アルセウス様。私の知ってるカントーじゃないです 作:静かなるモアイ
フリードはライジングボルテッカーズのリーダーであり、ポケモンの研究者であった。ライジングボルテッカーズとは飛空艇ブレイブアサギ号で空を旅しながら、研究だったり色々行う冒険家集団であった。
そんなフリードはリコの両親から「リコの護衛をお願い!!」と依頼されて、セキエイ学園の敷地内に密侵入。だが、フリードはセキエイ学園への連絡をこれっぽっちも行っておらず…侵入者と判断された結果、物の見事に粉砕されて捕まったのだ。
「なあ、俺達どうなるんだろうな?」
「なんで俺に振るんだ」
そんなフリードは右隣に座る人物を見て問いかける。右に座る人物はアメジオ。歳はホワイトと同じぐらいかちょっと歳上であり、フリード達ライジングボルテッカーズとは別目的で部下と共にセキエイ学園に侵入した若者である。
アメジオは訳あってリコが持つペンダントを狙ってきたのだが、此方も侵入者として粉砕。その結果、捕まってご覧の有り様である。
「君達、カツ丼食べないのかね?」
2人の前には熱々のカツ丼が置かれており、2人と対面するように座るのは取り調べを行うカツラ校長。カツラ校長の禿頭が蛍光灯で照らされ、絶妙な光を放ち…校長の護衛だろうか…カツラの後ろに立つ男性の顔は見えない。謎の男性は青紫のコートを着ており、男性の側には彼のパートナーであろう…物理特化に鍛えられたメガリザードンX、特性いしあたまのボスゴドラ、そしてホウエンの伝説 グラードンが被疑者となったフリードとアメジオを見下ろす。
「君達2人の選択肢は2つ。不法侵入および建造物破壊の容疑でポケモンGメンに引き渡され、今回の損害賠償を一括で払うこと」
「「いや、建造物破壊はバグキャラが暴れたからで…」」
「そしてだな…今回の被害を理事長ワタルが全負担、その代わりに…」
カツラ校長が告げた言葉に、アメジオとフリードは顔を丸くするのだった。
数時間前。
何故か、放課後にリコとミヅキはセキエイ学園生徒会室に案内されていた。
「ようこそ!!セキエイ学園生徒会に!!これからも宜しくね!リコちゃん、ミヅキちゃん!!」
「まあ、突然過ぎて混乱するかも知れないけど…いい経験になるよ」
生徒会室では椅子に座ったホワイト、そこら辺にいたイシツブテをダンベル代わりに筋トレするスグリ、そしてミカン先生がリコとミヅキを歓迎してくれた。なんでも生徒会長には生徒会のメンバーを勧誘する権限があり、ホワイトの手でミヅキとリコは生徒会のメンバーになってしまった。
「まあ、遅かれ早く何処かの部活に入ることになるし、良いんじゃないかな?セキエイ学園は部活必須だからね。
他の子はポケスロン部、コンテスト部、写真部、バトル部とかに入る子が多そうだけどね」
ミカン先生の言葉でミヅキちゃんは頭を抱える。そう、ここは学校だ、そして学校と言えば部活動に参加しなければならない所も多い。当然、それはセキエイ学園もそうであり…生徒会に入るか部活動に参加するのかの2択を迫られていたのだ。
「メリットとかあります?」
「ミヅキ!?」
「あるよ~。学校の生徒を代表して、他の学校にお邪魔したりね。だから他の地方も少し冒険できるし、珍しいポケモンとも出会えちゃう!!」
しかし、生徒会は学校の生徒を代表して他の学校に行くことがあり…そこで他の地方のポケモンと出会うことが出来るのだ。最低でもミヅキは初等科~中等部卒業の6年間はセキエイ学園に在学することになり、他の地方も冒険できるなら、それも良いだろう。
そして日もしっかりと沈んだ頃。
『侵入者確認。侵入者確認。ホワイトとスグリ以外の全校生徒は各寮の教師の指示にしたがってください。繰り返します…』
「想定よりセキュリティーが頑丈だな」
「そうですね。アメジオ様」
「こうなったら、強硬突破しかないと」
アメジオ様一派!!セキエイ学園に侵入!!アメジオ様はガタイが良い男性ジル、女性のコニアと共にセキエイ学園に侵入した。
当初なら荒事を起こすつもりはなく、所属組織のフロント企業の力を用いて正々堂々と合法的に入り、リコと接触するつもりだった。だが、最近は様々な学校で物騒な事件も起きており、関係者以外は一切立ち入り禁止となっているのだ。
「こんばんわ~放送スタッフが言ってた侵入者って君達?」
と、その時だった。流石は優秀なセキエイ学園、トラブルが起きた場合も人材が駆けつけるのが速いのだろう。
アメジオ達が声の方を向くと、肩にイーブイを乗っけたホワイトが歩いてきた。
「「アメジオ様!!ここは我々にお任せを!!」」
ポケモントレーナーのジルとコニアのジルコニアコンビが勝負をしかけてきた!!
