東方幻眼録〜訳あり妖怪が幻想入り〜   作:トマト2.5

21 / 21
えー!?お気に入りが11になってる!!しかも憧れの人からのもある!
 今天国に行きそうです。
 


第4話 切り札を破れ

 

 

 「んー?で、なんでお前までついてきてるの?」

 おれの問いかけにあの少女が答える。スカートがふっくらしていて、おまけにおれを毒で殺そうとしたあの少女が。

 

「そりゃ面白そうだったからついてきたまでだよ。だって君強いしさ絶対楽しいと思ったからね。」

 

 強かったら楽しいのか、お前は。

そんな殺人未遂ならぬ殺妖未遂の容疑者のお願い事にいいよというわけな....

「私は地底の妖怪たちとは仲が良くてねぇ......うまくいったら誰とも戦わずに平和に異変を終わらせれるかもよ?」

「.......」

ふ、そんなんでおれを惑わせれると思ったかこの犯罪者!

さぁ早くおれのガードに屈して帰るがいい!

 

 「ふふふ、よく考えてほしい」

まだまだと言わんばかりにほぼ殺人犯は、不敵に笑った。

 

「私は実は地霊殿の連中とも仲が良くてねぇ(話したことないけど)もし地霊殿に行くならご飯食べれるか頼んでやろうか?」

「.......まじ?」

「大マジ」

「........ふぅ」

  「スゥー....ハァー....いいよ!」

息を整えて大きな声で言ったそれこそ洞窟内でよく響く声で。

 

 (.............)

あのー紫さんの無言の圧がすごいんですけど......一体どうしたんだろうね?

 おれが少しほんの少し、嘘めっちゃビクビクしているのをみたのか殺人誘惑妖怪が心配そうに話しかけてきた。

 

「ど、どうしたの?いきなりビクビクしちゃって.....顔色も悪いよ。」

あれ......と 震えた指でおれの隣で浮いている陰陽玉に指をさす。

 

 「うん?陰陽玉がどうしたっていうんだい?」

(はぁー、全く貴方は騙されやすいのよね......これじゃ詐欺に引っかかったり、知らない人に誘拐とかされてもしょうがないわよ。)

「あーもううるさいなぁー!」

怒鳴られると思ったが、その考えとは裏腹にクドクドとお説教し始めた、紫にイライラし、ついつい声を上げてしまった。こんなにも声が出るとは思わなかった。ほら今だってあの殺人妖怪の顔まるで異常者を見るような顔だ

 

 「ど、どうしたの?急に大きな声出して.....」

 うーんどう説明しよう......ちょっと紫に聞いてみるか。

 

  「紫って陰陽玉越しでもおれ以外の人と喋れる?」

(やってみるわ)

聞こえないぐらいの小声で紫に話しかける。それに紫も小声で答える。

 いや誰にも聞こえないんだから大きな声でいいのに.....時々紫って天然だよなぁ.....それともふざけてるだけ?どっちだろ

 

 しばらく待っていると紫が咳払いをして喋った。

 

 「ゴホン、あ、あー聞こえるかしら?」

「え?し、喋ったー!?」

 

 あー、やっぱり驚いてるとりあえず説明しないとな......

ーーー 少女説明中ーーー

 

 「で?この喋る陰陽玉が地上の妖怪と繋がってるってことね.....信じられないなぁ......」

「本当のことだもの.....現に今私が喋ってるでしょ?まぁ地上の妖怪と違って地下の妖怪は馬鹿だから仕方がないわね......」

「......なにー!言わせておけば〜!」

 紫が小馬鹿にしたように言う。これは喧嘩が起こりそうな予感が....

.....はぁーもうやめよう?紫が地底の妖怪が嫌いなのはわかったからさ。

 

「はいはい、そこまで!喧嘩してないで早く旧都とやらに行こうぜ?」

「そうね早く行きましょう!」

「あとで覚えてなさいよ......」

あの妖怪はやけにハイテンションな紫に怒りを向けている。

そんなこんなでいまだに続く広い洞窟を進んでいると少し開けて大きな橋がかかっているのが見えた。

その時。

 紫が少し警戒しながら言った。

 

 「よし.....もう直ぐ旧都に着くわ。」

「や、やったー!ようやくか.....」

「でも.......」

紫が前やった時みたいに橋の方へ体全身を使って教える。

 よく見るとその橋の上には変わった着物を着ている金髪の少女がいた....

