重傷者はあの男の子だけ。他は、運よく怪我をほとんど負わずに隠れ潜んでいた者たちだけだ。
神竜リュールは、この生存者全てを聖地リトスの上空に浮かぶソラネルで保護すると表明した。
ソラネルにいるのは戦闘員のみではない。武器や道具を扱う商人たちもいるし、家畜や犬猫の世話をしている者も多数暮らしている。今の人数を追加したところで、食糧や薬の残数に深刻な影響は及ぼさないだろう。
神竜の軍勢の中に、彼らの保護に反対する者など誰一人としていなかった。
オルテンシアはクロエら三人と共に焼け野原となった港町に帰還し、神竜リュールが持つ不思議な力によって、皆でソラネルへと転移した。
帰還してすぐに、オルテンシアは神竜リュールや仲間たちに深々と頭を下げてしきりに謝罪をした。いくらショックを受けたとはいえ、勝手に陣を飛び出し、クランとアンナをあわやという危険に晒してしまったのだ。
どれだけ謝っても謝り足りなかった。
しかしリュールも他の仲間たちも、当のクランとアンナも、オルテンシアを責めようとはしなかった。むしろ、ハイアシンス王の最期の件、イルシオン兵の暴虐の件、そして男の子から痛烈な非難を浴びた件を考慮され、逆にとても優しく
男の子の件をそれまで知らなかった姉のアイビーと、臣下であるロサードとゴルドマリーは、その話を聞かされて酷く心配してくれていた。
ハイアシンスとイルシオン兵のことで心を痛めているのは三人も同じはずであるのに、自分の軽率な行動のせいで余計な心配をかけてしまって申し訳ない気持ちも生まれたが、それ以上に、みんなの温かさが胸に沁みて嬉しかった。
自己嫌悪の底に沈んで浸るのではなく、優しさに感謝して、今自分に出来ることをしなければならない、と強く思った。
というわけで、男の子の傷の手当を一晩かけて自分がやると申し出たのだが、それについては全員に引き留められてしまった。オルテンシア王女も心の傷を深く受けたのだから、今夜はもう休んだ方がいい──と。
そして、他の杖使いに混じり、アイビーがしばらくその役を担うと言った。イルシオンの未来の女王になる者として、自国が理不尽に傷つけてしまった者を、正面から受け止める義務があるのだと。
「なら……せめて、あたしに説明させてほしい」
イルシオンの現状と、自分たち残された王族は今回の虐殺を厳しく断じる意志があるという、その二点。
アイビーは、精神的に疲弊している妹を休ませようとそれにすら反対したが、オルテンシアは頑として意見を曲げなかった。
「疲弊しているのはお姉様も一緒でしょ」
そう言われてしまえば、アイビーにも反論の余地はない。
治療施設として使われている一室のベッドに、彼は横たわっている。まずは他の者が足を踏み入れる前に、二人の王女が彼の治療を担当する手筈となった。
アイビーは、オルテンシアとその男の子を二人きりにはさせたくなかった。足がもう使い物にならなくなった絶望から、狂乱して妹の首を掴んで窒息させてこようとするかもしれない、と不安になったのだ。それ故、杖で足の痛みを緩和してあげながら、傍で監視することにしたのである。
ベッドの前に立ったオルテンシアは、男の子の顔を見て、そして毛布の下の動かない足を見て、思わず息を呑んだ。
『イルシオンの現状を説明する』と意気込んで来たはずだったのに。
いざ、すべてを理不尽に奪われた被害者を前にすると、自分の口から出ようとしている言葉が、ただの加害者の見苦しい言い訳に過ぎないのではないかと思えて、足が
何から話せばいいのか分からず、沈黙してしまうオルテンシア。
アイビーは、少年の憎悪がいつ爆発するかと警戒を強めた。
……しかし、結論から言えば、彼は狂乱して凶行に及ぶようなことはしなかった。
男の子は、ベッドの上からオルテンシアをじっと見据えて、ぽつりと口を開いた。
「……セリーヌ王女から、少し話を聞いた」
「え……」
「お前らも……国をバケモノに乗っ取られて、お父さんと戦わされたんだって。……でも、そんなの、すぐには信じられない。だから……お前の口から、ちゃんと聞かせろ。本当にそうだったのか」
その声には、まだ微かな怒りと疑念が残っていた。だが同時に、彼なりに理不尽な現実の『真実』を知ろうとする、精一杯の強さが宿っていた。
セリーヌが事前に懸命なフォローをしてくれていたからこそ、彼は聞く耳を持ってくれていたのだ。
その真摯な問いかけに、オルテンシアはハッとして、己の弱さを恥じた。
言い訳だと思われたっていい。真実を伝えなければならない。
彼女は姿勢を正し、フルルで起こった惨劇の裏にあった自分たちの事情を、包み隠さず
ただただ、オルテンシアからもたらされる本音と真実に、男の子は静かに耳を傾け続けていた。
その話を聞いている間、男の子の表情にはどうにも判別がつきにくい感情の色が浮かんでいた。怒っているのか、悲しんでいるのか、それとも呆れているのか。