ジルはサイドン、コニアはゴルダックを繰り出した。しかし、その瞬間…物凄い速度でジルのサイドンは視界から消えてしまい…背後の壁から大きな音と壁が崩れる音が響く。なにかと思い、ジルコニアコンビとアメジオが振り向いて見ると…
「アギャス」
完全形態となったコライドンが、拳の一撃…恐らく、拳が直撃して倒れたサイドンの腹部には爆発した後があり、サイドンはコライドンの爆裂パンチの一撃で粉砕されたようだ。
「バカな…」
「俺の…サイドンが一撃で!?」
これにはアメジオ様とジルもビックリ。コライドンはボールから出た瞬間に、ギアチェンジ→筋肉を用いたテレポート!→爆裂パンチのコンボで僅か一瞬でサイドンを粉砕したのだ。
「お仲間の心配してる暇あるの?」
「ゴルダァ!?」
ゴルダックはコライドンに頭部を掴まれて万力の握力で動けない。じたばたするが、コライドンはびくともしないし…コライドンの掌に爆熱のエネルギーが溜まっていく。
「コライドン…ゴッドフィンガー!!」
そして0距離で放たれるテラバースト。ゴルダックはワンパンケーオーされてしまった。
「次は君?ポケモンに愛情持ってるみたいだし、これぐらいにしてあげる」
ぐったりと倒れるゴルダックとサイドン。どうやらホワイトはジルコニアコンビとアメジオ様が、ポケモンに愛情もって接してるとのことで、これぐらいにしてくれたようだ。
「行くぞ!!ソウブレイズ!!」
「ソウ!!」
アメジオ様はパートナーのソウブレイズという両手が剣となっている、炎ゴーストのポケモンを繰り出してきた。
「パルデアのポケモンだったけ?じゃあ、此方はカントーだ!!ムート?ARE YOU READY?レッツSHOWTIME!!」
ホワイトはコライドンを下げて、次に出したのはリザードン。リザードンにムートというニックネームを着けているようだが、気にしてはいけない。
「更にこっからドレスアップだよ?ムート?NEXTSTAGEA!!メガ進化だぁあ!!」
ホワイトは右腕につけているキーストーンがはめられた腕輪 メガバンクルを起動させて、眩い光がムートを包み込む。やがて、ムートは光を突き破り…青くメガシンカを果たした姿で現れた。
だが、その姿はYでもXでも良く知られたメガシンカの姿ではなかった。メガシンカを果たしたムートは背中に太陽の光輪を背負い、口から白い炎を出しており…身体がよりゴツくマッシブになっている。この姿こそ、リザードンが新たに確認されたメガストーン…リザードンΖナイトで進化したメガリザードンΖの姿である。
「ムート!!破壊光線…メガフレア!!」
「破壊光線だと!?ゴーストのソウブレイズには効果がないぞ!!」
「うん。普通はね」
メガリザードンΖの光輪が激しく回転し、メガリザードンΖは四つん這いになり、口から青色の破壊光線をぶっぱなす!!本来ならゴーストポケモンには効かないが…メガリザードンΖの特性はドラゴンスキン!!破壊光線はドラゴンタイプとなり、破壊力が増すのだ!!
「なんだと!?」
「ブレェェェ!?」
ソウブレイズ&アメジオ様、確保!!
そしてフリードは普通のリザードンに乗って、リコを探していたが…
「君が侵入者だね?いくよ、ガオガエン!!」
「ガオガ!!」
ガオガエンと夏油スグリの奇襲を受けてしまい…そこから
「筋肉バスター!!」
「ぐぅぇぇぇ!!」
フリード、筋肉バスターの一撃を受けて無事に確保!!
ロイ「まって!!これ…俺出るよね!?出るよね!?出番有るよね!?」
ゴウ「俺はカットされちまったよ…ハハ…」
次回分岐点2 どうなるの!?ライジングボルテッカーズ!!
ツッコミ増やす?
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増やしてくれ…増やしてくれぇ!
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ミヅキよ。目指せポケモン界のツッコミ柱
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もういっそ、全員ボケてしまえぇぇ!!