真女神転生VV二次創作 牛蛇相克   作:dwwyakata@2024

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原作でも条件を満たすと戦える本気モードのゼウス。

他の支部の長でも、シヴァにつぐ実力者として原作では描かれていますね。

まあ世界的に影響を与えた神話という観点では、一神教でも消し去れなかったギリシャ神話の長です。まあそれも納得ではありますが。






至高天の戦い
序、ゼウスとの決戦


其処にあったのは石柱だった。

 

だが、六角錐の形をした石柱には、女性の姿が描かれていて。意思を持っていた。

 

偉霊アリラト。

 

そう名乗った女神が、静かに問うてくる。

 

ここまで来たのだ。

 

既に覚悟は決まっているだろう。

 

その言葉は、直接思考となって伝わってくる。

 

煌も頷くだけでいい。

 

皆にも、思考は伝わっている。

 

此処は尋常な世界ではない。

 

至高天に入ってからは、もはや思考がダイレクトに伝わり続けている。周囲には万華鏡のように人間の思考、歴史、業が浮かび上がっては消えていた。

 

此処は人間の精神の深奥。

 

それは美しいだけの場所ではない。

 

壊し奪い犯し殺戮する。

 

それらを平然とやっていく人間の暗部が、これでもかこれでもかと見せつけられ続ける。怒りすら覚えるほどだ。

 

勿論人間が良くあろうとする姿も映し出される。

 

だがそれは、あまりにも少なかった。

 

戦いを挑んでくる神もいた。

 

至高天の長い長い階段を進む過程で、何度も打ち倒した。

 

だが、アリラトは違うようだった。

 

「人間のままここに来た存在は、いずれもがこの光景を見て失望し、絶望し、或いは怒りを覚えていた。 其方夏目煌は、違うようだな」

 

「僕はここに来るのが初めてではない」

 

「……ほう」

 

「正確には、平行世界の全てを今の僕は背負っている。 その全てで失敗するか、創世は不完全だった。 それが、この集約点の世界の僕には集約している。 ミスはこれ以上重ねない。 今更これを見ても、怒りを覚えることもない」

 

アリラトはじっと黙り込む。

 

煌が怒りを覚えていないというのは事実だ。

 

だが、不愉快であるのも事実だ。

 

そして、これを人間のありのままの姿としておくつもりもないのもまた事実だ。

 

人間は変われるが、全ての人間が変われる訳ではない。

 

少なくとも今の社会、今のままの人間では無理だ。

 

至高天の有様は、人間という生物が限界を迎えていることをこれ以上もなく示していると言える。

 

これが。

 

神魔を生み出しているという場所であるのなら。

 

そもそも根本的に変えなければならないのだ。

 

ヨーコが、根本的に破壊すると決意した世界の理由がこれだ。

 

このままいくと、仮に運良く人間が宇宙に進出したところで、愚行を拡大して続けるだけだ。

 

それには他の生命体、可能性を際限なく巻き込み続ける。

 

人間の可能性を追い求めるのは良いだろう。

 

人間という種族だけがその過程で痛みを受けるのはまだ容認できるだろう。

 

だが。

 

46億年の可能性の果てに生まれた数多の生命体。

 

ましてや、他の星の可能性の欠片達。

 

それらを、「人間の可能性」や「人間は未来には成長できる」という無責任な理屈で、踏みにじり続けることは許されるのか。

 

煌はそれは許されないと思う。

 

故に、今までの平行世界の記憶全てを束ね。

 

ここにいる皆とともに。

 

人間そのものを変えるのだ。

 

結論など急いではいない。

 

人間は一万年、この地球で横暴を尽くし続けた。オリエントの時代から、本質は何も変わっていない。

 

最初の「神」が、ただ純粋な「愛」を基軸としていたのを知った時。

 

それを煌は悟った。

 

それほど純粋で美しい感情を持ち合わせていたのに、それ以上に愚かしいものを人間は持ちすぎている。

 

