守るべきもの、怒るべきもの、斬るべきもの、喰うべき謎   作:ギアっちょ

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キラ・ヤマトは黄金の騎士を見上げる

黄金だった。

 

ただ金色、というだけではない。

 

光を受けて輝いているのではなく、機体そのものが光を抱いているようだった。

装甲の曲線は、ただ美しいだけではない。

肩、胸、腕、脚、腰。

すべての線が、誰かに見られることを前提にしている。

 

だが、飾りではない。

 

剣を抜けば斬る。

動けば届く。

背に負った長大な兵装は、ただの装飾で済むはずがない。

 

キラ・ヤマトは、整備ヤードに現れたその騎体を見上げて、しばらく言葉を失っていた。

 

「……これが、ナイト・オブ・ゴールド……」

 

彼の隣で、ラクス・クラインも静かに息を呑んでいた。

 

弥子は、ぽかんと口を開けている。

 

「金ピカ……」

 

泉さんは、腕を組んで見上げていた。

 

「金ピカね……」

 

露伴はもうペンを走らせている。

 

承太郎は帽子の庇を下げ、ネウロは愉快そうに笑い、カイエンはどこか呆れたような顔をしていた。

 

そして怪盗Xiは、黄金の騎士を見上げながら、非常に複雑な表情をしていた。

 

「……綺麗なのは認める」

 

「認めるのか」

 

カイエンが言った。

 

「認めるよ。そこはね」

 

Xiは、黄金の装甲を見上げたまま言う。

 

「でも、背中のあれは何」

 

弥子も視線を上げた。

 

「……長いですね」

 

キラが小さく頷く。

 

「バスターランチャー……ですよね」

 

ログナー司令は、いつものように表情ひとつ変えずに答えた。

 

「標準装備だ」

 

Xiは額を押さえた。

 

「標準にしないで」

 

「KOG(ナイト・オブ・ゴールド)には必要な装備だ」

 

「黄金で美しい騎士に、星団法でだいぶ怖い扱いされてそうな兵装を背負わせるなって話!」

 

ソープは、にこにこと笑っていた。

 

「でも、似合うだろう?」

 

Xiはソープを見た。

 

「似合うのがまた腹立つ」

 

キラは、黄金の騎士から目を離せなかった。

 

「綺麗です」

 

その声は、素直だった。

 

「でも、ただ綺麗なだけじゃない。装甲も、フレームも、武装も、全部が“見られること”を前提にしている。でも、性能を犠牲にしていない。むしろ、見た目と機能が同じ方向を向いている」

 

ソープは嬉しそうに頷いた。

 

「うん。いいね」

 

キラは続ける。

 

「シュペルターは、騎士そのものに見えました。LEDミラージュは、戦場を終わらせる答えみたいでした。クロス・ミラージュは、必要な場所へ届く刃。ヤクト・ミラージュは……戦略そのもの」

 

そして、黄金の騎士を見上げる。

 

「これは……」

 

言葉を探すように、キラは少し黙った。

 

「誰かに捧げるための機体に見えます」

 

ラクスが、静かに微笑んだ。

 

「キラ」

 

ソープは、少しだけ目を細めた。

 

「うん。正解」

 

弥子がぱっと顔を上げる。

 

「捧げる?」

 

泉さんも目を細めた。

 

「捧げるって、まさか」

 

ソープは、黄金の騎士を見上げながら言った。

 

「言われたんだ」

 

その声は軽い。

けれど、どこか遠くを見ている。

 

「『永遠に美しく輝く、黄金色のモーターヘッドに乗って、私を迎えに来てください』って」

 

沈黙。

 

整備ヤードの空気が、一瞬だけ変わった。

 

弥子が、両手を胸の前で握った。

 

「ロマンティック!!」

 

ラクスも目を輝かせる。

 

「とても素敵ですわ……!」

 

ソープは、少し照れたように笑った。

 

「そうかな」

 

