6年後…
「く、来るなぁぁぁ…!」
グシャ…
僕はその惨めな叫びを上げた者を、
叩き潰した…
すると後ろからエーテリアスが僕に飛びかかってきた
「GYAAA…」
僕はそのエーテリアスを槍で串刺しにし、
残りの敵を探す
「ひぃ…ヒイイイイ!!!」
視界に映ったのは白い司祭服を着た2人の男、
そのうちの1人が、
僕に背を向け、逃げ出した
「おい待て!逃げ…ぶぇ…、」
逃げなかった方は足で踏み潰し、
跳躍し、逃げ出した男の前に飛び、
「ヒイ…うわぁぁぁ…化物ぉぉぉ!!!」
尻もちを付く男に向け紅い槍を突き刺した
ザシュ…
僕は突き刺した槍を抜き払い、
周囲を見渡し、通信を繋げる
『作戦終了。周囲にエーテリアスの姿なし。『讃頌会』の姿もなし。掃討終了しました。』
「こちら司令部。了解した。」
『通信終了。』
僕自分の機体の状態を確認する
機体には擦り傷が目立ち、
返り血がこべりついている。
塗装を剥がれかけている
その場に紅い槍を地面に突き刺し機械の片足を付く
音声を全てミュートにし、
機体の中で…
「ふぅぅぅ…」
ため息を付いた
僕は16になった
僕やこの機体について色々理解した
僕の体の至る所に突き刺っている
この機体から伸びる触手は僕と思考が
この機体と同期するようになっているようだ
僕以外が繋がると体が膨れて爆ぜるらしい…
え…?、やだ〜こわ〜い!
…1人でなんやってるんやろ
でこの触手がこの機体の全てと繋がってるみたい
この触手達が無事なら
色んな物を代用してくれるみたい
僕に必要な栄養とか
失った機体の脚とか腕とかも生えてくる…
正直めっっっさグロい!
機械とは思えないくらいグロい!
しかもこれ古代の技術とかなんちゃらで
解析はおわってないっていうね…
何してんねん!
技術者達なにしてたんや!
ってそもそももういないんだった…
僕のいた格納庫は吹き飛ばされちゃったし
僕に注射ブスブス刺してた人も、
回収屋のエイダーフラワー人も、
ほとんど死んじゃった
しかも化物相手じゃなくて人間同士で…
ほんとに権力争いって面倒くさいよね〜
モルモットには関係ない話だ
知った事じゃないもんね!
だから僕は防衛軍の知能構造体の部隊に
一時的に混ざっているのだ
『久しぶりだな、13号』
僕に話し掛けてきたのは知能構造体だった
僕は音声ミュートを切る
「…ごめん。名前はなんだったかな?」
いやすまん…僕色々施術受けてて、
もう忘れっぽいんよね
施術の内容も思い出せないです〜
『知能構造体で名前を忘れられたのは初めてだ』
彼は僕の正体は知らない
こんな秘密漏らす事はできないらしい
面倒くさいったらありゃしない
「…ごめんね?」
『いや気にするな。では改めて…』
「あ待って…、思い出しそう…」
『「…シード」だ』
「ほら覚えてた。忘れてないよ…?」
『そういう事にしておこう…』
「怒らないでよ…、『好きで』忘れてないよ』」
『あぁ…すまない、『そうだった』な』
「気にしなくていいよ。いつもの事だし」
『そうか…、いつもの事か』
「だからごめんて…」
『…そういえば彼女はおまえに会いたがってたぞ?』
「え…?彼女〜?僕苦手なんだよね色々触ってくるし」
『それは検査してるたけだろう?なんの問題がある?』
「僕のコア見たら彼女が上に処理されちゃうでしょ?」
『そうか…』
「僕を見れる人はどんどん減ってて困ってるんだけど、上の人が補充してくれないんだ。ほとんどの人死んだよ。だから、やりたくないって人がほとんどなんだと思う。だから最近は自分で直してるんだ。結構楽しいよ?予算は全部上が負担してくれるからね。ミスっても怒られないし」
『そうか…』
「回収屋、エイダーフラワーもほとんどもう規模が半分以下なんだよね〜。リーダーの人は生き残ったけど、ほとんど壊滅だってさ、近々再編が行われるらしいよ?。」
『もうそんな時期か』
「僕はしばらく『封印』されるって言われちゃったよ」
『封印…?どう言う事だ…、13号』
「僕付きの護衛部隊と整備士団は壊滅、格納庫も『反乱軍』に襲撃されてね。もう機能してないんだ。予備のパーツもなにもかもやられちゃってね。責任者も殉職しちゃったんだよね」
『……』
「だから何兆デニーも掛けて、維持してたコアと機体を失うくらいなら…ってのが上の総意らしいよ。」
『…お前はそれでいいのか?』
「なに言ってるのさ、僕達は命令に従うのが絶対なのに…、まるで人間みたい事言うんだね。シード」
『お前に言われたくない…が』
「久しぶりに話せてよかったよ。シード」
『…俺もだ、お前みたいに人間みたいな知能構造体と出会えて楽しかった。』
「…そっか、じゃあ、また会おうシード」
(ほんとあのロボ、中に人間入ってんじゃねえの?)
ま、僕の言えたことでは無いか〜
シードが去って行くのを確認し、
僕は護衛が来るのを待つ
シードが去って1時間ほどで僕の護衛がきた
遅すぎやしないかい?