やがて身の上を一通り聞き終えると、男の子は黙って目をつぶり、何かを深く考え込んでいる様子だった。
重々しい沈黙。
熟考の後、男の子はひどく険しい表情で切り出した。
「どうしても……止められなかったのか? お前のお父さん、急におかしくなったんだろ。おかしいよって、なんで言ってやらなかったんだよ。そうしたら、バケモノに食べられることもなかったんじゃないのかよ」
二人の王女は、その純粋な問いに答えに窮してしまった。
ハイアシンス王がいつからか邪竜信仰に没頭し、復活の悲願を果たすために得体の知れない連中と交流していたのは、
だが、彼女たちは強くそれを止めなかった。それは、「王族として父に従うことが大切なことなのだろう」と思考停止していたからだ。
普通の人間のみならず、
オルテンシアは四ヵ月前、愛する彼氏くんに強引に身体を重ねてまでして引き留められかけたとき、自分がなんと言って振り切ったのかを思い出した。
『あたし、お父様を信じたいの。小さい時の……優しかったお父様を知っているから。あたしが命令通りに戦えば、あの頃のお父様に戻ってくれるかもしれないって、そう思いたいの』
そんな子供じみた
「貴方の言う通りです……」
重い静寂を破ったのは、アイビーだった。気高き第一王女は、ベッドの
「お姉様……」
「私たちが愚かでした。父の狂気を薄々感じていながら、現実から目を背け、思考を放棄した。王族として、そして娘として、全力で父を止めるべきだったのに……その責任から逃げたのです。私たちの弱さが、貴方から全てを奪ってしまった」
アイビーの言葉を聞いて、オルテンシアもたまらず姉の隣に崩れ落ちるように膝をついた。言い訳などできない。彼の怒りは、血を吐くような問いは、百理あるのだ。
「ごめんなさい……っ。あたしたちが間違ってた。本当に、ごめんなさい……!」
王女二人が、土下座のような姿勢で一人の少年に向かって泣いて謝罪している。そのあまりにも痛ましい姿を見て、男の子は目を見開いた。
絶対に許せない、血も涙もないバケモノだと思っていたのに。
ぼろぼろと泣きながら「お父さんを信じたかった」と謝る二人は、自分と同じように家族が大好きで、どうしていいかわからなかっただけの『ふつうの子供』に見えたからだ。
「……なんて、ムリだよな。もし、ぼくのお父さんやお母さんが急におかしくなってたら……ぼくだって、止められた気はしないもん、な」
男の子の顔は、今にも泣きそうに歪んでいた。
「ぼくの方こそ……ごめんなさい。オルテンシア王女、アイビー王女……死ねだなんて言って……本当に、ごめんなさい」
男の子の目から、ポロポロと大粒の涙が零れ落ち始めた。
彼は、これから自国の民を討ち、国を取り戻さんと血塗られた道を歩む女の子たちのために、祈ろうとしてくれていた。
「どうか……二人は、死なないで……。かならず生きて、あの楽しいイルシオンを……取り戻して……」
姉の結婚式でかつて訪れたイルシオンは、とても美しくていい場所だったのだと、泣きながら男の子は語った。オルテンシアとアイビーは、その尊い約束を、決して折れない固い誓いへと変えるのだった。
*****
日を跨いで、静まり返った深夜。
フルルでの戦いの余波からか、ぐっすりと寝つけている者は多くはない様子だった。
二日ほど一睡も出来ていない神竜リュールは、これからの激戦に備えて無理矢理にでも寝ることにしたようだ。
早朝まで休息に入るらしい。それは、フィレネ王城にいる女王へ報告に向かっていた第一王子アルフレッドが帰還し、合流する予定の時間だ、と。
そして、そのまま王子が引き連れた精鋭と共に船でまっすぐイルシオンへと向かい、
今、敵は拠点をデスタン大教会にしてはいない。イルシオン王城だ。そこまではオルテンシアも知っていた。だが、邪竜ソンブルまでもが玉座の間に鎮座しているのだと、ロサードとゴルドマリーが情報を提供してくれた。
そこから邪竜が別の地に動いているとは考えにくい。
これが決戦になるかもしれないと、仲間たちの気持ちは高く張り詰めていた。
それはもちろん、オルテンシアも同様だった。
夕方から色々なことが起こりすぎたせいで、まともに寝つけそうにもない。神竜がソラネルから降り立ち、実際の戦闘が起こるまでは戦闘員の大半は船で休んでいられるから、寝つけるのは朝になるかもしれないと思った。
同室である姉のアイビーは他の杖使いたちと共に、あの男の子や軽傷だった村人たちを治癒して回っている。オルテンシアは一人で寂しかったが、だからといって他の者たちを大声で呼び立てるような時間帯ではなかった。
愛する彼氏くんを象った自作の魔道具で、一人遊びに興じる元気はない。そんな気分ではない。となると時間を潰すためには話すことくらいしかないわけだが。
寝る必要がなく、かつ会話相手になってくれる人物は一人しか思い当たらない。
「……ベレト、近くにいる?」
『導き手の指輪』に宿る紋章士ベレト。
