アルセウス様。私の知ってるカントーじゃないです   作:静かなるモアイ

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火山炭鉱都市ニビシティ

いきなりだが、ポケモンスクールの入学は4月頃が多いのだ。しかし、当然…その前に10歳の誕生日を向かえてポケモン捕獲のライセンスと権利を手にして、入学前に2体目のパートナーをゲッチュする子供達も当然ながら居るのだ。

 

「バタフリー!ボールとってきて!」

「フリー!!」

 

ある子供は入学前にキャタピーをゲッチュし、入学の頃にはバタフリーに進化させていた。虫タイプは進化や育成の難易度がひくく、初めて進化させるポケモンが虫タイプだったというトレーナーの声も多い。

最近では優秀な攻撃技や変化技が確認されており、使い方次第ではバタフリーで準伝説をボコボコにすることは可能であり、メガスピアーなんて理不尽な攻撃火力を誇る。

 

「ポッポ!遊ぼうぜ!」

「くるっぽー!!」

 

ある子供は先日のトキワシティ周辺での校外学習で、ポッポを捕獲し無事にパートナーに加えたようだ。ポッポなどの飛行タイプ…特にゲームでは序盤鳥と呼ばれるポケモンは育てやすく、育て上げれば初心者用のファーストポケモンと同じく強くなるのだ。む?…イッシュ原産のハト?知らんな。

 

「あら?コイキングをゲットしたの?いーじゃない!!確かに…今は頼りないかも知れないけど、この子が立派に育てばギャラドスに進化するわよ」

「マジか!!俺達、頑張るよ!!」

「コイ!!」

 

ある子供はコイキングを釣り上げてパートナーにしたが、上級生から弱いコイキングをバカにされてしまう。しかし、そんなコイキングと子供をネイサン先生はフォローし、育て上げればギャラドスというめっちゃ強いポケモンに進化する無限の可能性を伝えてた。

コイキング、入手は超簡単であるが…キャタピーにさえボコボコにされる弱いポケモン。しかし、それは今だけ…愛情もって育て上げればギャラドスに進化し、水タイプの中でもトップレベルの強さを誇るのだ。どんだけ最初は弱くても、愛情もって育て上げればパートナーポケモンは必ず答える。まさに、コイキング→ギャラドスはその典型だろう。

 

「ふっ…」

 

それに対してミヅキちゃんは優雅に、寮の自室…というかリコとシェアハウスしている部屋のベランダに肘をかけて、優雅に紅茶を飲む。セキエイ学園に入学して数日の時間が経過して、学校生活にも慣れてきた。しかし、そんなミヅキちゃんには1つの悩み&課題が存在していた。

 

「私もパートナーほしぃぃ!!」

 

ミヅキちゃん。クラスメートが次々と新しいパートナーをゲットするなか、ミヅキちゃんとリコそして多分ドットは2体目のポケモンをゲッチュしていないのだ。

ミヅキちゃんだってトキワシティの校外学習で新しいパートナーを捕まえるつもりであった。しかし、ブルーママと遭遇して、ブルーママとの会話に熱が入り…気が付けばその日の活動は終了してしまい、ゲッチュ出来なかったのだ。残念!!

 

 

 

「ホワイト会長!!私も新しいパートナーが欲しいです!!」

 

ミヅキちゃんはリコを連れて、生徒会室にアポ無し直行!!生徒会室の門をノックもせずに突撃すると、そこでは…

 

「ふんふんふんふんふん!!」

 

メタグロス*1を担いで高速スクワットをする夏油スグリ。そんな夏油スグリを見ずに、生徒会長の椅子に座って昼寝を行うホワイトが居たのであった。

 

「すぴー…すぴー…」

「気持ち良さそうにホワイトさん寝てるね、ミヅキちゃん」

「そんなの見たらわかるわ!!てか、なんでリコはノーリアクション!?会長よりヤバいヤツが目の前に居るんだけど!!メタグロス背負って高速スクワットを行うマッチョマンが居るんだけどぉぉお!!」

 

ミヅキちゃん、メタグロス*2を担いで高速スクワットを行う筋肉マッチョに対し、ただ1人ツッコミを響かせる。

ホワイトが爆睡しているのは夏油スグリのハードトレーニングは日常の1つなので、気にしないのだろう。リコがノーリアクションなのは恐らく何らかの防衛本能が働いてしまい認識がシャットアウトしてるのだろう。事実、リコは夏油スグリを見ては直ぐに視線を反らして視界に入れようとしていない。

