うわっ、前からタケノコが!! 作:七夕ナタ
お気に、感想、評価、ここ好き、ありがとナス。
誤字報告も助かってやす、気をつけてるつもりが変換ミスってたりして「マジか」って驚いてます。
自分スマホで投稿してるんですけど、アプデしてから打ち込んでる文書の途中の変なところから変換されたりして困ってます。これ直せんのか?
まあそんな事はどうでもよくて、超かぐや姫のTHE FIRST TAKEえかった。耳が幸せになりました。
ネトフリで超かぐや姫もう一周してくりゅ! そしてFGOでようやくリチャード引けました。やったー!
───ど、どうしてこうなった?
品行方正、成績優秀、文武両道。生活費と学費の為にバイトに明け暮れながらも、学業を疎かにせずに一年の一学期から続く学年トップの座を死守してきた、隙一つ見せてこなかった完璧女子高生を演じ貫いてきたこの酒寄彩葉だが。
数時間前、バイト終わりに遭遇した怪奇現象のように七色に輝くゲーミング電柱、そしてその中から現れた明らかに普通じゃない謎の赤ちゃん。
理解し難い超常現象に見舞われ、それからあれやこれやと、トントン拍子で進んでいき、そして今再び理解し難い……というよりも必死に理解を拒むような場面へ直面しており瞳をグルグルと回転させてしまっていた。
どうにも落ち着かない自分を誤魔化すように、キョロキョロと辺りに視線を向けた後。背を向けて歩く赤毛混じりの金髪を三つ編みで纏めた青年に視線を向ける。
それに気がついたのか、先輩は軽く振り返るとどこか楽しそうに口を開いた。
「悪い。少し散らかってはいるが、気にせずくつろいでくれ。なにか気になるものでもあれば好きに使ってくれていい……といっても、殆どが
「は、はい……お、おおおお、お構いなく…!」
「ははっ、別にそう畏まらなくてもいいぞ。酒寄がうちに遊びに来るのも初めてじゃないんだ。しかし、この家に誰かが
「お、おおおおお構いなくっ!!」
「そうだ、なにか必要なものがあれば言ってくれ。子供の面倒を見る経験は何度かあったが、
「おおお、お、おかまいなくうぅぅぅ……!!」
「いや、なんでさっきから酒寄はお構いなくBOTになってるんだ……???」
───チヨちゃん助けて。私このままじゃ頭がおかしくなっちゃう…!
どうすればいいのかわからなかった私に助け舟を出してくれたのは嬉しかったけど、まさか先輩と
いま私は家賃月三万八千円保証人なしのボロアパートではなく、以前にも何度か遊びに来たことのある、先輩とチヨちゃんが暮らしているマンションへと訪れていた。
うひゃー、いつ見てもでけー、リビングだけで私の家より広いじゃん、リビング以外にも部屋があるってマジ? 私が住んでるアパートの家賃の何倍かかるんだここ? うお、家の中に部屋がいっぱいある (現実逃避)
「さてと、色々と慌ただしくて晩飯はまだなんだろ? 赤ん坊は俺が見ておくから、ひとまず酒寄は晩飯なり風呂なり済ませちゃえ。寝る時なんかもチヨの部屋か、空き部屋を好きに使ってくれ。鍵とかも付いてるし安心しろ」
「あ、ありがとう、ございます……と、ところでチヨちゃんって……?」
「ん? ああ、あいつなら『やっぱ無理!
「え、えぇ〜……?」
「あ、それとも先に風呂入るか? 酒寄に呼ばれて湯船張ったまま出てきたから、まだ誰も使ってないし気にせずに使えるぞ?」
いや、羞恥プレイって何が? そんなことはどうでもいいから、戻って来てくれチヨちゃん、ほんとお願いだから…!
自分が住んでいるアパートとは比べ物にならないほど広い部屋の中、ひとまず軽く纏めて持ってきた荷物をリビングに置いてソファへ腰を下ろす。
気がつけば、重い溜息が出てきていた。
ど、どうしてこんな事に…!
というかなんでこの人あんな平然としているんだ? アルバイト先の後輩で、妹さんの友達だとしても、そういうのはあんまり気にしないタイプなのか? いやいや、だとしてもだ、もっとこう、色々と困ったりすることがあるでしょうにっ!
え、これもしかしてが私がおかしいのか?
チヨちゃん、お願いだから帰って来て! 自分から助けを求めたとはいえ、ちゃんと助けてもらっているとはいえ、年上の異性と3日間もお泊まりは普通に考えて、世間的にも精神的にも流石に色々とヤバいって…!
