透き通った青春世界で生きる   作:濡羽 シズキ

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一話で終わると思っていたのか?
残念! 一日に二回投稿だッ!
読んで無い人は前の話に行くんだなッ!

遅れた理由として投稿した後、続けて投稿ボタンがあるのでやってみたくなりました
ただそれだけです
次からは出来次第すぐに出します

遅れて申し訳ありませんでした


第三十五話 少女の本音

さぁ今日も元気にアリスを監視していきましょう

 

何も知らない人が聞くとただのストーカーよね

 

世界を生かす為ならどんな行為も許されるッ!

 

世界の為っては別に全ての免罪符にはならんぞ

 

でも清廉潔白のまま世界滅亡よか、罪人になって世界存続の方がいいでしょ

 

清廉…潔白…?

 

お前あらゆる世界で蛮族行為してるだろ

 

どれもこれも巨悪を倒す為なんで…

 

巨悪の打倒じゃなくて目標の達成でしょ

 

ジジッ

 

どうした?

 

今大丈夫かしら 貴方の意見を聞きたいの

 

大丈夫だが意見ってのは…?

 

今のところAL-1Sに暴走の(きざ)しは無いわ

 

そこで人為的に暴走のきっかけを作ろうと思うのだけど

 

暴走の兆しがないならそのまま監視を続けたらダメなのか…?

 

今は無くとも一年後や二年後、もしかしたら明日暴走するかもしれない

 

そもそも暴走させてどれくらい被害が出るかも分からないの

 

なら、一度管理下で暴走させてどれぐらい被害が出来るか確かめてみるべきと思ったのよ

 

…それは建前だろ 今、私達は仲間だろ 

 

 

本音で話せ

 

 

インカムじゃ話せないか、今そっち行く

 

今どこにいるんだ…?

 

エリドゥ最上階よ…

 

分かった

 

ジジッ

 

なんか声震えてたな

 

死が禁忌の世界(この世界)で人…では無いけど人っぽい物を殺す覚悟をして、理解者はつい最近までいなかった

 

メンタルケアが必要でしょ

 

それはそうなんだが、なんというか…お前らしくない

 

と、言いますと…?

 

普段通りのお前なら『ふーん』とかで済ますだろ

 

さっき殺人の禁忌の世界で殺人の覚悟したって言ったでしょ?

 

世界を救う為に全ての人から否定される覚悟をした

 

誰にも認められず、たった一人で

 

普通、そんなこと出来ない

 

私はそこに敬意を払いたい

 

一人でって言ってたけどトキはどうしたのよ?

 

多分だけどあれはただの上下関係でしかないと思う

 

話せてたらあそこまで追い詰めた目しない

 

パッと見、そう見えなかったが…

 

トキがいたからじゃない? 上の者が怯えていたら下の者まで伝播するからね

 

だから実質一人ってことか

 

ちなみになんでお前は気付けたんだ…?

 

顔は取り繕えても声の揺れは隠せてなかった

 

エリドゥ着いたぞ そっち優先しろ

 

来たぞ、リオ

 

レイム…

 

さぁ本音で言え

 

 

安心しろ、誰かに言うわけじゃないし

 

それともこう言った方がいいか?

 

“ミレニアムの生徒会長”の調月リオとしてでは無く”ただの”調月リオとして答えてくれ

 

私は…

 

私は…怖い AL−1S…アリスを殺すことが

 

でもそれ以上に”あの存在”が水面下で準備をしていて知らず知らずのうちに下準備が終わっていることが

 

ミレニアムの皆が”あの存在”殺されることが一番怖い

 

確かに、天文学的確率かも知れない

 

限りなく0に近しい確率かも知れない

 

それでも、0%じゃないのなら

 

私はアリスを…”あの存在”を殺す

 

例え世界の敵になってでも”あの存在”を殺す

 

今なら水面下で準備をしていてもまだ間に合う筈よ

 

…所でここ、エリドゥはお前一人で作ったのか?

 

えぇ…それが?

 

何様って感じだが…

 

…怖かったんだな、リオ

 

“あの存在”の影に気づいて、理解してくれると思っていた人は理解してくれず、たった一人でミレニアムの崩壊を、世界の終わりを想像して、ずっと震えていたのか

 

きっとエリドゥの巨大さは、お前の孤独の深さそのものだったんだろうな

 

だが、もう一人で怯えなくていい 何故なら私がいる その恐怖、そしてそれに立ち向かう勇気、私にも手伝わせてくれ

 

あ…、ぁ…

 

なんで…今なのよ…

 

確かに今更かもしれんがこうも考えられないか?

今まで耐えたから今、来た…と

 

今更…今更そんな事言われたら、私は…!

 

ポスッ

 

今は存分に泣け、今まで耐えて来た分

 

誰も、気づいてくれなかった…!

 

私がどれだけ計算を重ねても、出てくるのは最悪の結末だけで…!

 

誰も信じてくれないから、私がやるしかなかった…! 私が、アリスを、殺すしか…っ!

 

私は…私は、ただ…みんなを、守りたかっただけなのに…

 

 

 

 

 

 

 

落ち着いたか?

 

えぇ…その、このことは…

 

誰にも言うな、だろ?

 

誰にも言わんし、さっきも誰にも言わないと言ったろ

 

…ありがとう

 

礼を言われる程の何かはした覚えは無いぞ

 

それでもよ

 

話を本題戻してもいいか?

 

アリスの暴走きっかけ作りよね

 

貴方の言う通り辞めて——

 

いや、やろう

 

インカムで言ってたことも一理ある

 

いいのね?

 

人を殺すのは慣れてるからな 人っぽい機械は初めてだが

 

わかったわ

 

私は暫くアリスの近く居る

 

その間に私がそのきっかけを準備しておく、と

 

そうだ、いけるだろ?

 

えぇ

 

さぁ、世界を救う記念すべき第一歩目だ

 

大きく、盛大に行こう




リオと霊夢さんが解釈違いかもしれませんがお許しください
私は原作にてリオが一方的に否定されて激しい憤りを感じたのでこの様な表現を選びました

好評批評どちらも受け止めます
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