二十年後の半端者   作:山中 一

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第四部 十三話

 暁東雲は十五歳。神話伝承に謳われる闇の眷属たる吸血鬼のイメージとは正反対の、光り輝く名を与えられた少女である。

 父は暁の帝国皇帝第四真祖暁古城。母は先代第四真祖にして第四真祖の眷獣を封じるべく作成された古代の人工吸血鬼アヴローラ・フロレスティーナ。世界でも類を見ない第四真祖を両親に持つサラブレッドの中のサラブレッドである。

 母に由来する金色の髪と第四真祖の血を引くことの証左である焔光の瞳を持つ彼女は、正真正銘第四真祖の後を継ぐに足る器であるとも言えた。

 だが、現実にはそのような話は一切持ち上がらない。それどころか、彼女の存在を知る者すらほとんどいないというのが現状である。

 暁の帝国には第二世代とされる姫達が何人もいる。皇帝が血の伴侶とした女性と短期間に平行して関係を持ったために姫達の年齢も近いのがこの国の特徴だが、一応生まれた順に第○皇女というように呼ばれたりもする。例えば第一皇女は萌葱であり、第二皇女が紅葉、第三皇女が零菜というようにだ。この枠組みに、東雲は入っていない。生まれが――――両親ともに第四真祖というあまりにも特殊な事情が、当時の混乱した世界情勢へ影響を与えるのではないかという危機感から、発表を見送ってしまったからだ。

 さらに、東雲は眷獣の制御能力に難があり、度々眷獣を暴走させかける事があった。監獄結界に隔離された事も一度や二度ではなく、吸血鬼が少ない暁の帝国では彼女に吸血鬼の何たるかを教える事が困難だった。

 結果、東雲は十歳で母と共に第三真祖ジャーダ・ククルカンの下に留学する事になったのである。

 ――――どうしてわたしだけが。

 そういう思いが胸に燻っていたのは確かにあるし、幼かった東雲からすれば父に追い出されたと感じる面もあった。もちろん、一般的な意味で父と慕う気持ちが皆無というわけでもないが、東雲にとってはやや複雑な感情を抱く相手である。

 旧き吸血鬼の帝国で吸血鬼とは何たるかを学ぶ日々にあって、やはり東雲は浮いていた。身分を隠し、ジャーダの友人の子とだけ周囲に伝えての生活。焔光の瞳を隠すためにカラーコンタクトは必須だったし、向こうで出会うすべての吸血鬼が東雲とは異なる瞳の色をしていた。

 やはり、誰一人として焔光の瞳を持つ者はいなかったのだ。

 同じ吸血鬼でありながら、決して同じものではない。東雲と異母姉妹に当たる皇女達でさえ、東雲と同じ存在足り得ない。 

 物足りない日々が続く中、不意にジャーダが言ったのだ。

 ――――東雲の従弟の凪という少年。アレは、もしかしたら焔光の力を持っているかもしれないぞ、と。

 それを聞いた時の衝撃たるや表現のしようがない。

 まさか、凪がと思いはした。

 昔はよく、それこそ毎日のように遊んだ仲である。身体が弱く、事故で吸血鬼の力を得てしまったと聞いていたが、第四真祖に関わる力とは聞いていない。

 だが、ジャーダから聞いた凪の出生の秘密は東雲の期待感を大きくした。 

 彼が人造人間であった事など、どうでもいいのだ。母が人造吸血鬼なのだから気にしても仕方がない。東雲にとって重要なのは、凪が本当に原初の力を宿しているのなら、ジャーダが言うように自分と同じ焔光の瞳を発現するかもしれないという事だ。

 もしも、凪が焔光の瞳を――――第四真祖の特質を露にしたら、それは東雲にとって、初めて同族と言うべき相手を見つけた事になる。

 東雲にとって他の皇女は家族ではあっても同族ではない。生物学的、氏族的な繋がりではなく、意識、魂の繋がりといったもの。自分と他者が同じ存在であるとまで思える特別な繋がりに東雲は餓えていたのだろう。

