オーバーロード:亡国の賢者   作:散弾アイスクリーム

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規格外の野営拠点

廃都インベリアに、赤黒く淀んだ夜の帳が下りていた。かつては美しい石畳が敷き詰められていたであろう大通りは、今やひび割れ、瓦礫と無数のアンデッドが彷徨う死の迷宮と化している。

 

知性を持たない『動死体(ゾンビ)』などの低位アンデッドは、相手の実力差など一切感知しない。彼らを突き動かすのは、生者に対する絶対的な憎悪と、血肉を求める本能のみである。  そのため、隠れるのをやめて堂々と大通りを進むアステリオスとキーノの放つ『生者の匂い』に引き寄せられ、暗がりから次々と死者たちが群がってきた。

 

「シャアァァッ!」

 

「ひっ……!」

 

暗がりから飛び出してきた腐肉の塊に、キーノが悲鳴を上げて身をすくませる。しかし、彼女の視界を覆うように巨大な腕が差し出され、その群れを無造作に薙ぎ払った。

 

ドゴォッ! と鈍い音が響き、数体のゾンビがまるで脆い枯れ木のように砕け散り、後方の廃屋へと吹き飛んでいく。アステリオスは武器すら抜かず、ただ歩きながら腕を振るい、あるいは蹴り飛ばすだけで、群がってくるアンデッドどもを文字通り粉砕していた。純戦士ビルドである彼にとっては、触れるだけで相手が消し飛ぶような、ただの障害物競走に過ぎない。

 

「大丈夫だ、キーノ。俺のそばを離れるなよ」 「は、はい……っ!」

 

返り血の一滴すらキーノに浴びせないその正確かつ圧倒的な暴力に守られながら、二人はやがて、かつては貴族の庭園であっただろう少し開けた広場へと辿り着いた。

 

「……よし、この辺りでいいだろう。王城からはある程度距離があるし、地盤も安定している。周囲に湧くアンデッドの数もまばらだ」

 

アステリオスは歩みを止め、息を吐いた。

 

「アステリオス……ここで、休むのですか? でも、ここは吹きさらしですし、少ないとはいえいつまたアンデッドが……」

 

「ああ、心配するな。今から『拠点』を設営する」

 

アステリオスはそう言うと、空いている方の手を虚空へと伸ばした。  彼にしか見えないインベントリウィンドウを操作し、一つのアイテムを取り出す。彼の巨大な掌の上に現れたのは、精緻な彫刻が施された手のひらサイズの『木箱』だった。

 

「まずは、これだな。……アイテム・アクティベート」

 

アステリオスが短くコマンドを唱え、その木箱を庭園の中心へと放り投げた。 次の瞬間、地面に落ちた木箱が淡い光を放ち、瞬く間にその体積を膨張させていった。ズズズンッ! と軽い地響きを立てて出現したのは、高さ五メートル、広さにして立派な一軒家ほどもある堅牢かつ豪奢な『天幕』であった。

 

これはユグドラシルの課金アイテム『大自然の隠れ家(ネイチャーズ・サンクチュアリ)』。悪天候やフィールドでの襲撃を避けて安全にログアウトするための、必須にして高価な簡易居住施設である。

アステリオスは、完成した天幕の分厚い布地に触れ、その強靭な魔力的反発を確かめると、内心で深く、安堵の息を吐き出した。

 

(……よし、正常に発動したな。突然見知らぬ場所に飛ばされ、ログアウトもできない異常事態に陥ってはいるが、ユグドラシルの課金アイテムやシステムコマンドは、この現実世界でも問題なく機能するらしい。俺の筋力やステータスも健在だ。これなら、十分に生き残れる……!)

