。あいつらそのことを他の冒険者にも言ってるみたいで、最近他のパーティーにも稽古してほしいってお願いされるんだ」

 

「へえ、意外と面倒見いいじゃねえかシュン!」

 

バン

 

と背中を叩かれながら笑われる

 

「まあな」

苦笑しながら背中をさする水篠

 

「皆揃ったし、じゃあ行こうか。」

 

ラキュースがそろったことを確認して席を立つ

 

 

「ああ」

 

席を立つ水篠の影がユラリと揺れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖王国の国境付近、デミヒューマンの襲撃痕跡を調査していた聖騎士部隊

最近デミヒューマンの襲撃が劇的に減ったことが確認された。

その原因を探るため小規模部隊を編成し、国境周辺を探索していた。

 

 

本来ならいつ襲われてもおかしくないような場所へ足を運んでいる部隊は襲撃のなさに不気味さを感じていた。

 

「隊長、辺り一帯を探索しましたが小動物以外の生命反応はありませんでした。」

「そうか、報告御苦労。10分休憩後部隊を移動する。全員に伝えてくれ。」

「分かりました」

部隊の隊長は地図と現在地を見渡しながらあまりの静けさに疑問を浮かばずにはいられなかった

 

(おかしい、ここはもうデミヒューマン領のはず。それなのに一匹のデミヒューマンすら見つからないのは明らかな異常。それなのにここら一体に争った形跡すらないのはどういうことだ?外的要因ではなくデミヒューマン内で何か起こったということか?)

 

一人考えるが結論が出ないまま時間が過ぎ部隊はさらに進む

 

 

その瞬間

 

ドドドドド

 

「な、なんだ!何が起きてる!」

 

「隊長、四方からデミヒューマンが一斉にこちらへと向かってきています!」

 

報告する兵士は青ざめ冷や汗が流れていた

 

「クソ!やはり罠だったか!全員四方構え!!デミヒューマンどもを迎え撃つぞ!!」

 

「「おお!」」

 

デミヒューマンの走る音が聞こえ地響きが鳴る

 

土煙が舞い上がり遠くからでもその多さがわかる

 

 

先頭にいた騎士へ眼を血ばらせたデミヒューマンが襲い掛かる

 

両者は一瞬拮抗するがすぐに肉体に優れたデミヒューマンが押し切り一人が犠牲になった

 

さらに続々と聖騎士団よりも多いデミヒューマンにすぐさま劣勢になる聖騎士達

 

「くそ、数が多い!」

切っても切っても湧いてくる敵にすっかり疲弊し次々とやられだす騎士団

 

(もうだめか、誰でもいい誰か・・・)

 

 

チリン!チリン!チリン!チリン!チリン!

 

「!近くにアンデットがいます!警戒してください!」

 

聖王国ではアンデットが絶対悪とされているため、聖騎士達は”鎮魂の鈴”というアンデット感知アイテムを常備している。

その鈴がけたたましく鳴り出す異常事態に部隊は慌てだす

 

 

「落ち着け!アンデットなら我々に分がある!冷静に対応しろ!!」

 

隊長の叱咤にも返事ができないほどに戦闘は激化していく

 

 

木々の隙間、ゆらりと黒い影が揺れる

 

その影はゆっくりとヒト型になりゆっくりとこちらへ向かってくる

 

それが数十、数百以上

 

「なんだ、これは。」

 

聖騎士団とデミヒューマンはその異常な光景にしばらく戦闘も忘れ見入ってしまう

 

黒い影のヒトはそのまま近くにいたデミヒューマンに向かい一太刀

 

ドサッという音でようやく両者は置かれた現状を思いだす。

 

一足正気に戻るのが早かった聖騎士団はその隙にデミヒューマンを切り伏していく

 

影のヒトも瞬く間にデミヒューマンを瞬殺していく

 

不利を悟ったデミヒューマンが逃げ出そうとするが容赦なく始末していく

 

中には何とか腕を傷つけた者もいたがすぐさま再生し、何事もないように殺していく

 

数分後

 

奇跡的に生き残った聖騎士団は眼前に佇む黒い影に油断なく剣を向けながら状態を確認していく

 

(残ったのは半分か、この人数でこのアンデットを相手にするのは無理だな。デミヒューマン以上に強いぞこのアンデット)

 

隊長は冷静に相手の出方を伺うが一向に手を出してこない。

 

その様子に困惑しながらも一切警戒を解かない

 

ゾワリ!!!!!

 

一斉に影達が膝をつきしゃがむ

 

突如空間が真っ黒に歪み渦を巻いて開いた

 

コツコツ

 

(まずい!)

 

「全員!今すぐ傅(かしず)くんだ!」

 

叫んだ瞬間全員が一斉に頭を下げる

 

 

「それで、なんだこれは?」

 

深く低い男の声が聞こえる。

 

思わず息をするのもためらうほど張り詰めた空気

 

身じろぎひとつできない空間に静寂だけが広がった。

 

「なるほど、そういうことか。あーそこの部隊の隊長」

 

「はい!」

 

「俺たちここから引いても問題ないよな?」

 

「・・・・はい。」

 

「じゃあ、行くぞお前ら」

 

おそのままプレッシャーがなくなり五分以上動けぬまま脂汗を流す聖騎士団

 

どうにか顔を上げゆっくりとあたりを見渡す

 

何もいなくなったことにほっと息を吐きすぐさま撤退の準備を始める

 

「すぐさま撤退の準備を!!これは、報告しなくては!!あのおぞましい軍勢を統べる『魔王』の誕生を……!」

 

震える手を握りしめ隊長は口を引き締める

 

(あれは、人類が相手していい相手ではない!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あいつら、寝てるときに呼びやがって。まあ確かに俺が必要だったが。)

宿に戻った水篠は先ほどの現場を思い出す。

 

(ああいう時は、変に喋るとよくないと学んだからな。まあ、あれでいいだろう)

 

まだ自分のことを軽く思っている水篠だった

 

 

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