超かぐや姫!~"はじまり"、祈り。そして、”はじまり”~   作:tomine1411

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《かぐやとスマートフォン // Let’s buy?》

A.D.203x、夏。東京、とある電器店にて。

 

「えー!?かぐやこれがいいー!!」

 

「だって高いじゃんこれ…」

 

電器店、その格安キャリアブースで喧嘩しているこの二人。

 

何を隠そう、現在人気沸騰中の配信者とそのプロデューサーことかぐや&いろPである。

 

さて、何故こんなことをしているかという話だが。

 

少し、時を遡ることになる。

 

「いい加減スマホほしーなー」 るーるーるー…

 

「はいはい、わかってるわかってる」

 

ボロアパートの一室にて。朝食の準備をこなしつつ、部屋の散らかり具合に頭を抱える。

 

これが最近のルーチンワークとなりつつあることに頭を抱える彩葉であったが、

 

同時に、自分を必要としてくれる人がいることに得も知れぬ感覚を覚えていた。

 

さて、話を戻そう。

 

かぐやにスマホを買ってやるという話だ。

 

実際、どこに出歩くかもわからない彼女(かぐや)には必要不可欠であり、

 

連絡手段としても有用なことから買わない理由もないのだ。

 

ただ、かぐやのことである。

 

余計なことを考えて、無駄に高性能機種を買ってきたり、

 

無駄なものに惹かれて、高いプランを契約したりするかもしれない。

 

そうしないために、急遽一緒に電器店に顔を出したのだが。

 

こ の 始 末 で あ る(想像はついていたがこれである)

 

さて、話を現在の時間軸に戻そう。

 

「えー!いいじゃんー!お金なら十分あるじゃーん!」

 

「そんな性能いらないでしょ。カメラもあるんだし」

 

「えー!スマホで撮れるのがいいんじゃーん!」

 

高校生と親の会話のように見えるが、宇宙人(0)と高校生の会話である。

 

実に見た目だけは不思議であった。

 

それを見ている店員達も若干逃げごs

 

(…いや何人かかぐやに気づいて彩葉に近づこうとしてる? どうしよう、FUSHI)

 

(放っておけ)

 

さておき、事前に学習していた彩葉は目をつけていた機種を手に取る。

 

「ヨヨヨ…」

 

無論、戦いに敗れたかぐやは放置されていた。

 

「やっぱこれくらいはいるかぁ…」

 

大画面かつAIカメラなどに特化した汎用系のミドルハイ機種であった。

 

彩葉の持つミドルローエンド機種とは比べ物にならないほど高い機種でもある。

 

ただ。まぁ、かぐやには必要だと思うので。

 

「あ、すいませーん。…大丈夫ですか?」

 

(うわぁ、生でかぐやと彩葉のイチャつき見た店員がフリーズしてる…羨ましいなぁ)

 

(出歯亀してるお前が言うな)

 

「…ハツ!申し訳ありません、何か御用でしょうか?」

 

「この機種で新規契約したいのですが」

 

「ありがとうございます。お二人でしたらカップルプランなどありますが」

 

「<small>アレ同性でもいけるんだ…</small>あー…とりあえず私の名義で登録しちゃうんで結構です。」

 

「かしこまりました。では、こちらに」

 

こうして契約手続きに入る彩葉だったが。

 

一つ、失念していることがあった。

 

浪費怪獣かぐやである。

 

(その言い方は無いでしょ!?)

 

(これまでの所業を思い浮かべろバカ)

 

この怪獣、電器店の携帯ブースに飽きたのか(まぁ、当然である)

 

歩き始め(お前は幼稚園j…そういえば0歳でしたね?)、見覚えのある姿を見かける。

 

そう、丁度用事で来ていた芦花であった。

 

面白いものに目のない彼女。そして、彼女は大変に

 

社交的かつ行動的(いろP曰く:面倒事を連れてくる方)であった。

 

そんな彼女が、友人を見つけたらどうするのか。

 

「あ、芦花ー!」 当然、絡みに行くかぐやであった。

 

続く?

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