FEエンゲージ イルシオンの希望   作:あじさいファン

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第8章-7:籠城戦・その7

 イルシオン重騎士団の末端、ローダン。

 

 彼は二十年近く前、親や故郷を亡くした孤児であった。アビュームという名の、妹のような幼馴染と共に、当時まだ王ではなかったハイアシンス王子により手を差し伸べられ、生きる道を与えられた過去を持つ。

 

 彼やアビュームにとって、イルシオン王家というよりは『ハイアシンス』という人物そのものが大恩人であり、忠誠を誓うべき神に等しき存在であった。特にアビュームの忠誠心たるや、ローダンから見ても崇拝の域に近く、彼のためならそれこそ自らの命など惜しまないという気概を持っていた。

 

 特筆すべき功績もなかったにもかかわらず、アビュームが聖地リトス侵攻作戦──正しくは紋章士の指輪簒奪(さんだつ)作戦に、ヴェイルと共に駆り出されたのは、その狂気的なまでの忠誠心を買われてのことだった。

 

 そしてアビュームは文字通り命を賭して、ヴェイルによる神竜王ルミエル暗殺作戦に加担したという。

 

 対して、ローダンは。

 フィレネにあるフルルの風車村の一角を破壊し、少数の村人を殺したのみで、これといった大きな功績は上げられなかった。

 

 

──異形兵ではなく、精強な正規兵さえ与えられていれば、あんなことにはならなかったのに。

 

 

 失意の中、彼は死亡した。そのはずだった。しかし、目覚めた時、彼はアビュームと共に邪竜ソンブルと、その娘ヴェイルの(かたわ)らに居た。彼女も自分も死んだというのは、ただの悪夢に過ぎなかったのだと思った。

 

 何故自分が生きているのか、この時のローダンは理解できなかったが、同時にこれは最大の好機でもあった。

 

 

──紋章士セリカの力を用いて自分を焼き払った、フィレネ王女セリーヌへの復讐を。

 そして、忠誠を誓うハイアシンス王のために今度こそ、この力を振るうのだ。

 

 

 そうして、与えられた雑用を淡々とこなす日々を送り。つい半月前、「大きく動くから力を振るえ」と言われた。だが今回、ローダンが与えられた命令は複雑に込み入っていたが、現状のものを端的に言えば「まずは城から逃亡した者の始末をしろ」というものだった。

 

 対し、アビュームは最悪の事態に備え、城で待機。神竜軍の動きに応じてジーヴル港への進撃を許可されているようだった。

 

 フィレネでの失敗故に、辺境での掃討任務に当たらせるのだと認識。しかし、それが『ヴェイルの意志』だと伝えられると、ローダンの心はひどく高揚した。かつてハイアシンスへ誓っていた忠誠をいとも容易(たやす)く上書きするほどの、絶対的な服従の感情が、今の彼の内には渦巻いていたのだ。

 

 ヴェイル様の意志なら喜んで。ローダンは一切の疑念も持たずにそう思った。

 

 逃亡者の中には、ヴェイル直属の部下である四狗(しく)の筆頭セピアを弁舌で打ち負かし、神竜に紋章士ベレトの指輪を渡してしまう原因となった『鼠』が紛れ込んでいるという。

 

 その鼠とやらを始末すれば、ヴェイルからの信頼を勝ち得るのではないか。それが、今、ロビュスト砦付近の村に陣取り、異形兵たちを一方的に操り続けているローダンにとっての大いなるモチベーションであった。

 

「正規兵じゃないとダメだと思っていたが、間違いだったなあ。こいつらはいくら死んでも心が痛まないし、いくらでも召喚できる。最強の戦力じゃないか、なあ?」

 

 彼が金切り声を上げるたびに、邪竜ソンブルより貸し与えられた異形兵が、地を這うどす黒い瘴気と共に湧き上がるようにして現れる。

 

 砦の連中はどこからともなく新手を数百ほど呼び寄せたようだが、総合的な物量は圧倒的に異形兵の方が上だ。死の恐怖を感じ、肉体的な疲労を覚える生者たちが、そのうち消耗して終焉を迎えるのは時間の問題である。

 

「じわじわとなぶり殺してやろう。全てソンブル様の供物にしてやる。お前たちも異形兵の仲間になろうじゃないか」

 そうして砦を落としたら、次はフィレネ王女セリーヌをこの手で殺害したい。

 

 既に大戦へ向かった軍勢に先を越されてしまうかもしれないが、やけに悪運の強いあの王女のことだ。他が全滅しても、逃げ出してしまうかもしれない。いや、自分自身の手でなぶるためには、むしろその方が都合がいい。

 

 次々と砦へ向けて歩みを始める骸たちの背を見送りながら、ローダンはそのうち叶うかもしれない復讐に舌舐めずりをして想いを馳せていた。

 

