怪獣王 トレセン学園へ征く   作:みかんの白い部分

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ゴジラ-0の上映日に予定が重なってしまった…

フザッケンジャネェ!


元怪獣王の一日

午前6時

 

ジリリリリリリリリ!!!!!!

 

けたたましい目覚まし時計のアラーム音が鳴り響く、新しい朝の訪れを知らせる合図だ

 

バギャッ!

 

赤い目覚まし時計に拳を叩きつけ強引に音を止めた男がうつ伏せの状態から目を擦りながら起き上がる…

ゴジラ「……もう6時か…ふむ…王だった時の方がかなり楽だったのだが……

 

ゴジラ 起床

 

ゴジラ「…また時計を壊してしまったか…今度からは窓を開けた状態で睡眠を取るか…

 

そう言いながら壊した目覚まし時計をゴミ箱に投げ入れ窓を開け日光を浴びながら大きなあくびをし、リビングに向かっていく

 

リビングに到着し台所に立つと慣れた手つきで冷蔵庫から卵、味噌、じゃがいも、ほうれん草、豆腐を取り出し隣の棚にある炊飯器を開けると昨晩仕掛けた白米がふっくらと湯気を出しながらツヤツヤした純白の色が太陽光に反射して見えている

 

ゴジラ「…よし」

 

そういうとエプロンを着けフライパンに油を引き、コンロのガスのスイッチを入れ弱い中火で熱しながら卵を片手で握り潰し器用に殻は入れずに黄身と白身を真ん中に落とし油の跳ねる音を横目に豆腐を手の上で器用にさいの目切りし、熱した水が入っている鍋に先ほど切ったじゃがいもとほうれん草を入れ煮立たせる、具材に火が通ったら一度火を消し、お玉の中に乗せた大さじ一杯の味噌を箸を使い混ぜて水に溶かしていく……

 

ゴジラ「…ふむ……これでいいだろう」

 

小皿に乗せた少量の味噌汁を味見し、自分の中で合格を出す…

白米をお椀に注ぎ、、冷蔵庫からは醤油を取り出しテーブルに置く、味噌汁をお椀に注ぎ、引き出しからは箸を取り出す、最初の頃は目玉焼きを焦がしたり味噌汁の分量を間違えたり、炊飯器のタイマーのセットを忘れたり、一人暮らしを始めた大学生のように失敗を続けたが今では完璧に朝食を取れるようになった

 

ゴジラ「…頂きます」

 

手を合わせ食事の合図をとると目玉焼きには醤油を少量垂らし、箸で掴み一口で平らげる

 

ゴジラ「…いい味だ」

 

次にお味噌汁を飲みじゃがいもの芯まで火が通った犯した食感が口の中に広がる、味噌の甘辛い塩味と豆腐の柔らかい食感を口に流し込み、白米は二口でペロリと食べてしまった

 

ゴジラ「…あとはコーヒーだ」

 

いい朝食にはいいコーヒーを、やよいから『感謝!いつものお礼だ!受け取ってくれ!』と渡された

高級コーヒーミルを手に取り、友人であるメジロ家の当主からもらった“ブラックアイボリー“を入れ、ハンドルを回し『ゴリゴリ』という豆が粉々にされていく心地良い音をゆっくりと聞き数十回転させるととても良い香りが漂い砕いた豆をマグカップの上に乗せたペーパーフィルターに敷き、沸かしたお湯で抽出していく

 

抽出したマグカップを覗き込むと他のコーヒーとは違い淡く透き通った琥珀色(アンバー)が見える

 

ゴジラ「……(ゴクッ)」

 

一口飲むと驚くほどにまろかやで苦味がなく、不快感もないためゴジラお気に入りのコーヒー豆の一つとなっている

 


 

午前8時30分

 

ゴジラ「…では行くか」

 

黒い革ジャン、腰に尻尾を通すための穴が空いた青いレザーパンツ、片手に持ったヘルメットを携え、愛用している『XL883N Harley-Davidson』に跨りトレセン学園へと出発する

 

 

ブロロロロロロロロロロ……

 

 

4月ということで春休みの会社は多く道はいつもよりかは空いていた、登校するウマ娘達を横目にアクセルを握り締めて気分のいいバイク日和に胸をほんの少しだけ躍らせた

 

 

14分後

 

トレセン学園の駐車場に着き、バイクを停めヘルメットを自身の尻尾の先端に乗せる

 

『ピロン!』

 

スマホの着信音に気付き、胸ポケットから取り出し見てみるとあの貴婦人ことジェンティルドンナからのメッセージが来ていた

 

『今日のお昼、少し用事があったら食堂に』

 

