俺の名前は才羽アオイ………ただのお兄ちゃんだ! 作:妄想垂れ流し部
どれだけ遅くても投稿はしていくので温かい目で見守ってください
それではどうぞ!
やぁどうも、今日はモモイとミドリの三人で遊園地に来ています
「着いた~!」
遊園地の入り口
そう言ってモモイはテンションが上がり切ってる様子だ
「今からそんなテンションだと後々疲れるぞ~?」
「大丈夫だよ!なんてったって今日のために昨日は16時間寝てたからね!」
「昨日ずっと寝てたのはそういう事だったのか」
「極端すぎない?」
「まぁなんでもいいから早く行こうよ!ほら!早く早く!」
そういってミドリとアオイの手を掴み、モモイは駆け出していく
「ちょっ引っ張らないでって…!」
そう言いながらも、ミドリは笑っている
そのまま、アオイも引っ張られていく
「まずは定番のジェットコースター乗ろ!」
「ジェットコースターか…」
そう言ってアオイはジェットコースターを見上げる
80mはありそうな高さで、これに乗るのはなかなか勇気がいりそうだ
「苦手なの?」
「いや、決して苦手ってわけじゃないけど俺は下で見てるから、行ってらっしゃい」
「え~お兄ちゃんも一緒に乗ろうよ!絶対楽しいよ!」
「えぇ…でも…」
「お願い!」
「………一回だけだぞ…?」
「やったー!お兄ちゃんがチョロくて良かった!」
「お姉ちゃんそれ言っていいやつなの?」
「まぁいいじゃん!それじゃいこー!」
「行ってらっしゃーい」
そう言いながらミドリは離れて行こうとする
そんなミドリをアオイが捕まえる
「ミドリ…一緒に地獄に行こうじゃないか」
「お兄ちゃん…私は天国に行ってくるよ」
「なんでもいいけど、そろそろ列進むから早く行くよ~」
モモイは二人の話を無視して引っ張って行く
「ちょっお姉ちゃん私はいいって!」
「ミドリ、一緒に地獄を乗り越えような…」
「うん!やっぱりジェットコースターは楽しかったね!」
「やってみれば、意外と楽しいもんだな」
「でしょ!」
「私はもう二度と乗りたくないよ…」
ミドリは青い顔をして椅子でぐったりしていた
「まぁまぁそんなこと言わずに、次は何乗る?」
「さっきは絶叫系だったし、ゆっくりな奴がいい…」
「メリーゴーランドとかどうだ?」
「それならミドリでも楽しめそうだし、決まり!」
「それじゃあ、レッツゴー!」
「お兄ちゃ~んおんぶしてぇ…」
「はいはーい」
「おぉ~なんか思ってたよりでかいね」
「ミドリーついたぞー大丈夫かー?」
「うん、だいぶ良くなってきた。ありがとうお兄ちゃん」
「このくらい当然だ、何せお兄ちゃんだからな」
「わっでた、謎のお兄ちゃん理論」
「謎とはなんだ、謎とは。俺はただ常識をだな」
「その話は後にして、とりあえず並ばない?」
「むっそれもそうだな」
「んじゃ行こ~」
自分たちの番まで、残り少しとなってきてメリーゴーランドの全体が見えるようになってきたのだが…
「なんか…だいぶでかいな」
「メリーゴーランドってこんなのだったっけ」
見えてきたメリーゴーランドは、かなり大きく、三人で乗っても余裕がありそうなほどの大きさだった
「ミドリ、これ行けそう?」
「大きくてもメリーゴーランドだから大丈夫……のはず」
「まぁ、乗ってみればわかるか」
その後、三人の番になりそれぞれの馬に乗っていく
「おぉ…乗ってみるとやっぱり高いな」
「なんかワクワクしてきた!」
「思ったより安定してるし、これなら楽しめそう」
ゆっくりと、メリーゴーランドが動き出す
「…平和だなぁ」
「さっきとの差がすごいよね」
「むしろさっきが異常だったんだよ」
「ミドリなんてすっごい叫んでたもんね、何なら途中で私の首絞めてたし」
「私そんなことした?」
「「うん」」
「えー?でも、それならお兄ちゃんとお姉ちゃんも叫んでなかった?」
「絶叫アトラクションってのは、叫んで楽しむものだぞ?」
「直前に地獄に行こうとか言ってなかった?」
「気のせいだ」
「いやでも…」
「気のせいだ」
「…」
「気のせいだ」
「まだ何も言ってない…」
「お兄ちゃんだからそんな恥ずかしいことは言わない」
「その理論便利すぎない?」
「ふぃ~メリーゴーランドも結構楽しかったね!」
「うん、高くて大丈夫かちょっと不安だったけど、乗ってみると結構楽しかった」
「次はどこ行こうか」
「私あれやりたい!コーヒーカップ!」
「おっじゃあ早速並ぶか、善は急げだ」
「列短くて良かったね」
「だな、おかげですぐ乗れたな」
「じゃあ早速…お兄ちゃん…ミドリ…私の力…とくとご覧あれ!」