「そうです!」

 

弥子は大きく頷いた。

 

「永遠に美しく輝く黄金の騎士に乗って迎えに来て、なんて、すごくロマンティックです!」

 

ラクスも頷く。

 

「想いの形として、とても美しいですわ」

 

その横で、泉さんが静かに口を開いた。

 

「建造費は……?」

 

一同が泉さんを見た。

 

Xiが言う。

 

「泉さん、今そこ!?」

 

泉さんは真顔だった。

 

「そこよ」

 

「今ちょっといい話だったよ!?」

 

「いい話だからこそです。黄金で、永遠に美しく輝いて、しかも背中にバスターランチャー標準装備なんでしょ? ロマンの前に見積書が怖い」

 

Xiは一瞬黙り、それから深く頷いた。

 

「正論」

 

弥子が抗議する。

 

「でも、ロマンティックですよ!」

 

「ロマンティックなのは否定してないわ」

 

泉さんは黄金の騎士を見上げる。

 

「ただ、規模が色んな意味で酷いんです」

 

ログナー司令が短く言った。

 

「必要な視点だ」

 

全員がログナーを見た。

 

Xiが目を丸くする。

 

「司令まで認めた!?」

 

ソープが少し驚いた顔をした。

 

「ログナー、君まで?」

 

ログナーは平然としていた。

 

「維持費、整備費、保管費、運用費。いずれも無視できない」

 

泉さんが頷く。

 

「ほら」

 

Xiは呟いた。

 

「神様のロマンに、経理と軍務が同時に刺さった……」

 

カイエンが、少し笑った。

 

「まあ、金はかかるだろうな」

 

ソープは少しだけ不満そうに言う。

 

「好きな人を迎えに行くなら、一番いいものがいいだろう?」

 

ログナーは即答した。

 

「一番にも予算はある」

 

ソープは、少しだけ肩を落とした。

 

「……厳しいなあ」

 

露伴が、そこで勢いよくペンを走らせた。

 

「素晴らしい」

 

Xiが振り向く。

 

「先生、どこに反応しました?」

 

露伴は目を輝かせている。

 

「黄金の騎士でプロポーズ。永遠に美しく輝くモーターヘッドで迎えに来い。最高じゃあないか。これほど漫画的なものがあるか?」

 

「先生が食いつかないわけがなかった!」

 

「しかもその直後に建造費だ。ロマンと現実の衝突。泉くん、君は本当に情緒を現実で斬るな」

 

泉さんは平然としていた。

 

「先生の原稿料と印刷費を見ていると、現実感覚は大事です」

 

「僕の話にするな」

 

承太郎が短く言う。

 

「正論だな」

 

露伴が承太郎を見る。

 

「承太郎」

 

Xiは、黄金の騎士を見上げて言った。

 

「しかしまあ……プロポーズ用って聞いた後でも、背中のバスターランチャーが目に入るんだよね」

 

弥子も見上げる。

 

「あれもプロポーズに必要なんですか?」

 

ソープは、にこにこしながら答える。

 

「必要というか、付いていると安心だろう?」

 

Xiが即座に叫ぶ。

 

「プロポーズに火力の安心感を持ち込まないで!」

 

キラは、真剣な顔で言った。

 

「贈り物としての美しさと、戦闘能力が両立しているのが怖いですね」

 

「キラが冷静に言うと本当に怖い」

 

弥子が言った。

 

ラクスは黄金の騎士を見上げたまま、穏やかに言う。

 

「でも、ただ威圧するための美しさではありませんわね」

 

「うん」

 

キラは頷いた。

 

「LEDミラージュの白は、怖かった。冷たくて、戦場の結論みたいで。でもKOGの金色は……」

 

彼は少し考える。

 

「誰かに届くための光に見えます」

 

ソープは、嬉しそうに笑った。

 

「いいことを言うね」

 

露伴が即座にメモを取る。

 

Xiがすぐ突っ込む。

 

