1. 転生から子持ちJKへの部屋凸まで
目が覚めたらくそデカいおっぱいが目の前にありました。
あ、待って待って。
落ち着いて話を聞いてくれ。
俺だってちゃんちゃらおかしいこと言っているってのは百も承知なんだ。
でも純然たる嘘偽りなしの事実なんだよ。
わかったわかった、順を追って話すよ。
俺は生まれも育ちも東京の26歳男性。
どぎついブラック企業に勤めている一般的な会社員でさ。
毎日のようにサビ残しながら細々と暮らしてたんよ。
その日も深夜まで残業してたんだ。
そしたら日頃の無理が祟ったのか、心臓が苦しくなってよ。
結局そのまま会社内で意識失ったんだよ。
そして次に目が覚めたらさ。
女の人が、服の裾をおっぱい見えるくらいまで捲ってる状態で俺を抱きかかえてんのよ。
んで、冒頭に戻るってわけ。
...順を追って話してるのに、こんなに意味不明なことあるか?
まぁ、この頓珍漢な状況に当てはまる事象が一つありまして。
俗にいう「転生」というやつ。
ほら、あれだよ。
なんか...なろう的な小説の界隈で...激熱なやつだ。
強くてニューゲームってやつだよ分かれよ。
なんやかんやで赤ん坊に生まれなおして、今まさに授乳直前って感じだろ。
まぁそれはさておいて、ひとしきり自分の状況を整理はしたがそれでもわからないことが多すぎる。
くたばった理由はまぁ十中八九日頃の不摂生が原因だろう。
問題はどうやって転生したのか。
誰の仕業なのか。
なぜ俺なのか。
疑問は尽きないし調べたいことは湯水のように湧いてくる。
...だが、今はしがない赤ん坊の身。
こんな出来立てのパンみたいにぷにぷにした五体じゃ、動こうにも動けない。
5、6年くらいは着の身着のまま為されるがままに気楽に生きていくとするか...。
...あ待ってくださいお母さん心は26歳のままなので授乳ってなるとさすがにきついってか心の準備が...。
あっ...ハイ...イタダキヤス...。
...やっっっわ。
ていうかでっっっか。
え...いや...でっっっっっっっっっっっっか。
後から知ったんだが、母ちゃん元々グラビアアイドルだったらしい。
…ぐへへ。
えー、この世界に転生してから、25年が経ちました。
結論から言います。
まっっっじで何もありませんでした。
回りを見渡せば、余りにもなじみ深すぎる高層ビル群や住宅街。
調べられるだけ世界の情勢とか歴史とか調べてみたけど、ぜーんぶ前世と一緒。
5年待てども、超能力に目覚めもせず。
10年待てども、都心にダンジョンが生えたりもせず。
18年待てども、美少女転校生も小悪魔後輩もツンデレ幼馴染も現れず。
色々と非日常パターンを考慮しながら恐る恐る生活していたがすべて水の泡。
身構えてた分の反動か、やりたいことも見いだせずに高校卒業後はなんとなく2年制の専門学校いって。
貼られてた求人票の会社からなんとなく選んだIT系の会社でエンジニアになった。
ほぼほぼ前世と変わらない生活水準・環境で2度目の人生を送っている。
精々変わったといえば...10歳位の時に天才少年~みたいな感じでテレビに取り上げられたくらいか?