 

未知の世界に放り出された彼にとって、自らの資産であるアイテム群が通常通り使えるという事実は、何よりも強固な精神的支柱となった。

 

「な……え……っ!?」

 

「驚くのはまだ早いぞ。安全の確保が最優先だ」

 

目を白黒させるキーノをよそに、アステリオスはさらにインベントリから、先端に水晶が埋め込まれた数本の銀の杭を取り出した。

 

(純戦士ビルドの俺じゃ、魔法は使えないからな。こういう時は、設置型のマジックアイテムに頼るしかないのが辛いところだ……)

 

ユグドラシルのシステムにおいて、魔法職以外のクラスは原則として魔法のスクロールを使用できない。そのためソロで探索を行うアステリオスは、誰でも発動可能な使い捨てのアーティファクトや、高価な魔道具を大量に買い込んで自衛するプレイスタイルをとっていた。

 

彼は天幕の四隅に素早く銀の杭を打ち込むと、その一つ一つに触れて起動していく。

 

杭に埋め込まれた水晶が砕け、幾重にも重なる魔法陣と特殊な香煙が天幕を包み込み、やがて風景と同化させていく。これで外のアンデッドからは、結界を物理的に破壊しない限り、この天幕を認識することは不可能になった。

 

「よし、これで低位の連中がうろついても入り込まれる心配はない。さあ、入ろうぜ」

 

「あ……はい……っ」

 

アステリオスに促され、キーノは恐る恐る天幕の入り口をくぐった。 そして、中に入った瞬間、彼女は再び雷に打たれたように立ち尽くした。

 

「ここは……お城、ですか……?」

 

空間拡張魔法が施された室内は、インベリア王城の謁見の間にも匹敵するほどの広さがあった。床には足が沈み込むほどに分厚く柔らかな絨毯が敷き詰められ、壁際には最高級の木材で作られた家具が整然と配置されている。 天井からは、火の気がないにもかかわらず、いくつもの淡く輝く魔法の球体が室内を真昼のように優しく照らし出していた。

 

「どうした、突っ立ったままで。適当なソファに座ってくれ」

 

「あ……でも、私……」

 

アステリオスの言葉に、キーノは自身の姿を見下ろして身をすくませた。 四十年間も廃墟を這いずり回っていた彼女のドレスは、泥と埃、古い血の跡でボロボロに汚れきっていた。この神聖なほどに美しい絨毯やソファを汚すわけにはいかない。

 

アステリオスはそんな彼女の躊躇いを察し、インベントリから透き通るような美しい水色の宝玉を取り出した。

プレイヤーに付着した汚れのテクスチャをワンタッチで取り除くための恒久的な魔道具、『水精の宝玉(ウンディーネ・オーブ)』である。これもまた、魔法を使えない彼が、長期間のフィールド探索で重宝していたアイテムの一つだ。

 

「じっとしててくれよ。……アイテム・アクティベート」

 

アステリオスが宝玉を掲げ、短く起動のコマンドを唱えると、中から溢れ出した温かな光の粒子がキーノの全身を包み込んだ。

 

「ひゃっ!?」

 

光が収まった後、キーノは自分の体に起きた変化に息を呑んだ。肌にこびりついていた四十年間分の泥や汚れが完全に消え去り、抜けるように白い肌が露わになっていたのだ。そればかりか、ボロボロだったドレスの汚れまでが落ち、新品のように美しい光沢を取り戻している。

 

「嘘……泥も、血の汚れも全部消えてる……? それに、破れていたドレスのほつれまで直ってるなんて……」

 

キーノは信じられないものを見るように、自身の真っ白な両手を見つめた。

 

「一体どんな凄い魔法を……? もしかして、高位の神官様が使うような、とても高度な『奇跡』の力なのですか……?」

 

彼女の知る限り、瞬時に服や体の汚れを落とすような便利な魔法は存在しない。そのため、何かとんでもない神聖魔法の副産物だと勘違いしたのだ。

 

「いや、ただの汚れ落とし専用のアイテムだ。奇跡ってほどのものじゃないさ。さあ、座ってくれ。温かい飲み物を淹れるからな」

 

アステリオスは呆然とするキーノをふかふかのソファに座らせると、部屋の隅にあるカウンターへ向かい、魔力を注ぐだけで瞬時に適温の湯を沸かす魔道具を取り出した。手早く最高級の茶葉をポットに入れ、お茶を淹れる。