「先生、また!」

 

「良い言葉を残すのは当然だ」

 

「残す前に本人の許可を取って!」

 

「キラ・ヤマト、今の言葉を使っていいか?」

 

キラは困ったように笑う。

 

「えっ、あ、はい……?」

 

Xiが頭を抱える。

 

「許可が出た!」

 

ネウロは低く笑った。

 

「ククク……愛のための黄金の騎士か。人間は面白い。破壊の道具を、想いの器にする」

 

「作ったの神様だけどな」

 

Xiがぼそっと言った。

 

ソープがにこにこする。

 

「人間、かな?」

 

ネウロは興味なさそうに言う。

 

「細かい分類には興味がない」

 

Xiがすかさず言う。

 

「そこ、細かくないと思う」

 

泉さんは、まだ現実的な目でKOGを見ていた。

 

「でも、黄金の騎士で迎えに来るって、迎えに来られる側も相当な覚悟が必要ですよね」

 

弥子が首を傾げる。

 

「そうですか?」

 

「普通、迎えに来るって言ったら馬車とか車とかじゃないですか」

 

「まあ、そうですね」

 

「それが全身金色の巨大モーターヘッド。しかもバスターランチャー付き」

 

泉さんは、きっぱり言った。

 

「近所どころか国がざわつきますよ」

 

Xiは深く頷いた。

 

「プロポーズが外交事件になる」

 

ログナーが言う。

 

「実際、影響は小さくない」

 

ソープが少し不満そうに言う。

 

「でも、綺麗だろう?」

 

泉さんは一拍置いた。

 

「綺麗なのは認めます」

 

「ほら」

 

「でも、綺麗なのと必要性があるのは別です」

 

Xiは思わず笑った。

 

「セイロニストが強い」

 

そこで、泉さんはふと思い出したようにソープを見た。

 

「そもそも、本拠地もそうですよね」

 

ソープが目を瞬かせる。

 

「本拠地?」

 

「フロートテンプルです」

 

ログナーが、わずかに沈黙した。

 

Xiはそれを見逃さなかった。

 

「司令、今ちょっと黙った」

 

泉さんは続ける。

 

「実在の島を空に浮かべて本拠地にしているって聞きましたけど」

 

弥子が目を輝かせる。

 

「空に浮かぶ宮殿! それもロマンありますね!」

 

ラクスも微笑む。

 

「とても美しい景色でしょうね」

 

泉さんは腕を組む。

 

「美しいでしょうね。でも、必要性は?」

 

ソープは、明るく答えた。

 

「綺麗だろう?」

 

泉さんは即座に言った。

 

「理由が景観寄り!」

 

Xiは噴き出した。

 

ログナーは淡々と言う。

 

「防衛上の利点はある」

 

Xiがログナーを見る。

 

「司令、今“利点はある”って言い方しましたね」

 

「ある」

 

「全部が合理性で説明できるわけじゃない、って顔してる」

 

ログナーは答えなかった。

 

ソープは、少し楽しそうに泉さんを見る。

 

「でも、空に浮いていたら素敵だろう?」

 

泉さんは負けない。

 

「素敵なのと維持費が許されるのは別です」

 

Xiは腹を抱えそうになった。

 

「泉さんがAKDに監査を入れ始めた!」

 

カイエンは肩を揺らして笑っている。

 

「これは面白いな」

 

露伴は満足そうにペンを走らせる。

 

「黄金の騎士、プロポーズ、建造費、空飛ぶ本拠地、必要性。今日の取材は濃い」

 

Xiは言う。

 

「先生、これを取材にしないでください」

 

「する」

 

「断言しないで!」

 

キラは、KOGを見上げ続けていた。

 

黄金。

 

どこまでも黄金。

 

だが、ただの富の象徴ではない。

好きな人を迎えに行くために作られた、永遠に輝く騎士。

それでいて、戦えば間違いなく強い。

背中にはバスターランチャー。

性能も、美も、想いも、すべてが過剰なほど詰め込まれている。

 