なのになんでこの人、平然としながら私に部屋のあれこれを説明してるんだ?
え、やっぱりこれ私がおかしいのか?……そっか、そうかな、そうかも? うん、多分大丈夫だろう!!
いやまあ、チヨちゃん曰く先輩はボンキュッボンなお姉さんが好みらしいから変に心配することもないんだろうけど……悪かったなボンキュッボンじゃなくて。
思わず睨むように先輩に視線を向ければ、彼はそんな私の様子に首を傾げていた。
うぅっ……くそう、背に腹は代えられぬ。
もうなんでもいいや、先にお風呂に入れせてもらってからご飯を食べる事にしよう。それで今日はさっさと眠ってしまおう。朝目が覚めた時、このとんちきな状況の全てが夢だったという可能性はまだ残されているのだから。
そうだ、そうに違いない、うん!
ふらふらと、着替えの入った鞄を持ってお風呂場へ向かうが……念の為に、足を止めてソファに腰を下ろしながら赤ちゃんを抱えている先輩を睨みつけておく。
青年の人柄を知っているしそんなことはあるわけないが、一応というか念の為に釘を刺しておく。信用も信頼もしているが、それでも心情的に口に出しておかなければならない。
ピタリ、と足を止めて振り返る。
「一応言っておきますけど、絶対に……の、覗かないでくださいよ。何かあったらチヨちゃんに言いつけますから!」
「はあ? 何言ってんだこのマセガキ、覗くわけないだろ。そういうセリフを言うなら、牛乳飲んでもうちょい年取ってからやり直して来いちんちくりん」
「ま、マセ……っ!?」
「ほーん、意外とむっつり助平なんだな。んじゃ、俺が風呂入ってる時に覗きたくなったら覗いてもいいぞ?」
「へ?……〜〜っ! そ、それじゃあお風呂借りますからね!!」
「はいはい、いってらっしゃい。ちゃんと100数えてから出てくるんだぞ〜?……いや、動揺し過ぎて歩き方が面白い事になってんぞ」
だ、誰がちんちくりんのマセガキじゃい!
後ろで赤ちゃんを片手に抱えたまま、呆れたような視線を向けてくる先輩を無視して逃げるようにお風呂場へ駆け込む。
べ、別にちんちくりんじゃないから、これからもっと成長しますから!! 17歳の女子高生はまだまだ成長期ですから!!……え、大丈夫だよね母上さま?
いやでも、思春期の栄養状態、食事、睡眠、姿勢などが大きく影響するとは聞いた事はあるが、親からの遺伝も30〜40%くらいは影響するらしいし……信じてるぞ母上っ。
───なんてくだらないことを考えながら、どうしてこんな状況になったのかを、湯船に沈みながら数時間前の記憶を掘り起こして考える。
まず、バイト終わりに先輩に送ってもらった帰りに流れ星を見た。ここまではいい、なんてことない日常的な風景のひとつだろう。だけど家に着いて階段を登っていたら、そしたら電柱が七色に光っていた。うん、意味がわからん。
恐る恐る近づいて、電柱がスモークを吐いて、そしたら電柱が開いて、中から小さな赤ちゃんが登場したのだ。いや意味わかんねー、なにがどうなったらこんなトンチキな状況に鉢合わせる事になるのだ。
しかも、その赤ちゃんは生きていた。精密な人形やCGなんかではなくて、生きて円な瞳でじっと私を見つめていた。
もうなにがどうなっているのか、わけがわからなくてキャパオーバーとなった頭でこの状況をどうにかしようと答えを絞り出した結果、先輩に助けを求めたのだ。
警察に連絡しようとも考えたが、何をどう説明しろというのだ。そもそも信じてくれるか、だけど先輩やチヨちゃんならもしかして、そんな藁にもすがる思いだった。
「あ、赤ちゃんの名前はなにがいいですか……!?」
「なに言ってんだお前」
あの時の私はだいぶおかしなことを口走っていた気がする。何をどうしたらそんな言葉が出てきたのか、数時間前の私を問いただしたい、そしてできればあのやり取りをなかった事にしたい。
赤ちゃんの名前は何がいいですかってなんだ? そんなこと聞いてどうするつもりだったんだ。
それから電話の向こうで困惑している先輩に、七色に光る電柱のことや、中から出てきた小さな赤ちゃんのことを必死に説明した。口を開くたびに、自分でも何を言っているんだこいつと白目を剥きたくなる。
このままここに放置するのはまずいかも、そう考えて電柱の中から抱き上げた小さな赤ちゃん。