 

 ……しかし、勝ち誇った時こそ、足元を掬われるのが戦場の常というものらしい。

 

 

 前方から、異形兵たちの断末魔が複数体分、重なって聞こえてきた。同時に、こちらへ一直線に駆け寄ってくる(ひづめ)の音。それも複数だ。騎兵が砦の防衛線を離れ、こちらへ強襲をかけてきているというのか。

 

「馬鹿な。砦の正面の防衛線はまだ突破されていないはずだぞ」

 ローダンは驚愕しながら、音のする方向を凝視した。

 

 猛烈な速度で迫り来る白馬に乗った老騎士。

 そして、その後ろに随伴する赤髪と緑髪の騎兵。

 

「裏門から突破してきたのか!? 重装兵たちはどうしたんだ!」

 

 だが。

 老騎士の巨躯が邪魔で具体的な姿までは確認できないが、その背中には、魔道士らしき者が張り付いていた。

 

 そいつが強力な魔道で、特効となる重装兵を焼き払って抜けてきたのか。馬に二人乗りしながら正確に魔法を放つとは、何て奴だ。

 

「異形兵どもオオオオオ! 私を守れエエエエエ!」

 

 咄嗟に金切り声を上げ、更に十体ほどの異形兵を自身の周囲に召喚して肉の壁を作らせた。

 

 このように、強襲してくる『正面』ばかり気にしていたのが、彼の致命的な命取りだった。

 

 バサッ、という音と共に、視界の前に落ちてきた一枚の白い羽根。

 

「ん、ペガサス……?」

 嫌な予感に駆られ、慌てて真上を見上げるローダン。

 

 はるか上空には、旋回する天馬兵の姿。

 そして。それに同乗していた一人の男が、死の恐怖など微塵も感じさせない笑みを浮かべながら空から飛び降り──両手の間に極大の炎を作り出していた。

 

「なッ……! あの歴戦の騎士どもすら、ただの囮だったというのか!?」

 

 

*****

 

 

 少年がローダン強襲のために立てた作戦は、実にシンプルなものだった。

 

 妖精部隊を含む、歩兵が正面で大暴れして敵の目を引きつけている間に、老騎士、赤髪、緑髪の騎兵が砦の裏口を経由してローダンの陣取る村へと突撃する。砦から村へ至る道はひとつしかないため、敵はその動きに釘付けとなるだろう。

 

 しかし、それすらも敵の目を欺くための大掛かりな囮に過ぎない。本命は、敵に気づかれぬよう天馬兵が遥か上空から接近し、同乗した吟遊詩人が地上へ飛び降りながら、無防備なローダンを魔法で確実に仕留める──。

 

 その後、統率を失った異形兵を騎兵と歩兵で挟撃し、新たな増援が送り込まれる前に、さっさと砦を出発しようという算段だった。

 

「空を飛んでいるやつらは、先んじて僕たちが射ち落とすとして……」

「奴までの道中に立ち塞がる重装兵たちはどうする。手間取るようだと金切り声の男に気づかれるぞ」

 

 薄緑髪の弓使いと男装の麗人が、険しい表情で懸念事項を指摘した。

 それに対し、赤髪の兵士が鼻を鳴らして不敵に笑う。

 

「問題ねえぜ。ガランサスさん、すげえ奥義を使えるんだよ。重装兵を一瞬で消し飛ばす、やべえ技だ。あれで──」

 

「申し訳ありません、グラディオ殿」

 だが老騎士は、彼の言葉を静かに遮って首を横に振った。

「あの技は、今の私には連発できるものではないのです。次に放つためには……体力を十分に回復させた後でなければ」

 

 若ければ連発もできたのだが、と老騎士は心底申し訳なさそうな顔をした。そうであれば無理強いはできない。赤髪の兵士は言葉を飲み込み、黙り込んでしまった。

 

「……だが、重装兵の存在は確かに無視できないな。全てを倒す必要はないにせよ……バニラが地上の足並みを揃えず先行すれば、彼女も吟遊詩人殿も危険に晒される」

 

 緑髪の兵士の冷静な指摘に、子爵令嬢も深く頷いた。

 

「ええ、そうね。妖精の中から魔道士を何人か随伴させるしか手はないんじゃない?」

「そうしたいところですけれど、魔道士のほとんどは正面の防衛線で戦っていますわ。今から陣形を変えれば、敵に作戦を悟られる可能性が高まりましてよ」

 

 薄赤髪の剣士の言葉はもっともだった。

 

 この強襲作戦は、可能な限り早期に決着をつけなければならない。吟遊詩人の速攻が失敗すれば、ローダンは逃亡し、潜伏するだろう。そうなれば、これからの学園への行軍中、いつどこから現れるか知れない召喚者の絶叫に怯えながら進むことになる。