 今回、ここぞとばかりに凪の覚醒を促したのは、この瞬間をこそ待ち望んでいたからに他ならない。

 凪とは同い歳。

 生まれた日付で、辛うじて東雲が姉となるか。

 萌葱ほど面倒見はよくないが、姉として弟に吸血鬼のイロハを教えてあげるのもやぶさかではない。

 何せこちらは遥か古代より生きる第三真祖ジャーダ・ククルカンのところに「吸血鬼留学」していたのだ。

 吸血衝動を発生させる薬と自分の血、第四真祖の力を最も多く含む東雲の血は彼の中の第四真祖を目覚めさせるのに効果的だろうという那月のお墨付きもあった。

 東雲を床に押し倒した凪の顔は獣欲に歪み、瞳は期待したとおりの焔光に染まっている。東雲は鼓動が弾み、歓喜して思わず彼の頭を抱きかかえてしまったほどだ。

 今なら彼に何をされても文句は言わない。いっそ上書きしてくれてもいいとすら思えてしまった。

 だから、そのまま凪が求めるままに首筋を差し出した。吸血衝動を喚起したのは東雲自身だ。ここに血を与えられる者がほかにいないのだから、東雲がその責任を取るしかない。

「うく……」

 ぞぶり、と首に牙が打ち込まれる感覚に頬を震わす。

 暁東雲は吸血鬼。普段は血を吸う側の存在であり、自らの血を他者に提供したことはない。血を吸われるのは、これが初めての経験だ。

「いっ……!」

 凪が牙を深く食い込ませる。多分、目的の場所に牙が辿り着いたのだろう。

(そういえば牙って注射器よりも太いじゃん。けっこう痛いじゃん)

 唇を噛んで東雲は凪の肩を押さえた。身体のどこかに力を入れていないと、慣れない痛みが早々に苦痛になってしまいそうだった。

 けれど、それも束の間のことだった。痛みがあったのは最初の一瞬だけで、すぐに痛みが引いたのだ。

 痛みが消えた直後にやって来たのは、まったく正反対の感覚だった。

 傷口から血と魔力が抜けていくのを感じる。凪が懸命に東雲の血を求め、食らい付いてくる。それが愛おしいと思えてしまう。

「あ、う……凪、ちゃん、待って……そんな、強くしたら、あ……」

 吸血鬼の牙というかだ液には痛覚を麻痺させる効果があるらしい。特に吸血行為にはその成分が多く分泌されるらしいが、これが人によっては快の感情に結び付くらしい。相性にもよるとのことだが、とにかく、吸血鬼のだ液には相手に吸血に対する抵抗感をなくす魅了の効果があるのだという。

 その効果は本家本元の吸血鬼であっても微々たるもの。神話伝承に語られるような強烈な催眠作用はない。凪は完全な吸血鬼化をしたわけではないと高を括っていたが、どうにもこれは東雲の想定外ではあった。

 凪の吸血鬼を惹き付ける性質も厄介だ。この密着した状態では、東雲自身が凪の血を吸いたくなってきてしまう。

「あ、ぁ……」

 東雲は凪を強く抱きしめて、慈しむように頭を撫でる。好きなだけ血を吸っていいのだと、行為を促していく。

 凪が正気を取り戻した時、東雲は凪の真下でほんのりと顔を上気させて息を荒げていた。

「あ、うわ」

 凪は驚いて、東雲から退いた。そして、自分がやらかしたことを思い出して固まった。

「えと、悪かった……」

 何と言っていいのか分からず、凪は謝罪の言葉を口にする。今まで、数え切れないくらい吸血鬼に血を吸わせてきた凪だが、自分が吸血鬼の血を吸うことになるとは思っていなかった。

 身だしなみを整える東雲は、小さく苦笑した。

「気にしないで、わたしが誘ったんだし。それに、思ってたよりもずっと悪くなかった。……ね、帰ってきたら、またしよっか」

「何、言ってんだよ……」

 冗談か本気か分からない口調と表情。ずっと小柄な少女で、時に年下にも見える東雲は、しかし言動が時折ずっと年上なのではないかと思えるようになることがある。雰囲気がそう思わせるのだろうか。

 東雲は立ち上がって、自分の両頬を叩いた。気合を入れる、小気味よい音がした。

「じゃ、萌ちゃん助けにいきましょっか」

「ああ」

 頷く凪、心身にかつてない充足感を覚えている。

 強い魔力の篭った血を吸ったことが吸血鬼化を促した。凪の中に燻っていた力が解放されて、胸の内で渦を巻いている。

 これが、第四真祖の原初の力か。

 端的に言って桁外れだ。滾々と湧き出てくる魔力も、力の性質も。感じる分だけでも今までの凪を遙かに凌駕している。強力な吸血鬼というのは、こんな世界を生きているのかと凪は視界そのものが切り替わったような気持ちになった。

 

 

 

 ■

 

 

 

 ふわふわとした感覚だった。

 まるで、見えない力に押し流されるよう。意識だけが覚醒していて、身体は指一本動かせない。

 魔女の秘薬とやらを飲まされた萌葱は、何一つ抵抗できないままに夢の中を漂っている。

 それが夢であると理解できた途端に、景色が明確化した。

 見覚えのある景色――――ほかでもない萌葱の家だ。窓から入ってくる日差しに照らされた我が家。萌葱はテーブルに座って、熱いココアに悪戦苦闘している。デフォルメされた熊のイラストが描かれたマグカップを握るのは、やや肉付きの良い、ふっくらとした短い指だった。

 萌葱が持つマグカップも、彼女が座るテーブルとイスも、何年か前に処分してしまったはずだ。懐かしいと感じるのは、幼い頃の記憶が浮かび上がっているからだろう。――――そう、これはきっと萌葱が幼い頃の記憶の追体験なのだ。

 視線の先にはキッチンで洗い物をする(浅葱)の黒髪が見える。

(これが、あの魔女のやりたい事?)

