アルセウス様。私の知ってるカントーじゃないです 作:静かなるモアイ
「ありゃりゃ。パパからのお使いか。んじゃ、段取りして出発しようか!今日と明日の2日を使って、ニビシティを楽しんじゃおう!!」
ミヅキちゃんがグラードンから貰ったメモを読んだホワイトは、生徒会長としての権限を使って生徒会のフィールドワークを早速行うことを宣言した。今日と明日は土日であり、学外で過ごしても問題はないだろう。いや、ただ寝てぐーたらしてスマホをポチポチと押すだけの休日より遥かに充実するのは間違いない。
この数年間で起きた地殻変動の影響で、ニビシティはおつきやまの火山灰が時々降り注ぎ…火山灰の栄養や濾過された湧き水の効果で美味しい野菜が沢山栽培されており、更には地下炭鉱はもちろんのこと、今では立派な温泉街も整備されているのだ。そして地殻変動前からある国立博物館などの観光スポットも健在であり、ポケモン探し以外でも充分に楽しめる。
「やれやれ。じゃあ、早速準備だね。寝泊まりはポケセンでタダだし、旅費は理事長が負担してくれるさ!」
と、どや顔のスグリ。今日もタンクトップが筋肉でパツンパツンとなっている。これから始まるのは生徒会の活動であり、同時に遠足の下見でもある立派な校外活動なので理事長ワタルに領収書を出せば旅費は返ってくる。
「えっ…でも!」
「フィールドワークでも問題なーし!!だってニビシティとかの一部は数年前と比べて環境も大きく変わってるから、経費精算されるよ!」
そう、ホワイト会長の言う通り。ニビシティなどの劇的に環境が変わってしまった町やその周辺での調査は、学校側としても是非とも欲しいものであり…領収書+現地でのレポートが有れば経費が出るのだ。まあ、後にワタル理事長はこれが原因で資産−2億円なるが。
「行くなら電車ですか?」
「ん、コライドンとかのライドポケモンだよ。嫌なら…ワープしようか?」
電車やバスはお金がかかるが、楽に目的地に移動できる。しかし、それは道中に野生のポケモンとエンカウントする可能性は低いのだ。だからこそ、生徒会はコライドンなどのライドポケモンで移動するのである。しかし、ミヅキちゃんもリコもライドポケモンを持っていない。学園からレンタルする手も有るが…ホワイトはもう1つの手段 ワープを提案した。
「「ワープ?」」
「ホワイト。ワープだけなら何のことか分からないと思うよ。それに、彼女はパルキアと違って遠距離ワープは一度行った場所にしかいけないからね」
ワープという単語に首を傾げるリコとミヅキ。そんな2人を見かねて夏油スグリはホワイトに補足するように言う。すると、ホワイトは腰のベルトから1つのモンスターボール…真っ赤なプレシャスボールを取り出した。
「だよね。それじゃ、コゼット!説明よろしくね!!」
ホワイトはそう言うと、プレシャスボールを軽く投げる。すると、プレシャスボールが開き…中からドットが転入した日に…ミヅキちゃんがエンカウントしたリコの知人 コゼットが出てきたのだ。
「はい。マエストロ」
「てっぇぇぇぇえ!?コゼット…さん!?なんでモンスターボールから出てきたの!?モンスターボールって人間も実は入れるとか!?」
ボールから出てきたコゼット。しかし、コゼットは何処から見ても人間である。どうして人間がモンスターボールから出てきたのだろうか?ミヅキちゃんは軽く混乱するが…
「ミヅキ。図鑑でコゼットをスキャンしてみて」
過去にコゼットと知り合った為か、コゼットの正体を知るリコがそう言う。恐る恐る、ミヅキはスマホをコゼットに向けて図鑑アプリでスキャンすると…
『メタモン 変身ポケモン。自分の細胞組織を変化させて、自由自在に変身できる。能力性質ともにコピー可能で、現在では希少な絶滅種などの繁殖などにも用いられる。ただし、メタモンが野生でどうやって増えてるのかは不明である』
図鑑アプリではメタモンと出てきたのだ。
「メタモンだったのぉぉぉぉ!?嘘ぉぉぉ!!」
「まあ、最初はそうなるよね」
そう、コゼットの正体はメタモンだったのだ。
「はい。私はニンゲンに憧れ、努力でこの姿と戦う時に変身するアクティブモードがデフォルトの姿となりました」
コゼットはそう言うと、瞬時に白髪で髪の毛の裏側が赤の髪色に変わり、同時に深紅のドレスを纏い…頭部には薔薇の装飾を装備し…右手にブレードとライフルに変形できる金色のブレードライフルを持った。どうやら、この姿が戦う時のバトルフォルム…アクティブモードなのだろう。
コゼットは人に憧れ、努力+ポケモンコーディネーターのホワイトの助力で普段は金髪のリアクティブモード、戦闘時は白髪+深紅のドレスのアクティブモードをデフォルトの姿としたのだろう。
「すっ凄いね…でも細胞レベルで自由に変化できたら理論上は出来るよね」
これにはミヅキちゃんも唖然としてしまう。確かにメタモンの自由自在な変身能力が有れば、可能だろう。ゲームだとチート過ぎてダメだが。