そう言ってモモイは本気で回し始めた
「ちょっお姉ちゃん強いって!」
「ふっふっふ、まだまだ序の口だよミドリ…ここからが本番だよ…っていうことで、お兄ちゃんやっちゃって!」
「おっ、いいのか?」
「本気でやっちゃって!」
「よーし、お兄ちゃん本気出しちゃうぞ~」
「ふふふ…ミドリ、地獄に行く準備は出来たね…」
「えっちょ─」
「おりゃあ!」
アオイは本気で回し始める
「「わあああああああああああああああああああ」」
「危険ですので、余りふざけすぎないでください」
「はい…すみません…」
「ミドリー?大丈夫ー?」
「世界が…回る…」
「回ってるのは世界じゃなくてミドリの目だよー?」
「いや~まさか、スタッフさんに怒られる日が来るとは思わなかったなぁ」
「さっすがお兄ちゃんだね、期待通りの働きだったよ!」
「そうかー?ならいいか」
「コーヒーカップがトラウマになるぅ…」
「ミドリ―ごめんな?ちょっとお兄ちゃんはしゃぎ過ぎた」
「うん…いいよ…でも、歩きたくないからおんぶして…」
「はいはーい」
「次はどうする?」
そう言いながら、次のアトラクションに行こうとするモモイのお腹が鳴る
それと同時に、アオイとミドリのお腹もなった
「………昼飯にするか。ミドリもゆっくりできるだろうし」
「そうしよー」
三人は園内のフードエリアに向かった
お昼時なだけあって、かなりの人数が居たが、座れる場所を確保し、それぞれ好きなものを買ってきた
「結構人多いけど、座れてよかったね」
「だな、これでゆっくり食べられるな」
「…お兄ちゃん、ずっと気になってたんだけど、それ、食べきれるの?」
そう言ったミドリの視線の先には、言葉通りの、山盛りのハンバーグがあった
「ん?問題ないけど?」
「そっそう…」
「お兄ちゃん大食いだねぇ」
「まっなんでもいいけど、さっそく食うか」
「いただきます」
「「いただきます」」
「うぃ…腹いっぱいだ」
「軽く平らげてる...」
「ねぇねぇ、さっきご飯持ってくる時にわたあめ売ってるところ見つけたからさ、食後のデザートにどう?」
「お、いいな。じゃあお兄ちゃん買ってくるから、二人は待っててくれ」
「はーい」
「ありがとうお兄ちゃん」
「これまたでっかいねぇ」
モモイの手には顔の三倍ほどの大きさのわたあめがあった
「一応普通サイズにしたんだけどな」
「これで普通…」
「まぁいいや、美味しい物はいくらでも食べられるし」
「落とさないようにな~」
「意外と食べられるな」
「ね、量は多かったけど、これなら簡単に食べられそう」
「ねぇねぇ、見てみて」
「「ん?」」
「おひげ」
そう言ってモモイは、器用にわたあめでひげを作ってみせてきた
「「ブッ」」
アオイとミドリはそんな顔につい吹き出してしまった
「笑った!」
「お姉ちゃん…その顔で話しかけないで…お腹痛い…」
「モモイ…ほんと面白いな…」
二人はツボに入ったらしく、お腹を抱えている
「ふふん、これがモモイセンスだよ」
モモイは胸を張ってそう言った
その姿を見て、また吹き出す
「やめて…ほんと無理…」
「ミドリ…笑いすぎ…」
「お兄ちゃんも笑ってるじゃん」
アオイとミドリは、しばらく笑いが止まらなかった
その後も、いくつかのアトラクションを回った
三人で、時間の限り遊び尽くした
お化け屋敷で二人を抱えて走り抜けたり
シューティングゲームで勝負したり
ゲームに挑戦して景品をゲットしたり
みんなで笑って、本気で勝負して
遊園地を満喫した
気が付けば、日は沈み、空は暗くなっていた
「今日はいっぱい遊んだね!」
「うん、すっごく楽しかった!」
「最高な一日だったなぁ…」
「また来ようね!」
「うん!また来よう!」
「そうだな、また、みんなで遊びに来ような」
三人はそんな話をしながら、駅に向かっていった
帰りの電車に揺られながら眠るモモイとミドリを見る
二人とも、一日中遊び回って疲れたのか、ぐっすり眠っていた
「これは簡単には起きないだろうな」
まぁ、問題はないか
こういう時のために俺は、鍛えてるんだから
二人を抱っこするくらい、造作もない
「ほんと、かわいい妹たちだ」
そう言って、俺は二人の頭をなでる
「ふへへ…ミドリ…次はジェットコースター…」
「大きいわたあめ…」
どうやら二人はまだ、夢の中では遊園地にいるらしい
俺は二人を起こさないように、眠りやすい体制にする
本当は良くないが、今はだれもいないから許して欲しい
電車が走る音、二人の寝息だけが聞こえる
それだけの時間だった
遊園地を楽しむみんなが幸せそうでほっこり
そんなお話でした