 

「ほら、味覚が残っているかは分からないが、体くらいは温まるだろう」

 

「あ……ありがとうございます……」

 

湯気を立てるティーカップを両手で受け取ったキーノは、その陶器越しに伝わってくる熱に、思わず瞳を潤ませた。 吸血鬼である彼女に本来食事は必要ない。しかし、一口すすったその液体は、かつて人間の頃に飲んだどんな紅茶よりも芳醇な香りを放ち、凍りついていた彼女の心をじんわりと優しく温めていった。

 

「美味しい……。すごく、温かいです……」

 

「そりゃ良かった」

 

アステリオスは自分の分として、巨大なジョッキに『無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)で水を注ぎながら、ふと疑問に思ったことを口にした。

 

「しかし、キーノ。お前のリアクションを見ていると、この国には、魔法を使った『生活に密着した道具』ってのはあまり無かったのか?」

 

「生活に密着した……道具、ですか?」

 

「ああ。例えば、この部屋の明かりのように火を使わずに部屋を照らす魔道具とか、食べ物を冷やして腐らないように保存する魔道具とか、自動で服を洗ってくれるような魔道具だ。俺の故郷じゃ、そういうのを『家電』って呼んで、どこの家にも当たり前のようにあったんだが」

 

アステリオスは自身の知る現代社会の家電を、魔法に置き換えて説明した。魔法という力があるのなら、人々の生活を豊かにするために発展していくのが自然だと考えていたからだ。

 

しかし、キーノは目を丸くして、力強く首を横に振った。

 

「そ、そんな素晴らしいもの、インベリアにはありませんでした……! 魔法は、戦いや国を守るために使うもので……。明かりはロウソクやランプでしたし、食べ物は氷室で保存していました。そんな、魔法を日常の些細なことに使うだなんて、誰も思いついたことすらありません……っ」

 

その言葉を聞いて、アステリオスは愕然とした。

 

(なるほど。この世界は魔法が存在するが、文明の発展の方向性が極端に偏っているらしい。戦闘や防衛といった『力』には特化していても、魔法を『生活インフラ』として応用するという発想が決定的に欠けているのか)

 

純戦士のソロプレイヤーとして、ユグドラシルで生き抜くために集めた数々の「便利アイテム」。彼にとってはただの代替品でしかなかったそれらが、この世界においては、人々の常識を根本から覆すほどのオーバーテクノロジーであることを、アステリオスはこの時初めて明確に理解したのだった。

 

温かいお茶で一息ついたキーノの顔に、心なしか生気が戻ったように見えた。 四十年間という途方もない時間を孤独と恐怖の中で過ごしてきた彼女にとって、この安全で暖かな空間と、不器用ながらも優しい牛頭人(ミノタウロス)の存在は、どれほどの救いになったことだろう。

 

アステリオスは空になった巨大なジョッキをテーブルに置くと、真剣な面持ちでキーノに向き直った。

 

「さて、キーノ。少し落ち着いたところで、本題に入ろうか」

 

「……はい!」

 

アステリオスの声色が少し低くなったことで、キーノも背筋をピンと伸ばし、カップを両手で握りしめた。

 

「俺はまず、お前の両親が眠る――いや、アンデッドとして彷徨っている『王城』へ向かおうと思う。だが、その前に奴について知っておきたい。王城を占拠しているというアンデッドについて、お前が知っていることを全て教えてくれ」

 

「……っ!」

 

『王城を占拠しているアンデッド』という言葉を聞いた瞬間、キーノの肩がビクッと跳ねた。彼女の赤い瞳に、ありありと恐怖の色が浮かび上がる。

 

「あ、あいつは……恐ろしい怪物です。ある日突然、空からこの街に現れて……王城に真っ直ぐ降り立ちました。まるで、最初からこの街が死者の都になっていることを知っていたかのように」

 

「空から? 《飛行(フライ)》の類か。見た目や使う魔法はどうだった?」

 

