超かぐや姫!~"はじまり"、祈り。そして、”はじまり”~   作:tomine1411

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祝:ニコニコ動画にて「ray」MV公式公開!


《V:奇跡はまだ、終わらない(A.D.203x。夏)》
《ヤチヨカップの裏側で》


(注:独自設定が含まれます)

A.D.202x、冬。ツクヨミ、ヤチヨ城天守閣にて。

 

「...よし、できたぞヤチヨ」

「ありがとうね、FUSHI」

 

ヤチヨカップ。私たちが今計画している、新規登録者のレースだ。

優勝者は、(ヤチヨ)とのコラボライブに招待されることになっている。

 

 

ようやく、ここまで来た。

 

次の夏、この企画が始まるその数日前。

あのお姫様(かぐや)が帰ってくるのだ。

 

FUSHIに発注してもらっていたイラスト、その原案を見る。

「というか、コラボ先のライバーこんなに指定つける必要あったか?」

FUSHIの声。

 

「当たり前でしょ?あの子が勝つ。その運命は変えさせないし、」

変わらないんだから。

 

その後の言葉は、声にできなかったけど。

声にしてしまったら、物語が変わってしまう(私の存在も消えてしまう)気がしてしまって。

 

「そういえば、あの子たちからは何か連絡あった?」

 

「特にはないぞ」

 

「なら、万事OKっぽいかな」

あの子。そう、Black OnyXの面々である。

 

 

今回彼女が降ってくるにあたって、このような大会を開くことになったが。

こうした大会において、問題になるのは荒らしの類である。

 

現代のようにSNSの力が強くなった社会において、アンチや過激なファンは数人だけでも

ライバーの人生を十分に破滅させかねない。

特に、ツクヨミのように人の感情が直接反映されるものであれば尚更である。

 

だから、私は彼らに連絡を取った。

彼女が活躍する、その土台を形作るために。

 

そして、あの子(わたし)眺める(夢見てきた)世界を、

楽しいものだったと思ってもらうために。

 

私の力に頼らず勢力を伸ばしてきた彼にとって、私の誘いは少々怖いものだったそうだけど。

まぁ、その結果は今こうやって話しているということで。

 

「いやぁ…それにしても乃依くん怖かったねぇ…」

「アレはヤチヨがザルすぎただけだろう」

 

まぁ、そんなこともあったけど。

 

「…それにしてもヤチヨ、いきなりだったな。こんな企画を出すとは」

「ヤッチョもそう思うけど~。でも、実際余裕なかったんだろうね。私は」

 

今にして思えば、実際そうなのだと思う。

彼女()に与えられた時間は、さして長くないとわかっていたから。

 

だから、全力で生きた証を残そうとしたのだと、思う。

 

今となっては、その体すら失ったもので。

そんな衝動も光の果てに置いてきてしまったけど。

 

それでも私の中には。

あなたに会いたいという、願い(あの日刻まれた存在定義)が残っている。




しばらく、都合により隔日投稿となる可能性があります。
皆様には申し訳ないのですが、ご承知おきくださいますようお願いします。 tomine1411
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