「因みに私は推定戦闘力*1580、技と特性は一度見てラーニングした物は自由に使えます。タイプも瞬時に変えれます。これはアルセウス様を見て覚えました」
「とんでもメタモンが居るんですけどぉぉ!!」
何ということでしょう。コゼットは種族値換算で580、技と特性は一度見てラーニングした物は自由に使えて任意で変更でき、更にタイプも瞬時に変更できるのだ。しかもアルセウス様からのお墨付き。
「あっ、でもワープってどうするの?」
「サトシ様曰く、バカヤロウことパルキアの空間転移を用いて目的地に向かいます。私はパルキアと違って並行世界や外宇宙、異空間には行けませんが」
「それでも充分に凄いよ!!」
ではニビシティへのワープだが、やり方は簡単。かつてサトシから「バカヤロウ!!」と言われた空間の神様パルキアを見てラーニングした空間転移を用いてワープするのである。しかし、コゼットはパルキアと違って並行世界や外宇宙、異空間にはいけないのだ。
「因みに...コゼットの他にも人になったメタモン何人か居るよ。僕にコンテストの素晴らしさを教えた、現ホウエンチャンピオンのルビーのメタモンもだね」
ホワイトが人差し指を立てて教えてくれた。何ということでしょう。コゼットの他にも人になったメタモンは何人か存在しており、その1人は現ホウエンチャンピオン ルビーの手持ちだそうだ。
「因みにルビーってこの人ね」
ホワイトはスマホロトムで写真を見せてくれた。その人物はポケモンルビサファの男主人公が十代後半~20代前半に成長した青年で、眼鏡をかけている。
「ルビー様のメタモンはターミネーターでメイドです」
「それと巨乳だしね」
ルビーのメタモンはターミネーターでメイドで巨乳とのことだ。そして巨乳の情報を言ったのはスグリである。
「何人もバグキャラメタモン居るの!?メタモンやべーなおい!!」
頑張れミヅキちゃん。しかし、ミヅキちゃんは知らない。ミヅキちゃんもそんなバグキャラメタモンを手に入れてしまうことを。
30分後。
「皆、準備は出来たわね?」
一泊二日のニビシティ探検に出るため、準備が出来たミヅキちゃん、リコ、ホワイト、スグリ、そして引率のミカン先生が集結した。全員集まったことで、ホワイトはコゼットに支持を出す。すると、コゼットはリアクティブモードからアクティブモードに変身し…不思議な力と言うかパルキアからコピーした権能を用いて…全員でその場から消えた。
「ちょっとまって!!俺も行きたい!!」
ミヅキちゃん達が消えてから3秒後、生徒会ご一行がニビシティに行くと知ったフリードが生徒会室にやってきた。残念なことに、フリードが入った時には生徒会ご一行はワープを終えた後だった。
「あれ?…居ない」
「コゼットちゃんの力で行ったわね」
そして唖然とするフリードの後ろを通りすぎたネイサン先生のお言葉であった。
ミヅキはゆっくりと目を開く。彼女は生徒会ご一行と共に、ニビシティのポケセンの前に立っており…周囲を見回すと…
「ここが…ニビシティ!」
観光客や地元の人で賑わう温泉街としての観光エリア、観光エリアの小さなレストランを見ると…コックの男性がヨクバリスと共に料理を作っていた。
炭鉱エリアに繋がるトロッコ列車の路線では、炭鉱から出てきた鉱石、今話題の新鉱石であるポケメタルなどを運ぶ列車が出てきた。炭鉱帰りの労働者は観光エリアの方に向かい、温泉で汗を流すのだろう。列車の行く着く先では溶鉱炉が有り、炎タイプのポケモンが人間と共に金属を加工したり、火山灰をガラスに加工している。
脇出す天然の温泉では人間だけでなく、ワンリキー、ヒバニー、コータス、コダックなどの野生のポケモンも気持ち良さそうに浸かっている。
地殻変動で今までは見られなかった化石も確認され、国立博物館の前では学者さん達が話しており…新たな化石が搬入されては復元や展示の準備が進められている。
ようこそミヅキちゃん!!新しいニビシティに!!炎タイプや岩タイプが君を待っているかもしれないぞ!!
頑張れミヅキちゃん!!化石も手に入れたら、岩タイプもゲッチュだ!!
ミヅキちゃんのメタモンの進路
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君のスタンドはスタープラチナ!!
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ボルメテウスホワイトドラゴン
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ワムゥ!
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リオレウス
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ミヅキちゃん「マトモな姿覚えて!!」
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日替りハジケで!!