凄く軽くて、柔らかくて温かい、触れるだけで壊れてしまいそうな、そんな赤ん坊を抱えながら、状況を必死に伝えようと先輩に支離滅裂な説明していたが次第に、自分でも気が付かないうちに言葉はどんどん小さくなっていって。
だってそうだろう。
いきなりこんなこと言われても誰が信じると言うのだ、頭のおかしい奴と思われるのが関の山だろう。腕の中で赤ん坊が泣き声を上げて、それを見て私まで泣きたくなってきて。
「───わかった、すぐそっちに行く。少しだけ待っててくれ」
もう誤魔化して通話を切ってしまおう。
そう思っていた矢先、スマホの向こうからこちらを安心させようとする、優しい声音が聞こえてきて、赤ん坊を抱えたまま蹲るように小さくなっていた私はゆっくりと視界を上げた。
「……し、信じてくれるんですか? 普通、疑うじゃないですか。こんな意味のわからない話」
「酒寄がそんな嘘をつかない人間だってことくらいはわかってる。それにそんな泣きそうな声で助けを求められちゃ、頼られた先輩としては助けないわけないだろ?」
「っ……あ、りがとうございます」
「ああ、それとチヨにも酒寄から軽く説明というか、連絡してくれないか? 後ろから銃口を突きつけられてる気分で正直怖くて仕方ないんだ……! 落ち着け、違うんだ、一旦話をしよう。お前は何か誤解してる…!?」
どこか戯けたような先輩の言葉に、沈みかけていた心がスッと軽くなって。そして電話の向こうからいつも通りハチャメチャな兄妹のやりとりが聞こえてきて、知らず知らずの内に笑みが浮かんでいた。
それから10分もしないうちに先輩が私の家に到着した……いや早くない? というか早すぎない? 未だ泣き止まない赤ん坊を抱えながら、ドアスコープ越しに先輩の姿を見た時はそう思わずにはいられなかった。
初めての壁ドンに襲われ、お隣さんが乗り込んで来たと思ってビクビクしていたが、思っていたよりも早く到着した先輩がそこにいた。いったいいつの間に、バイクのエンジン音も聞こえませんでしたけど…?
え? 「バイクで来るよりも自分で走ったほうが速い」……ちょっと何言ってるのかわからないです。
「この赤ん坊がそうなのか?」
「は、はい。そうなんです」
「……そっか、この子が。ちっちゃいなぁ〜」
私の腕の中で泣き止まぬ赤ん坊を見つめながら、何やらしみじみとした様子でつぶやいた先輩の様子に首を傾げる。ゆっくりと手を伸ばし、やさしく赤ん坊の顔を撫でる。愛情を込めて割れ物に触るように、そんな触り方だった。
そんな時だった、再び壁ドンに襲われた。
お隣さんから熱烈な一撃をもらい、それどころかその大きな音でビックリしたのか、赤ちゃんの鳴き声は大きくなり、壁ドンもエスカレートしていった。
ヤバいヤバいどうしよう。藁にも縋る思いで、赤ん坊あやしながら先輩へ視線を向ける。
「子守唄でも歌ってやればいいんじゃないか、こういう時は定番だろ。ほら、酒寄も小さい頃は母親が泣き止ませたりなんてこともあっただろう」
「き、記憶にございません…!」
「おっと、複雑な家庭事情ってやつだな! あとはそうだな……その前にお隣さんにも迷惑だ、少し“ボリュームを下げる”か」
定番の子守唄など言われても、母が泣いている私に歌って聞かせてくれた子守唄などまったく記憶にない。寧ろ泣きじゃくる私に飛んできたお説教くらいしか頭に出てこない。
どうしよう。なんて思っていたら、視界の隅で先輩が叩かれた壁に向かって、指先で撫でるように手を添えた。
すると一瞬、ピリッと肌に静電気が走るような感覚と共に、“見えない膜”が身体を通り抜け部屋全体が包まれたような、そんな“不思議な感覚”が広がった。
気がつけば、あれほど部屋の中に響いていた壁を叩く音は一切聞こえなくなっていた。
「せ、先輩……? いま…?」
「ん? ああ、ちょっとした“手品”だ。前に言ったろ、世界中を旅してたって。その時に身に付けたというか……あ、これ言わない方がいいやつだったか? ……よし酒寄、みんなには内緒だぞ」
そういうと、先輩は口元に指を立ててイタズラが成功した子供のような笑みを浮かべていた。いや、確かに世界中を旅していた、なんて話は聞いた事はあったがあれってマジだったのか。
……手品ってすごい。
え、もしかしてそれ私も使えます? 今度教えてもらおう。
なんてバカなことを考えながら、泣きじゃくる赤ん坊を子守唄…ではなく、勉強机の正面に鎮座していたヤチヨの神棚アクリルスタンドが目に入り、無我夢中で『Remember』を口ずさむことで赤ちゃんを泣き止ませ、泣き疲れたのか赤ん坊は寝息を立てていた