「……すごいですね」

 

キラは、ぽつりと言った。

 

ラクスが横で微笑む。

 

「何がですの?」

 

「全部です」

 

キラは少し困ったように笑った。

 

「技術も、見た目も、込められた想いも。普通ならどこかで妥協するはずなのに、これは全部やろうとしている」

 

ソープは頷いた。

 

「うん。全部やりたかったからね」

 

「普通は、全部はできません」

 

「でも、できたら嬉しいだろう?」

 

キラは少し黙った。

 

そして、静かに頷く。

 

「……はい」

 

Xiは横から言った。

 

「分かるんだ、キラ」

 

「分かるよ。やりたいことを全部入れたい気持ちは」

 

「そこでメカフェチが共鳴しないで」

 

ラクスが口元に手を添えて笑う。

 

「キラらしいですわ」

 

弥子が、まだ目を輝かせていた。

 

「でも、やっぱりロマンティックですよ。黄金の騎士で迎えに来るなんて」

 

泉さんは即答する。

 

「見積書はロマンティックじゃないんですよ」

 

「泉さん!」

 

Xiは笑いながら言った。

 

「でも今回は、どっちも正しいと思う」

 

弥子が見る。

 

「どっちも?」

 

「ロマンティックなのも正しい。建造費が怖いのも正しい。ソープが規模を間違えてるのも正しい」

 

ソープが言う。

 

「間違えてはいないよ」

 

ログナーが短く言った。

 

「規模は大きい」

 

「ログナーまで」

 

「事実だ」

 

カイエンが笑う。

 

「お前のやることは、昔から桁がおかしい」

 

ソープは、少しだけ胸を張った。

 

「好きな人のためだからね」

 

ラクスが、優しく微笑む。

 

「そのお気持ちは、素敵だと思いますわ」

 

泉さんが小さく息を吐く。

 

「そこは否定しません」

 

Xiが言う。

 

「否定しないんだ」

 

「気持ちはね」

 

泉さんはKOGを見上げた。

 

「ただし、発注書を見たら倒れると思います」

 

ログナーが言った。

 

「見ない方がいい」

 

泉さんは即座に返す。

 

「そんなにですか」

 

「そんなにだ」

 

Xiは腹を抱えた。

 

「司令が止めるレベルの発注書!」

 

露伴はペンを止めずに言う。

 

「見たいな」

 

ログナーは即答した。

 

「機密だ」

 

「残念だ」

 

承太郎が短く言った。

 

「当然だ」

 

やがて、夕方の光が整備ヤードに差し込んだ。

 

黄金の騎士は、その光を受けて、さらに柔らかく輝いた。

 

白銀のシュペルター。

白いLEDミラージュ。

砂色のクロス・ミラージュ。

巨大なヤクト・ミラージュ。

 

どれも強く、どれも美しかった。

 

だが、この黄金の騎士は、どこか違っていた。

 

戦うためだけではない。

勝つためだけでもない。

運用するためだけでもない。

 

誰かを迎えに行くため。

 

それを聞いてしまったからか、キラにはKOGが少しだけ優しく見えた。

 

それでも背中のバスターランチャーは物騒だった。

 

「……やっぱり、すごいです」

 

キラは言った。

 

ソープが尋ねる。

 

「怖い?」

 

キラは少し考えた。

 

「怖いです。でも、LEDミラージュの怖さとは違います」

 

「どう違う?」

 

「LEDは、近づくなと言われているようでした。KOGは……」

 

キラは黄金の騎士を見上げる。

 

「まぶしすぎて、目を逸らせなくなる怖さです」

 

ソープは、嬉しそうに笑った。

 

「うん。いいね」

 

露伴がすかさずメモする。

 

Xiがすぐ言う。

 

「先生!」

 

「今のは記録する価値がある」

 

「それはそうだけど!」

 

