【シーホース_デッキ】で生きていく   作:砂肝サラダ

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決勝戦後の親睦①

三沢「コナミ、優勝おめでとう!

この後、時間あるかい?

今回のデュエル内容の復習をしようと思うんだが、一緒にどうだろう?」

 

復習かぁー。

今回に関しては、ありえないほどデッキは回っていたので、復習すべき点は特にないが三沢とは仲良くなりたいので、参加することにする。

 

コナミ「おっ、いいね!参加するよ。」

 

アウス「私も参加していいかな?

コナミ君と三沢君でいいんだよね?。」

 

三沢「ああ、参加してもらえると嬉しいよ。

地礼君。」

 

コナミ「じゃあ、どこでやるかー?」

 

アウス「ブースを借りられるか聞いてくるよ!」

 

三沢「頼むよ!」

 

しばらくすると、彼女が帰ってきた。

 

アウス「ブース、借りられたよ!

こっち、こっち。」

 

ブースは結構広く、机とタブレットにモニター付きの豪華なものだった。

 

三沢「みんな、席についたから、とりあえずは自己紹介から始めよう。

俺の名前は三沢 大地だ!

年齢はコナミと同じで10歳だ。

よろしく頼む」

 

コイツ、本当に小学生か?

しっかりしすぎだろ。

 

コナミ「じゃ、次は俺ね。

名前は青木 コナミ、

よろしくー」

 

アウス「最後は私の番だね。 

地礼 アウス。

年齢は私も一緒の10歳だよ。

よろしく!」

 

三沢「とりあえず、ここにいるメンバーは

コナミに負けたが戦ってみての感想とか、

あるかい?」

 

アウス「そうだなー、

コナミ君とのデュエルでは終盤にモンスターを破壊されなかったのが、辛かったかな。」

 

コナミ「っえ!なんで?」

 

アウス「光属性モンスターが墓地に足りなくて、手札にあった【カオスソルジャー開闢の使者】が特殊召喚できなかったんだよねー。」

 

コナミ「あっぶな!

そんなの出されていたら、敗北確定じゃないか。

どんだけデッキに高額レアカード入れてんだよ」

 

三沢「確かに、そのデッキ一つで家が建つじゃないか?」

 

アウス「そうだ!

このタブレットの上にデッキを置けばデッキの内容がモニターで見れるから、みてみる?」

 

三沢「いいのかい?」

 

アウス「いいよ、いいよ。

じゃあ、私から!」

 

彼女のデッキ内容が、モニターに映された。

内容は高額レアカードのオンパレードだった。

禁止カードの「カオスエンペラー」はいないが、「ブラマジ」入り「カオスデッキ」だった。

 

昔の記憶でよく覚えていないが、アニメにいた武藤遊戯のデッキを盗んで使っていた、「神なんとか君」よりよっぽど実戦的なデッキ内容だった。

 

三沢「これは、すごいな。

プロ・デュエリストにも勝てるようなデッキじゃないか!」

 

アウス「ありがと。

このデッキはモンスターに【サクリファイス】を入れて、汎用的な魔法、罠カードを入れれば完成かな!」

 

三沢「より、強くなるのか。

サクリファイスの儀式はどうするんだ?

あれも大会特典のカードだろ?」

 

アウス「それは大丈夫。

昔お父さんから、貰ったの!

だから、【サクリファイス】が欲しかったんだけど負けちゃった。」

 

小学生の彼女が寂しそうに、笑うのを見て【サクリファイス】を渡すことに決めた。

っふ、

これが大人の余裕というやつだ。

 

コナミ「へぇー、だったら

【サクリファイス】あげるよ。

どうせ使わないし」

 

アウス「ごめん、

そういう意味で言ったんじゃないの!

だから気にしないで。」

 

ほう、

なかなかいい子じゃないか。

人のことを「変態、エッチな人」呼ばわりしたことは許しておいてやろう。

 

コナミ「いいの、いいの。

これ以上、手札事故要因を増やしたら、本格的にデッキが使い物にならなくなるし。」

 

遠慮している彼女に無理矢理気味に【サクリファイス】を渡しておく。

 

アウス「ありがと。一生大切にする。」

 

アウス「お返しに【地霊使いアウス】をあげるよ!少し私に似ているから、これで忘れないでしょ。」

 

おぉ、

スーパーレアのパラレル加工だ。

しかも、このカードならデッキに入れられるから、こっちの方が断然嬉しいぞ。

ただ、発言の節々が重い。

 

コナミ「ありがとう!

デッキに入れて大切に使うよ。」

 

すると、三沢が続けて発言する。

 

三沢「次は、俺のデッキだな」

 

デッキ内容は堅実で小学生のデッキとは思えないものだった。

 

アウス「すごい堅実なデッキだね。

安定して勝てそう!」

 

全くその通りである。

そして最後に俺のデッキだ!

 

コナミ「最初に言っておく。

俺はクラスの友達とデュエルをした時の勝率はだいたい3割だ(キメ顔)

見よ俺のデッキを!!」

 

ディスプレイに俺のデッキが表示される。

そして、それを見た2人は絶句と爆笑という、期待通りの反応をしてくれた。

きまったぜ。

 

アウス「っっく、ん゛(笑)」

 

彼女は行動不能にできたようだが、

三沢に対してはインパクトが足りなかったようだ。

 

三沢「何点か質問していいか、コナミ?」

 

コナミ「もちろんだ、三沢」

 

三沢「1つ目は何でコナミのデッキには【シーホース】が3枚も入っているんだ?

2つ目は、何のシナジーもない【モリンフェン】が入っているんだ?

3つ目は、これはデッキなのか?」

 

コナミ「1つ目の答えは、

何故かよくパックで当たるからだ!

2つ目の答えは、

【モリンフェン】が俺の持っているカードで2番目に攻撃力が高いからだ!

そして、最後の答えは俺にもわからん。」

 

三沢「コナミはデッキ強化が課題といったところか」

 

コナミ「そうなんだよー」

 

三沢「だったら、今回の参加賞のパックみんなで開けてみないか?

コナミも気になっているだろ。」

 

アウス「さんせー」

 

っお、復活したようだ。

さっきまで、ずっと体をぴくぴくさせながら突っ伏していたので、

復活まではもう少し時間がかかると思っていた。

 

パック開封かぁー、

友人とやったら盛り上がることだろう。

元の世界では友人とパック開封のしたことがないため、初めての経験だ。

 

コナミ「よし、開封するか」

 

全員で同時に開封して当たったカードを見ていくようだ。

俺もカードはどんな内容かなと、

ウキウキしながら確認していく。

1枚目【ワイト】使わん

2枚目【スカゴブリン】使わん!

その時、2人が声をあげる。

 

三沢 アウス「すごいカードが当たった!!」

 

そんな2人が見せてきたのは【強欲な壺】だった。

なにぃー。

だが、2人とも同じ【強欲な壺】が当たったということは、

俺も当たっているかもしれない。

 

コナミ「俺も最後のカード確認するぜ。

来ーい!伝説のレアカード!!」

 

俺は最後のカードを皆が見えるよう、勢いよく机に置いた。

そこにあったのは、何と…

七色に輝くパラレル仕様の【シーホース】だった。

 

コナミ「…」

 

アウス 三沢 「…」

 

2人が笑いを堪えきれず、爆笑しだす。

 

アウス「すっ、すごいよ!

このカードはコナミ君にしか使いこなせないよ!(笑)」

 

三沢「っそ、そうだな!(笑)」

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