短い文章には食堂の誘いがあった、普通のウマ娘達がそのようなことを言われてしまったら最大限の礼儀をするように心掛けるつもりだが

 

『あぁ、仕事が終わり次第向かう』

 

その一言だけを送りスマホをしまった、

 

 


 

コンコンコン…

 

やよい「良いぞ!」

 

ゴジラ「おはよう」

 

たづな「ゴジラさん!おはようございます!」

 

やよい「うむ!今日も頼むぞ!」

 

ゴジラ「了解した、昨日頼まれていた夏合宿の予算表だ、今回は志望者が多い代わりに例年よりも多くの予算を取れることになった」

 

やよい「感謝!礼を言うぞ!」

 

たづな「いつもありがとうございます!こちらは預かりますね!」

 

ゴジラ「助かる…なら仕事をしてくる」

 

たづな「はい、今日も一日よろしくお願いします!」

 

 


 

 

午前10時21分

 

現在地、

ゴジラのオフィス

 

鍵を開け、ヘルメットを机の上に置き棚からは報告書と補填用の書類を取り出し

『補填・鉄球46個 備考ジェンティルドンナによる圧縮』と書き込み重要ファイルに挟む、いつものことだがなぜ鉄球を潰すのかよく分からない…力を示すためなら他の器具で示してくれ…と頭を押さえながら判子を押す…ゴールドシップの破損した窓に至っては『テンションだよ!』と本人から言われてしまった…全く持って意味がわからない…故に彼女はゴールドシップなのだろう…しかしゴジラから見れば傍迷惑でしかないのだが…

 

『コンコンコン』

 

ドアをノックする音が聞こえ

 

目を向けるとドアを背もたれにゴジラを見ているシリウスシンボリがいた

 

ゴジラ「シリウス…どうした」

 

シリウス「いや、特に用はねぇがアンタの様子を見に来たってワケだ」

 

ゴジラ「そうか…」

 

すると執務机の上に腰を下ろすと興味なさそうな目をしながらゴジラの書類を見ている

 

シリウス「…アンタ、大変だな」

 

ゴジラ「この学園の問題児の手綱を握るのはかなりの度量がいるようだ…彼女達のトレーナーにも『自重しろ』と伝えるように言っているのだが…まぁ彼女達が簡単に聞くとは思ってもいないがな」

 

シリウス「…なぁアンタ…賭けをしないか?」

 

ゴジラ「…いつものか」

 

シリウス「アンタが全勝してるのは癪に合わないからな…さて何で勝負するか?」

 

ゴジラ「…ダーツはどうだ?」

 

そう言うと先日にナカヤマフェスタが持ち込んだ壁にあるダーツ台を指差す

 

シリウス「あぁ…いいじゃねぇか…賭ける物は?」

 

ゴジラ「…ふむ…逆に聞こう、何がいい?」

 

シリウス「へぇ…中々唆られるな…なら…私が買ったら今日の昼…一緒に飯を食べてくれ正直言うと一人で食べるのには飽きたんだ」

 

ゴジラ「…昼はジェンティルとの約束があるんだが」

 

シリウス「あぁ?知らねえ、最初はそっちから言っただろ?」

 

ゴジラ「仕方がない…では俺が勝ったら…午後は付き合え」

 

シリウス「…ふっ…乗った、やってやろうじゃねぇか」

 

 

数十分後……

 

 

 

シリウス「チッ!やっぱりアンタの勝ちかよ」

 

ゴジラ「中々腕を上げたな…だがまだ甘いぞ?」

 

点数はゴジラが730、シリウスが690点と40点の差を付け勝利した

 

シリウス「なら、アンタの言うとおり午後は付き合ってやるよ」

 

ゴジラ「助かる、午後は少々買い物に行かなくてはいけないのでな人ではあればあるほど良い」

 

シリウス「なら、どこで集合するんだ?」

 

ゴジラ「近くのショッピングモールの噴水があるだろう?そこに午後3時に集合はどうだ?」

 

シリウス「三時か…大丈夫だ」

 

ゴジラ「助かる」

 

シリウス「なら、私はそろそろ授業があるから、じゃあな」

 

ゴジラ「あぁ」

 

 

そう言い背を向けて出ていく…

 

 


 

午前11時48分

 

仕事が終わり、午後はほぼ自由となったがその前にジェンティルとの優雅な昼食を取るため食堂へと足を運んだ…

 

ガヤガヤガヤガヤ…

 

いつものように食堂は賑わっており、ほとんどの席は埋められている、大体は集団で食事を取ったりカウンターで食事をとるものが大多数だろう

 

「あら、こちらでしてよ?」

 

そう横から聞こえると一つのテーブルの向かい側にジェンティルドンナが上品に座っていても静かな圧が無意識に出ており周囲のウマ娘達は一つテーブルを間に座っていた…

 