泉さんがため息をつく。

 

「先生、今日だけで何ページ描く気ですか」

 

「描けるだけだ」

 

「締切も見てください」

 

露伴は少しだけ黙った。

 

「……それは別問題だ」

 

「別じゃありません」

 

Xiが感心したように言った。

 

「泉さん、黄金の騎士にも漫画家にも効く」

 

ネウロがくつくつと笑う。

 

「正論とは、時に最も強い武器だな」

 

「ネウロに言われると怖いです」

 

弥子が言った。

 

ログナーは、KOGを見上げたまま言った。

 

「これで一通り見たな」

 

Xiがびくっとする。

 

「その言い方、何?」

 

「シュペルター、LED、クロス、ヤクト、KOG」

 

「うん」

 

「比較対象は揃った」

 

Xiは、ゆっくりと後ずさった。

 

「比較して何を決める気?」

 

ソープがにこにこする。

 

「Xiに合う子?」

 

「合う子を探さないで!」

 

ログナーは淡々と言った。

 

「貸与候補の整理だ」

 

「整理しないで!」

 

カイエンが言う。

 

「結局、クロスあたりが無難か」

 

「無難じゃない!」

 

キラが少し申し訳なさそうに言う。

 

「でも、たしかにLEDやヤクトに比べると……」

 

Xiが振り向く。

 

「キラ、その比較に乗らないで!」

 

弥子が小声で言う。

 

「弥子基準の軽食みたいな……」

 

「またそれ!」

 

ラクスは穏やかに笑っていた。

 

「ですが、Xiさんが皆さんから頼りにされているのは、確かですわ」

 

Xiは少し言葉に詰まった。

 

「それとミラージュマシン貸与は別」

 

ログナーは言った。

 

「別ではない」

 

「別だよ!」

 

ソープは黄金の騎士を見上げ、そしてXiを見た。

 

「まあ、KOGは貸さないよ」

 

Xiは心底ほっとした顔をした。

 

「よかった……!」

 

ソープは続ける。

 

「これはプロポーズ用だから」

 

Xiは一瞬黙り、そして言った。

 

「理由が強すぎる」

 

弥子がまた目を輝かせる。

 

「ロマンティック!」

 

泉さんは即座に言う。

 

「管理費はロマンティックじゃない」

 

ログナーが頷く。

 

「必要な視点だ」

 

ソープが少しだけ困ったように笑った。

 

「今日、みんな厳しいなあ」

 

黄金の騎士は、夕暮れの中で輝いていた。

 

キラはそれを見上げながら思った。

 

これは、ただの機械ではない。

ただの兵器でもない。

ただの美術品でもない。

 

誰かの願いに、技術と力と美しさを全部載せてしまったもの。

 

だから、怖い。

だから、美しい。

 

そして、だからこそ。

 

「……すごいな」

 

キラは、もう一度だけ呟いた。

 

その声を、ラクスは静かに聞いていた。

 

その横で、Xiはログナーに向かって念を押していた。

 

「確認するけど、KOGは貸与候補じゃないんだよね?」

 

ログナーは答えた。

 

「KOGはな」

 

Xiの顔が引きつった。

 

「今“KOGは”って言った」

 

ソープが笑う。

 

「クロスかな」

 

カイエンも笑う。

 

「クロスだな」

 

キラが目を逸らす。

 

「……現実的には」

 

「キラまで!」

 

弥子が言う。

 

「弥子基準の軽食でいうと、クロスは軽食なんですね」

 

Xiは頭を抱えた。

 

「その比喩、便利すぎて困る!」

 

承太郎が低く言った。

 

「やれやれだぜ」

 

露伴のペンが、また走った。

 

泉さんの正論が、それを止める。

 

「先生、締切」

 

露伴の手が止まった。

 

黄金の騎士は、ただ静かに輝いていた。

 

まるで、ロマンも予算も、愛も火力も、すべてまとめて肯定するように。

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