そりゃ精神年齢26+α歳だもん。
同世代と比べりゃ天才っぽくなるわな。
因みに12を過ぎたあたりから特に見向きもされなくなりました。
悲しいね。
後は...あれだ。
なんか「スマコン」?なるものが世間に出回っていた。
どうもこの世界は前世よりちょっと先の時間軸らしく、技術力がちょっと上がっている。
その象徴がスマコンだ。
なんかスマホのコンタクトレンズ版?...みたいな感じで色々できるらしいが...。
その中でも特にアイコニックなのが「ツクヨミ」へのアクセス機能だろう。
「ツクヨミ」というのは、いわゆる電子上にある「仮想空間」みたいなもの。
そこに「スマコン」を介してアクセスすると、ツクヨミ内に意識を飛ばすことができる...はず。
似非フルダイブ的なことができるらしいぞ。
味覚と嗅覚がないからフルダイブとは言えんけども。
えもうほぼナー〇ギアじゃんって、SA〇やんって思ったそこのあなた。
俺もちょっと思ってた。
まぁでもちゃんと現実に戻ってこられるし、というか現実側にも意識がある程度保持されてるらしい。
操作も普通にコントローラーでやるっぽいしね。
頭いかれポンチな開発者もいないので、ツクヨミ内のゲームでロストしても現実ではなんともねぇし。
安全性にも問題はないからなのか、知覚できる範囲だけでもシェア率も結構高め。
...え?なんでそんなふわっふわな説明なんだって?
俺使ったことないもん。
買うだけ買って、押し入れの肥やしになってるよ。
…いやだって普通に怖くね?
スマコンが万一にも異常発熱とかしたら、そのまま眼球上でBBQ開催だぜ?
(ゲームしてたら)いきなり(眼球)ステーキとか勘弁してくれよって話。
それと普通にやる時間がない。
前世の社畜としての生き方が染みついちゃってるからさ。
仕事していないと落ち着かなくて、他人の仕事手伝う形で毎日残業しているんだよね。
口を開けば「働きたくない」だの「仕事辞めたい」だの言ってんのに。
口ではそういっても体は素直っつってなガハハ。
...はぁ...仕事行こう。
期待を外された失望とやるせない気持ちを込めて、纏めたゴミを少し強めにゴミ捨て場に捨てる。
勢いが強すぎたのか結び目が弱かったのか、袋の中のゴミが外に飛び出た。
急にこっぱずかしくなって慌ててゴミを袋に戻していく。
その現場を、年齢にそぐわぬ隈がある隣の部屋在住のJKに目撃された。
かわいそうなものを見る目のJKと朝の挨拶を交わし、今日も死んだ顔で出勤した。
俺が一体何をしたっていうんだ。
「ゲーミング電柱」といえばどんなものかは、説明しなくてもわかるよな!
そう!七色に光り輝き、中には開閉式の収納スペースもある電柱のことだ!
...ってわかるわけねぇだろタコカスがぶっ飛ばすぞ。
いや、頭おかしいこと言ってるのはわかってる。
でもマジであるんだって本当に。
俺が住んでるアパートの前。
出社するときは何ともなかったのにさ。
会社から帰ってきたらさ、ピッカピカに光ってんの。
横浜にある夢の国かってくらいまぶしいんだが。
それでさ、脳の処理追いつかなくてほぼ無意識に触っちゃったんだけどさ。
そうしたら何故かついてる取っ手のところからパカーって開き始めたんだよ。
自動で空いてくれるのねー便利ー。(思考放棄)
なんのために取っ手ついてんだよ。(困惑)
理解不能で余りにも突拍子のない光景に、俺は呆然とするしかなかったんだ。
それでも頭の片隅の冷静な部分で「最後まで開くのかなー何入ってんだろ」とか思ってたんだけど。
半分くらいまで開いたら、急にピタッと止まってさ。
「あっ...間違えました」と言わんばかりにそそくさと閉じていった。
...え、えぇ?
ここまで大層な演出しといてお預け食らうことあんのかよ。
しかも開く方より閉じる方がスピード早かったし。
気まずさからなのかわからんけど光の加減弱まってるし。
一応取っ手を掴んで開けようとしたけど、びくともしなかったわ。
無量〇処もかくやというレベルの意味不明な情報を頭に叩き込まれた俺は、一旦警察に通報しようとした。
取り合えず何かあったら怖いので、近くの曲がり角まで距離をとる。
スマホを取り出し110番を入力して、不意に指が止まった。
...どう説明しろと?