先に進まなければならない。

 

少なくともありのままの人間が美しく、現状維持でいいという思想は。

 

どのような言葉で美化しても、許される事ではないのだ。

 

それらをアリラトに伝えると。

 

アリラトは、大いに満足したようだった。

 

「私は比較的新しい神格で、イスラム教のアラーの原型の一つともなった存在だ。 イスラムが普及する前のアラビアにて信仰されていた存在で、ギリシャ神話のアフロディーテとも同一視されてもいた。 だからこそ、今のおまえの言葉はよく分かる。 確かに、どれだけシステムをくみ上げても、どれだけ理想を並べても、人間を変えなければ意味がないところまで、既に来ている」

 

「納得してくれたか」

 

「ああ。 先に進むがいい。 前にここに来たYHVHの半身は、此処の有様を見て、ただ怒りだけを覚えていた。 純粋な男だった。 だからこそに、此処の有様を見て、絶対正義と支配だけが必要だと考えた。 すでに腐り果てていたYHVHと天使達は、それを利用した。 その果ての創世がどうなったかは、既に知っておろう」

 

分かっている。

 

頷くと、アリラトは消えていく。

 

そのマガツヒを取り込むと、先に進む。

 

階段はただ長く続いていて。

 

踊り場だけでも、㎞単位の広さがある。

 

恐らく昔は、至高天はここまで巨大ではなかったのだろうと思う。人間が増えすぎ、肥大化しすぎた。

 

古くの時代であったら。

 

専制主義の方が現実的であったのかもしれない。

 

民主主義など、ギリシャ時代には存在していた。

 

ローマ時代も長い期間共和制が続いていた。

 

だが、それらも一個人によるダイナミックな国家運営の方が優れているという結論に到達してからは。

 

消えていくことになった。

 

しかし今となると、人が増えすぎ。

 

更にはこの至高天の有様を見る限り。専制主義はもう無理だ。

 

仮に無理に一人の君主が立ったところで、これでは体が持たないだろう。

 

それに貴族制の弊害があまりにも目立ちすぎている。

 

現在も一種の疑似貴族制は続いているし、それを肯定する人間も非常に多い。

 

勝ち組だのいうのがそれだが。

 

それらがどれだけの蛮行を繰り返しているかは、言うまでもないこと。

 

結局のところ人間は進歩できて等いない。

 

この人間の思考の中枢点を見ていくと、そう結論するしかない。

 

「酷い光景だな。 反吐が出る」

 

「ああ。 それよりも備えてほしい」

 

「!」

 

「追跡だ。 恐らく最大の戦力が来る。 間違いなくゼウスとオリンポスの神々だ」

 

踊り場で止まったのは、迎撃のためだ。

 

台東区にいた軍勢を全て直接連れ込むほどのことは出来ないだろう。恐らく精鋭部隊だけの筈だ。

 

だが、ゼウスはあのとき、本気など出してはいなかった。今、此処で決着をつける必要がある。

 

仲魔と眷属を展開。

 

煌は、切り札として作り出した二柱はまだ出さない。

 

その場で待つ。

 

やがて、階段を上がってくる膨大な数の神々。

 

ギリシャの神々だ。

 

その先頭にいるのは、やはりゼウスだった。

 

「やはり生きていたな」

 

「ああ、俺としてももうちょっと色々やってみたいんでな。 どうせ俺が来るのを知らせたのは姉上だろう」

 

「そうだ。 ただデメテルは、既にデメテルではなくなっていたが」

 

「太古の豊穣神としての姿を取り戻したか。 まあそれもまたいい。 俺としては、不義理と苦労ばかり掛けた姉上が、それで満足したのであればいいさ」

 

冷酷なだけの存在ではないところを見せるゼウス。

 

豪放で冷酷でもあるこの最高神も。

 

良い意味での人間らしさはきちんと持っている、というわけだ。

 

ただ、だからといって負けるわけにはいかないが。

 

