アルセウス様。私の知ってるカントーじゃないです 作:静かなるモアイ
「よし!!ホワイトくんだったな?勝負してくれ!あっ…アメジオが言ってたコライドンとメガリザードンは使わないでくれよ?」
不審者粉砕事件から3日後。晴れて無罪放免の代償に、旅が強制終了されてセキエイ学園に非常勤講師Orスタッフになることが確定したフリード博士率いるライジングボルテッカーズ&ジルコニアコンビ。彼らは無罪が言い渡された後、直ぐに履歴書と職務経歴書を書いて人事でもあるカツラ校長に提出…もちろんアメジオも編入届けを出して手続きを行った。
しかし、セキエイ学園はポケモンの知識や一般科目はもちろんのこと、ポケモンバトル関係も教える学舎だ。当然ながらバトルの授業も存在しており、バトルの腕前に自信があったフリードはバトル学の講師になるために、生徒会長であるホワイトにバトルを挑んだ。
ちなみに履歴書などを拝見してみればライジングボルテッカーズはフリード以外はバトルの腕前がへっぽこ(ミカン先生判断)であり、オリオは技術や図工の講師、マードックという調理師は厨房スタッフなどなど自分達の得意分野に配属された。
「んもう、分かったよ!それじゃミロカロス?ARE YOU READY!?」
バトル学の講師になるためには少なくともジムリーダーのマジレベル~リーグ四天王ほどの強さが必要だろう。なにせ、バトル学の講師は分かってるなかでネイサン先生(ミカン先生より強いらしい)やミカン先生(魔改造の結果、理事長ワタルをボコボコに出来る)などの猛者であり、少なくとも理事長ワタルをギャフン!と言わせる実力が必要なのかもしれない。ちなみに…まだ見ぬバトル学のチーフはミカン先生とネイサン先生より強いそうだ。
「ちょっとまった。ミロカロスはダメ」
ホワイトはミロカロスを繰り出そうとしたが、ミカン先生に停められた。確かにそうだ、ホワイトはアメジオ&ジルコニアコンビを一方的にボコボコに出来る上に、フリードのパートナーと相性が良いミロカロスを出せば…間違いなくフリード&リザードンは秒殺で実力が判断できない。
「それじゃ、君に決めた!!メタモンのコゼット?ARE YOU READY!?」
ホワイトはコゼットというニックネームのメタモンをボールから繰り出そうとする。
(メタモンか!変身前は確かに弱いポケモンだが、様々なポケモンや物に細胞レベルで変身できる強みを持っている!!)
メタモン。フリードも当然ながら、知っているポケモンだ。メタモンは変身ポケモンの名前の通り、様々な物質に細胞レベルで肉体を変化させて変身することが出来る。メタモン同士不思議なことに野生化で繁殖は確認されておらず、どうやって増えるのか不明。しかし、メタモンはその力のお陰か、様々な絶滅危惧種や野生化では絶滅したポケモンそしてミライドンのように野生化での繁殖は不可能なポケモンの繁殖や研究として、研究所などで活躍している。
「は?おいおい!!ちょっと待て!?」
だが、そのホワイトが繰り出したメタモンを見てフリードは驚いてしまい、メタモンの圧倒的な力でフリードのパートナーは次々と倒されてしまった。
フリード…バトル学の講師になれず!!しかし、本人の適性もあってフィールドワークの講師にはなれたぞ!!
更に2日後。なにも知らないミヅキちゃんはリコと共に、初等科の教室にやって来た。しかし、どういう訳なのか…机が1つ増えていたのだ。
「あれ?机が増えてる?」
「本当だね。もしかして、転校生かな?」
小学校あるある!!転校生が来たら椅子と机が増えている!!しかし、今はまだ4月であり…新生活は始まったばっかりだ。普通の転校生は来るだろうか?アメジオのような存在は例外だろうし…
「はーい!!皆お待たせ!!今日は校外学習で、トキワシティとその周辺で学ぶわよ!!それと…転校生が来てるわ!!シャイな女の子だけど宜しくね?」
と、直ぐに答えは分かった。今日は校外学習でトキワシティとその周辺を冒険するためなのか、少し早めに教室に現れた愉快なオカマことネイサン先生。そんなネイサン先生から知らされたビックニュース、それは季節外れの転校生が1年にやって来たお知らせである。
「転校生!?」
「新入生じゃなくて!?」
「入学して1週間も経っていないのに!?」
季節外れの転校生というビックニュースは一瞬で、教室を騒がしくしてしまう。しかし、廊下に人影は見えず、まだ件の転校生は見えない。
そんな転校生の話題で盛り上がってしまう1年であるが、ネイサン先生が手で少し静かにするようにとジェスチャーを行う。
「皆、転校生は恥ずかしがりやなのよ。だけど皆と仲良くなれる筈だわ。今ね、迎えが彼女を迎えに行ってるから…そろそろね」
「離せよ!!なんでボクも学校に入らないといけないんだ!?と言うか、お前のようなメタモンが居るか!!」
「学校が必要ないとおっしゃるなら、マエストロやリンドウ様を倒してからにしてください。私程度、ダメージを与えることが出来ないのなら…理事長ワタル程度には勝てませんよ」
バァーン!!と激しい音と共に1人の少女が紫色の髪の少女を軽々と米俵を担ぐように担いで扉を開けて、教室に入ってきた。
紫色の髪の少女はセキエイ学園の制服を着ており、彼女が転校生だろう。歳もリコやミヅキと同い年か近い筈だ。
対して、転校生を米俵を担ぐように持ってきた少女はリコやミヅキより歳上で…ホワイトよりも少し歳上に感じる中等部~高等部ぐらいの少女だ。しかし、その少女はセキエイ学園の生徒ではないようで、白いワンピース姿に、金髪の髪をしている。余談だがミヅキちゃんが前世で見ていたアニメ タクトオーパスのコゼット運命たんのリアクティブモードと瓜二つなのは内緒である。
少女は空席に転校生を雑に座らせる。
「いで!?」
「体力が平均以下ですね。今では引きこもっていても動画編集、ネット配信、株取引で食べていけますが、食事と運動はトレーナーにも必要かと」
「コゼットちゃんありがとう。ごめんなさいね、お願い聞いて貰って」
「いいえ。では私はマエストロ達の所に戻ります」
ネイサン先生にコゼットと呼ばれた少女。どうやらコゼットはネイサン先生からの頼みで、転校生をここに連れてきたようだ。
「コゼット!久しぶり…だね」
「リコですか、大きくなりましたね。不審者が出たら言ってください。私がドカーンと1発、懲らしめてやりますよ」
そしてコゼットはリコとも知り合いのようで、リコと少し言葉を交わすと、窓を開けて外に飛び出して、超人のような身体能力でトキワシティの方に走っていった。
「リコ、知り合いなの?」
「うん。でもコゼットの正体を知ったら、ミヅキは絶対驚くよ」
リコは苦笑いを浮かべたのだった。
「それじゃ、転校生のドットちゃんよ!ほら、ドットちゃん、皆に自己紹介よ?」
「ボクはドット、宜しく…」
そして転校生はドットと言うようだ。新しい仲間が増えたが、校外学習の為にトキワシティに向かおう!!
次回!!ゲームと違ってデパートとかあるトキワシティ!!果たして、ミヅキちゃんはそろそろ念願の新たな手持ちをゲッチュ出来るのか!?
ツッコミ増やす?
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増やしてくれ…増やしてくれぇ!
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ミヅキよ。目指せポケモン界のツッコミ柱
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もういっそ、全員ボケてしまえぇぇ!!