 

「……作戦を変えよう。ボクが重装兵を焼き払いながら前進するんだ」

「駄目だ。ゼラ殿は奇襲に専念してもらう。重装兵を相手にしていては、奴に逃亡の隙を与えかねない」

 

 吟遊詩人の精彩を欠いた提案を、無骨な重騎士が即座に却下した。

 

 そうなると、裏口側の数少ない妖精の魔道士に事情を説明して突破口を開いてもらうしかない。だが、派手に魔法を使いすぎれば、それこそ奇襲の意味がなくなる。

 

 

──どうしたものか。

 

 

 少年が思考の海に沈んでいた、その時だった。

 

 

「待ちなさい……! スズ、ラン! もう、また無茶をするつもりなのですか……!」

 

 

 次期侍従長の制止を振り切り、幼き双子の姉妹がこちらへ歩み寄ってきた。

 

 妹の方はまだ足取りが覚束なく、内気な姉が心配そうにその身体を支えている。だが、妹の瞳には、かつてないほど強い意志の光が宿っていた。

 

「……せんぱい。ランが、力になりたいと言っています……」

「力って? 気持ちは嬉しいけど、君たちに一体何が」

 

 少年はこの時、彼女たちが裏口の窮地で赤髪と緑髪の命を救った事実をまだ知らなかった。

 

 命を救われた当人である二人が、簡潔に事情を説明した。妹が血を吐きながらも魔導書で重装兵を撃破したこと、そして姉が緑髪の兵士の傷を癒したことを。

 

「ごめん。やっぱり無茶だ。二回放っただけで血を吐くようでは、実戦には耐えられない」

「大丈夫です! 少しは慣れました! それに……!」

 

 ふらつく足取りながらも、妹は少年に食ってかかった。

 そして、次に彼女が放った言葉が、否定に傾いていた少年の意識を強引に引き戻した。

 

「私、馬に乗れるんです。もしものためにと、アイビー様から乗馬を教わっていました。二人乗りだってできます! 魔法も……多分、馬から撃てます!」

 

 確かに、彼女たちがアイビーや侍従長と共に厩舎(きゅうしゃ)へ通い、何かを学んでいた記憶がある。馬の世話でも教わっているのかと思っていたが、まさか乗馬の訓練だったとは。

 

 妖精の民は、荷馬車の扱いは知っていても、戦場で馬を駆る術は持たない。現に、今戦っている妖精たちは皆、地に足をつけた歩兵である。

 

 となれば、機動力を維持したまま魔法を放てる可能性の高い彼女の戦略的価値は、無視できないほどに跳ね上がる。

 

──老騎士に相乗りさせ、その後ろから魔道を放たせれば、重装兵の壁を突破するのは容易になるのではないか。

 

「……本気なのですか! 全力で止めます。マグノリアさんは……侍従長は、イルシオンの希望を守れと私に託しました。絶対に戦わせるわけにはいきません!」

 

 次期侍従長の瞳には、少年に対する激しい非難と怒りが色濃く(にじ)んでいた。幼い少女を戦場に引き摺り出そうなど、正気の沙汰ではない。それは、必死に愛すべき者を守ろうとする守護者としての、正当な怒り。

 

 その目を見て、少年はかつての自分を投影し、自らの変節を激しく恥じた。

 

 四ヶ月前、ハイアシンス王がアイビーやオルテンシアを戦地の中央に立たせた時、自分は何を感じたか。魔力を当てにして愛娘を使い潰すなど、愚か者の極みだと、強く断罪したではないか。

 

 皮肉な話だ。

 やはり、自分はどこまでも、あの王と同じことをしようとしている。

 

 かつての悪夢の中で、自分が自分に放った呪詛のような予言を、今や現実として受け入れるしかなさそうだ。

 

『貴様こそが、新たな暴虐の王だ』

『大義名分のために無辜(むこ)の民を切り捨てる……それはまさに、ハイアシンスと同じ狂気だ』

 

 だが。

 その非難を恐れて、自分を善人に見せようと足を止めるわけにはいかなかった。

 

 軍師に向いていないと散々自虐しようとも、今や名実ともにこの集団の運命を握る舵取りとなってしまった以上、『全員を生き延びさせる』という目的を完遂するためならば、幼子を人殺しの道具に仕立て上げることさえ(いと)わないと、少年は心に誓った。

 

「……申し訳ありませんが、ヴァイオレットさん。貴方のわがままを聞いている時間はありません」

 感情を一切削ぎ落とした氷のような声が、次期侍従長の言葉を強制的に封じ込める。

 

 いつもは侍従の仕事でどんな無理難題にも首を縦に振り、文句一つ言わずにこなしてきたはずの少年の、凄まじい威圧感。予期せぬ冷酷な反抗に、彼女は「ひっ」と小さな悲鳴を漏らして身体を竦ませるしかなかった。

