シャドウロード   作:POLO ()

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3話

 

「王宮にか?」

「はい王女様からのご命令でして」

 

あれから数日後この世界のあれこれをメアリーに聞いたりビーストマンの駆除をしたりしながら過ごしていた水篠はなぜ自分が王宮に呼ばれているのかわからなかった。

 

「ここ数日ビーストマンの被害がないのは水篠さんのおかげです。そのことが王女様の耳に入って興味を示されたのかも知れませんね。」

 

「なるほど、わかった。王宮に行けばいいんだな。」

 

「ええここから馬車で数日かかりますので旅の準備をお願いします」

 

そう言うとメアリーは水篠のテントから出ていった

 

ここ数日で得たこの世界の様子は一言で言うとモンスターがかっぽする中世期ぐらいの世界と認識している。

 

もちろん魔法や武技、タレントなど元の世界には無かったものもあり興味をそそられるものも多数あった。

 

この世界でも水篠の強さはトップクラスであるとビーストマンの襲撃から割り出しており影の軍勢や本来の力をあまり広めないようにするよう今後はしていくつもりであった。

 

(それにしても王宮か着ていく服装そんなにないが大丈夫か?)

とどうでもいいことも気にしつつ水篠も旅の準備をし始めるのだった。

 

 

 

 

 

王都

 

周辺の村と打って変わり竜王国王都では人達で満ち溢れている。

魔法道具や珍しい武器など冒険者用に置いてあるものや野菜やパンなど一般人の生活必需品も露店に並べてある

 

その中をゆらりゆらりと馬車の中水篠は物珍しそうに見ていた。

 

その行先には大きなお城があり如何にもない門も今は通れるようになっている

 

馬車から降りて軽く伸びをした水篠はパッと辺りを見渡す。

 

まるで映画のようなお城に入れて気分は上がり少しワクワクしていた。

 

「水篠さんこちらです」

 

メアリーに通訳してもらいながら城のものに案内され待合室に到着。

 

軽い礼儀作法を教えてもらいいざ応接間に向かう

 

 

ギギギと重い音が扉からしゆっくりと開く。

 

そこには家臣とともに少女が座っていた

 

「よく来た旬。今回は急に呼びつけてしまってすまないな。」

 

「いえ、そんなことはありません」

 

「今回来てもらったのは他でもない。貴殿の働きによってビーストマンからの被害がゼロになってな、報酬も渡さなかったら一っ国の王女として示しがつかない。旬。報酬は何がいい?ある程度のものは揃えられるぞ。」

 

「は、それでは少しばかりの金銭をお願いします」

 

「ん?それだけで良いのか?他にもたくさんあるぞ」

 

「いえ、これだけで大丈夫です。」

 

「ほほう、武闘に長けているだけではなく欲もないとな!これは妾の臣下に欲しくなってきたのぉ。どれ旬よこの竜王国の貴族に興味はないか?領地はちとあれじゃがなかなかいいところじゃぞ。」

 

「いえ・・・」

 

「何と!妾の申し出を断ると言うのか?旬よ。」

 

王女の眼光がギラリとひかる

 

「それは・・・」

 

「・・・何じゃ冗談じゃよ冗談!妾のジョークじゃよ。でももし気が変わったらいつでも来ると良い。いつでも歓迎じゃからな。」

 

そう言うと年相応にニコニコと笑みを見せる王女様

 

水篠はほっと息を出して愛想笑いを浮かべる。

 

「ほれ、褒美の金銭じゃ!少し色をつけといたでの。」

 

「ありがとうございます」

 

「じゃあ今回はこれで終わろうかの。」

 

応接間から出た二人は緊張を解くように一息つくと案内に従い王城を後にするのだった

 

 

 

 

 

 

 

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