お前は部品(パーツ)だ!(おかのした!)   作:黙々睦模目

13 / 13
13 違うんです…誤解ですぅ…

 

 数時間前…

 

 僕はホロウ中を滑空して…ホロウの中でエーテリアスを処理しながら回っていた

 

 「ここで1番危険なのは…デッド…?エンド…ブッチャー?ってのが危険なのか…13号とMk.6を呼ぶ必要はなさそうだね…僕だけでも十分か…」

 

 そんな事を考えながら僕は片手に持つ、2股の螺旋状の槍を見つめる…

 

 「手早く終わらせないとね…」

 

 僕は速度を上げ…道中にいるエーテリアスを槍で両断しながら…ホロウの奥にいる…このホロウの中で1番強いと言われているエーテリアスの元へ向かう

 

 「ん…?誰か…戦ってる…?」

 

 前方から戦闘音が響く…前方のエーテル濃度も上がっている…これは危険だ。急いで向かわないと…

 

 「あぁ…急いできたから顔を隠せないや…うぅ〜ん…人命最優先だし…仕方ないか…」

 

 そう言いつつ僕は地面に降り立ち、翼を降ろして物陰に隠れながら 今、戦闘をしている集団に目をやる…

 そこには銀髪の少女?と猫のシリオンの女の子?と知能構造体の男…か?そして桃髪のツーサイドアップ?だったかなの女性が…

 

 (ッ!? 嘘!?アタッシュケースで殴ってる!?なんだあのバーサーカーは!?世の中広いとはいえ…エーテリアス相手にアタッシュケースで殴りつける狂人がいるとは…普通の武器使いなよ…)

 

 と呆気にとられていたがエーテリアスの方に目をやると…エーテリアスは疲弊しており…後は火力があれば倒せそうである

 

 (凄い…ちょっとへんてこ軍団かと思ったらちゃんと強いのか…特にあの銀髪の子と知能構造体は強い方だね…銀髪の子は軍にいたのかな?軍にいた時習ったな〜…あれ…他の猫の子とバーサーカーはセンスはある…磨けば光るね)

 

 そんな光景を眺めていると…後ろから列車の音が聞こえてくる…僕が目を輝かせると列車と中からはエーテル爆薬の反応が見える…

 

 (なるほど…彼等は火力不足をこの大量のエーテル爆薬で補うのか…でもあれだけの火力で倒せるとは思わないけどな〜…大丈夫かな?もしもの時は僕が介入するか…)

 

 そんな事を考えていると列車は僕の隠れる瓦礫の上を通り過ぎ…エーテリアスへ向かって突撃していった。突然の事でエーテリアスは反応が遅れ…そのまま列車に轢かれ…身動きを取れなくなった

 

 そこへ銀髪の事が列車へ向け…ナタを投げ、列車に突き刺した…ホロウの中の今の天候は雷雨…つまり薙刀を避雷針としたのだ。

 

 …だがなにやらトラブルの様だ…思ったように雷が落ちず…彼等は慌ててボンプの肩を揺らしている…ボンプが可哀想だ…やめてあげなさい

 

 エーテリアスも黙って見ている訳もなく…列車の下から抜け出そうと動き出す…

 

 (なんか…ほんと…うん…残念集団だね…可哀想になってきた…でも天候操るってできないし…)

 

 そんな事を考えていると…ナタへ向かって雷が落ち…エーテル爆薬に起爆した…それを見て彼等は歓声を上げていた…だが僕の目は捉えた…微量ながらエーテル反応が消えていない…まだあのエーテリアスは生きている

 

 (どうするか…彼等が去ってから潰すか…今潰すか…う〜ん…顔隠せてないのがな〜…取りあえずあいつは始末しないと…後が面倒だな)

 

 僕は片手に持っていた槍を構え直して…

 

 「誰…!?」

 

 …いるとどうやら銀髪の子にバレてしまったらしい…彼女から僕のいる瓦礫を睨みつけられている…誤魔化すのも限界だろう…

 

