俺の名前は才羽アオイ………ただのお兄ちゃんだ!   作:妄想垂れ流し部

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変わらない日常
高校生になったアオイ


俺の日常は変わらない

 

いつものように、平和で  楽しくて  幸せな日常

 

何も、変わらない──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やぁどうも、俺です

 

今日は俺の入学式、晴れてミレニアムサイエンススクール一年生となりました

 

キヴォトスに転生してから15年経ち

 

俺は高校一年生、モモイとミドリは中学三年生になった

 

原作開始まで、残り一年

 

今のところ、原作に影響が出るようなことは起こっていないはずだ

 

モモイとミドリは原作通りの仲で、性格も原作通りな性格に育っている

 

時計じかけの花のパヴァーヌ編では、モモイとミドリは絶対に変わってはいけない。変わってしまっていればすべてが崩れてしまう。

 

もちろん、時計じかけの花のパヴァーヌ編以外にも、影響が出る

 

モモイとミドリの兄として生まれた以上、二人と関わらないことは出来なかったが、大丈夫そうでよかった

 

他のストーリーに強く関係してくる原作キャラには会っていないから、1年後に始まる、他のストーリーにも何も影響は出ないだろう

 

唯一梔子ユメに会ってしまったが、彼女は何の問題もなく原作通りに死んだから、そこも問題はない

 

梔子ユメが生きていれば、原作にどんな影響が出ていたか、原作に詳しければ上手くやったんだろうが、俺はそこまで詳しくない

 

だからこそ、原作通りになってよかった

 

いい調子だ、この調子で行ければ、少なくとも俺が原因でバッドエンドをむかえる事はない

 

もちろん、俺以外が原因でバッドエンドをむかえる可能性はあるが、そこは俺にはどうしようもない

 

俺には、悪化させないように手を出さない事くらいしか、できる事はない

 

まぁ、俺が関わらない限り大丈夫だろう

 

なんせ、ここはキヴォトス

 

最悪の結果は、『先生』が回避してくれる

 

……何も問題はない

 

俺はただ、今まで通り、転生者の才羽アオイ………モモイとミドリの兄としてだけ生きればいいだけだ

 

それだけでいい

 

全部、上手く行く

 

俺は、正しい行いをしている

 

………そう、正しいんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?はい、もしもし」

 

『お兄ちゃんまだー?もうミドリと校門で待ってるよー?』

 

そう言われ時計を見ると、予定していた時間を過ぎていた。気付かない間に結構時間が経ってしまっていたらしい

 

「ごめん、ちょっと考え事してた」

 

『早くしないとケーキ売り切れちゃうよー?』

 

「まだ午後になったばかりなんだから、そんなにすぐにはなくならないだろ」

 

『でも好きな奴が買われちゃうかもしれないじゃん!』

 

「それもそうか、わかったすぐ行く」

 

『早くねー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん、待たせちゃったな」

 

「あ!やっと来た!」

 

「ちょっと考え事してたら遅くなった」

 

「別にいいんだけど…お兄ちゃん最近よく考えるようになったよね」

 

「え?そうか?特に変わらないと思うんだけど…」

 

「まぁ、お兄ちゃんももう高校生になるんだし、考えることくらいあるんじゃない?」

 

「それもそっか。じゃあお兄ちゃんも来たし、早速ケーキ買いに行こ!」

 

「「おー!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケーキ屋についた俺たちは、早速どのケーキしようかとショーケースとにらめっこをしていた

 

「どのケーキにしようか」

 

「うーん…どのケーキも美味しそう…」

 

「いっその事全部食べたい…」

 

「お姉ちゃん、お兄ちゃんを破産させる気?」

 

「違うよ!ただの願望だから!」

 

「弁解になってないぞモモイ」

 

「っていうか、今日はお兄ちゃんの入学祝なんだから、お兄ちゃんが選ばないとじゃない?」

 

「そうじゃん!今日はお兄ちゃんを祝う日なんだから、お兄ちゃんが好きなケーキにしないと!」

 

「俺は二人が好きな奴でいいんだけど…」

 

「ダメ!今日はお兄ちゃんが好きなケーキにするの!」

 

「えー…そう言われてもなぁ…」

 

「なんかないの?チョコがいいとか、クリームがいいとか」

 

「うーん……………じゃあさ、モモイとミドリで俺が好きそうなケーキ選んでくれないか?お兄ちゃん、特に好みとかなくて選べないんだ」

 

「そういう事なら私達で選ぶけど………」

 

「ほんとにいいの?」

 

「むしろ、そうしてくれると助かる」

 

「………わかった!じゃあお兄ちゃんが絶対に喜ぶケーキを選ぶね!ミドリ!早速探しに行くよ!」

 

「うん!お兄ちゃん!楽しみにしててね!」

 

「おう、楽しみにしてる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、選んだのはこれか」

 

「ふふん、どう?お兄ちゃん。私とミドリで考えに考えたお兄ちゃんが絶対喜ぶだろうなと決着がついた、最高なケーキ………」

 

「どう!お兄ちゃん!この、スーパーBIGケーキは!」

 

そう言ってモモイとミドリはその、スーパーBIGケーキとやらの前で腕を広げてアピールしている。

 

そのケーキとは、言葉の通りと言っていいのか分からないが、遠目から見てもなかなかの大きさで、モモイとミドリが横に並ぶと、その大きさがよくわかる。どのくらい大きいかというと、とても家庭で食べるようなサイズじゃなかった。これ、何倍あるんだ?

 

「どう!?絶対お兄ちゃんが喜ぶと思ったの!」

 

「お姉ちゃんと考えてる時、お兄ちゃんは基本どんな物も美味しそうに食べてるから、特に喜びそうなケーキが思いつかなかったんだ…」

 

「そこでね!なら、お兄ちゃんは食に対して、何に喜んでるのか考えたの!そしたら簡単に答えが出たの!お兄ちゃんは、たくさん食べるのが好きだってね!」

 

「じゃあ、あとは量が多いケーキを探すだけだったけど、そこが問題で…」

 

「どのケーキも量があんまり変わらなかったんだ………だから、店員さんに大食いの人が喜ぶケーキないですか?って聞いてみたの」

 

「そしたらね!このケーキを教えてくれたの!」

 

なるほど、どうやらミレニアムの住民は生徒以外もロマンあふれる人がいるらしい

 

「現実的に考えたら、この量を食べるのは難しいし、保存できる量まで減らせるのか怪しいし、そもそも食べきれないかもしれない」

 

「「………………」」

 

「……………でも、こんなでかいケーキ食べたくなっちゃうよな!?」

 

「「………………!」」

 

「なるよね!お兄ちゃんなら、そう言ってくれると思ったよ!」

 

「よし!決まりだ!早速買ってくる!モモイ!ミドリ!覚悟はいいな!?」

 

「食いきるぞー!」

 

「「おー!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん………まだ食べられそう…?」

 

「これ以上食べたらキラキラが出る………ミドリは…?」

 

「私も限界………」

 

「なんだ、もうお腹いっぱいか、無理して食べる必要はないんだぞ?」

 

「でも、まだ残ってるし…」

 

「この調子なら、あとは俺だけで冷蔵庫に入れられるくらいには減らせるから、無理してでも食べる必要はないぞ」

 

「まだ食べられるの………?」

 

「え?まだ腹5分目だけど」

 

「やばぁ……」

 

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