落ち着いた暗い青緑色の髪に、紋章士特有の薄く輝く蒼の瞳。異界から呼び出された英雄全員に共通するが、青いオーラを纏い、宙に少しだけ浮遊していた。
肉体を持たぬ精神体である彼ら。一応、嗅覚も聴覚も視覚もあるのだが、食事は取れず、睡眠を取る必要もないらしい。疲れという概念から一切取り払われている存在なのだとか。
「ああ、いるよ」
ベレトは、オルテンシアの相棒として共に戦場を駆けていた。邪竜によって顕現されていた時から、神竜に顕現し直され、今に至るまで、彼はオルテンシア以外とは組んでいない。
ハイアシンス王と戦った時も、力を発揮すると蛇腹状に伸びる『天帝の剣』や魔槍『ルーン』といった武器を具現化し、オルテンシアを見事に補助した。
今は、心を痛めているであろうオルテンシアを見守るため、部屋の前で静かに待機していた。呼びかけられたら応じようとしていて、今、その声に応じた次第だ。
「話し相手になって……欲しいな、って」
言ってみたものの、オルテンシア自身、何を話題にしていいものなのかわからない状態だった。互いの生い立ちなどは、ベレトが会話できるようになってから、とっくに話してしまった。
オルテンシアは、母を亡くしてから後ろ盾のない王城で一人で頑張ってきたことを。
ベレトは、自身が英雄となった経緯を色々と事細かに語ってくれていた。
それによると、彼はかつて士官学校の『教師』をしていたとのことである。
だから他の紋章士や仲間たちと比較しても、どこか大人っぽく、落ち着いて感じられるのだろうとオルテンシアは思っていた。
実際、オルテンシアを
だからこそ、話題がない。
呼んでみたものの、沈黙することしかできない。
そんなオルテンシアの内情を理解したのか、話題はベレトの方から振ってくれた。
「オルテンシアの恋人について話そう」
「えっ、彼氏くん……のこと?」
言われてみれば、互いの生い立ちについて語り合った日もあったが、愛しい侍従の彼についてはベレトにも話していなかった。誰かに聞かれたら恥ずかしいとか、どこかでそんなことを思っていたからだ。
だが、もう気の置けない友人たち全員に知れ渡ってしまった以上、隠し立てする必要性はどこにもない。
「彼の策謀によって、オルテンシアは指輪を携えてこちらへ来られた。ある意味、神竜にとっての影の功労者と言える。だが、自分はイルシオンの玉座の間で一瞬すれ違った時にしか見ていないんだ。とても……その、可愛らしい人物だと思ったよ。服装が違えば女性だと勘違いしていたかもしれない」
「え! 珍しいわね。ベレトから人の容姿を褒める言葉が出てくるなんて」
ベレトは住んでいた世界の情勢故か、あまり他人の美醜について口にするような人物ではなかった。どういう状況であっても、内面と行動で人を判断する人物のため、本当に珍しい一言なのだ。
「すまない。気を悪くしたかな」
「ううん! 全然! ベレトからも褒められて、あたしのことのように嬉しいもの!」
ぱあっと明るくなるオルテンシアの表情。言葉選びを間違えていなかったことに、ベレトは密かにほっとした。
士官学校の教師時代、学校に併設されている大修道院の『目安箱』に、生徒たちから寄せられる匿名による悩み相談への対応を思い出す。
受け持っていた学級外の生徒であっても、筆跡と内容から「誰が書いたか」は瞬時に当てられていたベレトだったが、自分が正論だと思う解答をそのまま返すことは間違いだった。
目安箱で悩み相談をする生徒たちは、すでに自分の中に明確な答えを持っていて、ただ『後押しをして欲しい』者ばかりだったからだ。
それにより、彼は「その人物が求めている答え」を導き出すのが得意になってしまっていた。今回オルテンシアに向けて放った言葉も、彼女が「容姿や可愛さを気にする性質」だったからこそ、意図的に選んで出てきた言葉なのだった。
「……オルテンシアが語っていた、彼の口の回りっぷり。非確定事項を、あたかも本当にあるのだと信じ込ませてしまう見事な弁舌。自分が受け持った学級の級長と弁論大会を開かせたら、面白い結果になりそうだ」
ベレトの受け持った学級はのほほんとした気風だったが、級長は
最終的に『兄弟』の契りを交わし、共に世界の巨悪を討ち倒すことに成功したのだと、以前語っていた。
「そうね。いい勝負をすると思うわ。ま、可愛さで圧倒的に彼氏くんの勝利になっちゃうけどねー」
「……彼にも可愛げはあったよ。きっと負けていないはずだ」
……何の話をしているのか。
妙な張り合いの空気になってしまって、オルテンシアもベレトも吹き出して笑うしかなかった。おかげで、黙っていることで心に溜まりつつあった
「ベレトにも会わせてあげるわね。ほんと賢い子なのよ、びっくりするくらい。あたしとお姉様で出資して学園に行かせたいんだけど、彼氏くんは恐縮しちゃうかも。もしそうなったら、ベレト、あなたが彼氏くんを特別に指導してくれる? きっと化けるわよー」