 

 「お!パルスィじゃん」

ついてきた妖怪が外出している時に友達にばったりあったみたいなテンションでいった。

 

  「知り合い?」

「もちろん!知り合いどころか大親友だよ!」

 

だったら話が早いどうせもうちょっとしたら紫が早く倒しなさい!っていって面倒な妖怪退治をさせられるからこいつを使って争いなく平和に旧都に行ける。

 おれはそんな完璧すぎる作戦を思いついた。

 

  「なぁお前ちょっと耳を貸せ。お前、名前は何だ?」

「へ?えーと黒谷ヤマメだけどどうしたのよ。」

「よしヤマメかいい名前だな」

ここでヤマメのご機嫌をとる。

 

  「なあヤマメは、あそこにいるパルスィってやつと知り合いなんだろ?じゃあちょっと話しかけてきてさ、おれたちを旧都に入れてくれるように言ってよ!」

「うーん.....あの子結構気難しいんだよなぁ.....」

「ヤマメ様!お願いします!成功したら今日朝ごはんだったかまぼこやるから!」

「なんだって!行ってくるよ!」

 

今日のかまぼこが役に立ったなと考えていると早速ヤマメがパルスィのいる橋に行った。

 

  

   ーーーーヤマメーーーーー

 あの子から頼まれた通り今私は親友のパルスィの目の前にいる。

 本当は、行きたくなかったんだけどかまぼこがあるって言われたら断りきれなかった。仕方がないよね私はかまぼこが大好物なんだもの(そんな設定はない)

 

 「やっほーパルスィ!」

「あら、ヤマメどうしたの?」

パルスィは、かなり嫉妬深い妖怪ですぐ『妬ましい.....妬ましい!』って言っている。だからあまり行きたくなかったんだけど.....かまぼこのため!

 

  「あのね、実は友達が......」

「友達....?」

パルスィの表情がピリッとした。

 あ、まずいこのパターンは.....

「友達がいるなんて妬ましい......!!!!私は友達なんてヤマメぐらいしかいないのに!!」

「うわっ」

あまりの剣幕に私は思わずたじろぐ。

 いつものやつが始まってしまった。

 

 「で?友達がなに?あー、妬ましい。」

「あ、あの友達が旧都に.....」

「はぁー?なんで私がヤマメの妬ましい友達を入れないといけないわけ?」

あー、無理そう........

そう悟った私はこっそりとのぞいているあの子と陰陽玉に向かって首を振った。はぁーかまぼこ食べたかった。

 

   

  ーーーー真鳥ーーーー

 あれ?なんかヤマメがこっち向いて首振ってるんだけど?

しかもパルスィの方はとんでもない殺気が伝わってくるんだけどこれはどういうこと?あの二人は、仲良くないの?

 

 (どうやら失敗したようね....ザンネンダワー)

紫.....絶対残念って思ってないだろ、むしろ喜んでるだろ。

 

(さて、あなたの作戦も失敗しちゃったことだし、ちゃっちゃと倒しなさい。)

こっちからじゃ顔なんて見えないけどニヤニヤしながら言っているとすぐわかった。

 

 「はいはい、行きますよ、行けばいいんでしょ、行けば」

 

 よし、早く終わらせたいから.....妖怪退治RTAスタート!

まずは能力でパルスィの目の前に移動。

 

 「な!あんた誰!?」

そして殴る。

 

  「ぐっな、なによ!」

 弾幕で反撃してくるが一回転して避ける。

 

 「よ、避けた!?」

そしておれはお札を投げる。

 ....よし倒した?もう結構疲れたからスペルカードを避け切れる気がしないから倒されてなかったから結構ピンチなんだけど....

 

  「はぁはぁ、」

「げッ....」

どうやら倒した?がフラグだったらしくパルスィは、おれのお札を結界を使って防いでいた。

 

 「あなた、もしかしてヤマメの友達?そうでなくても貴方の全てが妬ましい!!! 花咲爺 シロの灰!」

まずいまずい、パルスィはスペルカードを掲げ周りには弾幕が展開されている。

 何かスペルカードを壊すとかそんなことしない限りおれに勝ち目はない。

  ......壊す?そうだ.....これならいけるかもしれない。

 おれは幻靈を生み出し今にも弾幕を打ちそうなパルスィめがけて突っ込んだ。

 

 「いくよ!幻符 スペル破り!」

おれはパルスィが掲げているスペルカードに向かって刀を振った。

するとそのスペルカードは、破れてパルスィの周りにあったオーラ的な何かは消えてなくなった。

 

 「なっ.....」

パルスィは、なにが起こったかわからないようだ。でも安心しておれも成功するとは思ってなかったから。

 とっさに考えたからね。でもチャンスだ。

 パルスィはまだなにが起こったかよくわからないらしく未だ唖然としている。

 じゃいつものやつやるか。

 

  「幻符 幻想地獄!」

刀、ナイフ、岩、お札など様々なものがパルスィめがけて飛んでくる。

 パルスィは避けもせずそのままピチューンともはや聞き慣れた音を鳴らして気絶した。

 

 

 

 

 

  

  

 

 

  (貴方さっき使ったやつルール違反スレスレなんだけど.....)

パルスィを倒した後おれたち三人は旧都を目指してのんびり歩いている。

 .....やっぱりスペルカードを斬るのは反則だったか.....反省反省

  そんなことより誰かに見られてる気がするんだけど気のせいかな。

  それにしてもなんだか懐かしい気配だ。うーんなんだろう紫と旅をしたあの時よりもずっと昔を感じる.....ま、気のせいか!そうだよね。

 

 「うん?どうかしたの?」

ヤマメが話しかけできた。おれは、なんでもないよと返して旧都に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者の部屋は作者がスキマに閉じ込められ音信不通になっているためお休みにします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。