アルセウス様。私の知ってるカントーじゃないです 作:静かなるモアイ
「バトルか…リコはバトルしたことある?私は勿論ない!!」
「ミヅキちゃん、自慢気に言うことないよ。勿論、私もないよ。ニャオハだって、入学するときに貰ったから」
当たり前だが、リコとミヅキにバトルの経験は有るわけがない。ミヅキだってフシギダネを貰ってから一度もバトルを行ったことがなく、ボールから出しては一緒に遊ぶだけ。リコだってセキエイ学園に入学するときにニャオハを貰ったので、バトルの経験は有るわけがない。
しかし、リコとミヅキと違って特別許可証を貰っていてバトルの経験がある生徒がクラスメートに数人いる。彼らは同じく特別許可証持ち同士でバトルしたり、ポケモンジムでジムリーダーや所属のジムトレーナー等から教えを受けながらバトルの経験が有るのだ。
「すごーい!!君達はバトルの経験が有るんだ!!」
「ミジュ!!」
と大きな声がすれば、八重歯が特徴でミジュマルを連れた女の子が特別許可証を持っていた男の子2人に話しかけていた。因みに八重歯が特徴な女の子の名前はアンであり、トキワシティ出身で...実はミヅキちゃんとは実家が結構近かったりする。
「特別許可証を貰ったのは周囲の環境に恵まれたのもあるさ。ヤマブキにはジムが有るし、実家のベランダにポッポだった時のピジョットが不時着しててさ」
「ピジョ」
アンちゃんの言葉に答えるように言ったのは、前話でネイサン先生に質問していたミトラくんである。ミトラの言葉に応じるように、ピジョットが紳士のように一礼した。
ヤマブキシティにはポケモンジムがあり、他にもかつてはもう1つのヤマブキジムであり現在はポケモンバトルの指南所兼ジムリーダーなどのリーグ公認トレーナーの交流場所である格闘道場がある。他の町と比べてジムリーダーと繋がりやすく、特別許可証も取りやすいだろう。
「俺も特別許可証はないけど、爺ちゃんがバトル好きで、バトルの経験があるよ!!実家が牧場でさ、ケンタロスやギャロップのストレス発散で!」
と言うのはケンタロスを連れ歩きするクチバシティの端っこの方出身のグラス(名前の由来は牧草のイタリアングラス)くん。実家が牧場であり、ミルタンクやケンタロス、ギャロップを飼育しており…小さい頃からバトルの経験が有るようだ。
「でもさ…スペシャルゲストって誰なんだろうね?」
アンちゃんがため息を吐き出しながらそう言う。そう、次の授業であるバトル学にはスペシャルゲストが居るのだ。果たして、どんな人物だろうか?
「さあ、でも。ヤマブキ出身の先輩は言ってたな…セキエイ学園には白い悪魔が居るって」
ミトラが天井を見上げてそう言った。そう、セキエイ学園にはヤマブキ出身の生徒も多く、そんな先輩方がミトラに教えてくれたのだ。
セキエイ学園には白い悪魔が存在する。その白い悪魔はセキエイ学園入学約4ヶ月前に10歳になり、その入学前の4ヶ月で圧倒的な実力を身につけて…瞬く間に頂点に君臨したと。しかもバトルだけでなく、コンテストにも出ており、カントーリーグ優勝からの理事長ワタル筆頭の本部四天王を完封からポケモンマスターレッドに敗北、シンオウリーグ優勝からのシンオウ四天王鎮圧からの殿堂入り、日本ポケモンコンテストグランドスラム達成、アローラリーグBグループ優勝からのチャンピオン決定戦でサトシに敗北、イッシュリーグ優勝からのチャンピオンアイリス完全粉砕!!これを初等科入学前に成し遂げるという本当なのか疑わしい実力を持っているそうだ。
「まっさか~」
「そんな人絶対居ないって!レッドやサトシが例外で、リーグ本戦出れるエリートトレーナーでもバッジを揃えるのに数年掛かるんだよ?」
ミトラから証言された白い悪魔の噂話に、アンちゃん、グラスは勿論のこと多くの生徒が「そんなこと有るわけないじゃん!!」と笑うのだが…1人は違った。その1人とはリコである。
「違う…1つ足りない」
「リコ?」
「非公式だけど。ホワイトさんはオレンジアカデミーの悪党教師と不良をボコボコにした後、パルデアトップチャンピオン オモダカの挑戦状を受けたの。挑戦を受けたホワイトさんは」
リコの言葉を聞いて、教室の全員がリコを見る。
「パルデア全ジムリーダーの本気、そしてパルデア四天王の本気、もちろん本気のオモダカさんを真正面から叩きのめしたの。1体もパートナーが倒されることなく」
「「「「マジ?」」」」
「マジ。しかもアローラリーグ開催1ヶ月前だから、入学前」
そしてリコはその証拠に、スマホに1枚の写真を写した。それはオモダカの相棒 キラフロルがメガシンカしたメガキラフロルを拳でボコボコにする…コライドンがメガシンカを行ったと思われるポケモンの写真。オモダカの総大将 飛行テラスタル ドドゲザンをボコボコにするXでもYでもないメガシンカを果たしたリザードンの姿が有ったのだ。
ではスペシャルゲストは誰なのか?…答えを言おう。この3人である。
「2人とも分かってると思うけど。やりすぎないでね、特にホワイト」
1人は中等部1年生の担任である新人教師。ホワイトと知り合いなだけに、とんでも中等部の担任に抜擢されてしまった元ジムリーダー兼ポケモンコーディネーター ミカン先生である。8年という長い年月はサトシより少し年上の彼女が、短大卒からの教師になれる時間を与えたのだった。因みに生徒会の副顧問もしている…理由はホワイトと知り合いだから!!
