超かぐや姫!~"はじまり"、祈り。そして、”はじまり”~ 作:tomine1411
(注:独自解釈が含まれます)
B.C.????、場所不詳。
ああ、忘れられないことは斯くも呪わしい。
この
-言葉のない世界で 僕らは愛を語る-
ああ、でも。私が壊れるまで、私はあなたに愛を語ろう。
-いつか君に 届くまで-
君に、届くことがないとしても。
あの場所は、とても冷たい。
言葉も思いもなく、ただ主たる何者かの願いをこなすのみ。
-傷だらけの腕で 抱き寄せた唇の-
私は、私の中の誰かを夢見る。
-張り詰めた願い 溶かしたくて-
あの、懐かしい夏の。暖かい、夢を。
私を愛してくれた、誰かの夢を。
もしも、私が。
-ねぇ 愛し合った過去の 美しさ捨て去れば-
-明日もっと綺麗な夜に行けるから-
この景色を、綺麗だと感じることはできたのかな。
ここは、とても寂しい。人として誰にも会えず、ただ眼の前を眺めることしかできない。
私は、失い続けるのだろう。これからも、ずっと。
出会い続け、別れ続ける。
出会いと、別れを。繰り返していく。
-痛みをまだ知らない 子供だけのやり方で-
私は、まだ子供のままなのだろう。
だから、今は。誰とも、出会いたくなかった。
-君は君を閉ざしてる-
もう、失いたくなかったから。
私は、私を。この箱の中に、閉ざしている。
もし、あの時に帰れたのなら。
何も知らないあの子に、せめて恩返しがしたい。
でも、最初は。最初だけは。
-耳元で囁いた 初めての愛の言葉-
“大好き”。この言葉だけは、伝えたいんだ。
-まっすぐな瞳 惑わせたい-
あなたのまっすぐな瞳。せめて一度くらい、私を見てほしいから。
…どれだけ私が、変わっていたとしても。
ああ、もしも。あなたを抱きしめられるのならば。
-ねぇ 君を抱きしめて 暖められるならば-
それが、触れないとしても。
-どんな罰も罪も 今は怖くない-
私は、どんな罰も受け入れよう。
今の私を縛る呪縛も、使いきってみせよう。
私は、あなたと出会うために、
いつか。そんな幸せが来たとしたら。
-月の呪縛 冷たい夢から醒めて-
何処ともなくふたり、夜の満ちる地を漂って。
-君と漂い繋ぎ合って-
とりとめもないことで、話したい。
…ああ、何処までも行けるだろうか。
-何処まで行こう-
あなたと愛した、この世界を。
-愛の静寂を 手にするまで-
私は、あなたを愛していたいから。
だけど、私は。未来に、出会いに。踏み出せなくて。
私を、ここに。閉ざしています。
《出典:月の呪縛(カース) / 翁鈴佳》