 

 

「あれ?どうしたの?ミヅキちゃん、リコちゃん。今日は土曜日で生徒会の活動はないよ?」

 

ホワイト会長、起床。

 

「ふー…30秒休憩して、もう100回だね。これをあと4セット。おや?ミヅキにリコ、来たのかい?俺は筋トレでいそがしい」

「見たらわかるわ!!てか、メタグロスどっから持ってきたぁ!?」

「自分のだけど?最初はリンドウ先生からグラードン借りようかと思ったけど、リンドウ先生は今の時間…学外の希望者向けにオンライン授業してるからダメだったよ」

 

何ということでしょう。夏油スグリは当初の予定では伝説のポケモン グラードンを借りようとしたが、残念なことにグラードンをパートナーにした教師は別件で忙しく借りることが出来なかったようだ。そのため仕方なく、自分のメタグロスを使って筋トレしたのである。

 

「そうですかグラードンですか…む?グラードン?グラードンってホウエンの伝説のグラードン?」

「あー…ミヅキちゃんはまだ会ってなかったね。僕のパパが生徒会の顧問で、高等部の教師なんだ。バトル学のチーフもしてるよ」

「へー…てっ!?隻眼のボーマンダのトレーナーさんのポケモン!?なんでグラードンいんの!?マジでいんの!?」

 

しかし、グラードンは数が限られているし、ホウエン地方で眠りについている筈だ。どうして件の教師は持っているのだろうか?

 

「あー…言っていいか。僕がミヅキちゃんとリコちゃんの年齢の頃ね。アローラ地方に並行世界からレインボーロケット団、略して虹ロケがやって来てね」

 

レインボーロケット団こと虹ロケ。存在ならミヅキちゃんだって前世でやったゲームで知っている。並行世界のサカキが率いる組織で、ゲームの主人公が活躍せず野望を達成した悪の組織の親玉が沢山居たのだ。

 

「その虹ロケの虹マツブサをパパがこれでもかと、メガリザードンとボスゴドラでボコボコにしてね。虹マツブサからグラードンを保護したんだ。因みに、ゲンシカイキしたら冗談抜きで地球終わるよ」

 

何ということでしょう。ホワイトのパパが持つセキエイ学園のグラードンは、虹マツブサが並行世界から連れてきたゲンシカイキの力で大地を作り上げた個体だったのだ。普段は普通だが、ゲンシカイキすれば地球終了のお知らせである。

 

「まあ、アローラの水ジムリーダーなんてカイオーガ連れ歩きしてるしね」

「アローラなのんなの!?カイオーガが普通に見れるの!?」

 

そして虹アオギリが持ってたカイオーガは、アローラ地方の水ジムリーダーが手持ちに加えてるとか。アローラ、ジムリーダーがカイオーガを繰り出す魔境である。

 

と、その時だった。生徒会室の扉が開き…

 

「ぐらー」

 

グラードンが入ってきた。

 

「本当に本当にグラードンがおるぅぅぅ!!」

「本物だぁぁあ!!図鑑アプリで見ても本物だ!!メタモンの変身も見破るのに!!」

 

グラードン、降臨。生のグラードンを初めて見たミヅキちゃんとリコは驚いてしまうが、グラードンは何かのメモをミヅキに手渡した。

 

「ぐらー!」

「えっ?読めって?」

 

そのメモには『遠足の下見で、ニビシティの国立博物館に行って子供目線で感想を伝えてくれ。引率はミカンに頼んでる。byリンドウ』と書かれていた。おめでとうミヅキちゃん!!次の冒険は火山都市ニビシティだ!!

*1
平均550キログラム

*2
重さ550キログラム




頑張れミヅキちゃん!!今作のツッコミは多分、キミだけだ!!

ミヅキちゃんのメタモンの進路

  • 君のスタンドはスタープラチナ!!
  • ボルメテウスホワイトドラゴン
  • ワムゥ!
  • リオレウス
  • ミヅキちゃん「マトモな姿覚えて!!」
  • 日替りハジケで!!
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