因みに短大卒業記念に本部四天王に挑んだが、教育実習でホワイトに感化された影響か……ワタル率いる本部四天王をボコボコにした。因みにその時の手持ち メガハガネール、エンペルト、ヒードラン、メタグロス、ブリジュラス、特殊個体デカヌチャン。
「えぇー?良い刺激になると思うんだけどな?それに僕だって、バトル希望者以外はマジメンバー使わないよ?」
「「いやマジメンバーは本当にダメ!!」」
2人目は生徒会長…つまりセキエイ学園最強の生徒の称号を持つ人物。入学して僅か3日で天狗になっていた前生徒会長をデカヌチャン(本業コンテスト)単独で粉砕し、生徒会長となってしまったブルーの義息であるBW2の主人公であるホワイトくん13歳。
彼の後ろでは「やれやれ」と言いたげに首をふるコライドン、「だろうな」とため息を吐き出すリザードン、リザードンの肩に乗った特殊個体イーブイ(進化できない変わりに進化形の技使える。つまり、相棒イーブイ)がホワイトを見ていた。マジメンバーの3人がこの有り様であった。
「ホワイト。加減は必要さ、なにせ…初等科1年生はバトル未経験の子だっている」
3人目は身長中1で170cm!!体重は筋肉で86キロ!!体脂肪6%!!好きな食べ物はジャガイモハンバーグ!!ポケモン以外の趣味は格闘技!!スマホはまだ持っておらず!!キタカミの里出身のスグリ!!
ホワイトが初等科1年生の時に、セキエイ学園とブルーベリー学園とオレンジアカデミーの合同林間学校で知り合い、ブルーベリー学園からセキエイ学園に転校した結果…格闘技にハマり!!成長期の到来とジャガイモハンバーグの高タンパク質パワーでリアル夏油と化して夏油スグリと化したスグリである。因みに教職員全員の手で副会長にさせられた。
因みに背後では「「お前、絶対中等部1年生に見られない」」という眼差しを送る、スグリのマジメンバーであるガオガエン、カミツオロチ、ミライドンが居た。
因みに今、中等部1年生の教室はミカン、ホワイト、スグリの3人しか居ない。理由は他の生徒が高等部と共に、校外学習に行ってるためだ。なぜ、ホワイトとスグリは行ってないのかと言うと…2人とも既にカントー地方のバッジを全部揃えているためである。
「しょうがない。デカヌチャン、もしもの時は頼める?」
ホワイトはボールからデカヌチャンを出した。しかし、そのデカヌチャンはホワイトのプロデュースで、ただのデカヌチャンでは無くなっていた。
「ヌチャ」
デカヌチャン属は自分でハンマーを製作する。ホワイトのデカヌチャンはミカンのデカヌチャンから、デカヌギアの製作方法を教えて貰うと、ハンマーにデカヌギアを組み込んで魔改造。
ハンマーは十徳バタフライナイフと貸しており、10種類の武器に変形可能なのだ。デカヌチャンは挨拶代わりに十徳ハンマーを変形させる。
「ヌチャ!」
先ずはハンマー→片刃の大剣に変形。
「ヌチャ!」
更に大剣の刀身がスライドして斧に変形して、次に機関銃に変形。
「ヌチャ!!」
機関銃→大鎌→レックスレンチ→ペンチ→電動マルノコ薙刀と色々と変わる!!
「ヌチャ!!」
これにはデカヌギアを伝えたミカンのデカヌチャン…デカヌ親方も嬉しそうだ!!因みにミカン先生のデカヌ親方はハンマー→レンチ→ノコギリと変形できる。
「まあ、デカヌチャンならいっか」→感覚麻痺してるミカン先生
「だよね」→感覚麻痺してる夏油スグリ
ツッコミ不足!!ミヅキちゃん!!世界鎮圧出来る中等部に、早くツッコミを!!
ミヅキちゃん「ミカンが先生になってる……えっ!?強すぎない!?」
ミカン先生「私なんて、教師の中じゃ3番目なので」
ネイサン先生「因みに…私がNo.2」
ミヅキ「最強の先生誰なの~!!てか、3番目の先生で本部四天王鎮圧出来るとか、この学校どうなってるの!!」
ツッコミ増やす?
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増やしてくれ…増やしてくれぇ!
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ミヅキよ。目指せポケモン界のツッコミ柱
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もういっそ、全員ボケてしまえぇぇ!!