この戦乱が終わったら、イルシオン王家に指輪ごと保管されて、これからも紋章士として自分たちを導いてほしい。
彼女は無邪気に暗にそう言っているのだと、ベレトには理解できた。
しかし……。
ベレトは、今言いかけた言葉をぐっと喉の奥へこらえるしかなかった。
この戦いが終わったら、自分たち紋章士がどうなるか、なんとなく想像はついている。だが、今ソラネルにいる紋章士たちの誰もが、それを口にしないでいるのだ。自分だけが抜け駆けして、オルテンシアにその可能性を伝えてしまうわけにはいかなかった。
「ああ」
そうやって、短く静かに返事する以外、ベレトには出来なかった。
そんな彼の事情など知らず、頬を上気させて喜ぶオルテンシア。
早く話題を切り替えなければまずい、とベレトは考えた。
「今、少年はイルシオン王城にいるのだろうか。……邪竜の巣に残っている、と?」
「どうもそうは思えないのよね。あの子、あたしごと指輪を送り込んだ作戦のせいで、セピアから恐ろしく恨まれているに違いないわ。城に居続けてたらただで済んでいるはずがないもの」
そう言いながらも、オルテンシアの目は絶望に沈んではいなかった。仲間たちがしきりに会いたがるものだから、必ず生きていると、強い希望を抱くことに決めたのだから。
「でも、死んでなんかいないわ。その頭の回転と口のうまさだけで、絶対になんとか生き延びているはずよ。戦いが終わったら……邪竜を倒したら。きっと城に戻ってくるわよね」
「……それでも、見つからなければ?」
「探すわ。何年かかっても」
初めて身体を重ねたとき、彼氏くんは言っていた。オルテンシアが望む限り、愛し続けるのだと。あの約束を彼が
「そうか。なら自分も祈るとしよう。あの少年は必ず生きている。……そうだろう、
ベレトは、自分の中に女神の意識があるのだと、数日前に語ってくれている。
その女神は一心同体の存在であり、ベレトとのみ対話が可能なのだそうだ。彼は今、その女神に語りかけているのだろう。
「『信じろ』だそうだ」
「あはは。そっちの世界の女神サマがお墨付きをくれるんじゃ、
ベレトとのやり取りで、元々ある程度回復はしていたものの、オルテンシアの心はすっかり救われた。目先の戦いに備える覚悟も、おのずと身についていく。
朝には海路で故郷へと向かう。
ソラネルでしばらく待機する自分はその過酷さのほとんどを味わわないだろうが、イルシオンが海上で迎え撃ってくる可能性は否めない。
いや、愛すべき少年の言葉を借りるならこうだ。
──あたしがイルシオンの将なら、必ずそうする。
来たるべき戦いは目前だ。
確実な勝利を収めるために、今は英気を養っておくことにした……。
突然ですが第1回オリキャラ人気投票・主要キャラのみ。投票期間は2026年8月中。1位のキャラは朱鷺夜が絵にしてくれるぞ!
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少年:主人公
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子爵令嬢:ライラ
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吟遊詩人:ジェラニウム
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赤髪の兵士:グラディオ
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緑髪の兵士:ローレル
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無骨な重騎士:カラバッシュ
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青髪の天馬兵:バニラ
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老騎士:ガランサス
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薄緑髪の弓使い:ナスタ
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救護班の老人:リフレクサ
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男装の麗人:アデルファ
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薄赤髪の剣士:アザレア
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幼き侍従・双子の姉:スズ
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幼き侍従・双子の姉:ラン