カウントダウンが終わる、その直前神利に向かって私は走り出す。目的は、神利の時空時計を奪うこと!時空時計を奪えば、神力は弱まり、落下のスピードも遅くなる。そしたら、ギリ間に合う!…はずだ。ここは勝負するしかないよね…!
カキンー!
静かに、そして確かに、私は神利から時空時計を奪った。さすがにこれは予想していなかったらしく、神利は動揺している。でも、これで終わりじゃない!
私は全力で集中して空を感じる。ここまで力使うの、いつぶりかな。まあそんなこと、どうでもいい!私は神利の時空時計を稼働する。私のはないけど、神利のでも使えるはず!
空を動かす。宙に浮いた二人はもう少しで地面にぶつかる。寸前で、私が動かした空にキャッチされた。私はダッシュで2人に駆け寄って回収!気絶している2人を寝かせて、結界でおおう。これで、簡単には破られまい。
「さて、神利。したいんでしょ?続き。受けてあげるよ。」
少し、挑発気味で私は神利に言う。神利は軽く笑う。
「そうだな。神楽。決着、つけようぜ。」
神利のこの言葉の後、何か合図があるわけでもなく、戦いは始まった。あの時と同じ。実力が拮抗しているからすぐに決着がつくことはない。攻撃して、守って。前、攻撃したときみたく、神利のくせを狙おうと思ってたけど、この短期間で直したらしい。もはや、弱点はないようにさえ思える。でも、私だって負けられない!
空に浮き、神利の死角から攻撃する。見えてないとこだったら、時間を止めようもないでしょ!って思ってたのに…。神利は時空時計がないにもかかわらず、私の時間を止めた。私だって上位神だ。そこまで簡単に止められはずはないのに…!なんとか時間を動かしたけど、利き腕である、右腕がすこし負傷した。まずいな。
「なんで止めれたんだ?今お前、そう思っただろ、神楽。」
「!!」
「神楽、忘れちゃ駄目だぜ?今のオレは人「鏡」神。人を映す鏡だけじゃなく、普通の鏡だって操れる。たとえ死角から来たって、鏡をとうして見れんなら止めるなんて造作もねえよ。」
そういうことか…!油断した。神利が使えるのは時空神の力だけだと。でも、種明かしが済んだマジックに観客はそそらない。
「神利、いいの?こーんなに早く種明かししちゃって。もう私、鏡も込みで君が戦ってくるって覚えたよ?」
「そんなの、知られたって別になんでもねぇよ。どうせ、オレが勝つんだから。」
私達はまた戦う。鏡、分かっててもむずい!鏡をとうして攻撃が来たりもするし、鏡単体で攻撃してくることもある。さばくのに精一杯でなかなか反撃できない。それに、右腕の怪我のせいで十分な威力の攻撃ができない。
カキン
まずい!刀がはじかれた。武器が、ない!
「終わりだな、神楽。」
嫌だ、負けたくない!まだ、なんにも話せてないのに…!
刀をうしなったうえ、体制も崩しているから反撃どころか避けることすらできない。この攻撃はまともに食らったら致命傷を負う!どうしたら、どうしたら。
その時
「「神楽先輩!!」」
神成が神成の刀を私に投げる。神矢は私の刀を取りに行く。
「ほんっと、君達はよくできた後輩だね!」
私は神成の刀をとり、神利の攻撃をなんとかいなす。そして周りの鏡を全て割った。
そして、神利から距離を取り体制を立て直す。
「神成、神矢ありがとう。おかげで何とかなったよ。」
「チッ。」
神利は舌打ちをする。なんともつまらなさそうな顔だ。
でも、ここが攻撃しどきだよね!
私はほぼ瞬間移動みたいな速さで神利に攻撃をしかける。もう、手加減はできないし、しない・
ザシュッ!
今までで一番早く、威力を保ったままきれいにできた技だと思った。致命傷にならない程度にでおも、動けないくらいに、私は神利に攻撃した。神利は気絶していて、その横顔は昔とそっくり。よく見ると私の方が高かったはずの背はいつのまにか神利の方が高くなっちゃったみたいだ。
神利、起きたら色々聞くからね。悪神のことも何もかも全部