ゴジラ「ジェンティル、テーブルを取っていたのか」

 

ジェンティル「えぇ、私に席を取らせるような真似はあなたにしか出来ない事よ?」

 

ゴジラ「そうか…食事はこれからか?」

 

ジェンティル「えぇ、貴方を待っている間に丁度良くお腹が空いたので」

 

ゴジラ「そうか…なら選ぶとしよう」

 

 

 

数分後〜

 

 

二人は席につきゴジラは海鮮丼をジェンティルはにんじんハンバーグ定食を前に座っていた

 

ゴジラ&ジェンティル「頂きます」

 

同時に食べ始めた高貴なる貴婦人とトレセン学園の事務長その二人が静かに食べ始めると食堂の空気が一変し緊張の雰囲気となった、騒いでいたウマ娘達も小声で話し始めるようになりその場から急いで離れるように食事を終えたウマ娘も少し見える

 

ジェンティル「先週は迷惑をかけましたわ…少々気分が乗ってしまいヴィルシーナさんの前で鉄球を握り潰してしまいました…私としたことが少々はしたないですわ」

 

ゴジラ「力を示すことは何も問題はない…しかしなぜ鉄球を握りつぶす…確かにあれは豆腐のようにすぐに潰せるが…何故わざわざ、一つ一つ潰すのだ…先週だけでも46個は使えなくなった…補填費用は経費に送られるが、毎日経営顧問に「またですか…」と愚痴を言われているぞ馬鹿」

 

ジェンティル「ばっ!?馬鹿は言い過ぎでしてよ!?」

 

ゴジラ「ふん…力の制御ができぬ小娘をバカと言って何が悪い…まぁ先々週と比べて15個潰した数が減っていたのは褒めてやろう…だが…せめて20個程度に減らしてくれ…俺の胃が持たん」

 

ジェンティル「そこは…私でも自重していますわ…でも…トレーナーが『まぁ大丈夫よ!』と言っていたので」

 

ゴジラ「よし…彼女を後でしばき回してやろう半殺し程度には収めてやろう」

 

ジェンティル「…冗談ですよね?」

 

ゴジラ「さぁな」

 

ジェンティル「まぁ…良いでしょう…ご馳走様」

 

 


 

午後3時21分

 

現在地_トレセン学園付近、ショッピングモール_

 

トレセン学園の近くにあるショッピングモール、この辺りでは最大級であり平日でもかなりのウマ娘達が利用し休日はかなり混み合うことがある

 

 

 

噴水前

 

シリウス「ん…やっときたか」

 

ゴジラ「すまない遅れた」

 

シリウス「はぁ…21分も経ってるぞ?帰ろうとした直後に来やがって…まぁ…アンタだから許すけどよ…」

 

ゴジラ「なら買い物を手伝ってもらうとしよう」

 

シリウス「はいはい…今日は何を買うんだ?」

 

ゴジラ「目覚まし時計だ」

 

シリウス「……はぁ…?」

 

ゴジラ「聞こえなかったか?」

 

シリウス「いや、聞こえた…この耳ではっきりな…目覚まし時計?」

 

ゴジラ「あぁ…最近…目覚まし時計をセットするのは良いんだが…毎度毎度壊してしまうのだ」

 

シリウス「なんでだ…なんで毎回壊すんだ…?」

 

ゴジラ「耳障りだからだ」

 

シリウス「アンタが設定しているからだろ…」

 

ゴジラ「……仕方がない」

 

シリウス「……アンタらしいとは思うが…いや…なんか疲れそうだ…」

 

ゴジラ「だが…今回は学習したぞ…机の上に置くような時計ではなく壁に立てかけるような時計にした…場所も取らず壊すような距離にもない…完璧だ」

 

シリウス「……尻尾で破壊することは?」

 

ゴジラ「……ふむ…、まぁいいその時はその時だ」

 

シリウス「考えてなかったのかよ…」

 

 

 

午後6時51分

 

 

 

シリウス「ありがとな…お礼に夕食を食べさせてもらって」

 

ゴジラ「ファストフード店だがよかったのか?」

 

シリウス「ここのショッピングモールの店は美味いものが多いからな…じゃ、私はここで」

 

ゴジラ「あぁ、気をつけて帰れよ」

 

シリウス「あぁ、ありがとな」

 

 


 

家の鍵を開け、ヘルメットを玄関の棚に置きライダージャケットとズボンは洗濯機の中に、買い物袋はリビングの机の上に置き、シャワーを浴び、体を拭く…

 

ゴジラ「…メジロアルダンに勧めされたシャンプー…かなり良いものだな…後日表品名を聞くとしよう…今日はもう遅い…寝るとしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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