25歳成人男性「七色に光ってるゲーミング電柱の扉がパカパカしてるのー。」 ← ヤバすぎですこれ。
どっからどう見ても精神が壊れた哀れな大人にしか見えんて。
警察に無量〇処食らわせてどないすんねん。
もういっそ適当に不審者いますとか言って警察を呼び寄せるか?
傍迷惑極まりないことを考えていると、今度はなぜか赤ん坊の声まで聞こえてきた。
うげぇ...どなたか知らないけど如何せんタイミングが悪すぎるぜ親御さんよぉ...。
恐らく、通りがかった赤子連れの方だろう。
赤ん坊いるし自身のお身体にも触るから、あんま深夜帯に出歩くもんじゃねぇぞ...。
そう考えつつ、曲がり角から顔を出して様子を見ると...。
隣の部屋に住んでるJKがゲーミング電柱の中から出てきた赤ん坊を抱きかかえていた。
隣の部屋に住んでるJKが
ゲーミング電柱の中から出てきた
赤ん坊を抱きかかえていた。
?????????
ッスー...。
良し!!!!今日はお寿司を食べよう!!!!!
これ以上のトンチキ現象は処理できないと、俺の脳みそは勝手に外部情報をシャットアウト。
今晩の献立を考えることで現実から逃避する選択をとった。
泣きじゃくる赤ん坊を抱えながら困惑しているJKに背を向け、俺はスーパーへと駆け出した。
因みにお寿司どころか刺身も完売でした。
はいクソー。
スーパーでの買い物を終えアパートに戻った頃には、電柱も元に戻っていた。
自身の部屋に戻り、買い物袋を下す。
...もしかして、仕事のし過ぎで幻覚でも見ていたんじゃないか俺は。
いや...そうだよね~!電柱が光るわけないじゃんね!
ましてやその中から赤ん坊が出てくるなんてね?
荒唐無稽すぎてどんな三文小説ですかって話ですよ!
あ~やめやめ。飯食って風呂入って寝て忘れよ。
「おぎゃあぁぁ!おぎゃあぁぁ!」
【悲報】ワイの人生、三文小説レベルの駄作だった。
親の脛をしゃぶり尽くす子供部屋怪獣すらも食いつかなそうなスレタイが頭に思い浮かぶ。
壁の薄いこのアパートでは隣人同士の声が聞こえやすい。
泣き叫ぶ赤ん坊の声が聞こえてくるのは、もちろんJKが住んでる部屋の方。
JKの隠し子である線も一瞬考えたが、今まで生活してきて聞こえてきたことはなかったのでおそらく違う。
親戚の子を預かってるとかの線も同様の理由でなし。
てことはもう...はい...電柱から出てきた例の子ですね。
あ~勘弁してくれ~...。
俺もう若くないんだって~...。
25のシャバいガキが何言ってんだって思うかもだけど、そっちじゃないって。
意味わからん非日常を受け止めるにはジジイすぎるって方な。
なんで18までの間で来てくれなかったんだよ...。
そうしたら「ようやく来たか!」とか言ってウキウキで首突っ込んだのにさぁ...。
そんなバイタリティは灰色の青春と卒アルと共に実家の押し入れにしまっちゃったよ。
面倒ごととか普通にノーセンキューってわけ。
布団に身を投げて天井を見つめる。
現場から去る直前に視界に映った、JKの横顔が脳裏をよぎる。
目の下のクマ、先週よりもひどくなってたな...。
心なしかやつれてた気もする。
顔を合わせたら必ず挨拶してくれるし、過去に会話した感じでは絵に描いたような「良い子」だった。
でも所々に、無理してそういう風に振舞っているような雰囲気もあった。
貼り付けた「良い子」の仮面。
他者を無視できず手を差し伸べるのをやめることができない善性。
自身の許容量以上に抱え込んでそれを下ろせない責任感。
前世の姉の姿と、ひどく重なった。
浴びた水を掃う犬みたいに頭を振って体を起こす。
やけ食いするつもりで大量に買った総菜たちに目を向けるが、とても何かを食べようという気にはならなかった。
まとまらない考えを強引に脳の隅に追いやって、ベットに横になり目をつむる。
上手にあやすことができていないのか、依然として赤ん坊の泣き声は響いたままだ。
その日は寝付くのにかなり時間がかかった。
果たしてそれは、泣き止まない赤ん坊のせいか、それとも面倒ごとを押し付けた罪悪感のせいか。
隣のJKの後ろ姿にちらついて見える、亡き姉の亡霊のせいか。
なぁ、姉さん。大丈夫か?