 「はぁ…まぁ仕方ないよね…まさかバレるとは思わなかったよ…君凄いね…?」

 

 『嘘だろ!?ほんとにいたぞ!?』

 

 (あれ…他の子達は気づいてなかったの…? うわ〜…出てこなければ誤魔化せたのか〜…運が悪い…)

 

 「貴方、何者…!」

 

 『そこの兄ちゃん!なんでこんな所にいるんだ!?』

 

 「誰よ!?このいけ好かない優男は…!」

 

 『貴方は…この前の…』

 

 すると目の前にいる銀髪の子はナイフを僕の方へ向け…知能構造体の男?は二丁拳銃を構え…その後ろに隠れるようにボンプがおり…桃髪の子はアタッシュケースをこちらへ向け…駆動音と共に銃身が展開される…

 

 「…そうだね…なんて答えたらいいかな?久しぶり?かな?それとも初めまして…?…まさか君達と会うことになるとは思わなかった…想定外だよ…」

 

 (よりにもよって…この子達と出会っちゃうか…ほんと僕って運が壊滅的だな〜…)

 

 「……」

 

 「ごめんね…?僕はこの先に用があるんだ…だからそこを通してくれないかな?パエトーン…そしてそのお仲間さん?」

 

 「…どうして?」

 

 「どうしてと言われても…ね?君達は部外者だよね…?だから君達には教えられないんだ…元々僕はここに来るつもりもなかったんだ…だから君達には教えられないな…」

 

 「…そう。」

 

 「あんた怪し過ぎるのよ!」

 

 『親分!?流石にまずいって!』

 

 「なによ!ビリー!怖気づいたの?」

 

 『怖気づくに決まってるだろ!?あいつには絶対近づくなって俺の勘が言ってるんだぜ!?』 

 

 「はぁ?何言ってるのよ?ビリー?頭部パーツ修理しに行ったらどう?」

 

 『壊れてねぇよ!?』

 

 僕は桃髪の子と知能構造体の喧嘩を見守る

 

 「へぇ…そこの知能構造体の君…ビリーって名前なんだね…僕が危険だって…わかるんだね?知能構造体だからわかったのかな?君の勘は…凄いよ」

 

 (…僕の力使えば普通に駒にできそう…でも流石に酷すぎるか…やめておこう)

 

 『はぁ!?』

 

 「ッ!??」

 

 「なんであんたが肯定してるのよ!」

 

 するとバーサーカー…違った桃髪の子のヘイトがこちらへ向いてしまった…予想外である

 

 「え?僕は嘘ついてないよ…?そこの…パエトーンのボンプだって乗っ取れるし…そこの君もやろうと思えば自我を破壊して僕の駒にできるよ?」

 

 『ひぇぇぇ〜!!!??』

 

 『嘘でしょ!??』

 

 「ま、まじで言ってるの…?」

 

 すると知能構造体とパエトーンのボンプは桃髪の子の後ろに隠れる…

 

 「僕は嘘は余り好きじゃないからね…それに時間が勿体ないでしょ?だから僕は嘘を付かないよ…だから通してくれないかな?」

 

 僕がそう問いかける…だが目の前の親分と言われている子は僕に道を譲ってくれない…ちょっと足が震えてる気がする…けど気の所為だろう

 

 (あのビリーって言われてた知能構造体を人質にする…?いやそれだと悪者みたいだからな〜…まぁ1番穏便そうなので行くか)

 

 「無理か…なら勝手に通らせて貰うね…」

 

 そう僕が口にした瞬間…僕の姿が消える

 

 「へっ!??」

 

 「ッ!??」

 

 「どこいったんだ!??やべぇよ!店長!」

 

 『嘘ッ!?』

 

 

 彼等は慌てながらもビリーとパエトーンのボンプは身を寄せ合い…残りの3人はその2人を守るように周囲を警戒していた…だが僕は既に彼等を通り過ぎ…彼等が爆破した列車の元にいた