……ヤチヨパワーすげー。
慎重に、慎重に寝息を立てる赤ん坊を起こさないようにしながら布団の上へと横たえた。それから足の力が抜けていきヘロヘロと座り込む。
「よし。それじゃあ、荷物は纏まってるのか?」
「……へ? 荷物? 」
「ん? ヤ……ンン゛、チヨからのメッセージ見てないのか? 2人が通話してる最中にも言ってたと思うが、しばらくの間うちに泊まっていくんだろ? チヨからはそう聞いてるが」
「あ、そういえばそうでしたっけ? 準備しちゃいますね……ん???泊まり???」
チヨちゃんからのメッセージ? なんだっけ、何か色々と通話してた気もするが、もういっぱいいっぱいだったせいで何を話していたのかも正直覚えていない。
だけど、しばらく泊まるってなんだ? 待て待て待て、そんなこと言ってたか私? 何がどうしてそうなった? 意味がわからず、首を傾げている先輩を見ながら慌ててスマホを開く。
すると確かに、チヨちゃんからのそんなメッセージが送られてきていた。そしてそれに私は了承するかのようにスタンプを返して返事をしていた……ヤバい、全然覚えてない。
でも、だとしても、聞かずにはいられなかった。
「……手伝って、くれるんですか?」
「ん? ああ、頼られた以上は見捨てるつもりなんてないぞ。それに広くて人手もあったほうがいいだろう? まあ酒寄が嫌なら無理強いするつもりはないが……やめておくか?」
「いえ……ありがとう、ございます」
「うし、決まりだ。じゃあ行くか!」
思わずこぼれ落ちた言葉に、玄関に立っていた先輩は何を言っているんだとでも言いたげな顔をして。そして、当たり前だと言わんばかりに、なんてことないかのように、助けを求めた私のほうへ手を差し伸ばしてきた。
どうしてそこまでしてくれるのか、そんな義理もないだろうに。
いや、こっちから助けを求めたのだから、この状況をどうにかしようと動いてくれること自体はすごくありがたい…けど。
そんな
こんな意味のわからない状況だと言うのに、気落ちしている私とは対照的にどこか楽しそうな先輩をちょっとだけ睨むように見つめながら、その後ろを歩いていた。
そんな青年の後ろ姿を見ながら、よくわからない人だな、なんて考えてしまう。いや、彼が善良で優しい人間であるという事は理解している。助けを求められたのなら、きっと誰であろうと助けようとするのだろう。
そんな分け隔てない優しさを持っている青年だ。だけどそんな青年を見て、少しだけモヤモヤと、言い表しようにない感情が私の中で芽生えてしまっているような、そんな気がした。
胸の中でつっかえていたこの
・『羞恥プレイ』
地球に来たばかりの頃の過去の自分が、ミルク飲まされたり、おしめ変えたり、お風呂入れたり、そんなことをされている様を目の前で見るのもキラキラした頃の自分も眩しすぎるだろうしで耐えられず逃げ出した8000歳。
彩葉の負担を少しでも軽くしようと提案したが、あれこれ羞恥プレイじゃねと気づいた結果逃げ出した。ちなみに会話はヤチヨに聞かれている、状態だったので殺意の波動に目覚めたヤッチョはいた。
でもそれはそうと、それもアリだななんて考えていたりしてるとかしてないとか。
ツクヨミ内に引き篭ってやり過ごそうとしているが、そのうちナナシビトに引っ張りだされる事になる。
・『モヤモヤ』
なんだろうね、多分モヤモヤも自覚すればドロドロになるんじゃないかな(適当)
いつも自分をすぐに助けてくれる人が、別に自分だけに優しくしてるわけじゃなくて、自分が特別優しくされてるわけじゃない。なんてことない人助けされたうちの1人だって気がつけば覚醒するんじゃないかな、光にもなるし闇にもなるよ、きっと、うん。悲しいねバナージ。
執筆中その作品の用語とか設定を使う際に、なんとなく気になりました。
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『超かぐ』も『スタレ』も知ってる!
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超かぐや姫!しか知らんで!
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崩壊:スターレイルしか知らんで!