「なぁに?貴方が私のことを心配するなんて。珍しい。」
からかわないでくれよ。真面目な話なんだ。
「えぇ~真面目に心配してくれてるの~?かわいいねぇ~。」
はぁ...。目のクマひどくなってるし、バイトもまた増やしたんだって?
「それはぁ...ねぇ?...しょうがないじゃん。許して?」
我が家の金銭事情的にそうせざるを得ないのはわかるけど!
...やっぱり俺もバイト増やす。
姉さんだけに無理させるわけにはいかないからな。
「ん~...ダメ。君は学生生活をちゃんと謳歌しなさい。勉強したり友達と遊んだり彼女作ったりとか!」
っ...姉さん!!ふざけてないでちゃんと話を
「ふざけてないよ。」
きれいで真っすぐで、どこか暖かい優しさを感じる視線をこっちに向けてくる。
「お姉ちゃんは本気で、学生生活を楽しんでほしいって思ってる。」
こうなったら姉さんは梃子でも動かない。
けど納得も許容もできなくて、結局俺はただうつむくだけしかできなかった。
「...いいのいいの!お姉ちゃんにドーンと任せなさい!」
...姉さんはいつもそればっかりだ。
頭をなでている姉の腕を優しくどけて、目の前の野菜を再度切り始める。
下の妹二人ももうすぐ中学生。
もちろん今よりももっとお金が必要になってくる。
無理をしなきゃいけないのはわかってるけど。
それで姉さんがいなくなったら意味がない。
...ねぇ、姉さん。本当に大丈夫?
「...うん。...大丈夫。」
隣で鍋の中のカレーをかき混ぜている姉さんは、どんな顔をしていたっけ。
姉さんが大丈夫って言うときは無理しているってわかってるのに。
言い返すことも言いくるめることもできずに黙りこむしかなくて。
野菜を切ってる手元に目を向けず、ちゃんと姉さんと向き合っていれば。
何か変わっていたのだろうか。
姉さんが大丈夫って言うときは無理しているってわかっていたのに。
「大丈夫じゃないじゃん..。全然...。」
なんで物言わぬ死体になってから文句をつけているのだろうな俺は。
「一番近かった兄さんだからこそ、姉さんのことわかってあげられたはずじゃないの!?」
無理しているってわかっていたのに。
「お兄ちゃんじゃなくて、お姉ちゃんだったらなぁ...。何もできないじゃん...。」
わかっていたのに。
ぜっっっっっっっっったいに姉さんのせいだよこれは。(憤慨)
肌にぴったりと張り付いたシャツ。
異常なまでに弾んだ呼吸。
まるで運動をしてきたかのような大量の汗。
今生でもぶっちぎりで最悪な寝覚めに頭を抱えた。
荒ぶっている呼吸を落ち着かせるように深呼吸をする。
俺は激怒した。
必ず、かの邪知暴虐な姉に一言物申すと誓った。
寝るのにくそ時間かかった上に寝覚め悪すぎるの100パー姉さんのせいだよ。
だって悪夢の最後の方でちょろっと顔出して「テヘペロ」みたいな顔してたもん!!!
妖怪〇ォッチという名の古事記にも「妖怪のせいなのね」って書いてるし、俺悪くねぇわ。
え?それで言ったら姉さんは妖怪なんじゃないのかって?
アッヤベ…ノーコメントォ!!!
