超かぐや姫!~"はじまり"、祈り。そして、”はじまり”~ 作:tomine1411
あの悲劇のあと。日本は急激に復興していった。
信じられないほどに。
-Lie down, on ground to talk to bright sky.-
地面に横たわって、明るい空に話しかけるの。
見晴らしの良いどこかの丘で、空を見上げてみる。
あの焼け野原が、十年もしないうちに都市になっていた。
夜も輝き続ける、人の営み。
敵を恐れて光を閉ざしていたあの頃とは、大違いだ。
-A shooting star dashed through the deep sky.-
流れ星は、暗い空を流れていく。
第二次世界大戦が終結し、人々は再び平和への道を歩き出した。
世界は、見えないものを見ようとし始めている。
十数年後には、あの焼け野原で平和の祭典があった。
-Blurred eyes…with tears caught your heart and so…-
涙で滲んだ眼は、君の心を掴んで...
静かに、涙を流す。
みんな、戦争なんかしてなかったみたいに楽しんでテレビを見てる。
未来に、進んでいこうとしている。
-never turn back-
もう、戻らない。
あの時出会った花屋の子も、自分の生き方を見つけて生きていった。
-like a playful mind of a child we are changing-
遊び心に溢れた子どもたちのように、私たちは変わっていく。
そして、私は。 ”可能性”を知ることができた。
たとえ、この技術が戦争によって生まれたのだとしても。
-fly with invisible wings together now-
たとえ、この技術によって人が多く死んだのだとしても。
この技術は可能性だ。”わたし”がこの世界と人として繋がれる、そのための。
まだこの身体以外で触れることはできないけど。
-your tempreture is a little below normal-
あなたの身体はいつもより少し冷たいけれど。
“ことば”で繋がることはできるのだから。それがどうしようもなく、暖かく感じる。
-but we can feel warm-
でも、僕達は暖かさを感じられる。
…本当に人には驚かされてばかり。
ここまでの7900年、”本当にこの世界はあの未来に繋がるのか”って、何度も悩んだけれど。
-...hello, goodbye again and again...-
出会いと別れを、繰り返して。
今は、希望があるように思える。
このまま進んでいけば、きっとあの世界に辿り着ける。
東京も、今ではビルが立ち並ぶ大都市になろうとしている。
人々の笑顔も増え始めた。
みんな、この生活に、この世界に希望を持って歩いていってる。
…未来を、思い返してみる。
たしかにそこにあるはずの、未来を。
もうあんまり思い出せないけど。
《出典:Again & Again / メロディー・チューバック@プラスティック・メモリーズ》