「見た目は、豪奢なローブを纏った骸骨……いえ、ただの骸骨ではありません。眼窩には赤黒い炎のようなものが揺らめいていて、見るだけで魂が凍りつくような恐ろしい気配を放っていました。それに、骨でできた巨大な竜を何体も従えていたんです」

 

キーノは震える声で言葉を紡ぐ。

 

「お城に近づこうとしたアンデッドたちは、あいつが放った雷や、黒色の炎で一瞬にして灰にされてしまいました。多分……第六位階以上の、強力な恐ろしい魔法を使うはずです。アステリオス、いくらあなたが強くても、あんな化物に一人で挑むなんて無謀です! お願いです、逃げましょう……!」

 

キーノの必死の懇願を聞きながら、アステリオスは腕を組んで目を閉じた。 しかし、彼の内側で渦巻いていたのは恐怖ではなく、ユグドラシル時代から培ってきた『ソロプレイヤーとしての冷静な分析』だった。

 

(豪奢なローブを纏った強力な骸骨の魔法詠唱者(マジックキャスター)。それに骨の竜(スケリトル・ドラゴン)の使役……なるほど、レベル帯的には多分『ナイトリッチ』に近い典型的なネクロマンサー系アンデッドだな)

 

ユグドラシルにおける『ナイトリッチ』は、エルダーリッチの上位種族にあたる中堅モンスターだ。レベル帯は概ね40〜60前後。魔法職特化であり、死霊系魔法や暗黒魔法を得意とする。

 

レベル100の純戦士ビルドであるアステリオスからすれば、本来なら斧を一振りするだけで消し飛ぶような、取るに足らない雑魚である。骨の竜(スケリトル・ドラゴン)に至ってはレベル20程度のザコモブだ。だが、アステリオスは決して油断しなかった。

 

(ここはユグドラシルのシステムがあるが、ユグドラシルじゃない。現実だ。ゲームの知識が100%通用する保証はどこにもない。もしあいつが、システム外の未知の『即死魔法』や『洗脳魔法』を持っていたらどうする? レベル差を無視してくる特殊な呪いがあったら?)

 

ソロプレイヤーにとって、「まさか」は「死」に直結する。 助けを起こしてくれるパーティーメンバーはいない。たった一度の状態異常が、そのままゲームオーバーを意味するのだ。アステリオスがこれまで数々の未開領域を踏破できたのは、彼のその異常なまでの『慎重さ』と『徹底した事前準備』があったからに他ならない。

 

「……情報提供に感謝する、キーノ。だが、逃げる気はないさ。お前を安心させるためにも、そしてこの街の安全を確保するためにも、城の主には早々に退去してもらう必要があるからな」

 

「それに、お前の両親の状況も確認しないとな」

 

その言葉を聞いたキーノはハッとして顔を上げ、藁にも縋るように強く両手を胸の前で握りしめた。

 

「アステリオス……あの、もし、どうしてもお城に行くというのなら、どうか探してきてほしいものがあるのです」

 

「探してほしいもの? 何か大切な私物か?」

 

「いえ、王城の最深部、玉座の奥にある宝物庫に……インベリア王家に代々伝わる秘宝が安置されているはずなのです。その名は虹よりこぼれおちし白(ロスト・ホワイト)……」

 

キーノは祈るような瞳で、アステリオスの巨躯を見上げた。

 

「いかなる死をも拒絶し、失われた魂を肉体へと呼び戻す究極の奇跡……そう言い伝えられている、美しい純白の短杖です。もし、もしもその伝説が本当なら、アンデッドになってしまったお父様とお母様を、元の姿に戻せるかもしれない……っ! 王城をアンデッドに奪われてから、私にはどうすることもできませんでしたが、あなたなら……!」

 

「なるほど。強力な蘇生用のアーティファクトというわけか」

 

アステリオスは太い指で顎を撫でた。

 

(ユグドラシル基準のただの蘇生アイテムだとアンデッド化を解除できるかは怪しいが……ここは現実だ。この世界の『未知の伝説級アイテム』なら、特殊な効果でワンチャンスあるかもしれないな)

