僕のヒーローアカデミアそっくりの世界に転生した。
それも、AFOの能力を持って。双子の妹はOFAになりうる能力を持っていた。
私には原作知識がある。平和な時代の順当に技術が発展した場所の知識がある。
私は全力で頑張った。なんせ原作知識分、私の方が強いはず。
地下に潜り、じっくりと力を蓄え、邪悪な方法も駆使して、もちろん天敵となりうる、そして私に不死を与えてくれうる妹も懐柔し(離反されたが)、OFAを育て、邪魔なヒーローをあるいは騙しあるいは操りあるいは粉砕した。
もはや日本は私の手に堕ちた。新しい体の候補だって常に取り揃えている。
新しい侵略先だってある。私の機嫌はとっても良かった。
いざ計画を実行しようという所で、邪魔が入るとは思わなかった。
まさかOFAが私のスペアに粉を掛けるなんて。それも本格的な乗っ取り前に。
「やあ、OFA。虎杖 悠仁くんと言った方がいいかな。こんにちは」
「AFO……!」
「私のママになる人がお世話になったみたいだね。礼を言うよ」
「虎杖くん、下がるんだ」
「すっくん!」
夏油 傑が……私が母体にするべく準備を進めている両性じみた……実際両性だ……美しい人が虎杖 悠仁を庇う。
そう、夏油傑がこの世界に迷い込んできた時はそりゃもう歓喜した。
私は呪術廻戦も大好きだったからだ。もちろん、改造もフルにさせてもらって、暗躍もした。呪いの世界に侵略するなら、呪いを見る事が出来る体が必要だ。
呪術廻戦の世界に観光に行くにあたり、夏油自身かその子供をスペアにするのは決定事項だった。夏油を両性にしたのは、赤ちゃんが育つまでは夏油の体を使うつもりだったからである。いや、正直に言おう、夏油ならば、五条悟の種を得られると思ったからだ。私は五条悟が大好きだった。もはや漫画のほとんどを覚えてないが、その美しさだけは印象に残っているし、事実夏油の記憶にある五条悟は非常に美しかった。
「おやおやぁ? お仲間に会って、勘違いしちゃったかな? 自分が特別だった頃の事を思い出しちゃった? いまはモルモットの子ネズミちゃんに過ぎないのにね」
「そうだね。彼と会って、思い出したよ。忘れちゃいけない、大事なこと」
ふむ。短気な傑が、揺らがずに泰然と見返してくる。面白くはないな。
「君は宿儺を倒すのに必要なんだけど。ここで殺させないでくれると嬉しいな。きっと君が無事な方が悟も喜ぶと思うよ?」
「ふふっ 残念だけど、私は虎杖くんが好きなんだ。虎杖くんの綺麗さも、宿儺の揺らがない所も、全部。……虎杖くんは私が守る。暴走なんてさせない」
「ふぅん。言い忘れてたけど。私、別に宿儺に勝てないとは言ってないんだよね。面倒なだけで」
どうやら、自分が呪術師なのに猿である自分にいいようにやられた事は都合よく忘れているらしい。
「虎杖くん」
「おう」
虎杖は、大量の指を飲み込んだ。
「ふぅん?」
「監視役のヘドロくんはとっくに懐柔してたんだよ。ほぼ20本の宿儺が相手だ」
「頼む、宿儺」
「1秒で片付けてくれる」
そして、戦闘が始まった。
宿儺をわからせるのに、3日掛かった。
1日で街がクレーターになり、2日目からはひたすら体を消滅させ続けた。
3日目、使い続けた武器が呪具となったようだった。それもあって勝てたが流石に疲れた。
夏油の援護も漏瑚の援護も何せ見えないので、ひたすらに面倒だった。
「くっ はははははははは!!」
「虎杖くん、宿儺……っ」
個性で磔にされた状態で、宿儺は笑う。
地面に這いつくばった夏油が伸ばす手もぶすり。
「骸、服を」
「お着替えを手伝います」
何事もなく服を整え、仕切り直した。
「まあ、両親が呪術師と言うのは術師の可能性が上がっていいかもね。母体は夏油傑、種は虎杖悠仁でいいでしょう。両親共に頑丈だし、言う事なし。子供は成長促進して、乗っ取りをします」
「それは困るな」
「それが? 勝ったものがルールよ」
「貴様が俺の子になれば、俺が結婚できなくなる。……惚れた。俺のものになれ」
「タイプじゃないわ。でも役立ちそうだから、駒としてなら使ってあげる」
「くくくっ どこまでも不敬な女だ。一年。一年で貴様の心か体を手に入れてみせる」
「好きにしたら。ねじ伏せるだけだし」
そして、私はいよいよ本格的に呪術の世界に介入する事にした。
それとそろそろ五条悟を見ておくべきだろう。
私は、呪いの世界へと転移した。
「今から十分後に歩いてくる目隠しの男が五条悟です」
「ありがとう」
五条悟……。ふむ。少し楽しみ。呪いの名家だし、血筋としても家の財産としても好都合。夏油と掛け合わせて子供の体を乗っ取った後、五条家自体の乗っ取りを仕掛けるのも十分にありだ。
角を曲がって現れた男を見た途端、私は落雷に撃たれた。
スローモーションのように勝手に意識が加速され、無量空所状態となり、ついでにズームアップする。
その隠された目元、そのほっそりとした指、その小さくピンク色の唇。
そのままぽーっと見つめる。
体の全てが彼を求めていた。
「……数多様?」
この話は、チート女がめちゃくちゃ無双して逆ハーする話ではない。
そんなチート女が、めちゃくちゃ無様に恋に落ちる話である。
「魔性の女A」と言う歌がテーマです。
主人公→五条で、ゴミのような腑抜けになった最強最狂主人公に驚愕しまくる周囲という話だったのですが、
書いてる間に
宿儺→主人公→五条
となり、どうせなら円にしたいということで
宿儺→主人公→五条→オールマイト(女)→宿儺となり、
オールマイトっぽいのは宿儺に恋しないな。
そういえば夏油にも触覚が!となり
宿儺→主人公→五条→傑(フタナリ化)→虎杖に。
全員無様な恋をしてるお話です。
この設定すごく読みたいので誰か書いたら教えてください。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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https://odaibako.net/u/karin2022v
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