 声も動きも制限された状態で、萌葱にできることは思考することだけだ。が、しかし、このような幻術に何の意味があるのか。

「萌葱、そういえばあんた眷獣は使えるようになった?」

 浅葱が萌葱に背を向けたまま尋ねてきた。

「ん? まだだよ」

「そう? もう五歳になるし、そろそろ使えるようになるのかなと思ったんだけどね」

 萌葱の鼓動が早まった。

 何となく、思い出してきた。ずっと昔の光景。記憶の彼方に飛ばしていた、母との会話。何ということのない世間話だが、当時の萌葱にはそこはかとない不安を抱かせたのだ。

 吸血鬼の眷獣が発現するタイミングには個人差がある。萌葱は五歳を迎えても、眷獣が発現する様子を見せなかったのだ。

 母親も心配するのは当然で、眷獣は弱いものでも簡単に人命を奪うほどの威力を出せる。扱いを誤れば大惨事になることは間違いなく、子どもの吸血鬼を教育する上で眷獣の存在は非常に大きいのである。

 第四真祖の長女として、周囲から特別な目で見られていることを自覚し始めた頃である。萌葱は自分の眷獣がどんなものなのか興味と期待に胸を膨らませていた。

 その半年後、萌葱よりも先に零菜が槍の黄金(ハスタ・アウルム)を限定的ながら召喚した。ほんの僅かな時間しか維持できていなかったが、目の前に現れた雷の槍の形状に周囲が驚いていたのを覚えている。すぐさま大人たちが顔色を変えて零菜の眷獣について議論を交わした。それだけ特別な眷獣だったのだ。萌葱は、零菜の成長に喜びながらも戸惑う母親たちの後姿を眺めていることも、零菜に声をかけることもできなかった。

 零菜の眷獣が羨ましかった。先を越された悔しさで胸が詰まった。このとき抱いた感情の正体を当時の萌葱は理解できていなかった。

(こんなものを見せて、何のつもりよ)

 確かに、当時の萌葱は悔しかった。妹達が次々に眷獣を使役しているのに、自分はまだ召喚を成功させてもいない。

 至極当然の感情だ。それを、今更振り返ったところで何の意味があろうか。

 萌葱は過去の自分の成長を追体験している。見る見るうちに身体は大きくなり、心身ともに成長していく。

 小学校に上がり、勉強も運動も人と競うことが増えた。自分よりも優れたところのある友人も何人もいたが、別にそれを気にすることはなかった。萌葱にとって彼等は赤の他人で、自分と比較する必要性がなかったからだ。

 成長すると自分の体のことが何となく分かってくる。

 萌葱は身体的が高い方ではないらしい。もちろん、吸血鬼なので人間よりは上だ。しかし、同世代の吸血鬼――――特に妹達と比較しても萌葱に突出したところはない。紅葉や零菜が発揮する全身がバネでできているかのような運動性能を萌葱は持たなかった。

 運動会で活躍する妹達を見て、萌葱は密かに唇を噛んでいた。眷獣を試しに出して戦闘訓練を積む妹を傍目から見ながら、戦闘向きではない自分の眷獣の弱さを恥じた。いつのころからか萌葱は眷獣の話題を口にしなくなった。吸血鬼として家族の中でも劣ったほうだという認識は小学生のうちに抱いていたからだ。

 過去の自分を見せ付けられる今の萌葱は、苛立ちを隠せないでいた。

 家族に嫉妬する自分。それは萌葱にとっての黒歴史だ。この振り返りに意味はないし価値もない。

 場面が変わる。

 中学に上がった後の景色だ。制服を着た萌葱は一人で放課後の廊下を歩いている。沈みかけた太陽が真っ赤に廊下を燃やしている。

 この日のことを、萌葱はよく覚えている。

(嫌だ……やめて……ッ)

