遊戯王ARC-V DIMENSIONAL WARS 作:白銀蟷螂
極東エリアのチャンピオンⅣによりワンターンスリーキルされたオベリスク・フォースの生き残りは、エクシーズ次元派遣軍総司令官エド・フェニックスの足元に縋りついた。
「エ、エド様、お助けを」
「黙れ。エクシーズ次元のデュエリストごときに負けるとはアカデミアの恥さらしめ」
それに対してエドは容赦なくデュエルディスクからカード化光線を照射。
司令官から冷徹な処分を下されたオベリスク・フォースは一枚のカードになった。
「味方を何の躊躇いもなくカード化するなんて」
エド・フェニックスの非道な行為を見て顔をしかめるⅢ。
「カードにした人間を解放する手段がある以上、お構いなしってわけか」
Ⅳの言う通り四つの次元において融合次元だけがカード化した人間を元に戻す技術を有している。
「何か勘違いしているようだがこのオベリスク・フォースが人間に戻ることはない」
「どういうことだ」
「そんなことも分からないとは、やはりエクシーズ次元のデュエリストはアマチュアだな」
確かにアカデミア本部であればカード化した人間の開放は可能だが、それを実行するかどうかは別の話。
「この連中の素行に問題があろうとデュエルで勝ち続ける限りは誇り高きアカデミアのデュエル戦士として扱ってやったさ」
戦争を継続していく上で司令官は清濁併せ吞む必要があった。
「だがエクシーズ次元のデュエリストに敗北した以上、奴らはアカデミアのデュエル戦士足りえなかったということ」
元よりこのオベリスク・フォースたちの品位に欠ける言動は不快だったこともあり処分するのに躊躇いはない。
「この連中は次元融合の際のエネルギーとして活用する。崇高なるアークエリア・プロジェクトの糧となれるのだから奴らも本望だろう」
それが司令官として部下だった者にかける最後の温情だった。
「狂ってる」
茫然とした表情で呟いたⅢをエドは鼻で笑う。
「やはり分からないか。エクシーズ次元のデュエリストにこのレベルの話は」
アークエリア・プロジェクトがいかに偉大な計画かを理解できないエクシーズ次元のデュエリストには哀れみすら覚える。
「もういい、てめえら融合次元の戯言は聞き飽きた。貴様にはたっぷりとファンサービスしてやる」
「エクシーズ次元のアマチュアに本物のプロの実力を見せてやろう」
極東エリアのデュエルチャンピオンとエクシーズ次元派遣軍総司令官。
エクシーズ次元と融合次元におけるトップクラスのデュエリスト同士の決闘が始まる。
両者のデュエルディスクが展開され、カードプレートがソリッドビジョンによって生成される。
Ⅳ / LP4000
VS
ED / LP4000
「「決闘!!」」
先攻をとったのはエドだった。
「僕のターン。魔法カード《デステニー・ドロー》発動!」
《デステニー・ドロー》
通常魔法
(1):手札から「D-HERO」カード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
「手札の《D-HERO ディアボリックガイ》を墓地に送り二枚ドロー。更に墓地のディアボリックガイのエフェクト発動。このカードを除外してデッキから新たにディアボリックガイを特殊召喚する」
《D-HERO ディアボリックガイ》
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
(1):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「D-HERO ディアボリックガイ」1体を特殊召喚する。
「魔法カード《融合》! 手札の《D-HERO ディバインガイ》と場の《D-HERO ディアボリックガイ》を融合。運命の英雄よ! 今一つとなりて暗黒の未来に君臨せよ! 融合召喚! カモン!《D-HERO ディストピアガイ》!」
《D-HERO ディストピアガイ》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守2400
「D-HERO」モンスター×2
「D-HERO ディストピアガイ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のレベル4以下の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードの攻撃力が元々の攻撃力と異なる場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードの攻撃力は元々の数値になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「ディストピアガイのエフェクト発動! 墓地のディバインガイの攻撃力分のダメージを与える! スクイズ・パーム!」
Ⅳ LP4000→2400
「カードを二枚セットしてターンエンド」
「俺のターン、ドロー。魔法カード《コンドーレンス・パペット》発動!」
《コンドーレンス・パペット》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキから特殊召喚された相手フィールドのモンスターの数+1枚まで、
デッキから「ギミック・パペット」モンスターを墓地へ送る(同名カードは1枚まで)。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの機械族Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはフィールドに表側表示で存在する限り、相手の効果では破壊されない。
「《ギミック・パペット-ブラッディ・ドール》と《ギミック・パペット-ネクロ・ドール》を墓地に送る。更に墓地に送られたブラッディ・ドールの効果発動! このカードを手札に」
「速攻魔法発動!《墓穴の指名者》!」
《墓穴の指名者》
速攻魔法
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
「《ギミック・パペット-ブラッディ・ドール》を除外して効果を無効にする」
「ちっ! ならば手札の《ギミック・パペット-ボム・エッグ》を墓地に送り《ギミック・パペット-ビスク・ドール》を特殊召喚!」
《ギミック・パペット-ビスク・ドール》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻1000/守1000
(1):このカードは手札の「ギミック・パペット」モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン中、自分フィールドの「ギミック・パペット」モンスターを相手は効果の対象にできない。
「更に《ギミック・パペット-マグネ・ドール》を特殊召喚!」
《ギミック・パペット-マグネ・ドール》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻1000/守1000
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドのモンスターが「ギミック・パペット」モンスターのみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「魔法カード《アドバンスドロー》発動」
《アドバンスドロー》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。