と、とりあえず冗談は置いとくとして。
夢で姉さんが出てくるくらいには、昨日の件に自分でも思うことがあったらしい。
転生前の話ではあるが、俺の姉は所詮ヤングケアラーというやつで。
その苦労とかを色々知っている俺が、助け舟出さずにフルシカトするのは違くねえかと。
目やにが好き放題ついた顔を、冷たい水道水で洗う。
...うし。無関係を貫くのはやっぱやめだ。
近場に困ってる若者がいてしかも顔見知りなら、手を差し伸べないわけには行かんだろ。
彼女確か一人暮らしだし、学費とか生活費も自分で稼いでるって言ってたっけか。
若者視点で頼れる大人が身近にいないって、経験したことあるけどまぁまぁ地獄だったしな。
そこに赤ん坊まで何とかしてくれなんていった日には最悪つぶれかねん。
シャワーを浴びて、全身からでていた汗を洗い流す。
バスタオルで髪を荒く拭きながら、部屋の押し入れを漁る。
奥の方から謎のラッピングが施された袋を引っ張り出した。
まさか、会社の新人歓迎会のビンゴ大会で当たった子育てセットが役に立つ日がこようとは...。
おむつに粉ミルクに哺乳瓶に肌着にウェットシート...中身をざっとさらって問題がなさそうか確認する。
...いや本当になんで景品これにしたんだか...必要な人の方が少ないやろ...。
てか割と一時しのぎ程度ならできそうなラインナップなのは何?
わが社は俺がこのような状況になること想定していた...?
そんな疑問を抱きながら、冷蔵庫のスペースを圧迫していた離乳食たちを取り出して袋にすべて詰め、部屋を出る。
すぐ隣、階段に一番近い部屋の前に立ちインターホンを押そうとして、ふと動きを止める。
...え待ってこれどう説明するよ。
素直に全部言うか...いやいや一回見て見ぬふりしてる手前言い出しづらい。
これ使わんからもらってくれませんか...でいくか?
いやJK相手に子育て用品渡そうとするの、普通にキモイだろ新手のセクハラか?
...あそうだ!実家から来たあふれんばかりの夏野菜と一緒におすそ分けという形で...。
いやだからなんで子育て用品なんて持ってるのって話になるだろ。
いやしかし...でも...うーん。
もういっそゲーミング電柱からの剥ぎ取り素材ですとかのたまっておしつk
「...えっ?」
...そっちからくることは想定してなかったねぇ...。
あーだこーだと言い訳を考えているうちに、どうやら隣の人が部屋から出てこようとしたらしい。
部屋の戸を開けたら目の前にいたのが、何かを持ってうんうん言いながら腕組んで空を仰いでいる成人男性。
うーんどっからどう見ても不審者やね。
...っべー...なんか言い訳しないと前世の母ちゃんと同じく豚箱行きだぁ...。
いやあのでもでもだってんーとえーと...。
朝方なのに容赦のない日差しのもと、無駄に年を重ねた脳細胞をフル稼働した結果ひねり出した回答は。
こっ、これぇゲーミング電柱から剥ぎ取った素材なんすよぉ!
「......あっ。」
発言した瞬間にお互い5秒停止、その後蚊の鳴くような「あっ」という声とともに戸を占められるという結末を招いた。
これから先、俺も彼女もどうなるかはわかったもんではない。
ただ唯一わかっていることとしては、今この瞬間の俺は間違った選択をしたということだった。
意味深に描写してたけど、これ以降は触れることなさそうなので主人公の前世周りの設定おいとくにぇ。
川島 大我(かわしま たいが)
・主人公(転生前の姿)
・享年26歳
・ブラック企業勤めでサビ残しまくった結果、ストレス起因の急性心不全で死亡
・正直姉が死んだのは自分のせいだと思っている(自分の罪として一人で一生背負う覚悟完了済み)
・妹二人からは姉の件で恨まれていると思っている(なお誤解である)
・ぐう無能
・独活の大木
・自意識過剰オオクソボケ
・三歩先歩かれへんような頼りない男
・長男のくせに耐えられない軟弱な男
・なんで姉が無理してるのわかってたのに無理やりにでも助けようとしなかったんですか??????