ゼウスは周囲をオリンポスの神々で固めている。その中には、ハデスやポセイドンという有名神格もいるし。

 

際だって長身の見るからに優れた戦士もいた。

 

ライオンの皮を被っている事からも分かる。

 

あれがヘラクレス。

 

世界で「英雄」というカテゴリなら、最も有名な存在だろう者だ。

 

ただ、アルテミスとデメテルはいない。

 

二柱はゼウスから離反した。

 

まあ、それも仕方がないだろう。

 

ゼウスは両手を広げると言う。

 

「時に夏目煌。 俺は対等な相手として、おまえに聞きたい。 この先の創世で、どう人間を変えるつもりだ」

 

「人間の根本的性質に手を入れる。 よりどころなど必要とせずに立っていけるようにするつもりだ」

 

「ほう。 そうなると、やがて座は生まれなくなるな」

 

「それが目的だ。 よりどころを必要とするから、一神教のような思想が蔓延ることとなる。 人間は弱い生物だというのは認めなければならない。 ただし弱肉強食論のような動物の理屈を人間が是とする世界もまたたださなければならない。 人間という種族は、神魔の存在を認め、常に客観で自分を見られ、努力が出来る存在へと変わらなければならない。 それには努力が相応に報われ、くだらないカースト思想がなくなることが必須だろう」

 

面白いなと、ゼウスは言う。

 

そして、だが、と言う。

 

「俺はギリシャ神話の時代から人間を見てきた。 数多の賢者が様々な事を模索してきた。 おまえと同じような事を言っていた存在もいた。 だが、実現しなかった。 おまえが言うように、人間という生物に欠陥があったからだ。 俺たちを生み出した存在を、そう一刀両断するのも、少しばかり気が引けるがな」

 

「いや、冷静にそれを分析できているのは良いことだろう。 このような光景を見てもなお、な」

 

「ふっ。 だが、最終的な結論は俺とは違うようだな。 俺は人間という生物は、集合意識を持つ真社会性の生命体にしてしまうべきだと考えている」

 

「? 煌、どういう意味だ」

 

ゼウスの発言を皆にわかりやすく解説するためにも、イチロウの問いには答えておいた方が良いだろう。

 

真社会性というのは、蟻や蜂などに代表される、種として役割分担を決めている存在の事だ。

 

昆虫類の中で蟻や蜂はもっとも成功している種族で、その破壊力は同サイズの生物としては屈指である。もっと大型の生物を狩るケースもある。

 

そして集合意識というのは、種を一つの生命体にしてしまうような考え方だ。

 

集合的無意識とは違い、そもそも意識や思考を一つの個としてしまう場合がそれである。

 

それで進歩がないかというと、必ずしもそうではない。

 

むしろ種としてのリソースをフル活用できるし。

 

思考は一つに集約されても、それはあくまで意思の話だ。

 

多数のリソースをまとめて活用することで、むしろ進歩を促進させることも出来る。

 

SF小説などには良く出てくる概念で、この概念のエイリアンと人間が宇宙で出会った時に。

 

あり方の違いで対立することも多く。

 

その場合、ほとんどが人間を肯定する風潮のもと、相手を否定する描写になりやすいのだが。

 

煌としては、ゼウスのやり方を、一刀両断する気にはなれなかった。

 

確かに今までにない切り口だと思ったのだ。

 

専制がうまくいかないのは、優秀な個に全てを背負わせるから。そして優秀な個は、何世代も続かないし。何よりもその優秀な個が、いつまでも優秀だとは限らないから、である。

 

だが集合意識生命体だったら、そもそもそれらの問題は全て解決できると言えるだろう。確かに解法の一つではある。

 

ただ、煌の考えとは相容れないと思う。

 

「皆、どう判断する。 僕は違う考えだが、それもまた一つの人間が行く先の道であるとは認める。 皆の意見を聞きたい」

 

「俺は反対だよ」

 