「マグネ・ドールをリリースして二枚ドロー! 更に墓地のマグネ・ドールを除外することでネクロ・ドールを特殊召喚!」
《ギミック・パペット-ネクロ・ドール》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、このカードをX召喚の素材とする場合、「ギミック・パペット」モンスターのX召喚にしか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の「ギミック・パペット」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
「レベル8の《ギミック・パペット-ビスク・ドール》 と《ギミック・パペット-ネクロ・ドール》をオーバーレイ! 二体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、No.40! ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス!」
《No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻3000/守2000
レベル8モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドの表側表示モンスター全てにストリングカウンターを1つずつ置く。
(2):このカードの(1)の効果でストリングカウンターを置いた場合、次の相手エンドフェイズに発動する。
ストリングカウンターが置かれているモンスターを全て破壊し、破壊した数×500ダメージを相手に与える。
「ヘブンズ・ストリングスの効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除くことで、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター全てにストリングカウンターを置く。そして俺は《RUM-アージェント・カオス・フォース》発動!!」
《RUM-アージェント・カオス・フォース》
通常魔法
このカード名の(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのランク5以上のXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターよりランクが1つ高い、「CNo.」モンスターか「CX」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドにランク5以上のXモンスターが特殊召喚された時に発動できる。
このカードを手札に加える。
「ランク8のヘブンズ・ストリングスをオーバーレイ! 一体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築! カオス・エクシーズ・チェンジ! 現れろ! CNo.40! 人類の叡智の結晶で、悪魔よ蘇れ! ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス!!」
《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/機械族/攻3300/守2000
レベル9モンスター×3
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
ストリングカウンターが置かれているモンスターを全て破壊し、自分はデッキから1枚ドローする。
その後、この効果で破壊され墓地へ送られたモンスターの内、元々の攻撃力が一番高いモンスターのその数値分のダメージを相手に与える。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスター全てにストリングカウンターを1つずつ置く。
「デビルズ・ストリングスの効果発動! ストリングカウンターが置かれているモンスターを全て破壊しデッキから一枚ドローする。この破壊され墓地へ送られたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」
「速攻魔法発動!《禁じられた聖衣》」
《禁じられた聖衣》
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時までそのモンスターは、攻撃力が600ダウンし、効果では破壊されず、お互いはそのモンスターを効果の対象にできない。
《D-HERO ディストピアガイ》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800→2200/守2400
「これによりディストピアガイは効果では破壊されない」
「何!?」
エド・フェニックスの場のモンスターは《D-HERO ディストピアガイ》のみなので《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》の破壊効果は事実上無効になったも同然。
そしてモンスターが1体も破壊されなくてはその後の効果処理であるドローを行うことも不可能だ。
「更にディストピアガイの第二のエフェクト発動! このカードの攻撃力が元々の攻撃力と異なる場合、フィールドのカード1枚を破壊し、このカードの攻撃力は元々の数値になる。ノーブルジャスティス!」
《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》が《D-HERO ディストピアガイ》の効果により破壊された。
《D-HERO ディストピアガイ》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2200→2800/守2400
「ムカつくぜテメェ! 俺のサービスをことごとく拒否りやがって! なんで俺に気持ちよくデュエルさせねぇんだ!」
展開を妨害、破壊効果を無効にされた上で逆にCNo.を破壊されたⅣが苛立ちを露わにする。
「お前の戦略は既にオベリスク・フォースとのデュエルで完全に把握している」
「俺のファンサービスはまだ終わってねえ! 魔法カード《ジャンク・パペット》!」
《ジャンク・パペット》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「ギミック・パペット」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
「甦れ!《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》!」
《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/機械族/攻3300/守2000
「ランク5以上のエクシーズモンスターが特殊召喚された時《RUM-アージェント・カオス・フォース》を手札に加える。更に墓地の《コンドーレンス・パペット》を除外して効果発動。これによりデビルズ・ストリングスは相手の効果では破壊されない。バトルだ! デビルズ・ストリングスで《D-HERO ディストピアガイ》を攻撃!」
ED LP4000→3500
「俺はターンエンド」
「僕のターン。《デステニー・ドロー》発動! 手札の《 D-HERO ドリルガイ》を捨てて二枚ドロー。カモン!《D-HERO ディシジョンガイ》!」