 

「分かった。城の掃除のついでだ、その『虹よりこぼれし白』とやらも必ず回収してきてやろう」

 

「アステリオス……っ! ありがとうございます……本当に、ありがとうございます……っ!」

 

「気にするな。とはいえ、相手は得体の知れない高位の魔法詠唱者だ。万が一にも呪いや即死攻撃を受ければ、俺でも危ない。……出し惜しみはなしだ、『最大限の対策』をさせてもらうぞ」

 

アステリオスはそう呟くと、次々とアイテムを取り出し始めた。

 

「まずは、即死攻撃対策。これは必須だな」

 

彼が取り出したのは、燃えるように虹色に輝く鳥の羽で作られたネックレスである。即死魔法を完全無効化し、万が一死亡しても一度だけ自動蘇生が発動する逸品だ。

 

「次に、精神支配・洗脳への完全耐性。さらに、死霊系魔法・負のエネルギーへの耐性向上。ついでに酸と雷の耐性も上げておくか。……ああ、それと、万が一空に逃げられた時のために、飛行能力を付与するアイテムも準備しておかないとな」

 

アステリオスがアイテムを取り出すたびに、部屋の中は凄まじい魔法のオーラで満たされていった。 テーブルの上には、インベリアの国中から財を全てかき集めても全く手が届かないであろう、アイテムが無造作に山積みになっていく。

 

純戦士であるがゆえに魔法で自身のバフができないアステリオスは、その弱点を補うために、あらゆる状況を想定したステータス強化用の装飾品や、使い捨ての魔道具を常に大量にストックしていたのだ。

 

「……えっと、アステリオス……?」

 

キーノは、目の前で繰り広げられる常軌を逸した光景に、完全に言葉を失っていた。 ミノタウロスの巨躯のあちこちに、眩いばかりの光を放つ指輪、首飾り、護符、マントが次々と装着されていく。ただでさえ威圧感のある牛頭の戦士が、今や歩く宝物庫、あるいは神話の闘神のような、直視するのも恐ろしいほどの尋常ではないオーラを放っていた。

 

「よし、こんなものか。状態異常への耐性、物理及び魔法への抵抗力強化。……これで一安心だな」

 

ジャラジャラと無数のアーティファクトを鳴らしながら、アステリオスは満足げに頷いた。 これでもし相手がレベル100に匹敵する未知の怪物だったとしても、最悪確実に逃亡できる自信がある。

 

「アステリオス……あの、いくら何でも、それは……」

 

「ん? おかしいか? ソロで未知の強敵に挑むなら、これくらいの準備は『常識』だぞ。情報が少ないなら、ありとあらゆる事態を想定して防御を固める。これが俺の生存戦略プレイスタイルだ」

 

アステリオスはニヤリと笑い(キーノから見れば獰猛な牙を剥き出しただけに見えたが)、空間から自身のメインウェポンである巨大な戦斧を呼び出した。

 

「ここで待っていろ、キーノ。すぐに終わらせて、お前の両親の状況も確認してきてやる」

 

過剰なまでの完全武装を施した牛頭の探索者は、テントの入り口をくぐり、威風堂々たる足取りで、死の気配が渦巻く王城へと向かって歩き出した。 その背中を見送るキーノは、自分が心配していたことがひどく馬鹿らしくなるほどの、途方もない安心感――そして、王城の主であるアンデッドに対する「ほんの少しの同情」を抱かずにはいられなかった。

 




個人的な考察というか、妄想ですが生活魔法は口だけの賢者の家電を再現しようと生まれた魔法だといいなと思っています。
あと、ワーウルフとバードマンが異形種なのに、ミノタウロスとビーストマンが亜人種なのは何故なんですかね??ワーウルフは変身できるからとかですかね?

評価、感想等お待ちしております。

皆さん、アステリオスの細かいキャラ紹介(ステータスや現実での職業など)は見たいですかね?

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