イチロウが言う。

 

別に生物としての蟻や蜂に嫌悪があるわけではないのだろう。

 

ただ、正直な事を言ってくれた。

 

「その真社会性集合意識生物というのに人間がなるとしたら、確かに問題のほとんどを解決できるかも知れない。 それに、まとまりはないけど、SNSだって集合意識みたいなものだろ。 確かにありといえばありなのかもしれないなと思う。 でも、それ以上に個として試行錯誤することが俺には大事に思えるんだ。 PCみたいに並列思考の末に新しいものを考えるのは、それは悪くないと思うけれど、俺はもっと個として、それぞれの努力と試行錯誤が良いと思う」

 

「僕も同感だな。 僕の求める多様性は、それぞれが確立した個を持つ世界で、それは既存の人間では不可能だと言うことは分かっていた。 集合意識でも恐らくは多様性を確保できないことはないのだろうが、それでも個がそれぞれ立って歩いて行く事にはつながらない。 僕も一理ある事は認めるが、それ以上に更に先を見てみたい」

 

「私は生物学的な観点から反対です。 生物が性別を作り、繁殖という面倒なプロセスを始めたのは、環境に適応する多様性を持つためです。 確かに思考を並列化して進め、全ての意識を統合すれば進歩も早くなるかも知れません。 ですが、何かしらの大きな問題が発生した場合、まとめて滅びてしまう可能性があります。 昔はガラパゴス化なんて言いましたけど、それに近いのではないでしょうか」

 

なるほどな。

 

それぞれ考え方は違うが、いずれにしても否、か。

 

後ろにいるタオとヨーコは、既に一言も発しない。

 

この至高天に入ってからは、完全に無口だ。システムとして、以降は徹するつもりなのだろう。

 

人間としてのタオとヨーコは、創世が終わったら何らかの形で必ずアッシャー界に帰してあげたいと思っている。

 

今は。二人の意見は必要ないという事だ。

 

「ふむ、意見は相容れないか。 俺としても、おまえ達の意見は面白いと思うが、いずれにしてもこれが一番効率的だと思ったんだがな。 これでも様々な情報を取り込みながら、最適解を探ったんだぜ?」

 

「そうだろうな。 だがその思想は一神教のその更に先鋭化したものに思える」

 

「……!」

 

「不完全で支配のツールとしてしか意味をなさなかった一神教よりはマシだろう。 対象が全人類となるのだから。 悪いとは思わない。 正解の一つでもあるだろう。 だが、僕は選べない。 それだけだ」

 

ゼウスが笑い始める。

 

そして、すっと手を挙げた。

 

攻撃準備、の合図だ。

 

「良いだろう。 どうせ此処でなら、迷惑は誰にも掛からん。 創世を狙う存在同士、最後の戦いと行こうぜ?」

 

「分かった。 皆、死ぬなよ。 オリンポスの神々は強い。 総力戦だ」

 

「おう!」

 

「支援します。 前衛を維持してください」

 

ミヤズが手慣れた様子で跳び下がる。

 

これだけの広さがあれば、ギリシャ神話の神々の総力と真正面からやり合うことは不可能ではない。

 

そして本気になったゼウスの力。

 

これは想像以上だ。

 

直衛としてパラスアテナとヘルメスを連れている。

 

本当は狩りの女神としてのアルテミスも連れてきたかったのだろうが。アルテミスは離脱してしまった。

 

「ポセイドン兄貴。 ハデス兄貴。 今日は喧嘩はなしだ。 ティタノマキアやギガノトマキア、テューポーンとの大戦以来の面白そうな戦いだ。 YHVHのクソ野郎と違って、楽しい喧嘩が出来そうだし、足を引っ張るなよ」

 

「誰に向かっていっておるか。 大海の主であるこのわしが、足など引っ張ると思うなよ」

 

