知り合いの女の子と環境活動していたらスクールアイドルに巻き込まれた件について   作:桜紅月音

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イキヅライブの小説、全然ないですよね。

pixivなら見かけるんですけど


プロローグ

 

「寒い…」

 

中3の冬のキャンプ場でそう一言を発したのは山田真緑(やまだみどり)。同じ歳の腐れ縁の女の子

 

「冬キャンプをしようって言ってたのどこの誰だったっけ?」

 

真緑にそう言うのは、僕こと辻輝明(つじてるあき)

 

「私だけど…最後にキャンプ良いねって言ったの、てるちゃんじゃんでしょ!」

 

「まぁ…そうだけど…」

 

真緑に事実をそのまま言われてしまい、目の前で櫛に刺したマシュマロを見ながら黙り込む。

 

「話は変わるけど、真緑はどこの高校に進学しようと思ってるの?」

 

このままじゃひたすらマシュマロを見るキャンプとなってしまうので、無理矢理ではあるが、話題を変える事にした。

 

「L高だよ」

 

「L高…?あー梅田にある高校だったっけ?」

 

Love学院高等学校。略してL高。

全国にサテライト校を持つインターネット高校。

生徒たちは自由にカリキュラムを組み、オンラインで学習できる。

ひとりひとりのライフスタイルに合わせて単位取得が可能で、定時、通信でもオッケー、登校時間も自由な高校が特徴だったはず…

そういえば、学校の先生にもおすすめされたなここ

なんでか分からない。

余談だけど、真緑とは違う中学だからなぁ。

 

「そうだよ!てる君はどこに行くの?」

 

元気よく聞いてくる真緑

 

「まだ決めかねてるんだよなぁ…そうか…L高もありだなぁ」

 

僕がそう言うと、真緑は僕の手を握ってきた。

 

「てる君!」

 

「おぅ…なんだ急に…」

 

「てる君と一緒に通学するのしたかったの。だから、私と一緒にL高行こ?」

 

真緑からそう言われた僕は

 

「まぁ…考えておくよ」

 

そう返した。まだ決めきれないというのが理由

それからどうするか悩んだが、結局のところ、真緑に押し負ける形でL高に入学する事になった。

 

家から梅田まで電車を乗り継いで約2時間。

まぁまぁかかるなぁと思っていた矢先

 

「輝明、下旬から真緑ちゃんの家で同居する事になったわ」

 

「はっ?」

 

季節は3月頭、お母さんからそう言われた。

 

「あちらさんの両親も輝明なら良いって」

 

「なるほど…理解はしたくないけどするしかないって事?」

 

「そういう事!荷物とかは纏めておきなさいよ。必要なものとかあるでしょ?」

 

「うん。真緑の家に行くのは確定なんだ…」

 

知らない間に、話が勝手に纏められている。

 

「そういう事!」

 

人差し指を立ててウィンクをしてくる母さん。

 

「そこまで話が進んでるなら…荷物纏めておくよ」

 

母さんにそう言って、自室へと戻り、使ってきたパソコンやキーボードなどを丁寧に梱包して、ダンボールに詰めていると、知り合いの翔音から電話がかかってきた。

 

翔音というのは、仙台に住む女の子、|佐々木翔音《ささきしおん)。

関西に住む僕と東北の翔音が知り合いかというと、お母さんの実家が仙台にあって、お隣が翔音の家。だから真緑ほどじゃないけど、こちらもまた腐れ縁である。

 

「てる、今大丈夫?」

 

「うん、大丈夫。しお、久しぶり元気だった」

 

「久しぶり、ボクは元気だよ。てるの方はどうなの?」

 

「うん、僕も元気。声を久しぶりに聞いたけど元気そうで良かった」

 

「うん。ボクの声は良い声って言われてるからね」

 

「だね」

 

しおは、動画サイトで配信をするなどインフルエンサーに近い事をしている。

 

「それで、電話かけてきて何か用でもあった?」

 

「そうそう、てるに見せたいものがあって、ビデオカメラにしてくれない?」

 