《D-HERO ディシジョンガイ》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守1000
「D-HERO ディシジョンガイ」の(1)(3)の効果はそれぞれデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分の墓地の「HERO」モンスター1体を選んで手札に加える。
(2):レベル6以上の相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
(3):このカードが墓地に存在し、自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動する。
このカードを手札に戻し、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
「カードをセットして墓地の《D-HERO ディバインガイ》のエフェクト発動! 手札が0枚の時、このカードとD-HEROカードを除外することで二枚ドローできる。僕はドリルガイを除外して二枚ドロー! 魔法カード《死者蘇生》発動!」
《死者蘇生》
通常魔法
(1):自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
「カモン!《D-HERO ディストピアガイ》!」
《D-HERO ディストピアガイ》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守2400
「墓地のディアボリックガイのエフェクト発動! このカードを除外してデッキから新たにディアボリックガイを特殊召喚する」
《D-HERO ディアボリックガイ》
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
「場に伏せておいた《融合》を発動! 《D-HERO ディストピアガイ》と《D-HERO ディアボリックガイ》を融合! 暗黒の世界の英雄よ! 悪魔の英雄よ! 今一つになりて黄昏の理想郷に君臨せよ! 融合召喚! カモン!《D-HERO ダスクユートピアガイ》!!」
《D-HERO ダスクユートピアガイ》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3000/守3000
「D-HERO」融合モンスター+「D-HERO」モンスター
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘・効果では破壊されず、そのモンスターの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「フィールド魔法《ダーク・シティ》発動」
《ダーク・シティ》
フィールド魔法
(1):「D-HERO」モンスターがその攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターを攻撃した場合、攻撃モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ1000アップする。
「バトル!《D-HERO ダスクユートピアガイ》で《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》に攻撃!《ダーク・シティ》の効果で攻撃力が1000ポイントアップ!」
《D-HERO ダスクユートピアガイ》
融合・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3000→4000/守3000
Ⅳ LP2400→1700
「行け! ディシジョンガイ! ゴーファイト!」
Ⅳ LP1700→100
「僕はこれでターンエンド。エンドフェイズにディシジョンガイのエフェクトで墓地のディアボリックガイを手札に加える」
「俺のターン、ドロー! 墓地のネクロ・ドールの効果発動。ヘブンズ・ストリングスを除外することで特殊召喚!」
《ギミック・パペット-ネクロ・ドール》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「更にマグネ・ドールを特殊召喚!」
《ギミック・パペット-マグネ・ドール》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻1000/守1000
「レベル8の《ギミック・パペット-ネクロ・ドール》と《ギミック・パペット-マグネ・ドール》をオーバーレイ! 二体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、No.15! 地獄からの使者、運命の糸を操る人形…。ギミック・パペット-ジャイアントキラー!」
《No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500
レベル8モンスター×2
(1):1ターンに2度まで、自分メインフェイズ1に、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
破壊したモンスターがXモンスターだった場合、さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「エクシーズ素材を一つ取り除きジャイアントキラーの効果発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスター1体を破壊する! デストラクション・キャノン!!」
「言ったはずだ。そのデュエルタクティクスは把握していると。ダスクユートピアガイのエフェクト発動! このターン、指定したモンスターは戦闘、効果では破壊されず、そのモンスターの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる」
運命の糸を操る人形によるファンサービスは黄昏の理想郷に君臨する英雄の効果により阻まれた。
「プロとアマチュアの差を理解したか。残りの手札二枚の内、一枚は回収した《RUM-アージェント・カオス・フォース》。それでCNo.とやらを出したとしても《D-HERO ダスクユートピアガイ》を破壊することはできない。これで終わりだな」
「それはどうかな。俺の最後の手札はこれだ! キラーナイト! 自分の墓地のギミック・パペットモンスター1体を守備表示で特殊召喚した後、このカードを特殊召喚する。俺が蘇生するのは《ギミック・パペット-ボム・エッグ》!」
《ギミック・パペット-ボム・エッグ》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1600/守1200
自分のメインフェイズ時に手札から「ギミック・パペット」と名のついたモンスター1体を捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
「ギミック・パペット-ボム・エッグ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
●相手ライフに800ポイントダメージを与える。
●このカードのレベルはエンドフェイズ時まで8になる。