「話し合いが出来るのであれば、膝をつき合わせて話せば良いだろう。 だが、これも仕方がない。 次の創世があって、事態が解決していなかったら、今度こそおまえのやり方を試そうか」

 

ポセイドンとハデスがそれぞれに言う。

 

じりじりと間合いが詰まる中。

 

懸かれ、とゼウスが叫び、手を振り下ろしていた。

 

同時に、一斉に神々が躍りかかってくる。こちらも全ての仲魔と、切り札以外の眷属を展開。

 

至高天で。

 

軍勢同士としては最後の激突が、開始されていた。

 

 

 

アブディエル等、生き残りの天使達が跪いた。

 

跪いた先にいるのはミカエル。

 

一神教における最高位の天使である。

 

神の寵愛もっとも厚きもの。

 

そう呼ばれる存在にて、四大天使の頂点にいる存在。戦力ではメタトロンに劣るかも知れないが。

 

西洋では名前に用いられることも多い。

 

炎の力を纏い、赤い鎧を身に纏ったその姿は、確かに威厳がある。

 

ただし、今のアブディエルには、それはあくまで象徴にしか見えなかった。

 

「私の復活、大儀であった。 状況についてはマガツヒを吸収した故知っているつもりだ」

 

「は……」

 

「残念ながらこれでは異郷のデーモンどもを討ち滅ぼす事はかなわぬな。 しばらくは力を蓄えなければなるまい」

 

そうか。

 

やはりそう考えるか。

 

アブディエルは、それを聞いて失望を感じた。ミカエルら四大天使が、神の思想をそのまま体現していること。

 

つまりそれは、四大天使すら思考はしていないも同然である事。

 

それは分かってはいたのに。

 

こうしてよみがえると、それがまざまざと分かる。

 

「アブディエルよ。 其方程度下級が指揮を執るのは大変であっただろう。 以降は私が天軍を指揮する」

 

「お言葉ですがミカエル様」

 

「なんだ。 発言を許可した覚えはないが」

 

メルキセデクに不快そうに答えるミカエル。

 

状況を理解しているとミカエルは言っていた。だが、状況など理解できていない。

 

ほとんど天使など生き残っていない。

 

軍を編成出来るほどの天使がいないのだ。

 

更には他の四大も時間をかけてよみがえらせるとしても。それでもやっとどうにか、というところであって。

 

他の勢力と戦うどころではない。それどころか、創世はまもなく行われる。その時、一神教の最強の時代は、文字通り終焉を迎える。

 

それらを、丁寧にメルキセデクが言うと。ミカエルは見る間に怒りで顔を赤くしていった。

 

「おのれこの下級が! そのような敗北主義で私をよみがえらせたのか! 異郷のデーモンどもは皆殺しにする以外に道などない! その程度も理解できない分際で、天使をよくもやれていたな!」

 

「失礼いたします」

 

アブディエルは、次の瞬間。

 

ミカエルを背後から突き刺していた。ミカエルは抵抗も出来なかった。何か喚こうとしたミカエルが消えていく。

 

勿論一度再生したのだ。

 

今度は調整して再生するだけだ。

 

他の天使達も、誰もとめなかった。

 

「ミカエル様は、錯乱しておられた。 これから調整して、再度再生する。 他の四大の方々も同じようにする」

 

「は……」

 

誰もアブディエルに異は唱えない。

 

アブディエルは、既に今までの妄執からは解き放たれていた。生き残ったわずかな天使達もだ。

 

流石に新しい世界の創世にまでもはや手を出すつもりはない。だが、少なくとも。

 

あの夏目煌による創世を邪魔することだけは許されない。

 

そう自然に考える事が出来るように、アブディエルはなっていたのだった。







既にアブディエルは創世から降りており、一神教のくびきからも精神的に自立できています。

ミカエルに対する裏切りではなく、事実を認識できていないミカエルへの諫言に近い行動……だったわけですね。

償いになるかはともかくとして、アブディエルも相応に考えて、よりよき創世のために動いているのです。



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