 「ごめんね…?僕はもうそこにはいないよ?」

 

 僕が声を掛けると彼等は慌ててこちらへ頭を向け…武器を構える…だが彼等の表情から焦りは消えない

 

 「…なにをしたの?」

 

 すると銀髪の子が僕に疑問を投げかける

 

 「そうだね…秘密だよ…」

 

 すると僕の立つ列車の残骸の中からエーテリアスの腕が伸びる…残骸の中から這い出たエーテリアスは目の前にいる僕を握り潰さんと…腕を伸ばす

 だが、僕が軽く一歩前へ進むとエーテリアスの腕は空を斬り…僕に隙を見せた。僕はそれを見逃さず槍をエーテリアスの胸部に目掛け…深く突き刺し…その勢いのまま槍を持ち上げ…エーテリアスをパエトーン達の目の前に転がす。

 

 「嘘…」

 

 『は…はやぇ…』

 

 するとエーテリアスは粒子となって消えていった…それを眺めるパエトーン達に僕は声を掛ける

 

 

 「…さて、これで僕の仕事も終わりだ…君達はどうする?僕と戦う…?それとも僕を見逃す?好きな方を選んでいいよ…?」

 

 「ふん!こ、今回は見逃してあげるわ!感謝しなさい…!」

 

 すると足を震わせながら桃髪の子は言い放つ…図太いらしい…怒らせたら面倒なタイプだ

 

 「はいはい…虚勢はいいよ…じゃあ僕はこれで失礼させて貰うよ…"パエトーン"君達の活躍を楽しみにしているよ…」

 

 『ッ!?どう言うこと!?待ってッ!』

 

 「ごめんね…?待てないんだ…」

 

 そして僕はパエトーンの静止を無視し…彼等が見えなくなる位置まで移動すると…翼を広げ…ホロウの中から出た

 

 

 

 ……

 

 

 パエトーン視点

 

 

 「ごめんね…?待てないんだ…」

 

 そう言ったぐれい灰色髪の彼…"渚カヲル"の姿は消えていた…彼が去ったのか確認する為"邪兎屋" のニコとアンビーが周囲を確認していた

 

 「ど、どうやら私達に恐れをなして逃げたみたいね!ふふんッ!褒めてもいいのよ?」

 

 「ニコ…見逃されただけだと思う」

 

 「ちょ、ちょっとアンビー!?」

 

 『そうだぜ…!親分!あいつは俺達を簡単に殺せたんだ…あいつの発言が事実なら俺と店長達を失って親分とアンビーがホロウに取り残される事になってたんだぜ!?』

 

 「た…確かに…で、でも嘘の可能性だってあるじゃない!どうなのよ!」

 

 『俺達が苦戦してたデッドエンドブッチャーを簡単に始末したくらい強い奴がそんなくだらねぇ嘘を付くのか!?』

 

 「ぐ…ぐぬぬ…」

 

 「…取りあえず彼は警戒した方がいいわ。できれば彼が誰でどんな組織の人間か調べないと…」

 

 「そ…そうね…」

 

 すると邪兎屋はパエトーンに向き直る

 

 「プロキシ先生はなにか知ってる?」

 

 『…えぇ?あぁ…うん知ってる』

 

 突然話を振られ…素っ頓狂な返事をするリン

 

 「『はぁ!?』」

 

 大声と共にビリーとニコはリンに詰め寄る

 

 「あんなヤバそうなのと知り合いなの!?」

 

 『店長まじかよ…!?あんなのとも知り合いなのか!?店長の人脈どうなってんだ!?』

 

 『いや〜…その〜…なんていうかね〜…?』

 

 リンからの返事はたどたどしい

 

 『店長〜!出し惜しみしねぇでくれよ〜!』 

 

 ……

 

 





 作者の部屋にGが出てしまい長期戦の末…ホイホイに捕まってくれたので…投稿遅くなりました…すいません…
 Gがでなければもっと早く…いけたのに…

 またではありますが12話の内容も修正します…
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