君達〜、サボるのは良くないよ〜
僕ですら真面目に働いてるのにさ〜
まぁ…、
僕には爆弾埋め込まれてるから
真面目ななんだけどさ〜
「はぁ、はぁ…やっと見つけたぞ13号」
僕は音声を機械音声に変更する
『命令通り待機していました』
「これだから無能な上層部は…」
『移動目的は?』
「一度基地に戻り、機体とコアを分離するそうだ」
『命令受諾』
「物分りが良くて助かるよ」
僕は彼らを連れ、ホロウを出た
そしたら懐かしい顔を見た。
『久しぶりエルダーフラワー小隊長』
「元だがな、久しぶりだな13号」
見た目からして…、
退役したんかお前!
羨ま…ゲフン!ゲフン!
『退役したんですか?』
「いや違う。休暇中と言う事になっている」
な、なんやその裏がありそうな雰囲気は…
「とりあえず13号を固定しますぜ。中佐」
「あぁ、任せた」
うそ〜ん。あんた昇進したん?
中佐〜?2階級特進やん縁起悪…!
「13…いや1715番お前は『ヘーリオス』に送られる」
え〜?またモルモットコース〜?
まじかい…
でも僕に拒否権はないの…しくしく…()
『了解…』
僕は機体をトレーラーに寝そべらせると
直様、僕の機体は覆われ、
僕は機体から引き剥がされた
あぁ〜…愛しのマイbody…
また会える日が待ち遠しいよ…、
モルモットとして死ぬのは嫌よ…!嫌ぁ!
「『ヘーリオス』で検査を受け、その後機体は解体され、機体は根本的に見直しが行われる予定だ。それまでお前はヘーリオスでゆっくりするといい」
ヘーリオスってさ〜…
狂人の集まりって影で噂してましたやん!YOU!
そんな所に送られる身になれよ…!
「わかったよ…とりあえず羽織る物が欲しいな」
ちゃんと用意してるさ…
ありがと!おっちゃん!
恩に着るぜ!
……
…おいオッサン
両腕拘束するのはちゃうやろ!
足しか自由にうごかせないのは違くない…?
おいこっち見ろ…!このクソジジィ!
「…では中佐。我々はこれで」
「あぁ、後は任せる」
そして僕のマイbodyは僕かは遠ざかっていく…
「ほら行くぞ、1715番」
「13号でもいいんじゃない…?」
「ダメだ」
「ならせめてもっと他の名前を…」
「…仕方ない。お前の名前は…、カヲルだ」
へ?カヲル?カオルじゃなくて?
なんか変な思考してんねおっちゃん
そして僕はおっちゃんの運転する車で
ヘーリオスに送られ、
研究者達に僕を明け渡して、
早々に帰ってしまった
おい!逃げんの早いって!
せめて僕も一緒に連れてってよ!!!
僕の心の声など露知らず、
僕はそのまま中に連れ込まれ、
色んな検査を受けた
採血、注射、注射、注射、
あぁ〜!痛いんじゃ!やめぇい!
お前ら注射下手すんぎ!
ベテランのおばちゃん呼んできて〜!!
頼むから〜!!!
……
ほんとあいつら覚えとけよぉ…!
ほんとなんであんな下手やねん!
軍にいた奴らを見習えよ!
はぁ〜、ほんと最悪なんですけど…
注射が終わった後休憩と言われ、
両腕の拘束はなんとか解いて貰えた
そして僕はヘーリオス研究所の中にある
中庭のような場所で黄昏れていた
(あの注射下手共どう復讐してやるか…)
そんな事を考えていたら後ろから
僕の背中を触られている事に気付き、
ゆっくり振り返ると
兄妹だろうか?
妹の方が僕の背中をツンツン突いている
兄の方と思われる男はそれを止めようとしていたが、
どうにも力がないようだ
「やぁ?そんなに僕の事が気になる?」
兄の方か肩をビクつかせたが妹の方は満面の笑みだ
「うん!はじめまして私はリン!こっちは…」
「は、はじめましたて、僕はアキラです…」
(めっっっさ美男美女やないですかい!)
こんな顔のイケメンに生まれたかったわ〜!
…そういえば、自分の顔見たことないわ!
あっか〜ん大事な事忘れとった!
まぁええか!顔なんて必要ないし!
いらんし!
あの機体の中にいられるんなら…
ブッサイクでももうなんでもええ!
「ねぇ〜お兄さん、遊んで〜」
僕が考えにふけっていたら揺らされてしまった
「リン…それはその人に失礼だよ、」
「いいよ、アキラ君」
「でも…」
「気にしないでほらお2人さん僕で良かったら遊んでよ」
するとリンと名乗る女の子は更に口をニカッとさせる
「やったぁぁぁ〜!」
「すいません…」
「いいって、ほらアキラ君僕と遊ぼう。」
僕はアキラ君に手を差し出す
「うん…!」
アキラ君の手を掴んだ瞬間…
「何をしているの…!」
後ろから女性の叫び声が聞こえた
声の主はこちらへ駆け出しており、
リンちゃんとアキラ君を庇うように
手を広げ、僕を睨みつけてくる
「せ、先生…?」
「貴方達は離れていなさい…」
「え…でも、」
まぁ僕なんかと関わって欲しくないか
「リンちゃん、アキラ君お別れみたいだ」
「でも…、」
すると建物から防護服を着た人が
僕の肩を掴み、諭してくる
「休憩は終わりだ」
「ごめん…僕呼ばれてるから…じゃあね、お2人さん」
僕は彼の手を肩から降ろし、彼について行く…
「「お兄さん…」」