 心が震えているのに、足は勝手に進んでいく。

 教室のドアに手をかけると、小さな笑い声が聞こえてきた。

「つーか、お姫様先生に媚び売りすぎじゃない」

 その声は萌葱の友人のものだった。小学校の頃からずっと一緒のクラスで家に遊びに行ったこともある。そんな友人の言葉に中学生の萌葱は固まってしまったのだ。

「どうせ家では萌葱様ーって感じでちやほやされてんでしょ」

「そりゃ、本物のお姫様だからね。うちらとは住む世界が違うっしょ」

「萌葱様萌葱様。あ、でもアイツ吸血鬼なのにまともに眷獣使えないらしいよ」

「え、それマジ? 第四真祖の長女じゃなかったっけ?」

「何か妹は話聞くよね。出涸らし? みたいな?」

「出涸らしだったら逆じゃね。萌葱様って姉でしょ。いちおう」

 くすくすと彼女達は笑っている。ドアの向こうに萌葱がいることには、当然気付いていない。

 このときの苦しみを萌葱は忘れない。友達の――――友達だった他人の言葉が刃物のように自分の心を切り刻んだときのことを萌葱はずっと覚えている。今でも覚えている。絶対に忘れない。目の前が真っ暗になって、胃の中をひっくり返してしまいたくなった。呼吸が荒くなり、心臓が激しくのた打ち回る。

「この前の数学もさ、アイツ高得点だったじゃん。九十点台、萌葱だけだったじゃん。先生に出るとこ教えてもらってんじゃない?」

「あー、先生も公務員だしね。お上には逆らえないって感じ?」

「うちらみたいな庶民がどんだけがんばってるか分かってないんじゃない、あれ」

 彼女達の口から零れるのは掛け値なしの悪意。萌葱がそれまで体験したことのない一方通行の理不尽に、中学生の萌葱はその場を立ち去る以外に選択肢がなかった。

(わたしだって、こんな立場に生まれたかったわけじゃないのに)

 萌葱の立場では人前で愚痴を言うこともできない。ただの口論すらも取り沙汰される。だから、理不尽は飲み込むしかなかった。

「萌葱様の眷獣は、人を感電させる程度の力しかないらしい」

 特区警備隊の誰かが言った。

「体力テストも第四真祖の娘としては、どうなんだろうって数値だな」

 第四真祖の血縁とか、関係ないところでも常に意識させられる。必要以上に持ち上げられて、結果が伴わないとすぐに失望される。

「また入院? ここ最近は調子よかったじゃん」

 病床の凪は両腕に包帯を巻きつけていた。

「検査だよ、検査。体調は悪くないんだ」

「腕の?」

「そう」

「どうしたの、それ」

「眷獣を使ってみたらこうなった」

「は?」

 凪にも眷獣が発現したと聞いたとき、さすがに萌葱は衝撃を隠しきれなかった。ただの人間だったはずの従弟。数年前に、吸血鬼の特性を得てしまったというが、これといって変わったことなく、むしろそれ以前よりも健康になったのでよかったじゃないかとすら思っていた。

「何で、眷獣使ったら怪我するのよ」

「さあ? なんか、魔力に身体が耐えられなかったんじゃないかって話だけど、どうなんだろうな」

「ふーん、そう。じゃあ、凪君はきちんと眷獣を使えないんだ」

「今はね。でも、今後どうなるかは分からないよ。問題なく使えるようになれば、一番いいんだし」

「痛い?」

「麻酔してる」

「そう……凪君も大変だね」

 凪は大変なのだ。自分自身の身体の問題は幼い頃から突きつけられていたが、それが改善したかと思えばこれである。

「大変なのは、姉さんのほうだろ?」

「え?」

「今度、何かの式典に出ないといけないって聞いたけど?」

「え、うん。そうなのよね」

「俺だったらそんな式典に出たら緊張して何もできなくなりそうだ」

 凪はただの世間話をしただけだろう。

 萌葱にとっては衝撃だった。

 社交辞令ではなく、素で労ってくれる人が今までいなかったからだ。「やって当たり前」「できて当たり前」という世界を押し付けられた萌葱には、ただ式典で挨拶をするだけのことで苦労は感じない。だから意外ではあった。そんな風に言ってもらえるとは思っていなかったので、不意を打たれた。

「……うん、やっぱり大変かも」

 ぞくぞくした。思わず笑ってしまいそうだった。自分が求めていたものが、こんなにもあっさりとしたものだったとは思わなかった。

 萌葱にだって欲はある。

 血を吸いたい。愚痴を零したい。必要とされたい。認めて欲しい。自分を受け入れて欲しい。凡そ、求めていたものを満たしてくれる凪は萌葱にとって好都合だった。

 これが萌葱が抱えているもの。自覚し自己嫌悪を続けながらも捨てきれないでいた感情の正体だった。




当初、凪が血を吸うのは麻夜だったんだ。いつもの調子で凪に血を吸わせたけど、予想以上にあれがあれでびくんびくんする予定だったんだ!

原作ヒロインで普通の家庭出身者って浅葱と唯里くらいか。浅葱は継母なんだったかな(うろ覚え)

東雲と萌葱は似た者同士でありつつ正反対。甘やかしたい願望と甘えたい願望は表裏一体なのだ。

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