《ギミック・パペット-キラーナイト》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1800/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分は「ギミック・パペット」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分の墓地の「ギミック・パペット」モンスター1体または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のフィールドに効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
その後、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが手札以外から墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
「レベル4の《ギミック・パペット-キラーナイト》と《ギミック・パペット-ボム・エッグ》をオーバーレイ! 二体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ!《ギミック・パペット-ギガンテス・ドール》!」
《ギミック・パペット-ギガンテス・ドール》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/機械族/攻 0/守2000
レベル4「ギミック・パペット」モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ギミック・パペット」モンスターしか特殊召喚できず、Xモンスターでしか攻撃宣言できない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
自分フィールドの全てのモンスターのレベルはターン終了時まで8になる。
「ギガンテス・ドールの効果発動! エクシーズ素材を二つ取り除くことにより相手フィールド上のモンスター二体のコントロールを得る!」
「何!?」
《ギミック・パペット-ギガンテス・ドール》の効果により《D-HERO ダスクユートピアガイ》と《D-HERO ディシジョンガイ》のコントロールがⅣに移った。
「更にギガンテス・ドールをリリースすることにより自分フィールドの全てのモンスターのレベルを8にする」
《D-HERO ダスクユートピアガイ》
融合・効果モンスター
星10→8/闇属性/戦士族/攻3000/守3000
《D-HERO ディシジョンガイ》
効果モンスター
星4→8/闇属性/戦士族/攻1600/守1000
「レベル8の《D-HERO ダスクユートピアガイ》と《D-HERO ディシジョンガイ》をオーバーレイ! 二体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ!《ギミック・パペット-ファンタジクス・マキナ》!」
《ギミック・パペット-ファンタジクス・マキナ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守3100
レベル8モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を手札に加える。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに機械族モンスター1体を召喚できる。
(2):自分が「ギミック・パペット」Xモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
このカードを墓地から自分か相手のフィールドに守備表示で特殊召喚する。
その後、自分の墓地から「RUM」魔法カード1枚を手札に加える事ができる。
「《RUM-アージェント・カオス・フォース》発動!! 俺はランク8のファンタジクス・マキナをオーバーレイ! 一体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築! カオス・エクシーズ・チェンジ! 現れろ!《CX ギミック・パペット-ファナティクス・マキナ》!!」
《CX ギミック・パペット-ファナティクス・マキナ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/機械族/攻3100/守1500
レベル9モンスター×3
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「パペット」罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分か相手の墓地からモンスター1体を相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
(3):相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
「効果によりデッキから《傀儡遊儀-サービスト・パペット》を手札に加える。バトルだ! ファナティクス・マキナでプレイヤーにダイレクトアタック!」
ED LP3500→400
「これが極東エリアのデュエルチャンピオン! エクシーズ次元のプロのファンサービスだ! ジャイアントキラー攻撃! ファイナルダンス!!」
ED LP400→0
リアルソリッドビジョンの衝撃によってエドの体が宙を舞い、そのまま壁に叩きつけられた。
「……Ⅳ兄さま、その男はどうしますか」
「カード化せずに捕虜にしろってのがⅤの指示だ」
エクシーズ次元派遣軍総司令官という立場の人間であればアカデミアの機密情報を有しているのは間違いない。
地面に転がったエド・フェニックスが苦悶の表情を浮かべながら起き上がる。
「言っとくが逃げられると思わねえ方がいい。俺のデュエルディスクにはてめえらアカデミアの強制帰還装置をジャミングする機能が搭載されている」
それは父の協力者であるDr.フェイカーが鹵獲したアカデミアのデュエルディスクを解析して開発した技術。
「……甘く見るな。僕はプロ! 誇り高きアカデミアのデュエル戦士だ」
だがエド・フェニックスはかまわずデュエルディスクを作動させる。
「てめえ、まさか!」
「アカデミアに栄光あれ!!」
デュエルに敗北した人間をカード化する光線を躊躇うことなく自らに照射した。
Ⅳが止める間もなくエクシーズ次元派遣軍総司令官の体は崩れ、残ったのは一枚のカードのみ。
こうなってしまっては最早尋問で情報を引き出すのは不可能だ。
やむを得ずⅣはカード化されたエド・フェニックスとオベリスク・フォースの四枚を回収した。
こちらで保管しておけばアカデミアに再利用されるのを防ぐことはできる。
そして鎖で天井から吊るし上げられたⅢの手枷を外した後、兄であるⅤから指示された今後の方針を伝える。
「俺たちはこれからシンクロ次元に向かう」
それはレジスタンスとトロン一家による共同作戦。
スタンダード次元には黒咲隼とユート、シンクロ次元にはⅣとⅢが向かい両次元のトップと交渉。
それと並行して生き残ったエクシーズ次元のデュエリストをⅤが指導してデュエル兵士へと鍛え上げエクシーズデュエル軍を編成する。
天才科学者Dr.フェイカーの協力もあって既に地下工場では人間をカード化するデュエルディスクの量産も行われていた。
最終的な目標はエクシーズ次元、シンクロ次元、スタンダード次元による連合軍の結成。
三次元の連合軍によって融合次元に進軍。
アカデミアを殲滅する。