・語る場合は幸せの中に自分は入るが、そもそも自分が幸せになるべきではないと思ってるので語ることがないタイプ
川島 灯(かわしま あかり)
・享年20歳
・長女
・薄ピンク髪ロング片耳掛けのゆるふわ系女子
・両親が不在のせいでヤングケアラー化(かわいそう)
・兄妹のなかで一番甘えたがりな性格だが、長女である故に真面目優等生にならざるを得なかった(かわいそう)
・学生の時はバイト三昧で卒業後は複数のパートを掛け持ちして、何とか四人分の生活費を稼いでいた(かわいそう)
・過労とストレス起因で脳卒中を発症して死亡(かわいそう)
・甘える先が必ず主人公のためかなり頼りにしてるし、なんなら自分が死んでも主人公が何とかしてくれるだろうって思ってる。
(なお兄妹仲に関してはアホほどこじれて終わった様子)
・人並みに幸せを語るが、その幸せの中にことごとく自分が入っていないタイプ
川島 縁(かわしま ゆかり)
・20歳(主人公が死んだ時基準)
・次女(双子)
・銀髪セミロングウルフのピアスバチバチクール系女子
・頭は回るが若干言葉足らずで不器用な面がある。
・双子そろって独り立ちできるくらいになったのに今もなお働きづめの兄を心配し、三人で同棲する計画を立案。
(なお同棲の件を伝えようとした二日前に兄が死亡したためすべて水の泡に)
・姉の死の責任が自分にあるのではと思い悩んでいる兄に一言
「一番近かった兄さんだからこそ、姉さんのことわかってあげられたはずじゃないの!?
(だから、姉さんがそんな風に思ってるわけないってことも、幸せになってほしいって思ってることもわかるはずだよ!
大丈夫!私達が一緒に支えるから一緒に幸せになろう!それが姉さんの願いでもあるはずだから!)」
・なお言葉を受け取った兄側の解釈
「姉と一番接してたのに異変に気付かないマ?なんも知らんやんお前使えんわ。」
・語った理想の幸せのために努力できるが、肝心なとこで致命的なやらかしをするタイプ
川島 光(かわしま ひかり)
・20歳(主人公が死んだ時基準)
・三女(双子)
・金髪アホ毛ミディアムボブの明るいみんなのアイドル系女子
・独り言がそこそこ多くてデカい。
・大学進学後はちょくちょく兄の家に無断複製した合鍵で上がり込んでは私物を増やしている
(私物を増やしているのは、兄の部屋が生活に必要なもの以外何もなかったのを憂いたため)
・元気のなさそうな兄を思いながらの独り言
「(性別的な意味で)お兄ちゃんじゃなくて、お姉ちゃんだったらなぁ...。
(一緒にお風呂入ったり同じ布団で寝たりとかしてもっと一緒にいてあげられるのになぁ...。
今できることは全部やってるつもりけど、これ以上は私から)何もできないじゃん...。」
・部屋の前をたまたま通った際に耳に入った兄側の解釈
「姉じゃなくてお前が死んでくんね?何もできない無能の方が生きてんの勘弁してほしいわ。」
・語った幸せのために努力できるし大抵は叶うが、本当に欲しかった部分だけが手からすり抜けるタイプ
川島パッパ
・川島マッマとは駆け落ちする形で地元を飛び出したため、実家から絶縁されてる。
・縁と光が在籍している小学校の先生と浮気して、その後二人で失踪。
・今は単身、海外で優雅に暮らしてる。
川島マッマ
・川島パッパと付き合う前から両親は他界済み。
・会社の上司からのパワハラと浮気されたショックで精神が不安定になる。
・所属会社で殺人未遂の事件を起こし、その後豚箱→精神病院へ。