 

「ラ、ライラさんも……なんとか言ってください! 彼の言うことは絶対におかしいです! ね!?」

 彼女は救いを求めるように子爵令嬢に(すが)った。だが。

 

「……ヴァイオレット。ごめんなさい。今は、綺麗事を言っていられる局面ではないの」

 彼女もまた、苦しげに目を伏せながら首を横に振った。

 

 そんな……と、次期侍従長はその場に力なく崩れ落ちる。

 

「時間がありません。これ以上の反対意見は一切受け付けない」

 

 緑髪の兵士や救護班の老人、そして魔法を教えた吟遊詩人が、少年の非情な決定に異議を挟もうとしているのを察知し、少年は先んじてその口を封じた。時間がない、という絶対的な正論の前では、誰もが反論の余地を失うしかない。

 

「でも、ラン。二度撃つだけで血を吐くようでは、道中の重装兵を全て相手にはできない。だから、僕と二つの約束をしてくれるかな」

 

 一つ、決して無茶はしないこと。

 最悪、放つ魔法は一度きりでも構わない。天馬兵から奇襲をかける吟遊詩人が、あくまで本命なのだから。

 

 二つ、何があっても相乗りしている相手に死に物狂いでしがみつくこと。

 血を吐いても、死なないのならそれに賭ける。もし振り落とされれば、敵陣のど真ん中で放り出されることになる。それは確実な死を意味してしまう。

 

 ……口にしながら、自分はなんて最悪な奴なんだと少年は思った。これから先、彼女に、次期侍従長に、周りの仲間達にどれほど恨まれ、蔑まれても仕方がない。

 

 思えば、国境の戦いでアイビーが死んだと聞かされた時、自分はハイアシンス王を激しい言葉で非難し、激昂してみせた。

 

 ハイアシンス王も、周囲からどう思われるかを全て理解した上で、それでも王女たちを戦場に立たせたのだろうか。今なら、あの王の視界をほんの少しだけ共有できるような気がした。

 

「せんぱい。ありがとうございます。本当なら、絶対にダメだって言われてもおかしくないのに」

 妹は、少年に向かって深々と頭を下げた。

「絶対に死にません。せんぱいと……スズお姉ちゃんと。そして、ヴァイオレットお姉ちゃんのために。生きて戻ってきます」

 

「ラン……! ダメです、行ったらダメ……!」

 

 次期侍従長の縋るような叫びが、かつてオルテンシアを必死に止めようとした、自分の過去の悲痛な声と重なって聞こえた。

 

 しかし、自己嫌悪に耽っている暇など、一秒たりともない。少年は今、血も涙もない冷徹な軍師という仮面を被り続けるしかなかった。

 

「作戦開始です。歩兵部隊は正門から。騎兵部隊は裏口から村の方角へ突撃してください。ランはガランサスさんの馬に同乗し、自らの判断で重装兵への牽制を。バニラさんはゼラ殿を乗せ、上空から本命の奇襲をお願いします。……スズは後方に残り、救護班と共に防衛線の回復を。皆さんのこと、任せましたよ」

 

──もし自分に魔法の才能があれば、ランにこんな役割をさせずに済んだのに。

 そんな無力感を胸の奥深くに封じ込め、ローダン撃破作戦の幕が上がった。

 

 

*****

 

 

 作戦は、着実に成功へと向かっていた。

 

 妹が老騎士の背から魔法を放ったのは、一度きり。裏口での初陣の時のように、敵が密集した箇所へ正確に叩き込まれた火球は、運よく数体の重装兵を一度に撃破した。

 

 反動で口から血を吐きながらも、彼女は約束を守った。それ以上は撃たず、老騎士に合図を送ると、その背に必死にしがみついたのだ。

 

「お手柄でした、ランさん。これなら、上空からの接近に気づかれる心配はない」

 

 赤髪と緑髪の騎兵コンビは、鮮やかな連携で軽装兵や弓兵、魔道兵を次々に薙ぎ倒していく。地上でのこれほどの大立ち回りを見せれば、ローダンの意識は確実に彼らへと釘付けになる。

 

 上空を仰げば、天馬兵は村の上空でホバリングを維持していた。そこから、極大の炎を纏った吟遊詩人が、吸い込まれるように地上へと降り立っていくのが見えた。

 

「グラディオさん、ローレルさん! 私たちも続きましょう!」

 

 万が一、彼が攻撃を失敗した場合に備え、騎兵たちには畳み掛けるような追撃が指示されている。ローダンの周囲を固める敵を始末し、吟遊詩人の『次の一手』を支援せよ、と。

 

 老騎士の号令に応じ、赤髪と緑髪も愛馬に鋭く鞭を入れ、村の深部へと一気になだれ込む。

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