「うん、いいけど」

 

しおに言われるがまま、ビデオカメラに変更すると、しおが画面に現れた。

 

「どう?似合ってる?」

 

「うん。しおにぴったり」

 

「ありがとう。てるはいつも褒めてくれるね」

 

と言うしおの服装は、制服風のコーデ

電話する度に見せてくれるのだ。

 

「それにしても、ミニスカート短くない?」

 

「そんな事ないよ。まぁ…短く折ってるけど」

 

しおはそう言って履いているスカートを触りながら言う。

 

「あ〜もしかしてボクの下着見たかった感じ?」

 

「そんな訳ないでしょ」

 

気を抜くとすぐに揶揄ってくる

本当に勘弁して欲しい。

すると、しおはスマホから見える僕の部屋が見えたようでこう聞いてきた。

 

「そういえば、てるの部屋模様替え?」

 

「ううん…引っ越しの準備」

 

「引っ越し?てる、どこに行くの?」

 

「引っ越しと言っても、僕が大阪に行くだけだよ」

 

「てるだけ…?叔母さん達は行かないの?」

 

「うん。僕が行く高校が大阪にあるから、それで引っ越しの準備」

 

「なるほどね〜因みにどこなの?」

 

「中之島っていう所。梅田は知ってるでしょ?」

 

「まぁね、一人暮らし?」

 

「ううん、知り合いの女の子の家だよ」

 

「はっ?」

 

画面越しではあるけど、恐ろしいくらい殺気を感じた。

 

「どうしたのしお?」

 

「今のもう1回言ってくれない?」

 

「今の…?知り合いの家って事?」

 

僕がそう言うと、しおは机をバンっと叩いた。

 

「なんで女の子なの!?」

 

「そう言われても…」

 

「…次、仙台に来た時にじっくりと直接話を聞くから」

 

「行きたくねぇ…」

 

しおが言った言葉に、僕は小さく呟いたのだが…

 

「何?今、ボクに会いたくないって言った?」

 

「言ってないです」

 

しおに聞こえていた…その後、ヒヤヒヤしながらもしおの配信の感想だったりとかアドバイスしたりして、しおとの会話を終えた。

 

それから、数日後引っ越しもとい真緑の家に行く日

 

家族の“はよ行け”という雰囲気に引きつつ、真緑の家までやってきた。

纏めた荷物は、明日に来る予定になっている。

 

「てる君〜」

 

家に入るや否、真緑が抱きついてきた。

 

「今日からお世話になります」

 

「そんな固くなくていいんだよ」

 

「そういう訳にもいかないでしょ」

 

その後、真緑の両親に挨拶をして(と言ってもキャンプで会ってたりするから、もう一つの家族みたいだけど)、案内してもらった部屋に入ったのだが

 

「なんで…真緑と一緒の部屋なのよ…」

 

「私がそうしたいって言ったら、お父さんもお母さんも良いよって」

 

真緑がそう言ってくるが、ベッドは2段ベットで机はかなり大きなのが置いてあった。2人で一緒に使っても問題なさそう

 

「はぁ…叔父さん達が良いならいいけど…せめて下着は隠せって…」

 

「はっ!てる君見た!?」

 

「見たって聞かなくても分かるでしょ…」

 

そんな驚かなくても…

 

「うぅ…下着片付けようと思ってて…そのままだったの忘れてたぁ…」

 

と言いながら頭を抱える真緑

 

「まぁ…見ちゃったのはごめん…」

 

「…ううん、てる君なら許す。むしろ…見られても平気というか…見られて良かったというか…」

 

うん?真緑が変な事を言い始めたぞ…?

と思っていると、真緑は

 

「さっきの話気にしないで」

 

と言ってきた。

 

「うん。分かったけど、次から気をつけてね」

 

「うん。なるべく気をつけるね」

 




イキヅライブってLOVELIVE! BLUEBIRDってあるんですけど、

青い鳥ってXと『リズと青い鳥』が出てきますね私は
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